[ドラマCD] DJCD テイルズリング・ヴェスペリア COMIC MARKET 88 LIMITED

Xbox360/PS3のRPG「テイルズ オブ ヴェスペリア」(以下TOV)のコミケ恒例CD「DJCD テイルズリング・ヴェスペリア COMIC MARKET 88 LIMITED」をゲット。
いつも通り、ドラマパートとラジオパートの2本立てです。

再生時間は、ドラマパートが52分ほど。これまでよりちょっと多め。
ラジオパートは22分ほどです。

コミケ初日に始発参加で企業ブースに行ったので、そのときについでにゲットしてきたのですが、結局開封したのは2週間後の今頃になってしまいました。
なんかもう、これならいっそ一般販売まで待っても良かったかなぁ、っていうレベルで出遅れました。
前エントリでもちょこっと書きましたが、それもこれも全部、某くそったれなゲームが悪い(最高の褒め言葉

今回のドラマパートのタイトルは「ユーリとフレンの受難の日」。
貴族とのいざこざの最中、魔導器で腕をつながれてしまったユーリとフレンの話です。
というわけで、メインはユーリとフレン。
ユーリとフレンはほぼ出ずっぱりな一方、他のメンバーの出番はわりと少な目です。
むしろ、ソディアの出番の方が多かった印象です。

ていうか、ものすごく久しぶりにソディアを見た(聞いた)ような。
「テイルズリング・ヴェスペリア」で以前に登場したことあったっけ? 初?
相変わらずのフレン偏愛ヤンデレっぷりを発揮していて、お元気そうでなによりです。

シナリオは、いつものテイルズリングに比べると渋いというか、シリアスな印象です。
TOVの世界観の特徴の一つでもある「貴族」と「平民」、「騎士団」と「ギルド」の関係が、いつも以上に強調して描かれています。
いつものほのぼのギャグ感は、それほど強くありません。
そういう点では、今回のシナリオはこれまでと少し毛色が違っていて、新鮮さを感じました。

終盤で明かされるネタは、それを膨らませればゲーム一本作れるんじゃないかというぐらいのサスペンスチック。
実際に実現していたらと思うと、軽くゾッとします。
アンリ卿みたいな小物ではなく、一向に改善されない差別社会に絶望した賢しい人が確固たる自己の「正義」をもって、強制的に平等社会の実現を画策する、みたいな展開にしたら、結構熱いシナリオになりそう。
まぁ、そうなったらテーマが「自由」と「平等」っていう、すこぶる重いものになりそうですが。

話は変わって、ラジオパートについて。
パーソナリティは中原麻衣さん、ゲストは鳥海浩輔さん、森永理科さん、竹本英史さん。
説明不要のいつものメンバーです。

ただ、いつもと異なるのは、今回は対決モノではなく企画会議みたいな感じ。
「リタに気持ちよく勝ってもらおう」というお題の通り、次回のDJCDでポンコツ森永さんに気持ちよく勝ってもらうための対決ネタをみんなで考える、という内容でした。
これは、2015年冬コミ(C89)版の制作確定と捕らえてよろしいんでしょうか? いいんですよね?

ちなみに、前回C87版の「リタに気持ちよく勝ってもらおう」はなかったことにされました。
まぁ、あれは本当に、ツッコミが追いつかなかったからなぁ。

編集されているのかもしれませんが、短時間で的確かつ面白いネタを考えられる声優さんの頭の回転の早さは、いつも感心させられます。
ネタを考えながらトークしつつ、フリップに回答を書いてるって考えると、相当器用だなぁと。

にしても、森永さんのポンコツ負けっぷりが凄まじいです。
2月に池袋で開催されたプレミアムショップでの勝負モノでも負けたとか。
森永さんの「負けたのっ!」っていう報告の直後に入ってる、鳥海さんの「ははっ」っていう気の抜けた笑いが、リスナーの気持ちを代表して的確に表していると思いました。

ちなみに、ゲストトークでテイフェス2015のことも、鳥海さんが軽く語られていました。
TOV、10周年の前にTVアニメ化されないかなぁ。
なお、テイルズ オブ 20周年展については、軽くスルーされました。

というわけで、C89版の制作がほぼ確定したとも言える今回。
ラジオパートの対決モノが今回はなかったので、いつもの茶番もといドキドキの展開はありませんでしたが、ドラマパートのシリアス展開やラジオパートのほのぼの企画会議など、相変わらずの面白さでした。
次回C89で、コミケ合わせのテイルズリング・ヴェスペリアは10本目。
その節目のCDで、ついに森永さんが勝つ日が来るのか!?
期待しています。色々な意味で。

