[ゲームRev] ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル

3DSのRPG「ブレイブリーデフォルト フォーザ・シークウェル」(以下BDFtS)を、終章、真終章ともにクリアしました。
BDFFのクリアデータを引き継いで、最初からLv99の状態(ただし非全ジョブマスター)でプレイして、難易度NORMALのプレイ時間は44時間ほど。
途中で全ジョブマスターのためにジョブレベル上げをしていた時間が10時間程度あるので、シナリオを進めるために費やした時間は実質35時間強というところ。
それでも、思っていた以上にかかりました。

2012年10月に発売された「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー」(以下BDFF)の改良版である本作。
メインシナリオは、BDFFと同じです。
基本1本道のシナリオだし、BDFF発売からまだ2年も経っていないので、正直もう一回プレイするのはちょっと辛かったです。
特に、5章と6章は。
BDFFで何回もやったシナリオだけに。

ただ、7章と8章は追加サブイベントが盛り沢山で、そこは結構楽しめました。
アスタリスク所持者たちの人間関係を掘り下げるイベントが目白押しで、ほろりと感動させられたり、熱くたぎるシーンもあったり、かと思えば「お前ら、なにやってんの?」と画面に向ってツッコミを入れることもしばしばあったり。
BDFFのアスタリスク所持者たちの人間関係は、思わせぶりなところがありつつもあまり深く掘り下げられなかったので、今回BDFtSで十分描かれていたことは、すごく良かったと思います。
おかげで、アスタリスク所持者の面々が(一部を除いて)誰も彼も愛おしいです。
あの召喚士メフィリアや魔人ヴィクトリアですら、サブイベントを見たら可愛く思えてしまったほどでした。

一方、BDFFのときから下衆かったアスタリスク所持者は、追加サブイベントによってさらに下衆くなってるので、そこも楽しかったところでした。
BDFFではおとぎ話の悪役に感じるようなムカつきだけだったのですが、BDFtSではわりと本気で一発殴りたくなりました。

実質周回プレイでシナリオ進行が少しかったるかったのですが、それでも真終章のラスボス戦の流れは2回目でも熱くてたぎりました。
BGMも、何度聴いてもカッコいいし。
このラストバトルは、後世まで語り継がれてもいいレベルだと思います。

真終章といえば、EDのラストも少しだけ変わっていたような。
BDFFではどっちとも取れる思わせぶりなラストだったけれど、BDFtSでは明確にばったりしてて、BDFFで初めてED見たときよりも衝撃が強かったです。
まぁ、その直後、発売が決定しているセカンドに繋がるスペシャルムービーを見て、その演出に納得しましたが。
BDFFのラストのままでは、スペシャルムービーへの繋ぎが弱かったような気がします。

終章と真終章の両方をクリアして見られるスペシャルムービーですが、自室で見ることをオススメします。
OPと同様のARムービーなのですが、OP以上に3DS持ってぐるんぐるんします。
しかも、ある方向に向かないとムービーが進まなくなるっぽい箇所があるので、ぐるんぐるん必須です。
そのため、人目のあるところで鑑賞すると、完全に怪しい人になります。
ぜひ自室でお楽しみください。

システム面の改良ですが、エンカウント率の調整はすごくありがたい機能でした。
レベルが一定以上に上がると敵が出てこなくなるゲームや、一定数の敵を倒すとエンカウントしなくなるゲームは過去にいくつかありましたが、エンカウント率を任意で調整できるゲームってあまりないような。
少なくとも、俺の記憶を探っても、今のところ思い当たりがありません。
今回、エンカウント率調整に触れてみて、なんでこれまでなかったんだろうと不思議に思ったくらい、超便利な機能でした。
Lv引き継いでの周回プレイが可能な場合のデファクトスタンダードになればいいなぁ、これ。

