[GMCD] ハルカナルトキノカナタへ

クロノ・トリガーとクロノ・クロスの楽曲のアレンジアルバム「ハルカナルトキノカナタへ」をゲット。
収録曲数は、全10曲。
再生時間は、トータルで約42分になります。

ちなみに、クロノ・トリガーとクロノ・クロスそれぞれから5曲ずつ選曲されています。どちらかに偏っているということはありません。
特設サイトによると、選曲はコンポーザの光田康典さん自らされたそうです。
編曲は、光田さん直々に手がけられたものもありますが、多くは他の方によるアレンジです。
とはいえ、全体プロデュースは光田さんがされているっぽいですし、アレンジャーの方々もあちこちで名前をお見かけしたことのある方ばかりなので、クオリティは保証付きです。
詳細は特設サイトをご覧ください。

全体的な曲調は、静かで落ち着いていて、切なくもありつつ、それでいて情熱的な感じ。
民族音楽っぽさとクラシカルな雰囲気が融合したような印象です。
実際に聴く前に抱いていた期待していたものと似ていつつも、ちょっと違うところもありつつ。
そのへんを含めても、わりと素直に楽しく聴けました。
1周目を聴き終えた後、上手く言葉にならないのですが、「これが光田さんが表現しようとしていたクロノ・トリガーとクロノ・クロスの世界(サラとキッドの物語)か・・・」という、妙な納得感がありました。

使用楽器は、弦楽器と木管楽器、パーカッションが多め。
曲によっては女声ボーカル付き。
ボーカルは、付いていても違和感はほぼありません。
むしろ、ボーカルが付いたことで、表現の幅が広がったような気がします。

と、全体的には上述の通りなのですが、最初の1曲目「時の傷痕」だけが趣の異なるアレンジになっています。
ややロック色の強いアレンジで、他の曲とは随分雰囲気が違いました。
1曲目から聴き始めたので、最初聴いたときは「あー、アルバム全体がこういう方向性なのか?」と受け止めていたら、2曲目以降はそうでもなく。
むしろ、「時の傷痕」だけが異色アレンジというか、意外なアレンジでした。

ただ、個人的には容易に受け止められるアレンジでした。
むしろ、アリだと思いました。
「時の傷痕」がクロノ・クロスの物語のそもそもの始まりを描いていると考えると、この激しいアレンジも良いのではないかと。

加えて、かなりインパクトが強いアレンジなので、ある意味本作の中では(良い意味で)浮いていて、すごく強く印象に残ります。
1曲目で全力でぶん殴られて、その後の曲で慰められたような、そんな気分になりました。

そんなクロノ・トリガー&クロノ・クロスのアレンジアルバムでしたが、満足できる出来だったと思います。
時間があれば、クロノ・クロスやり直したいなと思ったくらいです。
# クロノ・トリガーは、SFC版でマルチエンディング全制覇したぐらいやり込んだので、もうお腹一杯。

本作は光田さんの作家生活20周年記念という位置付けで発売されたもののようです。
ということは、今後25周年、30周年とか、期待して良いでしょうか。
ゼノギアスはオケアレンジ盤「MYTH」があるし、クロノ・トリガーとクロノ・クロスは本作があるから、他というとぱっと思いつかないのですが、きっと何かやってくれるものと期待しています。

[ゲームRev] 逆転検事

2009年にDS用に発売されたAVG「逆転検事」を、今さらながらクリアしました。
正確なプレイ時間はわかりませんが、たぶん20~30時間ぐらいでしょうか。

発売から随分経過した今になって「逆転検事」をプレイしようと思い立ったそもそものキッカケは、今年のGWに開催された「4star 2015」でした。
友人との会話の中で「4star 2015」の話が出て、

俺「2日目の逆転検事2の曲、プレイしたことないけど良かった」
友「ゲームも面白かったよ。最後が、もうね。ソフト持ってるから貸す?」
俺「あ、貸してー」
友「あ、でも、やるなら1からやった方がいいかも」
俺「1持ってないの?」
友「1は人から借りてプレイしたから」
俺「じゃ、1は自分で買うわ」

という流れからプレイしようと思った次第。
それが5月の中頃のことでした。

それから別の積みゲーや新作ゲームを消化したり、某くそったれなゲームに2ヶ月以上ハマってしまったりで、なんだかんだでようやく「逆転検事」をクリアしたのが今日ということに。
第一話だけは7月中に着手していたのですが、その後2ヶ月以上放置してました。すまぬ。。。

ちなみに、「逆転裁判」は1~5までプレイ済みです。
「逆転裁判」からの流れでいつかはプレイしようと思いつつも、1はあまり良い評判を聞かなかったので、なんとなく手を出すのをためらっていました。
その反面、2の評判が良いことも風の噂で聞いていたのですが、1をプレイせずに2をプレイするのもなぁ・・・という抵抗感があり、結局これまでどちらもプレイしていませんでした。
そんなところへ転がり込んできたのが、前述の会話です。
キッカケって超重要。

そんなこんなで「逆転検事」をクリアしたわけですが、率直に言えば可もなく不可もなく、な感じ。
一本のゲームとして見れば面白くないわけではないのですが、「逆転裁判」のスピンオフとして見ると、なんとなくもやっとしたものが心に残りました。
なんというか、話と演出のテンポが悪いというか。

