[ゲームEV] 逆転裁判10周年特別法廷

GBA~NDSとシリーズの続いているAVG「逆転裁判」の10周年記念イベント「特別法廷」に行ってきました。
会場は東京・浜松町のメルパルクホール。
昼の部と夜の部があったのですが、俺が参加したのは昼の部の方です。

逆転裁判は1~4までクリア済みなのですが、逆転検事は1, 2ともに未プレイです。
しかも、「レイトンvs逆転裁判」も、近日公開予定の実写劇場版も、あまり興味がなかったので、チケット争奪戦は完全スルーでした。
ところが、友人から「チケット余ったから行かないかい?」と誘われ、せっかくだからと一緒に行くことに。
実は、わりと消極的な参加でした。

が、イベント参加後、ぶっちゃけ参加して良かったと思いました。
非常に楽しかったです。
笑い過ぎて、明日腹筋が筋肉痛になっていないことを祈るばかりです。

・・・・・・ええと、ここから下はイベントのネタバレ含むけれど、17:00過ぎたからもう大丈夫だよな。
# 夜の部参加者のために、夜の部開始の17:00まで、ブログやTwitterでのネタバレが禁止されていました。

イベントは、スタッフトーク+新作プロモーション+etcといったところ。
ただ、TGS等でお馴染みの「特別法廷」という名を冠している通り、成歩堂・御剣・真宵ちゃん・サイバンチョらによる、ゲーム画面を模した寸劇が所々に差し込まれていました。
この寸劇が小憎たらしいほどファン心理をぐいぐい突いてきていて、本当にたまりませんでした。
どうやら脚本は巧舟氏だった様子。なら仕方ない。

ちなみに寸劇のCVは、近藤孝行さんや竹本英史さんなど、オリジナル版のままでした。
劇場版キャストによるアテレコじゃなくて良かった。。。

まず最初はスタッフ制作裏話。
逆転裁判1~4と逆転検事1, 2について、竹下P、巧D、江城P、山崎Dが話をされていました。
昔聞いたような覚えのある話半分、初めて聞いた話半分といったところ。
作品について一通り語られた後は、公式サイトで募ったファンからの質問について、4つ回答されていました。

制作裏話の後は、劇場版トーク。
ここで劇場版のかなり長めのPVが上映されたのですが、ちょっと面白そうでした。
今までネットニュースの写真しか見ていなくて、成歩堂や真宵ちゃんにすごく違和感があったんですが、動きが付いたら印象が少し変わりました。
法廷の厳かな雰囲気はゲームを踏襲しつつ、証拠品を突きつけるところはCGを多用していて、まさに”近未来”法廷バトルという感じ。
# まぁ、「逆転裁判」自体、舞台設定が近未来なんだけど。
「逆転裁判1」第四章で軸となるDL6号事件が、ストーリーの要になるっぽいです。
とはいえ、ゲームとは少し設定を変えてきているみたいですが。
御剣信の殺害現場が、エレベータではなく証拠品倉庫になってたりとか。

PVの後に、劇場版キャストの成宮さん、斉藤さん、桐谷さん、三池監督のムービーメッセージを上映。
三池監督が、なんだか可愛いおじさんでした。見た目おっかないけれど。

劇場版の次は、「レイトンvs逆転裁判」のトーク。
ここで、巧舟氏が体験版を操作しながら、プロモーショントークを行ってくれました。
3Dで描写された成歩堂と真宵ちゃんが、結構ぬるぬる動いていました。
真宵ちゃんのモーションが精密に再現されていて、普通にかわいかったです。

また、BONESが制作したアニメーションも一部公開。
CVはオリジナル版(近藤孝行さんと花村怜美さん)があててましたが、実際のゲームでは劇場版のキャストが声を当てるとのこと。
個人的には、ゲームもオリジナル版キャストが希望なんですが・・・・・・レベルファイブだから半ば諦めている。

さらに、舞台版「逆転裁判」の主役を勤められた蘭寿とむさんと、巧氏と交友のあるミステリ作家の有栖川有栖氏からのムービーメッセージ上映。
有栖川氏からのメッセージは、かなり驚きました。

