[ゲームRev] ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー

3DSのRPG「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー」(以下BDFF)を、終章、真終章までクリア。
プレイ時間は、終章クリア時点で80時間ぐらい。真終章クリア時点で105時間ぐらい。
途中でバトルとジョブLv上げが楽しくなって馬鹿みたいにLv上げしていたため、こんなプレイ時間になってしまいましたが、普通にプレイしていればもっと短いと思います。
なお、クリア時のLvは、終章クリア時で89前後、真終章クリア時でMAXの99でした。
これくらいで、どちらもラスボス楽勝でした。
どれくらい楽勝だったかと言うと、戦術とか深く考えずに突っ込んでも勝てるレベル。

宣伝文句にもなっているように、すごく王道なファンタジーRPGでした。
ターン制バトルシステムも、ランダムエンカウントも王道。
シナリオも、基本的に熱さと苦悩・葛藤、謎が入り混じった王道路線。
何から何までほぼ王道なだけに、逆に迷うことなく安心してプレイできた気がします。
一時期、王道路線ってだけで低く見られる風潮があったけれど、ちゃんと丁寧に作り込まれていれば、そんなの関係なく面白い作品ができるという、一つの証明とも言える作品です。

とはいえ、全てが全てありきたりなシステムかと言えば、そうでもなく。
新しいシステムの筆頭は、バトルの「ブレイブ」と「デフォルト」かと。
要するに、攻撃アクション回数の前借および貯蓄するシステムです。
バトルではBP(ブレイブポイント)というものがあり、「ブレイブ」するとBPが-1される代わりに攻撃アクションが1回増え、「デフォルト」すると攻撃できない代わりにBPが+1されます。
プレイ開始直後はこのシステムになかなか慣れなかったのですが、慣れてきたら戦術の幅が色々広がって、手放せなくなりました。
面倒くさい雑魚キャラは「ブレイブ」で攻撃アクションを前借りすれば1ターンで一掃できたり、ボス戦はBPを溜め込んで一気に攻撃したり。
非常に面白いシステムでした。

もう一つのBDFFの代名詞とも言えるシステム「ジョブシステム」は、FF5のジョブシステムとほぼ同じでした。
歴代FFシリーズでおなじみのジョブが多数出てくるので、そのあたりもFF5を彷彿とさせられた理由でしょう。
しかし、これが面白い。
各ジョブの特徴の方向性がどれもかなり異なるため、あのジョブはどんなものなんだろう、今度このジョブを試してみよう、となかなか興味が尽きず。
気がつくと、夢中になってジョブLvを上げていました。
プレイ時間が100時間以上にかさんだ理由は、このジョブシステムにあります。

一方、シナリオについては、全体的に王道ファンタジーでした。特に前半とラストが。
最近のRPGによく見られるような、奇をてらいすぎてプレイヤーを置いてけぼりにする小難しく意味不明な単語は、ほとんど出てきません。
一回見聞きしただけで状況が容易に理解できるくらい、プレイヤーに優しい展開です。
あえて覚えなければいけない単語をあげるとしたら、人名と地名ぐらいでしょうか。

とはいえ、王道に見えつつ所々にちょっとした捻りがあって、そこは新鮮さを感じました。
冒頭で、アニエスの旅にティズが同行したいと告げたとき、最初拒否されたところとか。
「え、そこで拒否られるの!?」と軽く衝撃を受けたことは、クリアした今でも忘れられません。

また、ARやともだち登録など一見無意味に思えた機能が、実はシナリオに組み込まれていたあたりも、驚愕した点でした。
しかし、一番の衝撃は、終盤のシナリオ分岐。
あの衝撃たるや、ここ最近プレイしたゲームの中でも最大級。
某キャラクターの台詞どころか、タイトルにまで含まれていた伏線が一気に収束し、深く合点がいったと同時に目が覚めるような衝撃は、しばらく忘れられそうにありません。
ただ漫然とプレイしていただけでは味わえない、勇気を出して行動した者にしか味わえない衝撃。
それを味わうためにも、最初は攻略サイトなどを見ないでプレイして欲しいです。
でないと、非常に勿体ない。

余談ですが、このBDFFのシナリオを手がけたのが5pb.の林直孝さんだからか、「タイムリープ」とか「ダイバージェンス」とか某ゲームでおなじみの単語がちらほら出てきて、その度にニヤニヤが止まりませんでした。
ジョブや魔法にFFっぽさが残っているのは、制作がスクエニだからわかるのですが。

もう一つ特筆すべき点は、なんと言っても音楽。
どの曲もすごく良い曲です。オケ調+ロック調で、重厚かつ熱い。
OSTのレビューで詳しく書きたいのでここでは簡単にしか触れませんが、とにかく音楽良過ぎ。
どの曲も、一度生で聴いてみたいです。