便利な機能が追加された一方で、戦闘で実装された機能「ブレイブリーセカンド」はあまり使いませんでした。
というか、最後までイマイチ使い方がわかりませんでした。
時間を止めて全員で一斉にタコ殴れるかと思っていましたが、そうではなかった模様。
ダメージ量の限界突破は魅力的だけど、なくても真終章のラスボス倒せたので、お世話になることはほとんどありませんでした。

これからブレイブリーデフォルトに触れる人ならば、追加機能・追加サブイベント盛り沢山な分、BDFtSの方がオススメです。
BDFFをプレイ済みの場合は、よほどのBDFF好きではない限り、わざわざフルプライスで買ってまでやるほどではないです。
今年8月に廉価版が出るようなので、それ待ちでも十分かと。
ただ、BDFFにしろBDFtSにしろ、RPG好きならば一度はやって損はないゲームだと思います。

で、ブレイブリーセカンドの続報はまだですか?

[GMEV] Game Symphony Japan 第1回定期演奏会

Game Symphony Japanの第1回定期演奏会が開催されたので、行ってきました。
会場は、サントリーホール。
開演13:30で、終演は16:10頃でした。

Game Symphony Japanとは、公式サイトによると「『ゲーム音楽』専門のプロフェッショナルなオーケストラコンサートを制作するプロジェクト」だそうです。
自前で楽団は持たない形式ということは、立ち位置的にはPRESS STARTのような感じでしょうか。
まぁ、1つのゲームに焦点を絞るか、いくつものゲームの曲を横断的に演奏するかの違いはありますが。

GSJ初の演奏会である今回は「交響組曲『ファイナルファンタジーⅦ』」ということで、オールFF7。
FF7の楽曲をゲームの流れに沿って構成・アレンジ、東京室内管弦楽団+東京混声合唱団によって演奏されました。
指揮は、志村健一氏。
指揮もオケも合唱も、全て実績のある方々で編成されている時点で、悪くなる要素が一つも見当たらないのですが、どの曲もその期待に違わぬ素晴らしい演奏が展開されました。

東京室内管弦楽団および東京混声合唱団による演奏は、その確かな演奏・合唱技術、丁寧な演奏、曇りのないハーモニーが素晴らしかったです。
ホールの反響の効果もあるのかもしれませんが、全体的に音の響きが伸びやかで柔らかくて、聞いていてすこぶる心地よかったです。
その上、生オケということもあり、音の臨場感が醸しだす迫力は抜群。
音が身体の中に浸透してくるような、音に包まれている感じがたまりませんでした。
開演から終演まで、ひたすら演奏に魅了されまくりました。

それに、音色の表情が非常に豊かでした。
バトル曲では圧力を感じるほど攻撃的だったのに、「星降る峡谷」はどっしりと勇壮で、「エアリスのテーマ」は儚くも温かい。
同じ楽器から出ている音なのに、曲によってその表情がガラリと変わっていて、どんな曲でも飽きることがなかったです。

実は、今週の平日はずっと残業続きだったので、ひょっとしたら単調な曲で寝落ちしてしまうんじゃないかと、開演前まで一抹の不安がありました。
開演までの待ち時間、座席で軽く眠気に襲われて、しばらく欠伸が止まらなかったですし。
しかし、開演してみたら眠気なんてどこ吹く風、全くの杞憂に終わりました。
曲に魅了されまくって、演奏から目や耳が離せなくて、眠気なんて感じてる余裕がないくらい。
それくらい、凄まじい没入感がありました。

アレンジは全て、今回の演奏会用に書き下ろされた模様。
原曲を極力残したまま、でもオーケストラらしい調和や深みもあって、素晴らしいアレンジでした。
特に第1部のアレンジが好きでした。
メドレー形式のときの曲の繋ぎが特に良くて、オリジナルフレーズを混ぜつつ切り替えたところもあれば、突然変えてきたりもして(でも繋ぎとしては自然)、次はどう来るのかワクワクしながら聴いていたように思います。

