[ゲームEV] ファイアーエムブレム祭

任天堂(開発:インテリジェントシステムズ)のS・RPG「ファイアーエムブレム」(以下FE)シリーズのイベント「愛と勇気の25周年記念 ファイアーエムブレム祭」に行ってきました。
全3公演ありましたが、俺が参加したのは2日目昼公演のみです。
会場は東京ドームシティホール。
開演13:30、終演16:00頃でした。

ちなみに「ファイアーエムブレム祭」の「祭」は「さい」と読むようです。
ずっと「まつり」だと思ってました。

イベントの内容は、オーケストラによる歴代FE作品の楽曲演奏をメインに、ミニドラマやトークショーを披露。
休憩無しの2時間30分で、かなりの濃縮度でした。
過去に某ゲームのイベントで休憩無し4時間というのを経験しているので、それに比べれば2時間半なんて余裕と思っていましたが、それでもかなりのボリューム感を感じました。

まず、メインのオーケストラについてですが、編成は50人いたかどうかという中規模編成。
弦楽器がメインで、管楽器は少ない印象でした。
金管楽器に至っては、ホルンとトロンボーンは確認できたけれど、トランペットとチューバは見えませんでした。
とはいえ、そもそも原曲が弦強めなので、FEならばこの編成でもアリかなと思いました。

演奏自体は、さすがは東京フィル。技術力は確かなものでした。
ただ、オーケストレーションされているとはいえ、そもそも演奏されることを想定して作曲された曲ではないので、ところどころ演奏がたいへんそうというか、音に不安定さを感じるところがありました。
特に古い楽曲ほど顕著だったような。
崩壊まではいかないけれど、時々「ん?」と引っかかる部分がありました。

全体的な編曲は、古い曲ほどちょっとクセのあるアレンジだったように感じました。
逆に新しい曲はわりと原曲に近いというか。
そのせいかわかりませんが、古い曲ではあまりオケとの相性が良くない感じがしましたが、後半の新しい曲になるにつれて、オケのノリが良くなっていったように思います。

選曲は、第一作目の「暗黒竜と光の剣」から、最新作「if」まで、外伝も含めた全作品から幅広く採用。
ほんの少し「聖戦の系譜」と「覚醒」が優遇されている感じもしましたが、FEシリーズの中ではその2つの作品の曲が特に好きなので、個人的には問題ありませんでした。むしろ歓迎。
それでも、本当に生で聴きたかった曲が聴けない悲しさはありましたが。
紋章の「聖戦」とか、聖戦の「運命の扉」とか、蒼炎の「To My Love」とか、覚醒の「貴様らが…姉さんの言葉を語るな!」とか、聴きたかったなぁ。
聴きたい曲全部聴けるハズもないので、まぁ、仕方ないので次回に期待します。
ただ、とりあえず覚醒の「「I」メドレー」で「「I」 ~ 為」が聴けただけで、かなり満足しました。

ifの「if~ひとり思う~」は今回初めて聴きました。
前半はゆったりした静かな曲だったのですが、後半の盛り上がりは鳥肌モノでした。
映像はFE版MVが流れていたのでしょうか、透明感のある歌唱とMVの相乗効果でゾクゾクしました。
これ、ちょっとCDが欲しくなりました。それと、猛烈にifがやりたくなりました。

そして、最後のアンコールは、ソリスト(ソプラノ、バリトン)+コーラス付きのFEメインテーマ。
要するに、CMでお馴染みのアレを再現した形です。
バックのモニタに歌詞まで表示するというサービスっぷり。
国歌きたーっ!という感じで、もう興奮が止まりませんでした。

と、演奏自体は良かったのですが、ぶっちゃけ場所が悪かったなぁ、というのが一番の印象でした。
東京ドームシティホールの作りが音楽用ではなく多目的イベント用だからなのか、音の反響が全然ないことにまずびっくり。
今回のイベントで、逆に反響音の重要さを痛感しました。
普段、音楽用ホールでしかオーケストラの演奏を聴いてないから気付いていませんでしたけれど、反響音マジ重要。

その反響音がなかったため、オーケストラの演奏でよくある「音に包み込まれる感じ」がほとんどありませんでした。
生音だからこそ得られるあの感じがたまらないのに、勿体無い感じがしました。

オーケストラの演奏以外で特筆する点は、ミニドラマとトークショー。
ミニドラマはifがメインで、FEif未プレイの自分にとってはキャラクターの掴めないところがありましたが、普通に楽しめました。
キャラ的にわかりやすい性格だったからかもしれませんが。