続いて公式サイトで募ったアンケート結果発表。
質問は、「好きな音楽は?」、「好きな台詞は?」、「あなたは成歩堂派? 御剣派?」の3つ。
1位が「追い詰められて」というのは、あぁーと納得でした。よく聴いたし。
2位は後回しで、結構な曲数が公開されていました。
その後、後回しにされた2位の発表で、水木一郎さんによる「大江戸戦士トノサマン」の歌が披露。
巧氏が10分で作ったという歌詞が、すごく特撮ものっぽかったです。

「好きな台詞」は5位から公開。
ゴドーの台詞を真似る御剣、千尋さんの台詞を真似る成歩堂など、見所(笑い所?)も詰まっていました。
そういえば、成歩堂の台詞は一つもランクインされていなかったような。
あえて言うなら、1位がそれかもしれないけれど。

「好きな台詞」1位公表の前に、御剣のツッコミで「成歩堂派? 御剣派?」が先に公表。
うん・・・・・・みっちゃん、ドンマイ。

「好きな台詞」1位は、やはり「異議あり!」の一言でした。
「逆転裁判」の代名詞とも言える台詞だし、これが1位じゃなければどれが1位なんだって話です。

そしてエンディングトークの後、そのまま終幕・・・・・・かと思いきや、ここで王泥喜くんと牙琉検事が登場。
アンコールとして、ガリューウェーブの代表曲「LOVE LOVE GUILTY」がバンド形式で演奏されました。
ボーカルは、水木一郎さん。
「LOVE LOVE GUILTY」の面影が10分の1ほどしかなかったですが、歌詞がなかなかぶっ飛んでいて、面白い曲になっていました。
笑える、という意味での面白い、ですが。

そして、最後の最後にサプライズ。
「逆転裁判5」の制作決定!
会場、大歓声!!

矢張が残した重要な証拠品で、最後に逆転裁判4のキャラが登場という時点で、薄々感じてはいましたが。
しかし、伏線張りまくりのまま終わった4がそのまま放置されたらと不安を感じていただけに、これは嬉しいサプライズ。
残念ながらゲーム画面の公開はありませんでしたが、本当にようやくという感じです。
登場人物総入れ替えとかになったら号泣せざるを得ないけれど、きっと逆転裁判チームならばやってくれると信じている!

笑いっぱなしの2時間。非常に楽しいイベントでした。
あまり乗り気ではなかった過去の自分を殴りたくなるくらい、楽しかったです。

[GMEV] Ensemble Game Classica 第9回演奏会

ゲーム音楽を室内楽形式で演奏している団体「アンサンブルゲームクラシカ」(以下EGC)の第9回演奏会に行ってきました。
会場は、前回と同じく、東京北区の北とぴあスカイホール。
観賞客は100人超といったところ。

演奏形式は、弦楽四重奏ないしは五重奏。
演奏曲目は、

 1. オホーツクに消ゆ
 2. 夢大陸アドベンチャー
 3. ガイア幻想紀
 4. ロマンシングサガ
 [アンコール]
 5. 聖剣伝説より「Rising Sun」(GB版→新約版)
 6. ICOより「You Were There」

で、演奏時間はおよそ2時間(休憩15分込み)でした。
劇場ホールのような柔らかい座席ではなく、固い椅子での観賞だったので、2時間はちょっと辛かったです。
辛かったですが、内容がそれを軽く凌駕していたので、全く問題ありませんでしたが。

前回第8回演奏会のときもマニアックな選曲だと思ったのですが、今回は更に輪をかけてマニアックな選曲。
アンコールを除いた本編4曲のうち、事前に曲を知っていたのはロマサガ1だけでした。
レトロゲームはあまり詳しくないので。

事前公開されていた「オホーツクに消ゆ」、「夢大陸アドベンチャー」、「ガイア幻想紀」は、前日~当日午前中かけて軽く予習
をしたものの、耳に慣れたのはテーマ曲のみ。
そんな状態で臨んだのですが、それでも非常に楽しかったです。
そもそも原曲が良いからでしょうか。
どれもこれも、良曲揃いでした。

それにしても、世の中には魅力的なゲーム音楽がまだまだあるもんだなぁ。
というか、EGCのメンバーはゲーム音楽に詳し過ぎると思います。
メジャーからマニアックまで、どんだけたくさんの引き出し持ってるんだ?