そんな楽団・合唱団と楽曲から魅力をこれでもかと具現化させていた志村氏の指揮も、これまたすごかったです。
座席がステージ真横よりちょっと奥側、ちょうと指揮者の顔が斜めに見える位置だったので、普段あまり見られないアングルで指揮を見ていたのですが、なんかもう、とにかくすごかったです。
一曲入魂なんて甘っちょろく感じられるくらい。
全身全霊をかけた鬼気迫る指揮、って言えばいいのでしょうか。
指揮自体に迫力があって、全身から発せられるオーラが、少し怖いけれど目が離せなくなる何かを感じました。
これは、自分が演奏者だったら絶対に迫力に引きずられて、持てる力以上のものを出そうっていう気持ちにさせられるわ。

そういえば、本編最後の「プレリュード」が終わった直後に、志村氏が少しふらついてたけれど、大丈夫だったんでしょうか。
2時間以上もほぼぶっ続けで、タクトだけではなく全身を使って指示を出しているのだから、演奏直後にぶっ倒れてもおかしくないとは思いますが。
それだけ今回の演奏会に心血を注がれていたと考えると、尊敬する以外にできることが思いつきません。

今回がGSJの第1回定期演奏会ということは、今後、第2回、第3回と続いていく予定なのだと思います。
第2回は今回の再演という話を聞きましたが、このクオリティならステージ横ではなくちゃんと正面からもう一度聴きたいので、チケット高くてもなんとか資金を捻出して争奪戦に参加するかもしれません。
それくらい強くもう一回聴きたいと思うくらい、すこぶる楽しめた演奏会でした。
すごく楽しい演奏会をありがとうございました。


これより下は、セットリストと、印象に残った曲の感想になります。

[GMCD] SQ SWING

スクウェア・エニックスのゲーム音楽をアレンジしたアルバムシリーズ「SQシリーズ」の最新作「SQ SWING」をゲット。
全12曲収録。再生時間はトータルで55分ほど。

SQシリーズ久々の新作。
「SQ SWING」ということで、聴く前はスウィング・ジャズっぽいものを想像していました。
大人数編成でバーンと盛大にジャズが演奏されるのかなと思っていました。
しかし、蓋を開けてみれば、どの曲もスウィング・ジャズではなく、バーとかで演奏される小規模アンサンブルなジャズっぽかったです。
だったら、なぜSWINGって付けたし。JAZZ SQでいいじゃん。
というわけで、最初に一通り聴いたときは、個人的には肩透かし感満載でした。

スウィングではなく普通のジャズなんだ、と認識を改めてから聴いてみると、BGMにはすごく適している気がします。
ほとんどの曲がアンサンブル形式のため、こじんまりとしていて、派手さはあまりありません。
だからなのか、聴き入るような曲ではないけれど、何か作業中にかかっていても邪魔しなくて、ふと耳を傾けると落ち着くような、そんな印象が残りました。

ただ、よく聴くと、演奏技術面で超絶技巧すごいなと感じる箇所がちらほら。
ドラムとか、アコースティックギターとか、よく腕とか指とか動くなぁって感嘆せざるを得ません。
演奏に関してはド素人なので、ひょっとしたらプロとしては普通なのかもしれませんが、素人目線ではすごいと思いました。

原曲のゲームは、まぁいつも通りでしょうか。
FFが多めで、他は聖剣2、キングダムハーツ、クロノトリガー、ライブ・ア・ライブ、ゼノギアス、サガ・フロンティアなど。
今回は、いつも以上にメジャータイトルばかりでした。

そういえばこのアルバム、過去作からの再録が何気に多いです。
全12曲中3曲は再録のようです。
できれば全編新録にして欲しかったのですが、なんか内部事情があったのでしょうか。

がっつりジャズ感(not スウィング・ジャズ)満載なため、バーで流れるようなジャズが好きにオススメな一枚です。
作業用BGMや、くつろぎBGMにはちょうど良い感じでした。