トークショーは、主に聖戦と覚醒について触れられていたので、暗黒竜、紋章、聖戦、覚醒しかプレイしていないにわかエムブレマーな自分でも十分付いていけました。
というか、トークショーが非常に興味深く、面白かったです。
特に、子安武人さんと小林ゆうさんのはっちゃけっぷりが。
詳細は追記に記載しますが、このトークショーを1~2時間やっても結構楽しめるんじゃないかと思ったぐらい楽しかったです。

そんなわけで、FEシリーズ初の公式イベントでしたが、不満な点もありつつも、まぁ楽しめたイベントでした。
ぜひ次回の開催も希望します。
もし次回もオーケストラメインの構成になる場合は、できれば音楽用のホールで開催してほしいです。
サントリーホールやオーチャードホールとは言いません。文京シビックホールとかみなとみらいホールとか東京文化会館とかミューザ川崎とか、そのへんでお願いします。


これより下は、2日目昼公演のプログラムと、ミニドラマ、トークショーの内容や感想になります。

[GMCD] BRAVELY SECOND END LAYER Original Soundtrack

3DSで発売されたRPG「BRAVELY SECOND END LAYER」(以下BSEL)のOSTをゲット。
CD3枚組みで、計46曲収録。
再生時間は、トータルで2時間40分ほどになります。

前作「BRAVLY DEFAULT FLYING FAIRY」(以下BDFF)の続編である本作。
コンポーザは前作のRevoさんに変わって、supercellのryoさんが担当されました。

ただ、コンポーザが変わっても、曲の雰囲気はBDFFとあまり変わりはありません。
全体的にはオケロック調。
たぎる曲はひたすらたぎるし、しっとりした曲はひたすらしっとりしています。
ゲーム中でBDFFの曲も使用されているので、雰囲気を合わせる必要があったのだと思います。

ちなみに、BSELのゲーム中で使用されたBDFFの曲は、このOSTには収録されていません。
別途、BDFFのOSTが必要です。

曲自体は、結構良曲が揃っていると思います。
バトル曲はどれも好きです。
「試練の戦い」はもちろんのこと、CD3枚目の終盤に収録されているバトル曲は4曲とも好きです。
どの曲も聴き応え抜群で、聴いていると本当にたぎります。

また、メインテーマの終盤に前作のメインテーマ「希望へ向う序曲」のフレーズが入っている点や、ラスボス戦曲の後半に必殺技メドレーからのメインテーマという構成が組み込まれていた点などから、前作に対する敬意を感じました。
そういえば、BDFFのOST収録曲数とBSELのOST収録曲数が同じなのは、偶然なのでしょうか。それとも、合わせてきたのでしょうか。

バトル曲以外では、ラストダンジョン曲「神へと続く道」が一番好きです。
ゲームプレイしてる時も「この曲いいなぁ」と思いましたが、OSTで聴いても良曲です。
ピアノとコーラスが醸し出す切なさと、金管とパーカッションが奏でる力強さのバランスが絶妙で、何とも言えない胸を打つ感じがすごく好きです。

そんな中に、「巨大船」とか多少ぶっ飛んでる曲もちらほら。
前作の「十字砲火」もぶっ飛んでましたけれど、今回の「巨大船」は2曲ともフルコーラスでぶっ飛んでます。
バルバロッサの歌う演歌調「巨大船」が、プリンの手にかかるとどうしてあんなにポップでキュートな「巨大船」になるのか、ワケが解りません。
ある意味、神アレンジです。ある意味、すごいですryoさん。
ちなみに、「巨大船」2曲がどうしてああなったかは、ライナーノーツの半分くらいを割いて語られています。
ゲームクリエイター、怖いわー。

そんな良曲揃いのBSELのOSTですが、正直なところBDFFと比べるとインパクトが弱いかなという気もします。
というか、BDFFの壁が高過ぎました。
BDFFから切り離して聴けばすごく良いOSTなのですが、BDFFの続編の曲ということでどうしても比べてしまって、勿体無いというかなんというか。
BDFFの曲は神がかってたからなぁ。あれは次元が違いました。

でも、BSELもすごくがんばってると思います。ryoさんは良い仕事をされたと思います。
あのBDFFの続編ということでプレッシャーは相当なものだったろうと思いますが、逃げずに真っ向からガチンコ勝負を仕掛けているところは評価されて良いんじゃないかと。
個人的には好きな曲が結構多いです。
1ヶ月近く聴き続けていますが、わりと今でも飽きずに聴けています。
それくらい、好きな曲が多いです。

