[GMCD] Re:Birth II -連- "SaGa" BATTLE ARRANGE

伊藤賢治氏が作曲されたサガシリーズの曲をセルフアレンジしたアルバム「Re:Birth II -連- "SaGa" BATTLE ARRANGE」をゲット。
収録曲数は全10曲。
再生時間はトータルで約48分。

今回で3枚目の「Re:Birth II」シリーズ。
古くはサガ2から、新しいのはサガフロ、ミンサガまで、前作同様新旧幅広い作品からピックアップされています。
とはいえ、サガシリーズ+バトル曲縛りで3枚目ということもあってか、若干ネタ切れ感を感じました。
DSリメイク版サガ3の曲や、ロマサガ3の「バンガード発進!」が含まれているところが特に。
いや、格好良かったんですけれど。

そもそも「バンガード発進!」ってバトル曲だったっけ? と思ったりもしましたが、前作にロマサガ1の「下水道」があるので、それっぽければバトル曲でなくてもアリなんだな、と自己解決。

曲調は、これまでのシリーズ作品同様にハードロック。
原曲の主旋律とほんのり雰囲気を残しつつ、ほぼ完全にハードロックに生まれ変わっています。
どの曲も、結構激しいです。
ライヴで生バンド演奏を聴いたらかなり盛り上がりそうな感じに、激しいです。

前作との曲の雰囲気の違いは、あまりなかったような。
強いて上げるなら、音が若干重量級だったような気がします。
なんとなくですが、一音一音に少し重みがあるような感じがしました。
あと、コーラスが印象的でした。
前作、前々作にコーラスの入ってた曲あったっけ? 後で確認してみようかな。

バンドサウンドが最近特に苦手になりつつある自分ですが、それでも「燃える血潮~Save the world」、「バンガード発進!」、「激情の律動」は結構好きです。

「燃える血潮~Save the world」は、先日開催されたサガ1, 2全曲演奏会の余韻を引きずっているせいもあるのですが、いつ聴いてもこの曲はたぎります。
特に「Save the world」の冒頭は「来るぞ、来るぞ!」感が満載で、ゾクゾクします。
ロックサウンドになってますます激しく格好良くなって、この曲が流れると思わず作業の手が止まってしまいます。

「バンガード発進!」は、「ロックサウンドになるとこうなるのか!」という驚きの印象が強く残っています。
そして、なんだかすごく格好良い。
特に後半が好きです。渋くて格好良いです。
原曲も好きですが、これはこれでアリだと思いました。

「激情の律動」は原曲の延長線という感じで、アレンジはあまり強くありませんでした。
中盤に各楽器によるアドリブの連続が入っているところが大きな違いで、他はかなり原曲に近かったです。
原曲同様ギターやストリングス、コーラスの主張が強め。
そしてフラメンコっぽさも健在。
そのためか、バンドサウンド苦手な自分でも、比較的聴きやすかったです。

サガシリーズ曲をロックサウンドにアレンジということで、予想していたこととはいえ、やっぱり全体的には自分の好みとは少し合わない感じでした。
けれど、中には「あ、これ好きかも」と思える曲があったので、悪くなかったかなとも思います。
サガシリーズの曲が好きで、ハードロック調が苦手でなければ、オススメです。

[GMCD] GOD EATER 2 & GOD EATER 2 RAGE BURST ORIGINAL SOUNDTRACK

PSP/PS Vitaで発売された「GOD EATER 2」と、PS Vita/PS4で発売された「GOD EATER 2 RAGE BURST」のOST「GOD EATER 2 & GOD EATER 2 RAGE BURST ORIGINAL SOUNDTRACK」をゲット。
CD3枚+DVD1枚で、全83曲収録。
再生時間はトータルで3時間40分ほど。

GEシリーズは、GE2もGE2RBも未プレイです。
某イベントでPVを見たときに、綺麗で鮮やかなアクションには魅了されたのですが、アクション要素が強そうで俺がプレイしたら序盤で挫折しそうに思って、やっていません。