[GMCD] 百年戦記ユーロ・ヒストリア オリジナル・サウンドトラック

カプコンのオンラインゲーム「百年戦記ユーロ・ヒストリア」のOSTをゲット。
CD2枚組みで、収録曲数は28曲。
再生時間は、トータルで1時間28分ほど。

いつものことですが、ユーロ・ヒストリア自体は未プレイです。
というか、このOSTで初めて名前を知りました。

それなのにOST購入を決めた理由は、全曲クラシック音楽のアレンジだったことと、コンポーザ(というかアレンジャー)に光田康典さんがいらしたこと。
このOSTが発売される情報はゲーム系ニュースサイトで知ったのですが、知った瞬間、クラシック音楽と光田さんの組み合わせでどんな化学反応が起こるのかがすごく気になりました。
で、すかさずAmaz○nでぽちった次第。

なお、アレンジャーは光田さんの他に、桐岡麻季さん、亀岡夏海さん、土屋俊輔さんが参加されています。

そんなわけで、収録曲は全て、有名なクラシック音楽の曲のアレンジです。
タイトルだけではどんな曲かわからなくても、聴けば「あー、なんか聴いたことある」と思うような曲ばかりです。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」やパッヘルベルの「カノン」、ビゼーの「アルルの女」、バッハの「フーガ ト短調」、エルガーの「威風堂々 第1番」など、生活の中で度々耳にすることの多い曲が大半を占めています。

仮に聴き覚えがなくても、どの曲もオケ調の格好良い曲なので、そういう曲が好きなのであれば普通に楽しめると思います。

基本的に1原曲1アレンジなのですが、メインテーマだからなのか、ドヴォルザークの「交響曲第9番 新世界より(第4楽章)」は複数のアレンジがあります。
アレンジは、それぞれちょっとずつ異なるので、各曲とも楽しめました。
もともと、「新世界より」が好きっていうのもあるかもしれませんが。
このOST収録アレンジ版もそうだし、原曲の第4楽章もほんとたぎる。

アレンジ強度は、「これってほぼ原曲のままじゃん」というレベルから、「なんでこんなに格好良くなっちゃってんの!?」や「主旋律にそこはかとなく原曲の影が見える・・・」というレベルまで千差万別。
ショパンの「英雄ポロネーズ」やベートーヴェンの「月光(第3楽章)」がかなりの原曲破壊なのは、まぁ仕方ないと思います。原曲、ピアノソロだし。
エルガーの「威風堂々 第2番」はあまりに勇ましく格好良くなっていて、初めて聴いたときは思わず変な声が出ました。どうしてこうなった(良い意味で)。

個人的に一番好きな曲は、バッハの「ブランデンブルグ協奏曲第5番 第1楽章」。
常夏ののどかな街みたいな軽快な曲にアレンジされていますが、すごくツボりました。
クロノ・クロスの街の曲みたいで、これ、ほんとにすごく好きです。さすが、光田さん。

ゲームのBGMということもあってか、原曲の持つ奥深さが少しなくなっていますが、それを格好良さとノリの良さで穴埋めして、全体的に聴きやすくなっているように思います。
クラシック音楽の良さをうまく利用したゲーム音楽になっています。

クラシック音楽もゲーム音楽もどっちも好物だし、光田康典さんの曲も好物な自分にとっては、これ以上ないくらいたまらないOSTでした。
オケ調の曲が好きな方は、ゲーム未プレイでも、クラシック音楽に明るくなくても、一度は聴いてほしい一枚です。

[GMEV] ガストプレミアムライブVol.2

ゲーム制作会社ガストのアトリエシリーズおよびサージュ・コンチェルトの楽曲が一堂に会したライブ「ガストプレミアムライブVol.2」に行ってきました。
会場は、赤坂BLITZ。
18:00頃開演で、終了は21:10頃でした。