[GMCD] DEEMO SONG COLLECTION

iOS/Android/PSVitaで配信中のリズムゲーム「DEEMO」のサウンドトラック「DEEMO SONG COLLECTION」をゲット。
収録曲数は全22曲(ボーナストラック含む)。
再生時間はトータルで72分ほど。

OST自体は発売日当日にゲットして、その数日後から聴き込み始めたのですが、2, 3週間ほど前にクリアした某ゲームの余韻にこっ酷くやられた挙句それ以外のコンテンツを受け付けられなくなってしまい、その結果このOSTのレビュー投下が遅くなりました。
全部、あのくそったれなゲームが悪い(超絶褒め言葉

閑話休題。

DEEMOはVita版をプレイしており、最後(AFTER STORY含む)までクリアしています。
DLC曲は一曲もやっていません。

収録曲の大半は、リズムゲーム部分の曲です。
それ以外のBGM(フィールドの曲など)は、タイトルバック曲以外は収録されていません。

曲はDEEMOをプレイしながら聴いているので、良曲揃いなことは知っています。
が、改めて綺麗な音質で聴くと、その良さが更に倍増されているように聴こえました。
ゲームは曲を聴きながら目と指にも神経を集中させなければならなかったのですが、サントラでは耳に集中するだけで良いので、ゲームをプレイしているときよりも曲にどっぷり浸ることができたように思います。

また、ゲームではプレイヤーが叩いた音が強調されて聴こえて、若干音のバランスが悪く感じました。
が、その点についてはOSTなので修正されています。
まぁ、そもそもこちらがオリジナルだと思うので、「修正」っていうのも変ですが。

ゲームプレイ時から感じていましたが、流れるようなピアノの音色とそれ以外の音のハーモニーが、とても気持ち良いです。
ピアノ独特の透き通っていて、曲によっては元気に跳ねるような、または切なく歌うような音色がたまりません。
ピアノの音色が好きな方は、本当に聴いて損はないと思います。
リズムゲームが苦手でも、サントラゲットはオススメです。

それと、自分がそもそもアクションゲーム苦手だからなんだと思いますが、「この曲のこの部分の音の流れってこうだったのか!」という発見もあったり。
ゲームではノートがどばーっと流れてきてリズムが解らず「できるわけねーだろっ!!」ということが多々あったけれど、OST聴いてからプレイしてみたら「あ、そういうリズムだったのか」と理解できたことが結構ありました。
そのためか、OST聴いた後にゲームプレイしたら、スコアが軒並みアップしました。

収録されている曲のうち半数以上はゲームと同じ尺ですが、ロング(フル?)バージョンも数多く収録されています。
個人的に好きな曲(主にV.Kさんの曲)がほぼロングで収録されているので、俺大歓喜です。
具体的には、

・Dream
・Reflection (Mirror Night)
・Evolution Era
・Wings of Piano
・Nine Point Eight
・Reverse -Parallel Universe-
・Saika
・YUBIKIRI-GENMAN
・Sakura iro no yume

あたりかと。
ゲームと同じ尺の曲は2分前後ですが、ロングバージョンは3~5分ほどの長さになっています。
その長さ分、盛り上がりが増強されているので、ゲームの尺のものよりかなり聴き応えのある曲になっています。
特にV.Kさんの楽曲がすごい。どれもやばいレベルで鳥肌モノです。

なお、今回のサントラで収録されている曲は、ゲームの曲セットのうち主にDeemo's Collection vol.1A および B から選曲された模様。
そのため、2の曲はほとんど収録されていません。
例外は、「Sakura iro no yume」と、ボーナストラック扱いの「Myosotis」ぐらいでしょうか。

あと、1のラスボス1個前の曲の「Entrance」も入っていません。
あの最凶の入口が入ってないのは、ちょっと解せません。
好きな曲だっただけに、残念です。

他にも1の曲で未収録のものがちょこちょtこあったりするので、サントラとしては不十分な感じでした。
ちなみに、OST買ってから後で知ったのですが、某店舗(2店舗)の特典として「Suspenseful Third Day」もしくは「ANIMA」の曲が付いてきたとかなんとか。
どっちも超好きな曲じゃないか・・・ちくしょぉぉぉぉ(血涙

そんなわけで、今回のOSTで収録されなかった曲を補完する第二弾の発売が待たれます。
いや、本気で出してくださいジャンピング土下座でも何でもしますからお願いしますお願いしますっっ!

サントラとしては不満な点がないわけではないのですが、収録された曲はどれも申し分なく、むしろ大満足のOSTでした。
その調子で、第二弾の発売をお願いします! 本当にお願いしますっ!