BDFFと比較してしまうとインパクト面で若干見劣りしてしまうところもあるのですが、一つのゲーム音楽として聴くと結構良曲揃いの良いOSTでした。
BSELをプレイして「曲がいいなぁ」と思われたら、OST購入をオススメします。

[ゲームRev] DEEMO~ラスト・リサイタル

iOS/Android用音楽ゲームアプリとして好評の「Deemo」のPS Vita移植版「DEEMO~ラスト・リサイタル」を、AFTER STORYまでクリアしました。
プレイ時間は・・・どれくらいだろう?
音ゲーにしては随分かかったような気がします。

iOS/Android版のDeemoは未プレイです。
が、友人がプレイしているのを脇から見ていたことは何度かあります。
そんなわけで、アプリ版はあまり詳しくないのですが、そんな自分でもわかるぐらいの大きな違いは、

・AFTER STORYと新曲追加。
・ストーリー部分はフルアニメーション。
・台詞は基本的にボイス付き。
・木の成長システムに少し違いがあるっぽい。
 Vita版はどの難易度でプレイしても、記録更新してもしなくても、一律で(達成度/1000)mだけ伸びる。
・マップ上に木を成長させる白いマーカーが発生しない。

あたりかと。

音ゲーにしては珍しくストーリー性のあるゲームでした。
上から落ちてきた少女を帰すために、ピアノを弾いて木を成長させる、というもの。
木の成長度合いに合わせて、曲が解禁されていきます。

新規解禁曲をプレイすると、初回クリアボーナスや初回フルコンボボーナスで木が一気に成長するっぽいので、解禁曲は率先してプレイした方が木がガンガン成長します。
初回達成度100%ボーナスもありそうですが、残念ながら俺の腕では達成度100%を一回も出せなかったので、そこはわかりません。
そんなわけで、おそらくDLC配信の追加曲をプレイすると同様の効果が得られると思うので、サクサク進めたいならDLCに手を出すのも一つの手段かと。
とはいえ、DLC配信曲無しでも最後までできたので、DLCは必須ではないです。

ストーリーは、ほんわかした絵柄ながらも、シリアスな泣ける展開。
ベタと言えばベタな展開だし、それほど尺の長いものではないので、結構序盤の時点で先の展開が大方予想できてしまうのですが、それでも”王道は正義”と思わせられる話でした。
AFTER STORYは、プレイしてもしなくても、どっちでもいいかもしれません。

で、肝心の曲ですが、想像以上に良曲揃いでした。
一部の曲は友人がプレイしているのを度々見ていたので聴き覚えがありましたが、それ以外にも良曲がガッツリ。
「曲が良い」という評判はあちこちで耳にしていましたが、プレイしてみてなるほど納得。
百聞は一見にしかず、を身をもって知りました。

曲調はポップからバラード、テクノと様々ですが、一貫しているのはメインがピアノであること。
どの曲もどこかでピアノの音が流れます。
そのためか、全体的にすごくクールでスマートで、それでいて情熱的な感じがしました。

とはいえ、良曲だから音ゲーに向いているかというと、それはまた別問題で。
中にはすごくノリ難いというか、プレイし難い曲もあります。
曲は良いけど、リズム取りにくいというか。

個人的に好きな曲は、

・Wings of piano
・Reverse - Parallel Universe
・Evolution Era
・Entrance
・Magnolia
・Suspenseful Third Day
・ANiMA

で、これらばかりをひたすらプレイしていました。
まぁ、好きだからといってクリアできるとは限らないわけで、MagnoliaなんてEasyをクリアするのがやっとでしたが。

難易度はEasy、Normal、Hardの3段階あるのですが、曲によってはEasyから初見さんお断り仕様だったりします。
難しい曲は本当に難しかったです。
でも、どんなに難しくてミスばっかりでも、途中で強制終了にならないところがDeemoの良いところ。
何もしなくても、最後まで曲を聴くことができます。
この仕様が、音ゲー下手には本当にありがたかったです。

曲がどれもとても良くて、そして音ゲーとしても楽しいゲームでした。
iOS/Android版を最後までプレイしたことがなくて迷っているならば、とりあえずVita版をプレイすることをオススメします。
たぶん、iOS/Android版よりプレイしやすくなっていると思います。