それでもOSTを買った理由は3つ。
1つ目、OSTのPVを見たときに、楽曲がすごく格好良かったから。
2つ目、作曲が椎名豪さんだから。
3つ目、Amazonのゲーム音楽ランキングでしばらく1位だったから。
ここまで条件が揃ったら、買わないわけにはいかない! というわけで、気が付いたらポチってました。
なぜか楽譜欲しさにDVD付きの方を。

ちょっと単価が高かったけれど、高かった分を考慮しても満足感の方がはるかに高かったです。
どれもこれも、すごく良曲が多いです。
というか、捨て曲なんてあったか? というぐらい良曲しかありません。

おかげで、3週間ひたすら聴き続けていました。
それでもまだ聴き足りないと思うぐらい飽きがこなくて、繰り返し視聴余裕です。

全体的には、オーケストラ調が多め。
しかも、壮大で奥深い曲ばかり。
これがほとんど生録なのですから、聴いていて非常に耳が幸せでした。
ゲームは未プレイですが、思わず聴き入って感動してしまうことが度々ありました。
どこかでオーケストラで生演奏してくれないかなぁ。

全体的にはオケ多めなのですが、そうでない曲もほどほどにあります。
ハードロック/ハードメタル系、ポップス、サイケデリック、中国古来の楽器を取り入れた曲などなど。
このOSTを聴く前に「テイルズ オブ ゼスティリア」のOSTを聴き込んでいて、その時に刷り込まれた「椎名さんの曲=がっつりオケ調」というイメージを引きずったままこのOSTを聴いたので、最初にそういった曲に遭遇したときは意外性のあまり目が点になりました。
たぶん、オケ調が得意だけれど、そういう激しい曲も書けるのでしょう。
意外と(と言っては失礼ですが)引き出し多いな、椎名さん。

そういういろいろな曲調が混ざっているため、最初一周聴いてみたときは、バラつきを感じました。
曲の方向性も音色の方向性も、曲によってマイペースにぶっ飛んでいることがあって、ちょっとまとまりがないというか。
でも、一つ一つはどれも素晴らしい曲なので、そのうち気にならなくなりました。

一通り聴いてみて少し感じたのは、ゲームのOSTにしてはボーカル曲が多いことと、フェードアウトする曲がほとんどないということ。
ボーカル曲が多いのは最近のゲーム音楽ではさほど珍しいことではないのですけれど、人の声を電子的に加工して人工音声のようにした「コイメカ」や「悪鬼の棲処」は印象的でした。
あと、ハードロックやラップは個人的にあまり得意ではないのですが、「F.A.T.E.」や「Back Down -Try & Terror-」は聴き慣れるとノリが良くて好きになりました。
まぁ、「F.A.T.E.」は椎名さん作曲ではないようですが。

フェードアウトする曲がほぼないのは、OSTとしてのこだわりでしょうか。
ゲーム内でループしてるであろう曲もフェードアウトすることなくスパンと終わっているので、ゲームで流れていた原曲に多少の加工が加えられていると思われます。特にコーダに。
BGMとしてするっと耳に入ってくる形で聴くのではなく、曲と一対一の対面で聴く側への配慮が感じられて、ちょっとしたこだわりなのですが好印象を持ちました。

そんなわけで、非常に満足しだGE2&GE2RBのOST。
ゲーム未プレイでも、オケ調のゲーム音楽好きの方にはオススメです。
とりあえず、椎名豪さんはもっと有名になっていいと思います。

[GMEV] シュデンゲン室内管弦楽団 第三回演奏会

ゲーム音楽を小規模アンサンブル形式演奏する演奏団体「シュデンゲン室内管弦楽団」の第三回演奏会に行ってきました。
会場は、小松川さくらホール。
16:00開演で、17:40頃に終演しました。

今回の演奏会では、「魔界塔士Sa・Ga」(以下、サガ1)と「Sa・Ga2 秘宝伝説」(以下、サガ2)を全曲演奏。
全曲演奏と聞いて、サガ1大好き人間な自分が行かない手はありませんでした。
どれくらい好きかというと、ダンジョンを含む全てのマップを暗記するくらい何周もプレイし、ついでにWSC版もスワンクリスタル本体ごと購入し、学生時代にDTMでサガ1の全曲をアレンジしてメドレー作ったことがある程度に。