[GMEV] モンスターハンター オーケストラコンサート 狩猟音楽祭2015

カプコンの「モンスターハンター」シリーズのオーケストラコンサート「狩猟音楽祭2015」の東京公演に行ってきました。
会場は、東京国際フォーラム ホールA。
開演17:05(予定より5分押し)で、終演19:15でした。

パンフレット等の物販は一切購入していないので、セットリストは覚えていなくてわかりません。
ただ、これより下では、今回演奏された曲のうち印象に残っているものについて、曲名を出して言及しています。
来週8/30の大阪公演まで演奏される曲を知りたくない、という方は、ここで回れ右して下さい。

パンフレットは欲しかったけれど、物販列のあまりの長さに心が萎えました。
最近のプロオケによるオケコンでは、セットリストを有料パンフレットにのみ掲載するケースが多いけれど、正直なところ、ペラい紙1枚でいいから演奏曲目リストを配布して欲しいです。
まぁ、採算とか諸々の事情があるのでしょうが。

ちなみに、モンスターハンターシリーズはどれも未プレイです。
マ○オの1-1の最初のク○ボーが最凶の敵だと思っている人間に、あんな見るからに難しそうなアクションゲーム、できるわけがありません。
ただ、音楽はすこぶる好みなのでOSTは何枚か持っています。
また、過去の狩猟音楽祭にも何度か足を運んだことがあります。

今回演奏された曲は、4と4Gの曲を中心に、各シリーズ作品からほぼ満遍なくピックアップ。
また、これから発売される「モンスターハンター クロス」と「ぽかぽかアイルー村DX」からそれぞれ1曲ずつ、先出しで演奏されました。

演奏は東京フィルハーモニー交響楽団なので、演奏技術は文句なし。
音の安定感が半端なかったです。さすがプロ。
演奏自体は「響きの森 クラシック・シリーズ」で何度か聴いたことがあるので、安心感もありました。

ただ、演奏された音色は全てスピーカーを通していたためか、力の出し惜しみをしているような印象を受けました。
ギターや和楽器などのソリストのボリュームに合わせたためか、全体的にちょっとボリューム抑え気味。
そのため、音に包まれるような臨場感が得られなくて、物足りなさを感じました。
スピーカーを通していたこともあってか、CD音源を聴いているようにも思えました。

そういう意味では、前回2014の方が聴いていて楽しかったです。

とはいえ、曲単位で言えば、「閃烈なる蒼光 - ジンオウガ」はこれまでの狩猟音楽祭の中で最も聴きやすかったです。
これまでのジンオウガは、エレギや和楽器が前面に出過ぎていて爆音が酷く、何がなんだかわからない音の塊にしか聴こえませんでした。
それが今回、エレギや和楽器がオケの邪魔をせず、ちょうど良いバランスで、ちゃんとジンオウガの曲でした。
なんだ、やればできるんじゃん。

それと、「生命ある者へ」と「旅立ちの風」がセットリストに含まれていたので、個人的にはそれだけでわりと満足しました。

「生命ある者へ」は、原曲をほぼそのまま演奏。
この曲、モンハンシリーズの中では一番好きな曲です。実は「英雄の証」より好きです。
原曲は音源が擦り切れるぐらい何度も聴いているし、過去の狩猟音楽祭でも何度も聴いています。
でも、やっぱり何度聴いても良い曲で、聴いていて泣けてきました。

「旅立ちの風」は、オールラストの曲でした。
これが最後に来たときは、内心で「キターッ!!」と大歓喜しました。
これもほぼ原曲そのまま演奏。
最後の最後に持ってくるとは、なかなか乙な構成だと思います。

欲を言えば、「生命ある者へ」と「旅立ちの風」は、スピーカーを通していない、本当の生の音で聴きたかったです。
そういう意味では、国際フォーラムのホールAは広過ぎるんだよなぁ。
でも、ラ・フォル・ジュルネではスピーカーを通していない生音でオケの演奏していたと思うので、不可能ではないと思うのですが。

今回初出しだった「モンスターハンタークロス」の曲は、プロモーションムービーのBGMをオーケストラアレンジしたものだそうです。
正統派オケという感じでしたが、なんだか格好良かったです。
後半はパーカッシブルな曲になり、ところどころで妙に耳に残るパーカッションのリズムが印象的でした。