そして、EGCのメンバー一人ひとりの技術が高いので、演奏された曲のクォリティが半端なく高かったです。
市吹や区吹を含むアマチュアの音楽団体の演奏会って、ほんの少し「曲が空中分解しないだろうか」という不安を感じつつ観賞することが多いのですが、EGCの演奏会ではそれを感じることはまずありません。
安定したハイクォリティ故に、安心して観賞できます。
しかも、演奏曲目がゲーム音楽だからでしょうか、胸が熱くなる曲が多くて夢中になること必至です。

一点気になったのは、ちょっと音外れが多かったこと。
まぁ、全体的なクォリティが半端なく高いので、観賞に支障の出ることはありませんが。
若干、前回に比べて多いような気がしました。

次回、第10回演奏会は2012年11月3日、会場は亀戸文化プラザカメリアホールで決定しているそうです。
EGCの演奏会は無料だけど完全予約制だから、見逃さないようにしないと。


以下、演奏された曲ごとの雑感になります。

[ゲームRev] 俺の屍を越えてゆけ

PSPのRPG「俺の屍を越えてゆけ」(以下、「俺屍」)をクリアしました。
プレイモードは、一番難易度の低い「あっさり」で。
正確な総プレイ時間はわかりませんが、たぶん30~40時間ぐらいはかかったと思います。
ちなみに、裏京都はやってません。

俺屍に興味を持ったのはPS版発売後すぐではなく、数年前のPRESS STARTでした。
そこで初めて聞いた「花」が、とんでもなく良かったのです。
「なにこの神曲!」と、一発で惚れ込みました。

それ以前から「俺屍は良作だ」という噂は度々聞いていたのですが、やり込み要素が強いというのがどうにも引っかかっていて、なかなか手が出ずに現在に至り。
今年の正月、実家帰省時のお供に持ち帰ったゲームをクリアしてしまい、ゲームに飢えていたところPlayStation Storeを眺めていて見つけたのが俺屍でした。
PRESS STARTでの印象が強かったため、当初の予定はBGMでした。

そんなわけで、あんまりがっつりプレイするつもりもなくプレイ開始。
「あっさり」モードならあっさり終わるだろうと思っていたのですが、思いのほか苦戦させられました。
なめてかかった過去の自分が悪かったんです。

特に一番苦労させられたのは、キャラ育成。
なかなか強くなった実感が得られないし、なかなか強い武器・防具が手に入らないし、なかなかダンジョンの奥まで辿り着けないし、と幾度か挫折しかけました。
やり込み属性のない人間には、俺屍の育成システムは、正直ちょっと辛かったです。
やっぱり俺、レベルを上げて物理で叩く系のゲームが性に合ってるような気がする。

ただ、やり込み属性のない人間から見ても、よく出来たゲームだなと感じました。
気が付けば、黙々とプレイし続けていたこともしばしば。
PTキャラが短命だったり、ダンジョン探索に時間制限があったりと時間の縛りがあるため、計画的にキャラ育成をしないといつまで経っても強くならないという難しさはありますが、少しずつ強くしていってダンジョン奥のボスを倒せたときに得られる達成感は、すごく強く感じられました。
また、時間制限があることで、「次こそは!」とテンポ良く進められたような気がします。

システムも素晴らしかったですが、BGMも素晴らしかったです。
「花」はもちろんのこと、「花」のアレンジ曲もどれも良かったです。
結局我慢できずに、OSTを密林でぽちってしまいました。
手元に届くのが楽しみで仕方ない。

それにしても、「あっさり」ですら相当苦労させられたのに、最高難易度の「どっぷり」モードって一体どんなものなんだろう。
怖いもの見たさ的な興味はあるけれど、プレイできる気は全くしません。
相当綿密な幸せ家族計画を立てないと、中盤に辿り着くことすら無理な気がする。
でも、このゲームに限って言えば、挑戦したくなる人の気持ちもわからないでもないです。
妙な中毒性があるので。
ま、俺は挑戦しないけど。

シナリオ至上主義の人にはあまりオススメできないけれど、やり込みゲームが好きな人には間違いなくオススメです。

[GMCD] 真かまいたちの夜 11人目の訪問者 オリジナルサウンドトラック

PS3/PS VitaのAVG「真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)」のOSTをゲット。
2枚組で全48曲収録。再生時間はトータルで2時間強です。

