[GMCD] WORLD OF FINAL FANTASY Original Soundtrack

PS4/PS VitaのRPG「ワールド オブ ファイナルファンタジー」(以下、WoFF)のOSTを発売日直後に買ったきり放置していたのですが、ようやく最近になって一通り聴き終わりました。
CD4枚組で、収録曲数は全93曲収録。
再生時間は、トータルで4時間強です。
FFのスピンオフ作品の楽曲にしては、ボリュームがかなりあります。

ゲームは、PS4版をクリア済みです。
このOSTの一番最後に収録されている曲が流れるエンディングまでプレイしたので、たぶん最後までプレイしたと思います。
サブクエストやミラージュのコンプリートのようなやり込み要素は、それほどやり込んでいませんが。

収録曲のおよそ半分はWoFFオリジナルの楽曲、残りの半分はFFナンバリングタイトルのアレンジ曲です。
オリジナル楽曲は、主に浜渦正志氏が担当。
アレンジ曲は、主に片岡真悟氏が担当されています。

WoFFオリジナル楽曲は、全体的には明るくポジティブで、ちまちまぴょこぴょこしている感じです。
ゲームに登場するあの2頭身サイズのキャラクターたちがちまちま動いている様子を、そのまま曲として表現しているような。
音があちこちに飛び跳ね回っている感じがします。
ずっと聴いていたら、なんというか、こう、小動物の動いている様を眺めているような気分になりました。
小動物の動画のBGMにとても合いそうな曲が多いです。

そういう意味では、正しい意味でゲームのBGMに徹している感じです。
自己主張の強い派手さはあまりありません。

とはいえ、例外もあります。
「ランウェイ・メロディ」は激しい曲ですし、「メガミラージュ・メロディ」や「ギガバトル・ワールド」は正統派バトル曲といった趣の格好良さがあります。
バトル曲は大体どれも格好良いです。
浜渦さんのバトル曲が好きな方であれば、気に入るのではないかと。

というか、バトル曲に限らず、曲のあちこちから浜渦さんらしさが滲み出ています。
高音域が強くて煌びやかなところとか、曲の展開が時々ものすごくトリッキーなところとか。
浜渦さんらしさが強く感じられる曲ばかりです。

FFのナンバリングタイトルのBGMのアレンジの方は、原曲の主旋律を残したまま、かなり大胆にアレンジされています。
こちらもWoFFオリジナル曲に合わせたかのような、ぴょこぴょこした感じになっています。
格好良い曲もしっとりした曲も、大体どことなく可愛い要素が加わっている気がします。

ただ、アレンジとしては悪くないです。
原曲の良さを残して懐かしさを感じさせつつも、ゲームの可愛い世界観とマッチさせているところは、よくできていると思いました。

WoFFオリジナル楽曲もアレンジ曲も、例外はありつつもそんな可愛らしいちまっとした曲ばかりですが、きちんと耳に残るところがなんとも不思議な感じです。
ゲームをプレイしていたときにはあまり意識していませんでしたが、改めてOSTで聴き直してみたら結構耳に残っている曲が多くて驚きました。
OSTを紐解くまではゲームプレイ時の記憶を結構忘れかけていたのですが、OSTを聴き始めたら「そういえば、あのシーンでこの曲が流れていたなぁ」とプレイ時のことを思い出すことが多かったです。
やはり、ゲームプレイ中に長時間耳にしているから、耳に刷り込まれているのでしょうか。

あと、OSTで改めてBGMを聴き直して、良曲が多かったことにも気付かされました。
ゲームプレイ時はそれどころではなかったこともあり、あまり意識してBGMを聴いていなかったのですが、曲単体で聴き直したら「この曲、結構良いな」と感じることがしばしば。
「ノリノリ・メロディ」は、OSTで初めて良さを実感しました。この曲、今回のOSTの中ではかなり好きな曲です。

WoFFの曲は、可愛らしいちまっとした雰囲気の曲ばかりなので、そういう曲が好みの方にはオススメです。
ゲームをプレイしていないと入り込み難い類のOSTですが、ゲームをプレイしていて「この曲良いな」と思ったことが何度かあったなら、買いかもしれません。

[GMCD] テイルズ オブ オーケストラコンサート2016 コンサートアルバム

昨年2016年11月30日に開催された「テイルズ オブ オーケストラコンサート2016」の模様を収録したアルバムが発売されたので、ゲットして一通り聴いてみました。
収録曲数は、全15曲。
再生時間は、トータルで約79分です。