その他に印象的な曲といえば、本編ラスト付近で演奏された、4Gのコグマジオス戦曲「軋む巨戦」と「超重の戟翼」。
狩猟音楽集IVを買っていないので今回初めて聴いたのですが、心魅かれる曲でした。
ところどころで聴こえる「旅立ちの風」のフレーズも良い感じで。
「あ、狩猟音楽集IVを衝動買いしても悔いはないかな」と咄嗟に思ったくらい、魅かれるものがありました。

そして、そこから続く「英雄の証 ~4Version」。
帰宅後に調べてみたら、ゴグマジオス戦のBGMは「軋む巨戦」→「超重の戟翼」→「英雄の証 ~4Version」に続くと知り、なるほど納得。
本編最後の曲になったのも頷けました。

今回の演奏会は、曲単位では「これはっ!」というものや、セットリストの構成の妙が光るところもありましたが、全体的にはちょっと残念なところが目立った感が否めません。
2014が個人的にはすこぶる楽しめただけに、なんだか勿体無いというか。
やっぱりオーケストラはスピーカーを通さない生音で聴きたいです。
国際フォーラムのホールAが広過ぎるということであれば、キャパ2000人ぐらいのホールで2回公演するとか、オーケストラの音色を生かす工夫が欲しいです。
というわけで、次回に期待します。

[ゲームRev] CHAOS;CHILD ※ネタバレあり

※本エントリ(主に追記以降)には、「CHAOS;CHILD」のネタバレが多数含まれています。トゥルールートを最後までプレイしていない方は閲覧しないようにご注意ください。
※2015.09.12: 主に追記部分を更新しました。今後もちょこちょこ更新するかも。

PS Vita版「CHAOS;CHILD」(カオスチャイルド、以下カオチャ)をクリアしてから10日ほど経過しましたが、いまだに余韻が抜けません。
余韻が抜けないどころか、「トゥルー後に放心状態→食欲不振→夏バテ」のコンボを食らって、絶賛体調不良中です。
ラストの余韻が高じて食欲不振になるくらいインパクトの強い作品には、数年に1回ぐらい遭遇するのですが、カオチャもそのケースに見事に当てはまりました。
カオチャのことが頭から離れなくて、それを抑えるために周回プレイをしては、やっぱり放心状態になって、また離れられなくなるという循環に陥っています。
どうすればいいのこれ。
カオチャが好き過ぎて生きるのがツライ。ほんとツライ。

ネタバレありまくりの語りに入る前に、前置きとして前エントリではあまり触れていなかったネタバレ無し語りを。

今回のイベントスチル、どれも結構凝っているなぁと思いました。
構図とか空気感とか迫力とか、感性と緻密な計算が混ざったような、そんな印象です。
グロいのもあるけれど、わりとどれも好きです。

ライブラリに格納されたイベントスチルを見返すということは、他のテキストアドベンチャーではあまりやらないのですが、カオチャではよく見返しています。
シーンを思い起こすための手段として見返していることもあるけれど、何回見ても見飽きない魅力を感じました。

ついでに曲について。
作中のBGMにはメインテーマのアレンジが多いけれど、メインテーマの主題がすごく好きなので、どのアレンジもかなり好きです。
特に好きなのは、「BREAK FORTH」と「DI-SWORD OF SADNESS」。
この2曲はすごく耳に残りました。
この2曲と「WORLD -C;C MAIN THEME-」「SILENT WORLD」のために、OSTが欲しいです。
Vitaだとライブラリで再生しながら放置すると、最大30分でスリープ状態に入って音が切れてしまうので、エンドレスで流せるOSTが欲しいです。
パッケージ販売とはいいません、DL販売でも良いので、ぜひお願いします。

OP曲は、XboxOne版の「非実在青少年」も、PSプラットフォーム版の「シンギュラリティ」も、どちらも格好良くて好きです。
トゥルーエンドまでクリアして、すぐにCDの購入に走りました。
今、絶賛エンドレスリピート中です。
何回聴いてもあんまり飽きなくて、かなりヘビロテしています。

ただ、トゥルーをクリアするまでは、歌詞について深く考えない方がいいかも。
特に「非実在青少年」に収録されている「silent wind bell」は直球なので。
「シンギュラリティ」にもアレンジ違いが収録されています。
なので、このCDを購入する前に、カオチャを最後までプレイしていた方が無難かと。



というわけで。
これより下は、考察とも呼べない雑記、ある意味”憂さ晴らし”になります。
ネタバレに配慮していません。ネタバレ満載です。
未クリアの方は、本当に引き返してください。

[ゲームRev] CHAOS;CHILD

MAGES.の科学アドベンチャーシリーズ第4弾「CHAOS;CHILD」(以下カオチャ)がPSプラットフォーム(PS4/PS3/PS Vita)に移植されたので、それをプレイして、先日トゥルーEDまでクリアしました。