サガシリーズの中ではサガ1が飛び抜けて好きなのですが、サガ2ももちろん好きです。
GB版は2, 3周プレイしましたし、DSリメイク版もプレイしました。

あのモノクロ4階調のドット絵と、同時発音数がたったの3音のBGMで描かれたゲームが、シュデンゲン室内管弦楽団の手によってどのように表現されるのか、開催発表以降ずっと楽しみにしていた演奏会でした。
そして、演奏会が終わった今、心地よい余韻に浸っています。

演奏形式は中規模なアンサンブル。
楽器構成は弦楽器(1stヴァイオリン、2ndヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)と木管(フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット(バスーン))で、各楽器1人ずつ配置。
各楽器1人ずつということは、ごまかしの聴かない分、個々に高い技術力の必要な構成だったと思います。

実際、演奏技術も表現力も、かなりハイレベルでした。
まれに演奏に力が入り過ぎたのか音が跳ねることもありましたが、それが気にならなくなるくらいのレベル。
安心して聴けたのはもちろんのこと、ずっと前のめり気味で聴き入っていました。
確かな技術力と表現力、さらに原作ゲームに対する敬意や想いを音で表現したいという熱意には、終始圧倒されっぱなしでした。
これら全部合わさると、音楽の力って凄いということを、改めて実感しました。

アレンジは、原曲が3音であるということを差し引いても余りあるぐらい、かなり加えられていました。
1, 2ループ目は原曲通りに、その後2, 3ループ目はニュアンスやベースのみ残してオリジナルのフレーズを絡めつつ大胆にアレンジ、曲によってはまた原曲に近い状態に戻ったり、そのまま次の曲に移ったり、というような感じ。
主催兼アレンジャーの大澤氏らしいといえばらしいアレンジでした。
原曲重視な人にとっては受け入れ難かったかもしれませんが、EGCの頃から大澤氏のアレンジは何度も耳にして慣れてきたし、そもそも大胆に編曲された部分も格好良かったので、個人的には満足でした。

全体的には、非常に色彩豊かなアレンジになっていました。
一つ和音が鳴る度に、色がぶわっと広がる感じ。
演奏会中に頭の中で描かれていたのはモノクロのGB画面だったのですが、モノクロなのに色が付いて見えたというか、音が色に変換されて見えたというか、そんな感じです。

それでもサガ1は、今にして思うと、少々狂気じみた危うい感じになっていたような気がします。
その反面、サガ2は力強さを前面に押し出していたのが印象的でした。
実際、原曲でもそんな差異があるので、そこを意識されていたのかもしれません。

アレンジと言えば、原曲オマージュとしてパンの振り方へのこだわりが素晴らしかったです。
GB音源はステレオだったので、音を左右のスピーカーに大きく振って広がりを持たせているのが、原曲の特徴の一つでもあります。
ヘッドホンで原曲を聴いたときにそれが面白くて、たったそれだけのことなのにひどく興奮したのを覚えています。
今回の演奏会ではそれを再現しようと、あちこちに工夫が見られました。
その工夫の中で最も大きなものは、楽器の配置。
コントラバスが中央、そこからステージに向って左側に弦楽器、右側に木管を配し、弦で演奏したフレーズを次は木管で追随するというシーンがそこかしこにありました。
そのような工夫から原曲をヘッドホンで聴いたときの興奮を思い出し、大澤氏の原曲に対するこだわりと敬意にひたすら感心しきりでした。

サガ1とサガ2の全曲を演奏した今回の演奏会。
サガ1好きとしては、これまでどこの演奏会でもあまり演奏されなかったサガ1が、今回一度に全曲演奏されたことで、非常に満たされた気分になりました。
満たされたと同時に、終わってしまったことが寂しいとも思ったので、率直に言って再演希望です。
再演されたら、また足を運ぶと思います。

あ、できれば小松川さくらホール以外がいいです。
あのホールの座席、背もたれのところに固い棒状のものが横に通っていて、ずっと座っているとそれが背骨に当たって痛いんです。。。


これより下の追記は、セットリストと曲(楽章)ごとの感想になります。