王道のようでいて、斬新なところもある、このBDFF。
とにかく面白かったです。
王道好きはもちろん、RPGが好きな人であれば誰にでもオススメできる作品です。

[GMCD] 大神 五重之音調

PS2他で発売された「大神」のアレンジCD「大神 五重之音調」をゲット。
全12曲で、総再生時間は約45分。

「五重之音調」という名前にある通り、大神のBGMを5つの楽器演奏でアレンジした本作。
楽器は、尺八・三味線・ピアノ・ヴァイオリン・チェロの5つ。
和洋折衷というヤツですね。
とはいえ、そもそも原曲が和楽器+オケっぽかったので、和楽器が入っている点に関しての違和感はほぼありません。
むしろ、「大神」なら和楽器を外しちゃいかんだろ、とも思いますし。

ただ、原曲が多数の音の重なりで出来ていたので、それに比べると本CDの音色はあっさり風味。
あまりにあっさりしていたので、「原曲、こんなんだったっけ?」と思うこともしばしば。特に「常闇ノ皇」。
でも、改めて原曲と聴き比べてみると、原曲にかなり近づけたアレンジにされていることに気付きました。
五重奏という編成の制約があってあっさりしているとはいえ、雰囲気は似通っています。

そんなわけで、激しさはほぼありません。全体的にあっさりしつつ、しっとりしています。
あまり自己主張は強くありません。
ちょっと面白みに欠けるけれど、作業用や読書用のBGMにちょうどいい感じ。

本CD単独で曲として成立しているので、原曲知らなくても聴けると思います。
が、原曲を知っていた方がより楽しめるのも、また事実。
まったりしっとりとした和楽器の曲が好きな人にはオススメです。

[本] STEINS;GATE 閉時曲線のエピグラフ -2-

2012/11/11(日) 18:57:56 | カテゴリ:
5pb.公式外伝小説「STEINS;GATE 閉時曲線のエピグラフ」(ドラマCD同梱版)がようやく手元に届きました。
とはいえ、小説はコミケ82版で読了済みなので、小説の方のレビューは以前投下したエントリを参照してください。
ちなみに、コミケ82版との違いは
 ・Tips追加
 ・挿絵が2枚追加
 ・紙質が厚い
 ・カバー下の表紙の紙も頑丈に
 ・帯が異なる
ぐらい。
小説部分の加筆訂正は、ぱらぱらっと見た感じではなさそう。
なので、ここではドラマCD「斜影曲面のエピキタシー」について感想を記そうかと。

ドラマCDの世界線は、「閉時曲線のエピグラフ」とも本編とも異なる模様。
δ世界線(「比翼恋理のだ~りん」の世界線)に近いような気がします。
ラボメン8人が揃っていて、Dメールが使えて、でもリフターの代わりになるものが見つかっていない、そんなタイミングです。
「閉時曲線のエピグラフ」との繋がりは、比屋定真帆が登場することと、ちらっと「Amadeus」という単語が出てくること以外では、ほぼありません。
完全に別物です。

「閉時曲線のエピグラフ」をボイスドラマで聞いてみたかったとも思うのですが、まぁ、新作ドラマCDが聞けただけでも喜ぶべきか。
うん、「閉時曲線」もボイスドラマで聞いてみたかったですけどね(大事なことなのでry

話の内容は、いつまで経ってもアメリカに戻ってこない紅莉栖を連れ戻すために秋葉原にきた比屋定真帆と、ラボメン8人によるドタバタ劇。
コメディ5割、ほのぼの4割、しんみり1割で、計40分ほどの物語になってます。
たぶん、トゥルーEDルート前提でネタバレ満載の「閉時曲線」とは異なり、「STEINS;GATE」本編の後半の途中までしか進めていなくても、このドラマCDは聞けます。

一通り聞いてみたところ、盛り上がるところとか、必聴と言えるようなポイントはこれと言ってなく、満遍なくゆるい雰囲気なんですが、いつものラボメンたちの姿が描かれていて最後にほっこりしました。
なんて言えばいいんだろう、落ち着くというか、癒されるというか。
「閉時曲線」のシリアスな読後感が軽く吹き飛ばされるので、「閉時曲線」の空気感にしばらく浸っていたい場合は聞くタイミングをちょっと選んだ方がいいかも。

細かい感想は、以下過剰書きで。

・まゆりの語り口調がゆったりしてる。アニメより原作寄り。
・オカリンの、フェイリスに対するスルースキルが若干高め?
・比屋定真帆が第二クリスティーナ。
・オカリン、無駄にテンション高いな。
・真帆の自己紹介後の「えぇー」で、1テンポ遅い萌郁さんに軽く萌えた。
・「ぬるぽ」「ガッ」が合言葉化してる。
・助手大好きっ娘。うまい表現だな。
・ラボメンから見たオカリン像が、十人十色でおもしろい。
・ダルが稀にイケボイス化するのは、もはや恒例行事。
・真帆がDメールを送ろうとしていたシーン、オカリンが去る時にドアの音が聞えるんだが、玄関のドアなのかトイレのドアなのかすごく気になる。前者にしろ後者にしろ、ツッコミ待ちですか?
・真帆の滞在延長は、第二弾へ続くフラグですね。わかります。
・シュタゲはメタ発言上等なところもオイシイ。
・オカリンって、変なところで機転が利くよなぁ。