ちなみに、購入してプレイしたのはPS Vita版(初回限定版)です。
先の気になるところで外出しなければならない時でも、Vita版なら移動中や外出先でもプレイできるし、という理由で。
半年ほど先に発売されていたXbox One版で評判が良いことは小耳に挟んでいてため、プレイし始めたらきっと止まらないだろうな、という予感のようなものが、購入前からありました。
ついでに、自分の性格上、ハマったら初回限定版が欲しくなるに決まってる、と思ったので、最初から初回限定版一択でした。

結局、あまり外出先でプレイする機会はありませんでした。
理由は、一気にプレイしてクリアしてしまったから。
あまりに一気にプレイし過ぎて、プレイ開始からトゥルーEDクリアまでの間に外出する機会がほとんどなかったのです。
むしろ、ストーリーの先が気になって、なるべく自宅に引きこもろうとしてたぐらい。

そんな一気プレイするくらい、ストーリーは非常に面白かったです。
冒頭は「ふーん」ぐらいの気持ちでプレイしていたのですが、第1章の終盤からはもう一気プレイ確定でした。
特に、中盤で主人公の立ち位置が180度反転してからは、止まりませんでした。
一気にプレイして、トゥルーEDまで到達して、クリア後泣きながら「うわぁぁぁぁぁっ!」とクッションをサンドバッグにしてジタバタした後、しばらく放心状態になりました。
クリアしてからこのレビューを投下するまでに、実は2, 3日ほどブランク期間があるのですが、理由の半分はこの放心状態が原因です。
え、こういう終わり方なの、あでも主人公にとっては一つの決着とも言えるのか、いやしかしそれでいいのか、だが主人公の決断は尊重したいしなぁ、というかそもそもカオチャについては語りたいことがたくさんあるけれど、少しでも深く突っ込むとネタバレに触れそうだし、でもあのルートとかトゥルールートとか語りたいし、いやそれこそここじゃ語れないだろ、でも語りたいんだよ、語りたいけど2周目プレイもしたいんだよ、などと、トロフィーコンプしながらいろいろ考えて悶々とすること数日。
ようやく心の整理が付いてきた、というかレビュー書いて少し落ち着こうという気分になってきて、今キーボードを叩き始めた次第です。

本作のテーマは「心への侵食」らしいのですが、クリア後にそれを知って「なるほど」と思いました。
主人公に対する「心への侵食」も描かれていたけど、プレイしていた自分に対する「心への侵食」も強かったです。
プレイしながら先読みしていた展開をあえて見せつつ、その上で「そう思ってたんでしょ、でもね(ニヤリ)」とプレイヤーを嘲笑うかのように裏切っていく展開にはやられました。
そして侵食された結果が、上述の放心状態です。なんかもう、参りました。

あまり突っ込んで書けませんが、最後、一番デカい伏線をぶち込んでおいて、それが回収されずに終わるので、ちょっとすっきりしない印象は残りました。
ただ、これはこれでいいかな、という気もしています。余韻として。
カオチャ発売前からの煽り文句「そして。僕は、このくそったれなゲームをクリアーした。」も嘘偽りは無く、確かにその通りだったので、そういう点でも納得感がありました。

そんなわけで、トゥルーED後の主人公の行く末がすごく気になるのですが、そこは自分の妄想で補完します。
公式で補完してくれるのが一番ですが、あったとしてもしばらく先になりそうなので。

本作は科学ADVシリーズの第1弾「CHAOS;HEAD NOAH」(以下カオヘ)の続編にあたる作品のため、カオヘの世界観がそのまま引き継がれています。
舞台も、カオヘで発生した「渋谷地震」から6年後の渋谷になります。
その他、カオヘで出てきた「ギガロマニアックス」や「ディソード」なども、カオヘプレイ済みにとっては馴染み深いものも登場します。
カオヘはプレイ済みなので、こういった単語が出てきた瞬間に「きたーっ!」という昂揚感がありました。

とはいえ、カオヘ未プレイでも上記の単語について最低限の説明はされるし、物語や登場人物がほぼ分断されているので、カオチャ単体でも楽しめると思います。
もちろん、カオヘをクリアしていた方が、より楽しめますが。
ただ、作中にカオヘのネタバレが軽くあるので、カオチャプレイ後にカオヘプレイを考えているのであれば、カオヘからプレイした方が良いと思います。

ちなみに、カオヘ以外のシリーズ作品は、プレイしていなくても問題ありません。
プレイしていた方がより楽しめる要素はありますが、知らなくてもプレイにはさして問題ないかと。