ちなみに、開催されたコンサート自体には参加しませんでした。
今回は「テイルズ オブ ゼスティリア」(以下、TOZ)と「テイルズ オブ ベルセリア」(以下、TOB)の楽曲がメインになると事前に発表されており、開催された頃はまだTOBをクリアしていなかったからです。
TOZの曲は分かるし大好きだけど、もう一方のメインであるTOBの曲を全く知らずに行ってもなぁ、と考えた結果、今回は参加を見送りました。

その後、ようやくTOBをクリア。
そうしたら、TOBの曲が意外と良曲が多かったので、今回のコンサートアルバムの購入に至りました。
もしオケコン前にTOBをクリアしていたら、おそらくオケコン自体に参加していたかもしれません。

なんて、まだTOBのOST買ってない身で言っても、あまり説得力がありませんが。
いつか買うつもりでいます。

このアルバムの収録曲の半分近くはTOBの曲です。
残りの半分はTOZから数曲と、「テイルズ オブ」シリーズの初期作品(TOP、TOD、TOE)から1曲ずつ(OP曲)収録されています。
まぁ、コンサート開催のキッカケが”TOB発売記念”だったので、構成比としては妥当なところかと。

なお、コンサートで演奏されたはずのFLOWの楽曲は、このアルバムには収録されていません。
「BURN」と「風ノ唄」を演奏したと思うのですが。
「風ノ唄」だけでも聴いてみたかったです。サビのハンドクラップが大好きなので。
まぁ、大人の事情というヤツなのでしょう。仕方ありません。

TOBの曲はどの曲も、とても格好良くアレンジされ、そしてとても格好良く演奏されています。
TOBの楽曲が好きならば買って損はないと思いました。
確かにゲームプレイ中に良曲が多いなぁとは思いましたが、オーケストラ版はさらに格好良さに磨きがかかっています。
これは、現地で聴いてみたかったです。
もう少し開催日が後ろ倒しになって、TOBをクリアした後だったら、確実にチケットと休暇を取得して会場に行ってました。

特に「The way of the embodied dragon」がお気に入りです。
原曲はあまり覚えていないのですが、原曲に記憶がなくても魅了されるくらい、とにかく格好良いです。
Aメロの最後の「ダン、ダン、ダン、ダン」ていう部分が、聴いていて気持ち良いです。
打楽器と金管楽器の合わせ技の迫力がたまりません。

それと、順当に「Theme of Velvet」が良曲でした。
1分30秒からのメインテーマが最高潮に雄々しく鳴り響くところは、本当に聴きどころです。
この曲はゲームをプレイしていたときから好きな曲で、この曲のためにOSTが欲しいなと思っていたくらいなので、それをオケ版で聴けて満足です。
やっぱりOST欲しいな、買おうかな。デジタル配信してくれれば、軽率に買っているところなのですが。

TOZの曲は4曲収録。
そのうち、「スレイのテーマ ~導師~」と「『テイルズ オブ ゼスティリア』試練神殿メドレー」は、2015年に開催されたオーケストラコンサートの譜面とほぼ同じと思われます。
新しくオーケストラ用に編曲され演奏された曲は「Rising Up」と「ねこにん道」。
どちらも好きな曲なので、このセットリストには拍手喝采です。

特に「ねこにん道」は可愛さが溢れていて必聴です。
さすがに8bit音源ぽい部分は省略されていましたが、曲調が気紛れに変わっていくなど大体原曲に似た形で演奏されています。
また、「にゃにゃにゃーんにん♪」というコーラスも入っているので、さらに可愛さ倍増です。
観客の喝采の声や手拍子も入っているところからすると、現地でも大盛況だった模様。
その喝采や手拍子のおかげか、アルバム越しに聴いていてもまるでコンサート会場にいるかのような臨場感があります。
しかも、すごく楽しそうです。
いいなぁ、この曲も生演奏で聴きたかったなぁ。

TOZ、TOB以外の3曲のうち、TOPの「夢は終わらない ~こぼれ落ちる時の雫~」とTODの「夢であるように」は、2015年からの再演かと。
TOEの「flying」は新規に編曲された譜面になります。
「flying」はTOEをプレイして以来、久しぶりに聴いたので、非常に懐かしかったです。
OPムービーの脳内再生余裕でした。

そんなわけで、2回目となる「テイルズ オブ」シリーズのオーケストラコンサートの模様を収めた本作ですが、「テイルズ オブ」シリーズ好きとしても満足したアルバムでした。
特にTOZやTOBが好き、もしくはそのBGMが好きな方にはオススメです。
また、原曲を知らなくてもオーケストラ調のゲーム音楽が好きな方であれば、聴きやすいアルバムではないかと思います。