[GMEV] NJBP Live! #2 Double-Sided

7/11に開催された新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団のアンサンブルコンサート「NJBP Live! #2 Double-Sided」に行ってきました。
会場は文京シビックホールの小ホール。
開演は19:00で、終演は21:15頃でした。

NJBPの演奏会は、多分初参加です(前身の日本BGMフィル時代除く)。
前回の#1(2015年4月29開催)は、その後のGWのコンサートラッシュで予算消化し過ぎて経済的に余裕がなくて行けなかった覚えがあります。

今回のコンサートも、当初発表されていたのが前半の「任天堂セレクション」だけで、FC、SFC時代の古い曲はあまり知らないので、最初はあまり興味がありませんでした。
が、その後、後半で「ラジアータストーリーズ」を演奏すると聞いてからは、光の速さで即決でした。

なんでも、「ラジアータストーリーズ」は2005年の発売以来一度も演奏されたことがないらしく、今回が初演とのこと。
(有志による無料コンサートを開催しているアマチュア楽団で例があるかもしれませんが)
「ラジアータストーリーズ」をクリアした直後に、曲がすごく印象的でOSTとアレンジアルバムをまとめて買いに走ったぐらい曲が好きな身からすると、ちょっと意外な事実でした。
そんなわけで、演目に「ラジアータストーリーズ」追加と聞いてしまったからには、”行かない”という選択肢はもはや俺の中にはありませんでした。

演奏形式は、小規模のオーケストラ。
各パート基本一人(ヴァイオリン、ホルンのみ2人)でしたが、一通りの管弦楽器が揃っていました。
なかったのは打楽器(パーカッション)ぐらい。

小規模編成ということで、一人ひとりの技術力が試される構成でしたが、どなたもとても高くて安定感がありました。
まさに少数先鋭。
そして、何より小規模編成で小ホールということで、ステージと客席の距離感がすごく近い。
物理的な距離はもちろんのこと、意識的な距離も近く感じました。
そのためか、奏でられる音色に直接触れているような臨場感がありました。
大ホールでの演奏とは違った楽しみ方ができる、こういうアンサンブルもいいなぁ。

また、NJBPの中心人物(指揮)の市原氏による軽快はトークも見所だったかと。
開演前の「聴いても聴かなくても良いトーク」から始まり、開演後はちょこちょこ曲紹介でトークが入ったりと、時間配分からしたら演奏とトークで半々なんじゃないかというくらいトークが多いです。
ただ、このトーク、「これから演奏するゲームはどんなものか」をユーモアも含めて軽く説明してくれるので、知ってるゲームの場合は「あー、あるある」とニヤニヤし、初めて聴くゲーム音楽の場合は「そういう感じなんだ」と演奏を聴く上での助けになりました。

演奏自体はピリッと本格的で格好良いのに、トークは緩くアットホームというギャップも、NJBPのコンサートの醍醐味なのかもしれません。
個人的にはアリだと思います。純粋に楽しかったです。

前半の任天堂セレクションは、「マリオカート」の前半だけ記憶にありましたが、その他はほぼ聴き覚えがありませんでした。
が、普通に楽しめました。
「ファミコンウォーズ」も「新・鬼が島」も曲が格好良くて、ちょっとゲームにも興味が出ました。
今からプレイするのは難しいかなぁ。

後半の「ラジアータストーリーズ」は、「室内管弦楽組曲」と銘打って、4楽章9曲演奏(+アンコールで1曲)。
第1曲はのどかさ、第2曲は荘厳さと勇壮さ、第3曲は哀愁、第4曲は切迫したバトル曲と、各楽章でそれぞれ色合いが異なるという構成。
原曲重視のアレンジで、原曲好きとしてはどの曲も印象的に残っている曲で、非常に楽しめました。
そして、アンコールで今泉さんの生歌+岩垂さんと市原氏がパーカスとして参加されて、ED曲「てくてくあるく」を披露。
作曲家と歌姫が同じステージに立って曲の一角を担ってるって、どんだけ豪華なんですかっ!!
「ラジアータストーリーズ」の曲好きとしては、たまらないひと時でした。

何より「ラジアータストーリーズ」を生演奏で聴ける! という興奮が良い味付けになって、より一層楽しめた気がします。
今回「ラジアータストーリーズ」を選んでくれて、心底ありがとうを言いたいです。

今回、ゲストとして「ラジアータストーリーズ」のBGMを作曲された岩垂徳行さんと、ED曲を歌われている今泉由香さんが登壇されました。
後半第1曲~第3曲では岩垂さんと市原氏のトーク、第4曲でそこに今泉さんが加わった3人のトークか繰り広げられました。