カオヘの世界観を継承しているので、エログロ表現は当然のようにあります。
というか、冒頭から全力でCERO Zの威力を発揮しています。
カオヘの方は若干手探り感があったのですが、カオチャは吹っ切れていました。
特にエロ表現。コンシューマ機でそこまでやっていいんだ、と思ったくらい。
グロ表現は、カオヘに比べるとそれほどキツくなかったように思います。
ただし、「非実在青少女」を除いて。あれは、うん、ちょっとね。

システムも、カオヘのものを引き継いでいます。
妄想トリガーも当然実装されていて、主人公の妄想がポジティブかネガティブかを選択するところは変わっていません。
ただ、ポジティブだからといって必ずしもエロ妄想になるわけではなく、ネガティブだからといって必ずしもグロ妄想になるわけではなかったです。
ギャグ展開も多くて、シナリオの主軸である凄惨な事件を一瞬忘れさせてくれる、良い緩衝材だったと思います。
単なるエログロではなく、GL、BL、男の娘、突き抜けたSF展開など、とにかくバリエーションが豊かで、全トリガーのネガ・ポジを見たくなる欲求を刺激されました。

トリガーによる妄想も面白かったのですが、個人的には妄想後の主人公のセルフツッコミが結構ツボでした。
意外と冷静に自身にツッコミ入れていたり、かと思えば妄想後に思わず叫んで我に返ったり、この主人公面白い(いじり甲斐があるという意味で)と思いました。

新たに追加された「マッピングトリガー」は、面白い試みでした。
発売前情報ではなんだか小難しそうに見えたのですが、プレイしてみたら全くそんなことはなく。
新事実が発覚するとマッピングトリガーが出るのですが、それがプレイヤーにとっても事件を今一度整理するための良い手段になっていました。
あと、マップを前にして登場人物たちがあーでもないこーでもないと議論している様も楽しかったです。
うん・・・楽しかったなぁ・・・・・・。

メインの登場人物は、カオヘからほぼ一新。
カオヘに比べるとあまりクセの強いキャラはいなくて、でもそれぞれちゃんと好感の持てる個性があって、良かったです。
苦手なキャラはいなかったです。

科学ADVシリーズというと主人公が痛いキャラという慣例がありますが、カオチャの主人公・宮代拓留はこれまでのどの主人公よりも一般的な感性の持ち主という感じがしました。
痛い要素が全く無いわけではないですが。情報強者でリア充を自称しているけれど、実際は小心者で親しい人以外とはマトモに話せない、とか。
とはいえ、それにも理由があるし、自分の方が他人より上だと思いたい気持ちはなんとなく解るので、序盤からすんなり感情移入できたキャラでした。
それに、情報強者かどうかはともかくとしても博識なのは確かだし、行動力はあるし、時にはコミカルさを出しつつも、締めるところは格好良く締めるので、序盤から終盤までずっと好感を持てました。

ちなみに、登場キャラの中で拓留が一番好きです。
序盤から「面白いヤツだなぁ」と好感を持ち始め、中盤以降の怒涛の展開で画面越しに応援するぐらい感情移入し、そしてトゥルールートでの男前さにやられました。
ここではあまり語れないのがもどかしいのですが、とにかく凄まじく格好良かったです。
あの格好良さはSTEINS;GATEのオカリンに匹敵するかも。
拓留に関しては、語り始めたら一晩でも語れそうな気がします。
それくらい奥深いキャラでした。

ヒロインの中では、来栖乃々が一番好きかな。
内心の強さ・弱さ、色々含めて、一番好感が持てました。
個別ルートも、乃々編が一番好きです。

キャラクターといえば、忘れてはならないのが声優たちの熱演。
科学ADVシリーズはどれもメインキャラクターの中の人たちの熱演が素晴らしいけれど、今回もすごかったです。
その中でも突出していたのが、拓留役の松岡禎丞さん。
拓留の内面を十二分に引き出すその表現力に、終始ゾクゾクさせられっぱなしでした。
絶叫、吐息、嗚咽、震え声、台詞の一つ一つがどれも熱演。
序盤の拓留と、色々経験し成長し決断した後の終盤の拓留の声の微妙な違いもすごかったなぁ。
拓留役がこの人で良かったです。圧巻でした。

熱演と言えば、妄想シーンに声優の無駄遣いというか有効活用というか、そうとしか受け取れないシーンがちらほらあって、なんというか、その、ごちそうさまでした!というところも魅力かと。
その辺は、初回限定版の特典のドラマCDでも遺憾なく発揮されていましたが。
拓留と伊藤のBL的展開とか口喧嘩とか、乃々と久野里さんの百合シーンとか。