バンド形式のライブがあまり得意ではない俺が、今回ガストプレミアムライブに参加しようと思った理由は、サージュ・コンチェルトの曲が演奏されるからでした。
サージュ・コンチェルトの曲は、この機会に聴いておかないと今度いつこのような機会が訪れるかわかりません。
そのため、ガストのオンラインショップでチケット取り扱い開始後すぐに申し込んで、チケット確保しました。
余談ですが、アルトネリコシリーズとサージュ・コンチェルトの楽曲は、もう少し評価されてもいいと思うのです。

その一方で、最近のアトリエシリーズの曲はあまり知りません。
ボーカルコレクションの「Historia」は持ってるので、そこに収録されている曲は知っているけれど、それ以降に発売されたアトリエシリーズの曲は全く知りませんでした。

そんな俺でしたが、ライブは全体的に結構楽しめました。

出演されたボーカリストは、みとせのりこさん、霜月はるかさん、ACRYLICSTAB、山本美禰子さん、maoさん、南壽あさ子さん、霜月はるか from canoue。
各ボーカリストが、サージュ・コンチェルトおよびアトリエシリーズの楽曲を2曲ずつ(ただし、霜月さんだけやや多め)披露されていました。
ちなみに、司会は加隈亜衣さんでした。

サージュ・コンチェルトとアトリエシリーズの楽曲数比は1:3という感じ。
最初にサージュ・コンチェルトの曲を、その後アトリエシリーズの、比較的最近の曲(黄昏シリーズ、アーランドシリーズ)が演奏されました。

トップバッターはみとせのりこさん。
シェルノサージュの「QueII->EX[cez]->{kranz};」、MCを挟んで次にアルノサージュの「Class::EXSPHERE_NOSURGE;」を歌唱。
ちょっとバックミュージックが強すぎて、ボーカルが消え気味だったのが残念だったけど、「Class::EXSPHERE_NOSURGE;」を歌われたという事実だけで、単純に感動しました。
だってあの曲、普通は歌えません。

その次は、霜月はるかさん。
シェルノサージュの「ネプトリュード(Class::NEPTLUDE=>extends.TX_CLUSTERS/.)」と、アルノサージュの「Class::DISTLLISTA;」を披露。
「Class::DISTLLISTA;」は好きな曲でもあったので、生歌で聴けてうれしかったです。
ちなみに、この後に司会の加隈さんから曲紹介があったのですが、「ネプトリュード」の正式名称に苦労されていました。まぁ、難しいですよね。普通は読めません。

その後、スペシャルとして、霜月さん+みとせさん+観客で、アルトネリコ1の「EXEC_RIG=VEDA/.」の合唱。
バックミュージックは無し、歌声だけの「EXEC_RIG=VEDA/.」でした。
結構、楽しかったです。この曲、歌いやすいかも。
もっとも、ヒュムノスは読めないけども。

サージュ・コンチェルトパートのトリは、インストルメントメドレー。
バンドによる、アルノサージュ(とアルトネリコ2がちょこっと)のインスト曲のメドレーが披露されました。
この中に「Mikazuchi」があって、このライブ中で2番目に興奮しました。
この曲、すごく好きなんですよね。
もう、生ギターが格好良かったです。
欲を言えば、ヴァイオリンが欲しかったですが、でも生で聴けただけでももう満足でした。

その後は、アトリエシリーズの曲が最後まで続きました。
演奏された曲はほぼ初だったのですが、結構ノリが良くて聴きやすくて、楽しかったです。
山本さんの曲は、わりと自分の好みっぽい気がしました。
今度、ちゃんと聴いてみたいな。

ライブの終盤頃、アトリエシリーズのディレクターである岡村佳人さんが、スペシャルゲストとして登壇。
7月に発売される「シャリーのアトリエ」のOPムービーが公開されました。
なんというか、通常再生とストー再生が繰り返される、不思議な感じのムービーでした。
派手さがなくて、ひたすら静かで幻想的で、漠然と不安を掻き立てられるような、そんな印象。
アトリエシリーズにはこれまでそれほど興味を抱かなかったのですが、このムービーでちょっと興味を惹かれました。