[GMCD] NieR:Automata Original Soundtrack

PS4で発売されたA・RPG「ニーア オートマタ」のOSTが発売されたので、早速一通り聴いてみました。
CD3枚組で、全46曲収録。再生時間はトータルで3時間34分ほど(HACKING TRACKS除く)。

ちなみに、ゲームはEエンドまでクリア済みです。
ゲームをプレイしている間から、「ゲーム性やグラフィックだけでなく、BGMもすごく良いな」と思っていました。
そのため、時折プレイの手を止めて、美しい背景を眺めながら曲に聴き入ることもしばしば。
ゲーム中の各場面との適合性の高さだけでなく、曲単体としてもすごく完成度が高いと感じていました。
そしてゲームクリアしてからはずっと、OSTの発売を心待ちにしていました。

改めてOSTでBGMを聴き直して、改めて曲の良さを認識しました。
率直に言って、すごく良いです。とんでもなく良いです。
「ニーア ゲシュタルト&レプリカント」の曲もとても良かったけれど、それに比肩するレベルだと思います。

一曲一曲どこにも手抜きが感じられなくて、どこにも捨て曲がありません。
表現はちょっと荒っぽいですが、曲に憑り付かれて離れられなくなるような、そんな魅力があります。
むしろ、そのような魅力しかないです。
どの曲も、思わず聴き入ってしまいます。

曲の雰囲気は、民族音楽調も取り入れられたアコースティックサウンド。
ピアノやストリングスようなアコースティックな音色によって、静謐さや神秘性が表現されています。
その中に、儚さや脆さが垣間見えます。
手を離したら消えてしまいそうな、それでいて少し触れただけでも壊してしまいそうな、そんな儚さと脆さです。
そこも「ニーア オートマタ」の曲の魅力なのかもしれません。

バトル曲のような激しい曲からも、非情さ、虚無感など、ネガティブな波動満載。
それでいて、使命感を掻き立て強い衝動を湧き起こさせるところは、もう絶妙としか言いようがありません。

唯一脱力するぐらいにポジティブな曲は、「エミール / ショップ」くらいでしょうか。
ゲームをプレイされた方ならご存知の方も多いと思いますが、あのエミールが歌う場違いに明るい曲です。
場違いにノリノリで可愛く楽しい曲のため、ある意味、唯一の癒し曲いなっています。
というか、エミール、お前、音痴だったのか。。。
まぁ、そこも微笑ましく感じましたが。
「どっこいしょ♪」とか、可愛過ぎかよっ!

「エミール / ショップ」に限らず、最近のゲーム音楽では珍しくなくなりましたが、コーラス入りの曲も多数あります。
とはいえ、コーラスの自己主張が強い曲はどこにもなく、どのコーラスも伴奏に上手く溶け込んでいて全く邪魔に感じません。
むしろ、その透き通ったウィスパーボイスが、「ニーア オートマタ」の空気感を醸し出す一助となっています。
また、どれも耳に心地よく響いて、良い感じに心を震わせてくれます。

再生時間はCD3枚分たっぷり詰まっているのに、曲数が他のOSTに比べて少ないのは、1曲あたりの尺が長いためです。
特にフィールド曲は、1曲あたり5, 6分の尺になっているものがほとんどです。
ゲームでは、フィールドを移動しているとコーラスが入ったり無くなったり、音数が増えたり減ったりしていましたが、それがOSTでも再現されています。
1つの曲が様々なバリエーションで展開されていて、結果、尺が長くなっています。
その展開がまたすごく凝っていて、そこにも手抜き無しの全力投球感を感じました。

作曲家陣は、「ニーア ゲシュタルト&レプリカント」の岡部啓一氏だけでなく、他の方々も参加されています。
その中でも、帆足圭吾氏の曲が結構耳に残ることが多かったです。
自分にとって特に印象的だった曲は、「遊園施設」(廃墟遊園地のBGM)。
あの曲が耳に入ると途端にゲームシーンにトリップできるし、さらにしばらく脳内で自動再生されてしまうくらい、感染力の強い曲でした。
もはや、洗脳曲とも言えるレベルです。
もっとも、好きな曲の一つなので、全く問題ありませんが。

「ニーア オートマタ」を語る上で重要な曲となる「Weight of the World」は、全4バージョン(英語版、日本語版、フランス語版、ヨルハ版)が収録されています。
その中でも、ヨルハ版は必聴です。
冒頭は8bit音源版から始まり、1サビ以降は英語版、日本語版、フランス語版が交互に入れ替わる状態に。
英語版、日本語版、フランス語版がそれぞれ、2B、9S、A2の唄と考えると、それだけで胸熱です。
その上、中盤以降にはバックにコーラスが入る全員合唱状態になるという圧巻の演出。
まさに、ヨルハ部隊の唄。
この曲を聴く度に、この曲が流れるゲームのシーンを強烈に想起させられて、その都度心が震えて泣きそうになります。