岩垂さんと市原氏とのトークはかなり面白い話ばかりだったのですが、オフレコ厳守のものばかりでした。
あの内容は、今回のコンサートに行った人だけに送られたプレゼントだと思うことにします。
語られた中で多分触れても大丈夫そうなところをピックアップするとすれば、

・今回ラジアータストーリーズが演奏されるということで、岩垂さんからオススメ曲リストをNJBPに提示したら、ガン無視された選曲リストがあがってきた。NJBP側でオーケストレーションしやすい曲を選曲したら、今回のセットリストになった。
・今回、岩垂さんによる編曲はできなかったが、リハーサルの際に岩垂さん自身からちょこちょこ指示が入った。
・ラジアータストーリーズの曲を制作する頃にオーケストラの音源を導入したが、岩垂さんの中でちょうどジャズがブームになり、サックスを取り入れた曲が多くなった。
・同様の理由で、ビッグバンド的な要素もラジアータストーリーズの楽曲制作の頃に初めて導入した。
・ヨーロッパとインドの中間にあるトルコを意識したため、ベリーダンスも意識している。
・現在の舞浜駅の発車ベル音を作曲したのは岩垂さん。11秒という指定だったところ余韻を含めて12秒で納品。その後、実際に舞浜駅へ聴きに行ったところ、混雑時だったためか上下線ともに8秒ぐらいしか流れなくて、「もう少し短くすれば良かった」と落胆。なお、混雑時以外ならフルで聴けるらしい。

あたりかと。

今回のコンサートで、岩垂さんが自分の曲を相当大事にされている印象がますます強くなりました。
去年12月のコスモスカイオーケストラと、今年5月の4star2015で、岩垂さん自らが編曲して楽団に提供した上に、両公演とも自ら指揮をする姿を拝見していたので、もしかして自分の曲が大事だから作曲の意図をより鮮明に伝えたくて、自ら編曲し指揮しているんじゃないかと薄々感じていました。
今回のコンサートで、それがより一層強く感じられるようになりました。
岩垂さんの曲って、どの曲も作曲者自身に愛されているんだなぁ。

今回は別の方が編曲され、指揮が要らないくらい小規模編成でしたが、リハで指示を入れたとのことから、都合が付けば今回も編曲は岩垂さん自身がされていたかもしれません。

それと今後の予定として、岩垂さんからは、

・コミケ3日目に参加決定。
 ※スペースNo.までは告知されなかったけど、調べたら「西る29a」らしい。
 ※ちなみに、隣はなるけみちこさんのサークルっぽい。
・ガンホー関係で、浅草サンバカーニバルに4回目の出場。今回が集大成で、最後の参加になるかも?
・近々配信開始のスマホゲー(名前忘れた)のBGMを担当。

今井さんからは、

・8/1, 2に開催されるミュージカル人形劇に出演予定。

が告知されました。
コミケ3日目は楽しみにしています。また売り子されるんでしょうか。
以前、夏コミで岩垂さんのCD買いにスペースへ行ったら、岩垂さん自身が売り子されていてあまりに驚いて頭が真っ白になったことがあります。隣でなるけさんも売り子されていて、驚き2倍でした。

というわけで、前半の任天堂セレクションも良かったのですが、やはり「ラジアータストーリーズ」が最高でした。
NJBP、本当によくぞやってくれました。拍手を送りたいです。
このまま引き続き、良曲が揃っているのにゲームがマイナーでどこでも演奏されない曲を拾ってくれる存在でいて欲しいです。


これより下の追記は、今回のコンサートのセットリストになります。
感想は上に既に書いているので、セットリストのみです。

[GMEV] JAGMO -伝説の戦闘組曲-

ゲーム音楽専門のプロオーケストラ「JAGMO」の演奏会「伝説の戦闘組曲」の初日昼公演「時空を超える勇者たちへ」に行ってきました。
会場は文京シビックホールの大ホール。
開演は13:00、終演は15:30頃でした。

JAGMOのアンサンブルコンサートは過去に何度か足を運びましたが、フルオーケストラのコンサートは多分今回が初(ただし、前身の日本BGMフィルはノーカンで)。
アンサンブルコンサートが回によって演奏のクオリティにばらつきがあったので、今回はどうなるのか、開演前まで期待半分不安半分でした。