ライブ最後の曲は、霜月はるかさんによる「イリスのアトリエ グランファンタズム」の「schwarzweiβ ~霧の向こうに繋がる世界~」。
このタイトルを聴いた瞬間、一瞬意識が吹っ飛ぶほど大興奮しました。
初めて知ったアトリエシリーズの曲で、今でもすごく好きな曲だけど、たぶん生で聴く機会はないだろうなぁと諦めていた曲でもあったので、これは興奮せざるを得ません。
ストリングスやコーラスがいなかったので原曲に比べるとちょっと荒々しい感じだったけれど、ギターとキーボードのソロが格好良くて、すごく良かったです。
これは、良い思い出が出来ました。満足しました。

ライブ中、ちょこちょことMCが入ったのですが、ステージ上のボーカリストの方と観客との精神的距離がすごく近くて、やり取りがすごくアットホームでした。
時折観客から投げられる声に対して、ボーカリストの方が反応を返したり、逆にボーカリストから観客を煽ったりと、それが楽しかったです。
ライブハウスのライブって、こんな感じなんだなぁ。

というわけで、ガストプレミアムライブVol.2は思っていた以上に楽しめたライブでした。
アトリエシリーズの曲は、その場で初めて耳にする曲であってもそれなりに楽しめるっていうことがわかった一方で、どの曲も聴いていて楽しくて、原曲を聴きたくなりました。
やっぱり、ガストの曲は完成度が高いなぁ。

ぜひ、このプレミアムライブは今後も続けていって欲しいです。
1年か2年に一度の恒例行事にしてほしいです。

[TV] BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係

2014/06/06(金) 02:13:36 | カテゴリ:TV
このカテゴリにエントリ投下するの、すごく久しぶりだな。4年ぶりぐらい?

テレビ朝日の2014年春ドラマ「BORDER」、最終回まで鑑賞しました。
非っっっっっ常に面白かったです!
全然畑違いなネタばかり取り扱ってる本ブログにエントリを投下して語りたいと強く思うレベルで、すごくハマりました。
ハマり過ぎた挙句、最後の最後の結末がちょっと衝撃的というかショックだったからか、今キーボード叩いてる手が若干震えてるし、鼻すするぐらい泣いてます。
感動とかではなく、本当に純粋にショックで。
しかし、ドラマで号泣とか・・・・・・なんだよこれ・・・・・・なんだよこれぇぇ!

・・・・・・よし、少し落ち着こう、自分。うん、深呼吸。すーはー。

「TV」カテゴリが放置されていたことから分かる通り、自分はTV番組をほとんど見ないタイプです。
数年前ならそこそこ見ていましたが(カテゴリに「TV」があるのはその時の名残)、ここ最近は朝のニュース番組とアニメ以外は全くと言っていいほど見ていません。
TV見るよりゲームプレイしてる方が楽しいと思ってるくらいのゲーム好きなので、TV=ゲーム専用モニタという扱いでした。

そんな自分が「BORDER」を見るようになったそもそものきっかけは、GWの帰省でした。
実家に帰ると、毎日2時間ほど、コーヒーを飲みながら母が録画していたドラマ(大抵は2時間サスペンス)をダラダラと鑑賞するというのが、ウチの恒例行事。
そんなわけで、今年のGWの帰省時も母とドラマを見ていたのですが、その録画ストックに偶然あったのが「BORDER」の第3回。
「(第1回も第2回も)面白かったよ」という母の軽いコメントとともに見てみたら、確かに面白かったのです。
翌週も見てみたいな、と思う程度には。
ただ、この時点では、どっぷりハマるというほどハマってはいませんでした。
自分の性格上、一度ハマると見境なく関連グッズ(ノベライズとかBlu-rayとか)を片っ端から買いに走ってしまうので、それを自制するためにもハマらないように警戒していたような気もします。