ついでに、早期購入特典の「HACKING TRACKS」についても少々。
「HACKING TRACKS」には、「ニーア オートマタ」の楽曲を8bit音源にしたものが収録されていました。
ハッキング時に流れるBGMです。
全16曲、約46分収録されています。

ゲームプレイ時はハッキングがあっという間に終わったり、BGMに耳を傾けている余裕がなかったりと、あまりちゃんと聴けていなかったので、ようやくきちんと聴けた気がしました。
8bit音源になったことで懐かしさを感じつつも、原曲の雰囲気を色濃く残しているので、なんだか不思議な気分になりました。
「ニーア オートマタ」が遥か未来の話ということもあってか、遠い未来の音が数十年前にタイムスリップしてきたような、そんな不思議な感覚です。
でも、悪くないです。むしろ、面白いと思いました。

ゲームプレイ時に感じた感動をそのままOSTに記録したような、心に突き刺さる曲の多いとても良い作品でした。
ゲームをプレイして、BGMに心魅かれた方はぜひ買いましょう。
また、ゲーム未プレイでもおそらく十分聴けるOSTだと思うので、アコースティックサウンドなゲーム音楽好きの方にもオススメです。
「ニーア ゲシュタルト&レプリカント」の曲が好きな方は、ゲーム未プレイでも問答無用で聴いてほしいです。

[GMCD] KINGDOM HEARTS Orchestra -World Tour- Album

スクウェア・エニックスのアクションRPG「キングダムハーツ」(以下KH)シリーズのオーケストラアルバム「KINGDOM HEARTS Orchestra -World Tour- Album」を、一通り聴きました。
全12曲収録で、再生時間はトータルで約72分。

このアルバムは、先日の東京公演を皮切りに開催されているKHのオーケストラコンサートツアー「KINGDOM HEARTS Orchestra -World Tour-」に合わせて、会場限定で販売されたものです。
収録されている楽曲の譜面はコンサートで演奏されたものと同じで、それを事前に収録して1枚のアルバムとして制作したそうです。
そのため、コンサートの模様を収めた音源ではありません。

コンサートで演奏された譜面と同じものを事前に収録して、コンサート当日に会場で販売するというのは、自分にとって初めての体験でした。
コンサート開催から数か月経過した後に音源(あるいは映像)にして販売ということは、数多くありましたが。
個人的には、この試みにはとても好感が持てました。
コンサートの興奮が抜けないうちに改めてコンサートと同じアレンジの演奏を聴けることで、より長く余韻に浸ることができるし、コンサート時には気付かなかったアレンジの奥深さを知ることができるし。

あと、今回のKHコンサートに限っていえば、このアルバムの方が和音が綺麗で聴きやすかったです。
会場で生演奏を聴いた時の不満は当時のエントリに書きまくったので改めて書くことは避けますが、要するに演奏に若干の不満があったのです。
このアルバムでは、その不満がきれいに解消されています。

また、ゲーム音楽の演奏会に映像は不要派だからかもしれませんが、映像がないから物足りないということもありませんでした。
音だけでも十分に楽しめます。
それだけでなく、KHシリーズの楽曲の素晴らしさを純粋に実感しました。
やっぱり自分はKHシリーズの曲が好きなのだな、としみじみ再認識しました。

ただ、臨場感、圧倒的な音の洪水感は、やはり生演奏の方が強かったです。
まぁ、その点こそが生演奏と録音媒体の大きな違いなので、当然と言えば当然なのですが。

なお、本アルバムには、コンサートで演奏された曲の全てが収録されているわけではありません。
次の楽曲は未収録です。

・光 -KINGDOM Orchestra Instrumental Version-
・Organization XIII
・Twinkle, Twinkle Holidays
・Lazy Afternoons ~ At Dusk, I Will Think of You...
・Passion -KINGDOM Orchestra Instrumental Version-
・Fantasia alla marcia for piano, chorus and orchestra

「光」と「Passion」が未収録なのは、おそらく大人の事情でしょう。
他は、CD1枚に収めるために止む無く削ったように思います。
とはいえ、自分が繰り返し聴きたかった曲は一通りアルバムに収録されていたので、この選曲に個人的には満足しています。
不満を差し挟める余地は感じませんでした。

このCDは、ツアーが終わったらイベント限定販売されそうな気がしますが、ぜひイベント限定でも良いので販売してほしいです。
デ○ズニーの思惑は読めませんが、スクエニがこんなにも良質なコンテンツをツアー会場限定だけに絞るとは思えません。
それに、もっと多くの人に聴いてほしいアルバムなので、ツアー会場限定なんて勿体ないことはせずに広く販売してほしいです。
一般販売は難しくても、物理的な距離などの問題でコンサートに行けなかった方々のためにも、きっと会場以外でも購入する機会をセッティングしてくれると期待しています。
きっと、しますよね?