収録の48曲のうち4曲はボーナストラックで、「かまいたちの夜」の音源が収録されています。
ボーナストラックの内訳は、
 ・かまいたちの夜
 ・ペンション・シュプール
 ・悪夢
 ・Introduction ~ レクイエム
になります。
曲名だけぱっと見た感じでは、すごく無難な再録という印象。
ただ、Introductionが入っていてくれたのは嬉しかったです。
「かまいたちの夜」の曲の中で、一番好きな曲なので。

というわけで、「真かまいたちの夜」の曲は44曲収録。
今回のコンポーザは、坂本英城氏(ノイジークローク)と福田康文氏。
「かまいたちの夜」のコンポーザとは異なる方なので、曲はほぼ一新されています。

「かまいたちの夜」から引き継がれた曲は、「かまいたちの夜」と「悪夢」、「ひとつの推理」だけではないかと。
ただし、「かまいたちの夜」と「悪夢」は編曲されて、「真かまいたちの夜 Nightmare 2011 MIX」という1つの曲に凝縮されています。
まぁ、編曲はされているけれど、元の曲の形はかなり残っていますが。
それについては、「ひとつの推理」についても同じことが言えます。

「真かまいたちの夜」の曲は、「かまいたちの夜」の曲の雰囲気を精一杯残そうとしたという雰囲気が感じられます。
シリアスな曲あり、郷愁を誘う曲あり、コメディ色の強い曲あり。
曲も悪くないです。比較的良曲が多いような。
ゲームプレイ済みだと、聴いていて「そういえば、こんな曲もあったなぁ」と感慨にふけることができます。

ただ、「かまいたちの夜」の曲のインパクトがあまりにも強かったので、それに比べるとやや衝撃力が弱い気もします。

それにしても、曲名をざっと見ていると、オーモリ贔屓っぷりが目立ちますね。
どんだけ固有曲作ってもらってるんだオーモリw

コンポーザが一部同じからか、なんとなく「428」の曲に似てるところがあるなぁ、とふと感じました。
「428」の曲が好きな方で、ゲームクリア済みの方にはオススメかも。



ほんとに完全にどーしよーもなくどーでもいい余談ですが。
「ひとつの推理」を聞くと、某動画投稿サイトの某「あたまわるいうた」の歌詞が自動再生されてしまうのを、軽くどうにかしたい今日この頃。
スキーのペンション パンフの代わりに・・・・・♪(ぼそ

[本] テイルズ オブ ヴェスペリア 竜使いの沈黙(下)

2012/01/14(土) 18:01:04 | カテゴリ:
奥田孝明「テイルズ オブ ヴェスペリア 竜使いの沈黙(下)」(ファミ通文庫)読了。

バウルとともにヘルメス式魔導器を破壊する日々を送るジュディス。彼女はいつしか「竜使い」と呼ばれるようになっていた。
そんなある日、バウルがエアルの大きな乱れを感知した。ヘルメス式魔導器によるエアルの乱れであるならば、その原因である魔導器を破壊しなければならない。急ぎ駆けつけたジュディスだったが、そこで見つけたのはヘルメス式魔導器ではなく、一人の少女だった。


Xbox360/PS3のRPG「テイルズ オブ ヴェスペリア」のジュディススピンオフ小説の下巻、ようやく読み終わりました。
昨年末の冬コミの待機列中とかにがっつり読んでいたのですが、思いのほか時間がかかりました。
1冊前に読了した本と並行に読み進めていたのが悪かったのかなぁ。自重しよう。

ちなみに、上巻のレビューはこちらにあります。

上巻では、ミョルゾを離れてバウルとともに新型魔導器を破壊する決意を固めたあたりまでが描かれていましたが、下巻はそれから5年後、竜使いジュディスが19歳になったあたりからの物語が描かれています。
19歳ということから分かるように、最初の40ページを除くと、ほとんどゲームのストーリーと重なっています。
ゲームのストーリーを、ジュディス視点で見ているような感じです。
途中、ジュディスがPT離脱したあたりと下巻ラストの展開に、小説だけのオリジナルな展開が多少入っていますが。

奥田氏の前作「虚空の仮面」とのリンクは、一切なかったような。
せっかくなので、少しぐらいネタのリンクがあった方が面白かったような。ちょっと残念。
とはいえ、逆に「虚空の仮面」を知らない人にとっては、何の気兼ねもなく楽しめるんじゃないかと。