というか、カオチャってシリアスもギャグもいけるから、ある意味美味しいです。

初回限定版といえば、ドラマCDと一緒に同梱されていたもう一つの特典の方は、ゲームプレイ中は存在そのものを完全に忘れていました。
そんな状態で、トゥルーEDクリア後に「そういえば初回特典のドラマCDあったよな・・・」とケースをパカッと開けた瞬間に目に飛び込んできたその特典を見た瞬間、身体が精神ごと凍りつきました。
プレイ前は「なんだこれ?」と思いつつスルーしていましたが、プレイした今ならその意味が解ります。
あれは、プレイヤーの心を侵食するには、うってつけの特典だと思います。

カオチャは、制作側に完全にしてやられた感の強い作品でしたが、非常に楽しめた作品でもありました。
CERO Zということもあって、ホラーやエログロ要素ばかりがフォーカスされていますが、最終的には泣きゲーだと思います。
エログロやホラーに多少なりとも耐性のある方であれば、非常にオススメです。
布教活動したくなるぐらい面白かったです。

しかし。
これだけ語っておいてまだ語り足りてないとか、俺はどんだけハマってしまったんだ。。。
しばらく、他のゲームをプレイする気になれそうにないです。
ちょっと、リハビリ期間が必要かも。
※2015/08/22追記: 結局我慢できなくなって、ネタバレ満載な感想を別エントリに投下しました。

というわけで。
OST一般販売してください。DL販売でもいいです。タイトルバックのBGMが欲しいです。オナシャス!

[GMEV] PRESS START SYMPHONY OF GAMES 2015

8/8に開催されたファミ通主催のゲーム音楽コンサート「PRESS START SYMPHONY OF GAMES 2015」の昼の部に行ってきました。
会場は、池袋の東京芸術劇場 コンサートホール。
14:00に開演、16:30頃に終演しました。

今年で10回目の開催となるPRESS START。
そして、今年でフィナーレ。最後のコンサートでした。

演奏された曲は、過去に演奏された曲がほとんど。ひょっとすると全部。
そして、そのどれもが名曲揃いでした。
アンコールまで、名曲揃いでした。

演奏は、端的に言ってしまえば「素晴らしかった」の一言に尽きます。
全てのPRESS STARTを鑑賞したわけではないのですが、俺の知っている過去のどのPRESS STARTよりも、今回が一番楽しかったです。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏はもちろんのこと、コーラス隊のみなさんや、他のゲスト奏者さんの演奏による一体感が、素晴らしいハーモニーを響かせていました。
東京芸術劇場の音響効果もあるのかもしれませんが、絶妙なハーモニーに包まれて、聴いていて心地良かったです。
終始、耳が幸せでした。

あまりに素晴らしい演奏だったので、今回のコンサート音源をぜひメディア化して販売して欲しいです。
今回も著作権管理がたいへんだったろうと思いますが、たいへんついでにメディア化を。
今回の演奏をもう一度聴きたいです。
終演した後に、強くそう思ったぐらい、素晴らしい演奏でした。

最後ということもあってか、登壇されたゲストの方々も豪華でした。
光田康典さんは体調不良で急遽欠席でしたが、甲田雅人さん、近藤浩治さん、小林啓樹さんが登場され、企画者の方(主に桜井正博さん)と軽いトークを披露。
また、下村陽子さんからは映像メッセージが届き、PRESS STARTに関する思い出が語られました。
下村さん、過去のコンサートは観客もしくはゲストとして毎回来られていたそうです。

今年でPRESS STARTが最後ということですが、正直、寂しいです。
古今東西、有名無名問わず、様々な名曲をプロオケによる高品質なオーケストラで演奏してきたPRESS START。
確かに、1つのゲーム音楽を掘り下げて演奏するオーケストラやアマオケなど、この10年でゲーム音楽の演奏会は爆発的に増えたように思います。
が、ゲーム会社の垣根を越え、無名でも良曲であれば幅広くピックアップし、アラカルト的にプロオケで演奏する企画は、PRESS STARTだけだったと思います。
PRESS STARTで初めて知り、改めてOSTで聴き直した曲も、たくさんありました。
それだけに、来年から無いのかと思うと、本当に寂しいです。

まぁ、今回で一度区切りを付けた事情もなんとなくわかるような気がするので、仕方ないかなと思わなくもないですが。
選曲して、著作権管理して、編曲して、奏者をアサインして・・・・・・と考えると、本業で多忙な中、毎年開催していたことの方がすごいと思いますし。
逆に、よく毎年開催していたなぁ、という尊敬の念もあります。