現時点ではツアー会場限定のアルバムなので聴ける機会は限られてしまうのですが、機会があればぜひ聴いてほしいアルバムです。
とても良い選曲+アレンジ+演奏なので、最低でも一回は聴いてみる価値があると思います。
KHシリーズの曲が好きな方にとっては必聴です。
ゲーム音楽のオーケストラアレンジが好きな方にもオススメです。

[GMCD] FIRE EMBLEM MUSIC COLLECTION : PIANO ~Faith & Engagement~

任天堂のS・RPG「ファイアーエムブレム」(以下、FE)シリーズのアレンジアルバム「FIRE EMBLEM MUSIC COLLECTION : PIANO ~Faith & Engagement~」が発売されたので、早速ゲットしました。
収録曲数は、全16曲。
再生時間は、トータルで60分ほど。

ちなみに、先日開催されたアレンジアルバム発売記念コンサートの方は行けませんでした。
行きたいのは山々だったのですが、3月から5月にかけてイベント被りがヒドくて懐があまりにも寒くなってしまったので、泣く泣く諦めました。
いいもん、このアルバムをヘッドホン着用+爆音で聴いて我慢するもん・・・・・・くそぅ、行きたかったな・・・(泣

このアルバムには、タイトルにもある通り、FEの曲をピアノ主体にアレンジされた楽曲が収録されています。
ピアノソロの曲もあれば、フルート+ピアノやヴァイオリン+ピアノの曲もあったり。
ピアノは全曲に参加していますが、ピアノオンリーというわけではありません。

FEの曲というと、個人的にはなんとなく弦楽器のイメージが強いです。
特にSFC時代の作品の音源に慣れ親しんで育ったからか、より一層その傾向にあります。
そのためか、ピアノメインのアレンジというのは新鮮でした。

アレンジは、結構大胆です。
このアルバムに収録されている全楽曲の原曲を知っている(覚えている)わけではないのですが、知っている曲だけに限って言ってもかなり大幅にアレンジが施されています。
単純に原曲をピアノに落とし込んだような感じではありません。
主旋律には原曲成分が多く含まれているけれど、伴奏部分は躍動感のあるものになっています。
ゲームシーンと照らし合わせると違和感があるかもしれませんが、ゲームとは切り離して単純に曲として聴くと、これはこれで面白いアレンジだと思いました。
聴いていて「お、そう来たか」と感じたことが、しばしばありました。

演奏もアレンジも、一言で言い表すならば「情熱的」。
想像以上に熱いというかポジティブというかダイナミックというか。
勇壮というよりは、躍動感たっぷりという感じです。
一曲の展開の中にもメリハリがかなり強く効いていて、聴いていてあまり飽きません。

アレンジの元になった曲は、FEシリーズの主なタイトルから幅広く選曲されています。
が、リメイク作品はともかく、「烈火の剣」と「聖魔の光石」の曲がないのは少々残念。
その一方で、「if」の曲が3曲収録と、他のタイトルより少し多めに採用されています。
また、「外伝」「蒼炎の軌跡」「暁の女神」「覚醒」からそれぞれ2曲ずつ選ばれています。
他、「暗黒竜と光の剣」「紋章の謎」「聖戦の系譜」「トラキア776」「封印の剣」から各1曲ずつ収録されています。

試聴用のサンプルを聴いて以来楽しみにしていた「覚醒」の「貴様らが…姉さんの言葉を語るな!」は、情熱的なヴァイオリンがとても印象に残る曲になっていました。
原曲に多く含まれていた悲壮感や喪失感は薄くなっているけれど、その分前向きで熱い曲になっています。
原曲の切なさ乱れうち感も大好きだけど、こちらのアレンジもこれはこれで好きです。
ゲームシーンとは合わないけれど、とても良いアレンジだと思います。

全体的に大幅にアレンジされているので、原曲至上主義の方には違和感があるかもしれません。
けれど、ゲームと切り離して曲は曲として聴けば、とても素晴らしいアレンジかつ演奏だったと思います。
どの曲も聴き応えがあって、満足しました。
個人的には、前述の「貴様らが(以下略)」と「if~ひとり思う~」がオススメです。