全て聴き終わった今、感想を一言で表すなら「プラマイ0」。
すごく面白くて心躍る演奏もあれば、正直首を捻らざるを得ない曲もあって、チケット代も加味すると「まぁ、こんな感じか」という印象。
演奏された曲の満足度とチケット代を天秤にかけると同じぐらいなので、「プラマイ0」です。

演奏技術は、プロオケだけあって全体的に高いです。
ピロピロした難しそうな譜面でも、確かな技術力で持って鮮やかに演奏されていました。
が、時々不穏な音が出ていたり、ほんの少し音ズレがあったりして、プロオケらしからぬ不安定さも若干感じました。

あと、音が洗練されていない感じもしました。
ホールの反響や座席の位置、曲の影響もあるのかもしれませんが、音がなんとなく少し濁っていたような。

演奏された曲は、ほぼどれも有名なゲームタイトル。
面白みに欠けるとも言えるけれど、鉄板タイトルという安定感がありました。
良曲は、何度聴いても良曲ですし。
そんな中にあって、特に異彩を放っていたのが「チェインクロニクル」。
初めて聴きましたが、原曲が気になる曲でした。

今回のコンサートは、タイトル通りメインは「戦闘曲」。
そのため、どの曲もアレンジは格好良さ全開でした。
激しく勇ましく格好良く、そしてたぎる。
時々、ゆったりした曲も挟まれていたので、緩急もちゃんとありました。
そのためか、聴いている方は聴き終わっても体力的にはまだ余裕がある感じでした。

ただ、戦闘曲ばかりで演奏されていた方は相当たいへんだったと思います。
夜公演と二日目の公演がありますが、無事に生き残ってください。

今回のコンサートではゲーム音楽のプロオケ楽団らしい新しい試みがいくつか見られて、それらはどれも興味深かったです。
そういうアプローチもあるのか、という驚きがありました。
ただ、試みとしては非常に面白かったけれど、もう一度聴きたいかというと話は別で。
そういう点では、ブラッシュアップが必要なのかもしれません。
でも、試み自体は面白いので、ぜひこれからも様々なアプローチを続けて欲しいです。

演奏以外で気になった点は2つ。
1つは司会の方の喋りが早過ぎて、ひどく聞き取り辛かったこと。
もう1つは物販のパンフレットの中身。
これまでのコンサートの演奏風景を撮った写真が大半を占めていて、確かに写真はどれも非常に綺麗で躍動感がありましたが、それだけ。
「パンフレット」というよりは「アルバム」といった体。
反射的に買ってしまいましたが、正直騙された気分です。
これなら、某コスプレ楽団のパンフレット(無料)の方が、よほど読み応えがありました。
関係者以外には、あまりオススメできません。
というか、JAGMOはグッズ展開の方向性に失敗しているような気がします。

そんなこんなで、演奏自体は可もなく不可もなく、ほどほどに楽しめたコンサートでした。
次回のコンサートは、10月24, 25日に予定されているようです。
次も行くかどうかは、今後公開されるであろう曲次第かなぁ。


これより下の追記は、今回の演奏会のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[ゲームRev] ペルソナ4 ダンシング・オールナイト

PS Vitaのリズムゲーム「ペルソナ4 ダンシング・オールナイト」を一通りプレイしました。
とりあえず、ストーリーモードクリア、フリーダンスのEASYとNORMALは全曲BRILLIANTでクリアしてALL NIGHTモードを出すところまでやりました。
まぁ、ALL NIGHTモードを出したところで、HARDだってロクにクリアできない自分には到底クリア不可能なのですが。
ALL NIGHTモードは発売直前に放送されたニコ生で何度か見ましたが、そもそも目が追いつきませんでした。

リズムゲームのシステムは、画面中央から放射状に飛んでいくノート(ボタンを操作するタイミングを示す印)に合わせて、ボタンを押したりアナログキーを弾いたりするもの。
イメージ的には、SEGAのmaimaiが近いかも。
maimaiからSLIDEを除いてスクラッチを足したような感じです。

ただ、このスクラッチが結構クセモノでした。
スクラッチは基本的に無視してもマイナスにはならないけれど、ものによってはボーナス的な付加価値のあったりして、それに惑わされることがしばしば。
そして、ノートとノートの間にスクラッチが挟まれていると、途端に脳内がゲシュタルト崩壊するという有様。
それで「ぐぬぬ・・・」となることがよくありました。主にHARDで。