今回で最後のコンサートとなったPRESS START。
フィナーレに相応しい、本当に素晴らしいコンサートでした。
都合により行けなかった年もありましたが、10年間ありがとうございました。お疲れ様でした。

・・・・・・でも、コンサート音源のメディア化は、ぜひとも検討してほしいです。わりと、切実に。


これより下の追記は、今回のコンサートのセットリストと、印象に残った曲ごとの雑感になります。

[GMEV] Bard Concert Lv.3

FFをこよなく愛し、FFの曲を演奏したい! という情熱で結成された楽団「Bard」の演奏会「Bard Concert Lv.3」に行ってきました。
会場は、ティアラこうとうの小ホール。
13:30開場、16:00頃終演でした。

「Lv.3」ということからわかる通り今回で3回目コンサートのようですが、Bardのコンサートは初でした。
それ以前に、こういう楽団があることも、TwitterのTLで初めて知りました。
チラシは見たことがないので、専らTwitterと口コミによる宣伝がメインの模様。
フォローさんに情報を流してもらっていなかったら、今も楽団の存在を知らなかったと思います。
情報を流して下さったフォローさんに感謝。

そんなわけで、ティアラこうとうの小ホールという小規模な会場でしたが、それでも座席は半分埋まったかな、というくらい。
俺の座席の周りから聞こえてきた会話から、結構メンバーの知り合いが多かったような気がします。
もちろん、メンバーとは無関係の人もいたっぽいですが。自分もそうですし。

そのためか、全体的に手作り感が満載で、アットホームな雰囲気を感じました。
進行が多少もたついても許せるような、客席側からはそんな緩い雰囲気がありました。

とはいえ、ステージ側の演奏はビシッと決めてきていて、どの曲も非常に格好良かったです。
FFの曲に含まれる格好良さを、創意工夫で引き出していたように思います。

演奏の編成はすごく特徴的で、これまで観賞したどの演奏会とも被ることのないくらい変則的でした。
ピアノがメインで、曲によってはそこに歌唱(ボーカルやコーラス)や、フルート、アルトサックスなどの木管、パーカッションが追加。
なんというか、不思議な編成でした。新しい世界を垣間見た気分です。
パンフレットに「全員が吟遊詩人」とありましたが、演奏会が終わった今、そのフレーズになるほど納得。

奏者(コーラス含む)は全員で10人ほどと小規模。
各々が得意とする楽器(歌唱)と、曲によってはパーカッションなどを兼任。
楽器の中にはカスタネットやソプラノリコーダー、フィンガーシンバル、鈴、鍵盤ハーモニカといった、小学校でお馴染みの楽器も登場。
歌いながら、カスタネットやフィンガーシンバルをリズミカルに鳴らす様は、すごく格好良かったです。
鍵盤ハーモニカもいい感じに曲に溶け込んでいました。
小学校の音楽のイメージが強くて、誰でも使える簡易な楽器と軽く見ていましが、これからは考えを改めます。
使い方次第ですごく格好良いということを知りました。

そのような編成ですが、アレンジは原曲重視。
オリジナルのフレーズやアドリブは少なかったように思います。
それだけに、すんなり演奏を楽しめました。

演奏された曲はFFオンリー(アンコール除く)。
ただし、ナンバリングタイトルだけではなく、FFTやFFCC、レジェンズ、零式のような派生作品まで幅広く選曲されていました。
そのバリエーションだけでも、十分過ぎるほどのFF愛を感じました。

演奏からも、そこかしこからFF愛がこれでもかっ!というくらい伝わってきました。
本当に好きなんだなぁ。

演奏技術力や歌唱力は無料コンサートとしては結構高く、どの曲も安定していました。
時々トチってるところがありましたが、全体を見れば微々たるもの。
特にピアノの演奏が迫力あって、良かったです。

あえて難点をあげるなら、ちょっと音のボリュームが不足していたこと。
ピアノソロ演奏ではそういうことは感じなかったのですが、木管やコーラスが入った曲で音圧不足を感じました。
編成を考慮すれば、仕方のないことなのですが。
なんかこう、音に圧倒される感じが欲しかったなぁ、と。

とにもかくにも、FF愛にあふれた本演奏会。
創意工夫と情熱が満載で、認知度の低さが勿体ないと感じるものでした。
次回Lv.4が開催されるなら、引き続き行ってみたいと思いました。


これより下の追記には、本演奏会のセットリストと、印象に残った曲の雑感になります。