とはいえ、なんだかんだ言いつつも先が気になって、第4回も見て、第5回も見て・・・・・・と、結局毎週見ていました。
でも、毎週見てはいるけれど、結構ヒドいながら見状態だったり。大抵、タブレットでゲームしながら見ていました。
今にして思うと、すごくもったいないことしてたんだな、俺。

そこから思いっきり階段踏み外して転げ落ちるに至った切欠が、今思い返せば2回ありました。
1回目はたぶん第7回OA後まもなくの頃。
ふと思い立ってPixivで検索かけてみたら、2次創作イラストが出るわ出るわ。
想像以上に多くてびっくりしたけれど、それらの熱い作品とキャプションに触発されて、自分の中のBORDER熱もじわじわ上がってきたのを覚えています。

もう一つの切欠は、第8回OA直後の抽選プレゼントの告知。
このとき初めて、コミックと小説の存在を知りました。
抽選に応募してもどうせ当たらないだろうし、万一当たったとしてもプレゼントの発送まで待てない、と5秒で見切りをつけて、数分後にはKindleでコミック2巻分と小説を購入していました。
で、その日のうちにコミック2巻分読んで、小説を3日で読み終わらせて、それでもBORDER熱が冷めないのでGyao!のストリーム配信の全話パックを購入したら、もうエンドレスループに突入。
これが決定打でした。

一度転げ落ちると早いな。うん。

このドラマの概要は、頭に銃弾を撃ち込まれた刑事・石川が、一度は心肺停止したものの奇跡的に蘇生、その事件がきっかけで死者と対話ができるようになった、というもの。
この概要自体はドラマが始まる前にネットニュースで知っていたのですが、そのときは「なにそのチート能力。ギャグか? コメディなのか?www」と鼻で笑っていました。

それが、今になってみればこのハマりよう。
3ヶ月前の自分はかなり罰当たりなことしてたと思います。本気ですまんかった。ジャンピング土下座余裕だし、いっそ土下寝するくらい深く謝りたい気分。

このドラマ、世界観といい、脚本・シナリオといい、演出といい、キャラクター設定やキャスト陣の演技力といい、音楽といい、どれもこれも自分の好みにドストライクでした。

まず世界観。
ゴールデンタイムの連ドラといえば、どんな題材であっても華やかであるという固定観念が頭の片隅にあったのですが、それを思いっきり吹っ飛ばされました。
ダークです。ネガティブです。暗いです。容赦ないです。
だが、それがいい。

取り扱われる事件は、基本的には殺人事件(結果的にそうじゃなかった回もあったけれど)。
とはいえ、昨今の刑事モノにありがちな、難事件と思われるような不可解な事件を颯爽と解決するようなものではなく、石川刑事を中心とした人間ドラマを交えた泥臭い展開で。
想像以上に重厚で、どの回も見応えがありました。
見応えがあったから、ストリーミング配信で何度リピート再生しても、そのつど楽しめました。

次、脚本・シナリオ。
刑事が殺人事件の被害者の声を聞けるなんてチートにも程があるだろ、と当初は思っていました。
ところがどっこい、これが全くマンネリ化せず、この設定を逆手に取ったような様々なシナリオが展開されました。
第3話では被害者が間違った犯人を伝えていたり、第5話では死者が記憶を無くしていたり。
また死者が自殺した加害者だったり、石川が死者から話を聞こうとするとことごとく邪魔が入ったりと、実に多彩。

そもそも死者から話を聞いて犯人が分かったとしても、バカ正直に「死者から聞きました」なんて言う訳にはいかないので、証拠固めをしなければならないのですが、それがまたたいへん。
周囲に違和感を感じさせないように、警察を犯人へと導かなければならない。
しかし、下手に時間をかけていると、被害者が増えたり、犯人が逃亡したりする可能性がある。
そういった石川の苦悩やジレンマも、見飽きなかった要因かも。