ノートが中央から放射状に飛ぶ仕様のため、ノートを目で追うタイプだった「初音ミク Project DIVA」シリーズや、ボタン操作するタイミングを示すライン付近だけを見れば良かった「シアトリズムFF」に比べて、常に画面全体を俯瞰で見なければならないのが難しかったです。
慣れるまで、少し時間がかかりました。
つい画面の一点に焦点を合わせてしまい、正反対の方向に飛んでいったノートを見逃すこともしばしばありました。

システム的には他の音ゲーとは違うクセみたいなものがありましたが、慣れると楽しかったです。
プレイヤーターゲットが音ゲーマーではなくP4ファン(RPG好き)としているためか、難易度の低いEASYとNORMALはそれほど難しいスコアではなかったです。
判定は結構緩くて、ノートを見逃したりタイミングを大きく外したりしない限りはミスにはなりません。
リズム感も反射神経もダメダメな自分でも、割とすんなりクリアできました。
ただ、HARDとALL NIGHTはノートの数が多過ぎて目と指が追いつかず、軽く挫折してます。
しかも、アイテムの組み合わせ次第でもっと難しくすることもできるとか、アトラスはどんだけドSなのかと。
まぁ、昔からドSだったから今さらという気もするし、それでこそアトラスと言う気もしますが。

そんなわけで、ゲームをプレイしている間はノートの動きに注視していて、バックの映像を見る余裕はありませんでした。
そんな人のためなのか、映像をゆっくり鑑賞できるモードが搭載されています。
また、カメラを定点に固定して、キャラクターのダンスをじっくり観察できるモードもあるそうです。
ニコ生の発売直前放送によると、「踊ってみた」用らしいです。
至れり尽くせりですな。

友人がプレイしているのを脇から見ることで、初めてバックの映像をじっくり見ることができたのですが、P4らしくハイカラで華やかな映像でした。
ダンスは各キャラクターの個性に合わせて作られていて、なかなか面白かったです。
番長の満面のドヤ顔とか、陽介の動きが陽介のくせにカッコかわいいとか、千枝の動きがほぼカンフーだったとか、完二のダンスが性格通りの豪快さだったとか、その他いろいろ。
そして、菜々子は天使でした。

曲が良いのは事前に知っていましたが、実際にゲームをプレイしながら聴いてみても、想像以上に良かったです。
アレンジも含めて、どの曲も結構好きです。
個人的に一番好きな曲は、「Backside Of The TV(Lotus Juice Remix)」。
原曲が好きなのもあるのですが、リミックスが最高に格好良かったです。
あと、「Time To Make History(AKIRA YAMAOKA Remix)」も好きです。
BPMが他の曲より高くて、クリアできなくて地団駄を踏むことがよくありましたが。

とはいえ、曲は良いけど、リズムゲームとしてはノリ難い曲も何曲かありました。
テンポが取り辛いというか。タイミングを合わせ辛いというか。

それと、他の音ゲーに比べて1曲が長いです。1曲あたり3分以上あります。
曲によっては6分以上とか。
「ちょっと時間できたし、ちょっとだけプレイするか!」と軽い気持ちでプレイできる長さではありません。
ただ、曲が良いので、プレイ中に集中力が途切れるということはほぼありませんでした。

例外的に、DLCとして配信されているP4AのOP、ED曲は短いです。
フルバージョンではなく、TVOAバージョンなので。
映像もアニメのOP、EDのノンクレジット版をそのまま使っています。
なので、素材は基本使いまわしのはずなのですが、DLCの値段が高いのはちょっと引っかかりました。
権利的な問題かなぁ・・・・・・まぁ、買うけど。P4だし。アトラスだし。

話は変わって、ストーリーモードについて。
P4U、P4U2と同様に、P4本編の後日談ということになっています。
時間的には、P4本編ラストの半年後ぐらいの様子。
そのため、P4(できればP4G)プレイ済み推奨です。
ただ、P4U、P4U2はプレイしていなくても問題ないです。
話題の中にほんのちょっと匂わせる表現がある程度なので。

ストーリーモードのシステムは、テキストアドベンチャーの間にリズムゲームが時々挟み込まれているサンドイッチ方式。
そういう点では、P4U、P4U2のストーリーモードと似た感じです。

P4U2と同様に公式からネタバレ禁止が発令されているので、内容については詳しく触れませんが、P4U、P4U2のノリが楽しめた人なら楽しめるのではないかと。
自分は正直なところ、理想論というか綺麗事が強過ぎて、序盤からちょっと食傷気味でした。
気分的には、P4U2のストーリーモードをクリアしたときの気分に似ています。