ただ、下巻のシナリオの大部分がゲームと重なっているからか、ゲーム本編をプレイ済みでないと理解の難しそうな描写が多数あります。
たぶん、ゲームプレイ済み推奨。それも、ラストダンジョン突入直前まで進めていることが推奨かと。

それと、展開が非常に早いです。
第二部中盤~終盤にかけての、アレクセイが特に大活躍する部分は、ある意味小気味いいくらいばっさり省略されています。
それはもう、あまりにもばっさりとやられているから、逆にアレクセイが不憫に思えてくるくらい。
個人的には、レイヴンの魔導器について、ジュディスの感想が聞きたかったです。
ジュディスが父親のことを慕っていればいるほど、きっと、あっさり片付けられるようなものではないと思うので。

話自体は、ジュディスの性格と、小説オリジナルの小道具(文箱とか)がうまく絡んでいて、感心させられながら読みました。
ジュディスのあの性格がどうやって作られていったのか、という点は、うまくまとめたなぁと思います。
それと、上巻のときからずっと思っていたのですが、バウルが健気で可愛い。
可愛いといえば、巻末に掲載されている、イラスト担当の岩本氏による幼少ジュディスのイラストも非常に可愛いです。
なんだあれ、あの可愛さは反則だろw

TOVのスピンオフ小説は、矢島さら版も含めると、これでひとまず完結なんでしょうか?
残りは、PS3版から本格的に参加したフレンとパティしかいないし。もしくは、ラピード?
ラピードのスピンオフ小説は、それはそれで読んでみたい気もします。

[GMEV] Symphonic Fantasies Tokyo - music from SQUARE ENIX

スクウェア(現スクウェア・エニックス)のゲーム音楽のオーケストラコンサート「Symphonic Fantasies Tokyo」の初日に行ってきました。
会場は、上野の東京文化会館、大ホール。
演奏は、東京フィルハーモニー交響楽団。
曲によっては、東京混声合唱団も参加されています。
指揮は、エケハルト・シュティーア氏。

3年前にドイツ・ケルンで開催された「Symphonic Fantasies」の日本公演にあたるこの演奏会。
ドイツ公演の時から、ラインナップのゲームタイトルがとにかく豪華過ぎでした。
キングダム・ハーツ、聖剣伝説2、クロノ・トリガー/クロノ・クロス、FINAL FANTASY。
スクウェアのゲーム音楽好きにとっては垂涎モノです。
3年前の自分に財力があって、ドイツまで行く時間と甲斐性があったら、きっと行っていたと思います。
それくらいメジャーなタイトルが揃っていたこの演奏会が、ついに日本上陸。
行かない手はありません。

演奏内容は、ドイツ公演の音源をまとめたCD「Symphonic Fantasies - music from SQUARE ENIX」とほぼ同じだと思います。
聖剣伝説2の音の演出など、若干違うところもあったような気もしますが、概ねCDの通りです(アンコール除く)。
演奏される曲目自体はCDで予習済みなので、あまり驚く場所はなかったのですが。
ただ、やはり生演奏は迫力が違いました。
終始、ぞくぞくした鳥肌が止まりませんでした。
細かい感想は、ネタバレ防止も兼ねて、追記に記載します。

全ゲームタイトルともメドレー形式であるため、曲にはかなりアレンジが入っています。
そのため原曲至上主義の方にはオススメできません。
しかし、オーケストラ演奏用にアレンジされたメドレー形式であるが故に、どの曲も非常にドラマティックな曲になっています。
最初から最後まで飽きることはありませんでした。

メドレーに採用された曲の中には結構マイナーな曲も含まれていて、今回演奏されたゲームのOSTは一通り持ってる身としてはたまりませんでした。
また、裏で薄く別の曲のフレーズが流れていたりして、曲探しをするのも楽しかったです。

なお、本編終了後(アンコール直前)に、ゲストとしてアレンジャーのお二方と、菊田裕樹さん、光田康典さんが登壇され、お一人ずつコメントされていました。
なお、下村陽子さんは仕事の都合で、植松伸夫さんはEARTHBOUND PAPASの演奏会のためアメリカ滞在中で不在でした。