一話完結モノとはいえ、生と死、光と影、正義と悪の境界線上に立つ石川がどうなってしまうのか、という全9話かけて描かれた主軸があって、それについて先の気になる展開が繰り広げられていたのも良かったです。
その分、後半へ行けば行くほど石川の立ち位置が黒い方向へ揺れ動いて、ハラハラが止まらなくなりましたが。
その流れで、あの衝撃のラスト。余韻が強くて、しばらくぼーっとしてそうな気がします。
明日の仕事、全く集中できなくなりそう。

あと、会話のキャッチボールが良かったです。テンポが良くて面白い。
第5話の岡部と石川のボケ(天然)&ツッコミとか、石川と立花のドツキ合い(ただし、ほとんど一方通行)とか、因縁を付ける立花とそれをばっさり斬り捨てる比嘉とか、シリアスな場面が続く中での清涼剤でした。
特に、石川と立花の会話が最高でした。
立花が投げた言葉のボールを、石川は見送るか避けるか、たまに受け取っても即座にペシッと捨ててしまうような、そんな会話が面白くてたまりませんでした。

演出について。
彩度を抑えたダークな色彩の映像が世界観にマッチしていてすごく良かったです。
また、ちょこちょこと画の構図(死体を挟んで石川と死者が対面しているシーンとか)で境界を表していたり、そういうギミックも面白かったです。

それと、地味に感動したのが、クドカン回(第5話)の被害者・岡部の影。
他の回と違って昼夜問わず死者が出ずっぱりだった回だったのですが、昼間のシーンでも岡部の影がなるべく写り込まないように工夫されていたのがすごいなと思いました。
カメラワークで足元を映さないようにしていたり、木やベンチの影と重ねて消していたり。
他にも、細かい演出の妙が冴えていて、感動の一助になっていたと思います。

キャラクター設定とキャストについて・・・・・は、語ると長くなりそうだし、ネタバレにも触れそうなので追記に。
たぶん、ほとんど石川語りになると思います。

で、音楽。
川井憲次さんの音楽が、本当に素晴らしかったです。
特にメインテーマ(かな? 毎回クライマックスでかかってるあの曲)が、もうたまりません。
ストリングスが紡ぐメロディと心を深く打つ重低音、それと男声コーラスで奏でられたあの曲から、厚みと重みを伴った力強さと寂寥感、孤独感が滲み出ていて、耳に残って離れません。
一番の希望はあの曲を生演奏で聴くことなのですが、まぁ「相棒」ぐらい出世しないと難しいと思うので高望みはしません。
なので、OSTを出して欲しいです。
CD媒体での一般販売が難しいなら、iTunes等で有料配信でもいいです。
もしくは、Blu-rayやDVD BOXの特典として付けて欲しいです。
お願いですから、あの曲をいつでもどこでもじっくり聴けるように取り計らってください。ほんと、お願いします。

というわけで、毎週木曜日の楽しみがなくなってしまって、しばらく呆けていそうな予感しかないくらい、いろいろ衝撃的で面白かったドラマでした。
BORDERの制作に携わられたスタッフ・キャストのみなさん、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

最終回見るまでは「2期希望!!」なんて叫んでたけど(主にTwitterで)、今は半々くらいかな。
石川の物語をもっと見たいっていう欲求はあるけれど、下手に世界観潰されるなら見たくないような、これで終わりってのもスマートでいいんじゃないか? ていう、そんな複雑な気分。


これより下の追記は、キャスト語り兼キャラクター語りになります。
と言っても、TVあんまり見ないドラマ素人の自分視点なので、そんな深い語りにはなりません。たぶん。
それと、ネタバレにちょっと触れるかもしれませんので、この先を見る方は注意してください。

まだ続くのかよ! っていうツッコミは無しの方向で。
自覚はあります。でも続きます。