それと、P4U2よりはギャグ要素が多めと言うか、シリアス要素が少なめというか、ツッコミどころしかないと言うか。
たぶん、「こういうものなんだ」とあっさり割り切ってしまった方が楽しめるような気がしました。

とはいえ、最終バトル(?)前後はリズムゲームも含めて胸熱でした。
曲も演出も集大成って感じで、そこは純粋に楽しめました。

そんなこんなで、ストーリーモードの内容はともかくとして、リズムゲームとしては結構楽しめました。
本作オリジナルのリミックス曲はどれも良かったし、好きな曲をBGMに音ゲーができるというのが何よりも感慨深かったです。
初心者にも優しい作りになっているので、音ゲー未経験の方でもプレイできると思います。

P4DはこれからDLCで追加楽曲があるようなので、まだしばらくはちょこちょこプレイし続けると思います。
とりあえず、8月のDLC足立待ちです。
ついでに、DLCでアニメ曲がアリならば、P4GAの「Ying Yang」を熱烈に希望。
作曲された方がアトラスサウンドチームの方ではないようなので権利問題とか難しいと思いますが、そこをなんとかっ! ぜひっっ!!

[GMCD] ファイアーエムブレム 暁の女神 ORIGINAL SOUNDTRACK

Wiiで発売されたS・RPG「ファイアーエムブレム 暁の女神」のOSTが「蒼炎の軌跡」と同時発売されたので、まとめてゲットしました。
CD4枚組みで、収録曲数は全85曲。
再生時間は、トータルで4時間30分弱です。
「蒼炎の軌跡」とCDの枚数は同じだけど、曲数と再生時間はこっちの方が多いんですね。

「蒼炎の軌跡」のOSTのレビューでも触れたように、「暁の女神」もゲーム未プレイです。
プレイするとなると、Wii本体から揃えないといけないという体たらくっぷりです。
それでもOSTをゲットした理由は、「蒼炎の軌跡」と同様に、7月開催予定のFE祭の予習と、単純にFEの曲が好きだからです。

FEシリーズのコンポーザと言えば、個人的には辻横由佳さんが思い浮かぶのですが、「暁の女神」では「ファイアーエムブレムのテーマ」以外の楽曲提供はない様子。
「蒼炎の軌跡」のときも少ないなぁと思いましたが、「暁の女神」はさらに少なかったです。

でも、だからといって曲が悪いわけではなく。
これまでのFEの曲と同様に、オーケストラ調の勇ましい曲や力強い曲が揃っています。
ただ、なんとなく「蒼炎の軌跡」よりも低音が強く、勇壮な感じがしました。
プラットフォームがGCからWiiに変わって、音質がよりリアルな管弦楽器音になったからでしょうか。
「暁の女神」のOSTを聴いてから「蒼炎の軌跡」のOSTを聴くと、音の違いがかなりはっきりわかります。

「蒼炎の軌跡」といえば、「暁の女神」には「蒼炎の軌跡」のアレンジ曲が結構多かったです。
ゲーム未プレイなので物語的に繋がりがあるのかどうかわからないのですが、「あれ、この曲この前聴いたぞ」ということがしばしば。
自分の好きな曲(蒼炎の「To My Love」)のアレンジ(暁の「太古の意識」)もあって、ちょっと嬉しかったです。
曲の雰囲気はかなり違ってたけれど、これはこれで格好良い曲になっていたし、わりと気に入りました。
この曲、FE祭で生演奏で聴きたいなぁ。どっちバージョンでもいいので。

FEといえば、やはり「ファイアーエムブレムのテーマ」は外せません。
「暁の女神」ではOP曲らしく冒頭の1曲目に収録されているのですが、やはりこの曲は外せません。
音質が生録かと思うくらいリアルなので、自宅にいながらオーケストラでテーマ曲を聴いているようで、胸が熱くなります。

ただ、「蒼炎の軌跡」と同様に、やっぱりゲームプレイ済みの方が楽しめるOSTだと思います。
ゲームを知らなくてもとりあえず楽しめますが、でもたぶんゲームを知っていた方がより楽しめるタイプかと。
「この曲どんなシーンで使われてるんだろう」と興味を抱かせる曲もあったのですが、今からプレイするのもなぁ・・・ハードから揃えないとだし・・・ちょっとハードル高いです。

そんなわけで、「暁の女神」プレイ済みの方にはきっとオススメのOSTだと思います。
それと、OSTを聴いていてより一層FE祭への期待が沸いてきました。
本当にスペシャルコンサートが楽しみでなりません。