そういえば、閉演後、1Fロビーで浜渦正志さんを見かけました。
スクウェア音楽班から独立またはフリーになられた方って、今もスクエニとの繋がり強そうだから、他にもスクウェアに縁のあるコンポーザの方々が来られていたかも。

もし次回公演があるなら、別のゲーム音楽を演奏して欲しいです。
聖剣伝説3やLOM、サガシリーズなど、ゲーム音楽も素晴らしいスクエニのゲームは他にもありますし。

これより下の追記に、セットリストと曲ごとの感想を記載しています。
明日の公演に行かれる方など、ネタバレを回避したい方は、ご注意ください。
ちなみに、パンフレット売り場はとんでもない長蛇の列になっていましたので、二日目公演に行かれる方はご注意を。

[本] 狐火の家

2012/01/07(土) 11:47:59 | カテゴリ:
貴志祐介「狐火の家」(角川文庫)読了。

長野県の田舎村で、女子中学生が自宅で殺害される事件が発生した。現場の家屋の玄関は鍵がかかっており、窓は一ヶ所を除いて全て鍵がかけらていた。鍵のかかっていなかった窓の外の地面はぬかるんでいたが、そこに足跡は一切残っていない。完全な密室状態であった。
偶然軽井沢へ旅行に出かけていた弁護士の青砥純子は、連絡を受けて事件現場へと向かう。思いのほか鉄壁な密室を前に、純子は、かつて密室殺人事件で世話になった防犯コンサルタントの榎本に連絡を取る。


防犯探偵シリーズの2作目。
表題作のほか、計4本収録の短編集です。
4作品とも、「硝子のハンマー」以来の再登場となる弁護士・純子と防犯コンサル・榎本のコンビによる本格ミステリになります。
そういえば貴志さんの短編集って、珍しい気がする。

4作品とも、趣向は違えど、全て密室殺人モノを取り扱っています。
そんなわけで、メインは密室の謎解き。
よくまぁこんなに密室モノを考えたものだと唸らされるほど、色々な密室が出てきます。
ここまで直球で密室を取り扱った作品というのも、ここ最近のミステリとしては珍しいのではないかと。

前半3作品は比較的マジメなミステリですが、4作品目の「犬のみぞ知る Dog knows」だけ、ちょっと方向性が異なっています。
貴志作品としては珍しく、どの登場人物も妙な方向にぶっ飛んでいたような。
これだけ、本格ミステリというよりユーモアミステリに近いです。
貴志さんがこういう作品を書かれたことが、なんだか新鮮というか衝撃というか、いろんな意味で驚きました。

ハードカバーでは防犯探偵シリーズの第3作目が出ているようなので、文庫で出たら買う予定。
ハードカバーは、重くてかさばって持ち運びが不便な上に高いから、ちょっと。。。

[GMCD] GRAND KNIGHTS HISTORY Original Soundtrack

PSPのRPG「グランナイツヒストリー」のOSTをゲット。
去年の4starの会場で購入したので、もう3ヶ月も前に入手していたのですが、1ヶ月前にゲームをクリアしてからOST聴き始めたらこんな時期になってしまいました。
積みCDは良くないね。たぶん、これからも懲りずにすると思うけど。

CD2枚組で、全45曲収録。
再生時間は、トータルで2時間27分になります。

「グランナイツヒストリー」のBGMを手がけたのが、崎元仁さん率いるベイシスケイプのメンバーなので、全体的にオーケストラ調のものが多いです。
オケ調好きには、たまりません。
相変わらず、生オケで聴きたくなるような曲ばかりでした。

もっとも、ところどころでエレキギターなどあまりオーケストラでは使われない楽器の音が聞こえたりもします。
けれど、エレキギターなどの電子楽器音は耳に障るほど音がキツくないので、特にこれといった違和感もなく聴けました。

ゲーム内容がタイトル通り騎士モノなので、曲の雰囲気は勇壮なものが多いです。
勇壮といっても、単純にテンポが早いだけではないです。
荘厳さもあったり、壮大さもあったり、時折和やかなものがあったり。
どれも前向きな曲ばかりで、後ろ向きな曲は少ないです。
ぶっちゃけ、鬱になりたい人には、全くオススメできません。そんな感じ。