なお、第二弾「永劫回帰のパンドラ」は、コミケ83で先行発売した後、1月25日に一般販売を開始する予定だそうです。
うん、買います。できればコミケで。

[GMCD] すばらしきこのせかい -Crossover-

スクウェア・エニックスのA・RPG「すばらしきこのせかい」のCDが出ていたので購入。
俺が買ったのは東京ゲームショウでしたが、一般販売もされているようです。

キングダムハーツ3Dに提供された3曲+iOS版の新曲+リミックス曲の計10曲収録。
総再生時間は50分。

KH3D提供曲はKH3DのOSTにも収録されていますが、あれと全く同じものです。
違いがあるのかと思って聴き比べてみましたが、差異はなかったです。

コンポーザは、オリジナル版と同じく石元丈晴氏。
リミックスも氏が手がけているようです。
そのため全編通して石元氏らしい曲というか、すごく「すばらしきこのせかい」らしい曲が揃っています。
ラップ調というかダンサブルなテクノというか、こういう曲の曲調って何ていうんですかね。
どれもテンポが早めで、切れが良く、ノリやすい曲です。
聴いていると自然と身体が動いたり、指でリズムを取ったりしています。

ボーカルも伸びとキレのある声で、聴いていて気持ちいいです。
非常にライブ映えしそうな声です。

収録曲の出典を見ると、若干寄せ集めな気もしなくはないですが、統一感はOST以上かも。
OSTはあくまでもOSTで、ゲームプレイ済み推奨だったのに対して、こちらのcrossoverはゲームプレイしていなくても十分聴けそうです。
というか、ぶっちゃけOSTより聴きやすいです。
しかも、あんまり飽きない。ヘビロテ上等です。
「すばらしきこのせかい」の曲って良曲だけど得意ではない曲だったので、自分にハマるか不安を感じつつ買ったのですが、これは買って正解だったかも。

「すばらしきこのせかい」の曲が好きな方なら、問答無用でオススメです。
ゲーム未プレイであっても、石元氏の曲が好きな人にもオススメです。

[GMEV] Ensemble Game Classica 第十回演奏会

ゲーム音楽を室内楽で演奏する団体「Ensemble Game Classica」(以下EGC)の演奏会があったので行ってきました。
会場は、亀戸文化センター カメリアホール。
17:30開演で、終演は20:30頃でした。

活動を始めてから4年、演奏会は10回目を数えるEGCですが、今回をもって活動を休止されるとのこと。
いつもクォリティの高い演奏を聴かせてくれるので、内心贔屓にしていただけに、少し残念です。
悩んだ上の休止宣言と思われるので、あまりとやかく言いませんが。
再開される日が来ることを、淡く期待しています。

そんなこんなで、(一応)最後の演奏会となった今回。
いつも通り、弦楽三重奏~五重奏+ピアノという小規模編成での演奏でした。
ここ数回の演奏会では、ピアノってなかったような。
それだけに、ピアノの存在はちょっと新鮮でした。

今回演奏された曲は古いゲーム曲が多くて、そのため楽器演奏に向いていない曲も多いはずなのですが、一人ひとりの演奏技術がすこぶる高いため空中分解することはなく。
早い奏法でもブレることがほとんどなかったのはさすが。
おかげで、曲が作り出す空気感に浸るのは容易でした。

そして、相変わらずのゲーム愛が感じられる熱演。
弦楽器特有の重厚さと、原曲のドラマティックさも相まって、どの曲も聴き応えがありました。

今回、一点だけ残念だったところをあげるなら、演奏会場がどどーんと大きくなったためか、なんとなく音が薄く感じられた点。
これまでの演奏会はサロンぐらいの大きさの部屋だったため、音が凝縮されて押し寄せてくる感じがしたのですが、今回はあまりそういう感じはしなかったです。
あのぐわっと音に包まれる感じが良かったんだけど、そこは小規模編成の限界でしょうか。

これまでのEGCの演奏会では、あまり知らないゲーム音楽の曲を聴くことが多かったんですが、上質な演奏のため原曲を知らなくても楽しめたし、「こんな良曲もあったのか」と気付かされることも多かったです。
今回で休止されてしまうのが本当に寂しい限りなのですが、もしいつかどこかの機会で演奏会が開催されることがあれば、ぜひとも足を運びたいところ。


これより下は、セットリストと曲ごとの雑感になります。