曲は、結構良作が揃っていると思います。
ガツンッとしたインパクトのある曲はあまりないけれど、さりとて全く印象に残らない曲もなく。
作業用BGMに向いているタイプです。

ゲームプレイ済みの方が、もちろん楽しめると思いますが、ゲーム音楽好きならばゲーム未プレイでも楽しめるかもしれません。
オススメは、「Decisive Battle for the Kingdom」。オケ戦闘曲たまりません。

[ゲームRev] 真かまいたちの夜 11人目の訪問者

PS3/PS Vitaのサウンドノベル型AVG「真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)」、全ED制覇+プラチナのしおりまで入手しました。
100%完読まではやっていませんし、PS Storeで配信中の有料追加シナリオは未プレイですが、まぁ、これで一通りの物語は制覇したかと思います。
ちなみに、俺がプレイしたのはVita版の方です。

プレイ時間は、メインのミステリー編クリアまで5時間。
その後、金のしおり入手まで20時間。
全ED制覇+プラチナのしおり入手まで22時間ほど。
ちなみに、金のしおりまでは全て自力で攻略しました。
プラチナのしおりを自力ゲットは時間的にも気力的にもムリだと悟ったので、金のしおり~プラチナのしおりは攻略サイトに頼りました。

雪山のペンションで殺人事件、ということで、初代「かまいたちの夜」の設定を踏襲した本作。
そのため、プレイ中、ずっと初代「かまいたちの夜」が頭から離れませんでした。
無意識のうちに比較していたように思います。

率直に言えば、初代「かまいたちの夜」の方がおもしろかったです。
「真かまいたちの夜」はどのシナリオも無難な感じがして、よく言えば誰でも楽しめるシナリオ、悪く言えば尖がったところがなくて印象が薄いような気がしました。
怖さもエロさも、ほとんどなかったような。
これでなんでCERO Dなのか、よくわかりません。
PS Storeの追加シナリオが、CERO D判定の原因なんでしょうか?

推理AVGの醍醐味とも言える、ミステリー編や犯人当て<鎌鼬の夜編>の謎解きは、初代よりも簡単に感じました。
もっとも、初代をプレイしたのが中学か高校の頃、あまり本格ミステリに慣れていない年頃だったので、難しく感じただけかもしれませんが。
とりあえずトリックは後回しにして、犯人を消去法で絞り込んでいったら、どう考えてもこいつしかいないっていう感じでした。
そういえば、「かまいたちの夜2」もそんな風に消去法で犯人当てしてたなぁ。

サブシナリオも、どれも無難というか、似たり寄ったりというか。
スパイ編はもっとスリルとサスペンス性が欲しかったですし、死神編はもっとホラーっぽい怖さが欲しかったです。
ビンゴ編は、正直よくわかりませんでした。

金のしおり入手後に出現する謎のスタッフロールも、それほど怖くなかったです。
怖さなら、「かまいたちの夜2」の電波の方がよほど怖かったです。
・・・・・・ひょっとして、あれで耐性がついちゃったのかなぁ。

ただ、妖怪編はすごく楽しめました。
軽快かつツッコミどころ満載の突き抜けたシナリオは、まさに抱腹絶倒。
テンポの良いボケツッコミの掛け合いが、非常に面白かったです。
なぜかこの妖怪編だけフルボイスだったのですが、これはフルボイスじゃないと面白さが半分も伝わってこなかったかもしれません。
このシナリオをプレイするまで、杉田智和さんや花澤香菜さんなど実力も知名度もある声優さんが、なんでオーモリや雪乃といった台詞のそれほど多くない役をやってるのか不思議だったのですが、このシナリオでその理由がわかったような気がしました。
あれは、ある意味おいしい。

そういえば、タイトルに「かまいたち」とありますが、「かまいたち」は申し訳程度にしか出てきません。
かまいたちよりも、座敷わらしの方が目立ってました。
シナリオ3つぐらいプレイしたあたりから、ぶっちゃけタイトル詐欺なんじゃないかと、軽く思ってみたり。

モチーフが似ているだけに、初代「かまいたちの夜」と比べると残念な気もしましたが、しかしこれはこれで楽しんだような気もします。
推理AVGやミステリ小説が好きな方、かまいたちの夜シリーズをプレイしている方にはオススメかも。