まずは話についてですが、どんでん返しもやり過ぎは良くないんだな、と感じました。
ほぼ全話で、中盤から終盤にかけて話が引っくり返ります。
「逆転に次ぐ逆転」や「崖っぷちからの反撃」は確かに逆裁シリーズの名物ですが、さすがに何回もしつこくやられると飽きてきます。
最終話の終盤は、何回「待った!」すれば気が済むんだよ、と若干辟易とした気分にさせられました。
どんでん返しは「ここぞ!」というところでやってこそ、効力を発揮するものなんですね。一つ勉強になりました。

それと、演出についてですが、各キャラの驚愕モーションの尺が長いのが気になりました。
もっとピンポイントに言えば、モーションストップしてからの微妙に長い空白時間が気になるというか。
話の展開上、各話の終盤になると驚愕モーションが連続で出てくるのですが、その度にその空白時間で引っ掛かりを感じました。
「驚きの展開なのはわかったから、早く話を進めさせてよ」と、ちょっとした苛立ちすらありました。

全体的なシステムの構成は、

・「逆転裁判」の法廷パートのような、証言のムジュンに証拠を突きつけるパート
・RPGでよくある、プレイヤーキャラを動かして証拠を探す調査パート

が交互に出てくるようなもの。

証言のムジュンを突くパートは、大体「逆転裁判」とシステムが同じだったので、プレイする上で戸惑うことはありませんでした。
「この証言がムジュンかよ」とか、「このトリックは、いくらなんでも無理があるだろ」とか、ツッコミを入れたくなる箇所はいくつかありましたが、そういう点は推理モノの場合どうしても出てきてしまうので、個人的にはギリギリ許容範囲内かなと思いました。

調査パートも、RPG慣れしているためか、あまり操作に困ることはなかったです。
「逆転裁判」のようなコマンド式ではなく、プレイヤーキャラ(本作では御剣)を動かして調べるという、RPGではオーソドックスなタイプでした。

推理要素の難易度は、それほど高くなく。
全然わからなくて攻略サイトに頼ったことも2, 3回ありましたが、わりと直球なヒントで誘導してくれるので、AVG初心者でもそれほど困ることはないかと。
いざとなれば、面倒だけどセーブ&ロードと総当りでなんとかなります。

ちなみに、「逆転裁判」1~3で登場済みのキャラクターが、思っていた以上にたくさん出演していて驚きました。
「お前もかよっ!」っていうぐらい、たくさん出てきます。
むしろ「逆転検事」で初登場のキャラの方が少ないんじゃないか、と思ったぐらい。
でも、成歩堂は出てきません。存在を匂わせる台詞はちらほらあったけれど。

システム面での不満はあまりないし、話の内容もつまらないわけじゃなく、一応キレイに完結しているのですが、だからこそテンポの悪さにもやっとした後味が残ったゲームでした。
「逆転裁判」にあるような爽快感が足りない気がします。
決して面白くないわけではないので、勿体無い気がしました。
まぁ、きっと全部2への布石だと思いつつ、”上”からの圧力もあるので、そのまま引き続き2をプレイしようかと思います。

[ゲームEV] 科学アドベンチャーライブ2015 ~STEINS;GATE 5th Anniversary~

10月18日(日)に、MAGES.(5pb.)より展開されている「科学アドベンチャーシリーズ」(以下、科学ADV)のイベント「科学アドベンチャーライブ2015 ~STEINS;GATE 5th Anniversary~」が開催されたので、行ってきました。
会場は、赤坂BLITZ。
昼公演と夜公演の2部制だったのですが、運良く両方のチケットが取れたので、両方足を運びました。
だって、科学ADV公式ツイキャス「しくらふざい」で、昼と夜で内容が変わる+昼はカオスチャイルド(以下カオチャ)メイン、夜はシュタインズゲート(以下シュタゲ)メインって言われたら、そりゃカオチャもシュタゲもどっちも同じくらい好きな身としてはどっちも行きたくなるじゃないですか。

実際のところ、昼の部もカオチャ要素はあまり濃くなかったですが。

シュタゲ発売5周年を記念して開催された本イベント。
3年前に開催された「科学アドベンチャーライブ2012」は科学ADVの各作品をクロスオーバー的に満遍なく取り上げていましたが、今回のイベントは副題の通り、シュタゲがメイン。
どれくらいメインかというと、9割シュタゲというくらい。
残り1割のうちの80%がカオチャ、20%がロボティクスノーツ(以下ロボノ)みたいな構成でした。
カオスヘッド(以下カオヘ)要素は見当たりませんでした。あったっけ?

もう「シュタインズゲート ライブ」というイベント名でも良かったんじゃないか? という考えも、少し頭を過ぎりました。
そうなると、本当にシュタゲ縛りになってしまうから、それはそれで曲数的に難しかったのでしょうか。
まぁ、科学ADVの中ではシュタゲが突出して知名度高いし、12月10日発売予定のシュタゲ・ゼロのプロモーションも兼ねてのイベントだったから、集客とかビジネスとかを考えると仕方ない気もしますが。
ただ個人的には、発売されてまだ1年も経っていないし、埋もれさせるには正直勿体無い名作だと思うカオチャを、もう少し公式が推しても良いんじゃないかと思います。ファンの欲目かもしれませんが。
カオチャはシュタゲに匹敵する面白さだったので、これを機会にプレイする人が増えてくれるといいなぁ、と密かに願っています。
カオヘ未プレイだしなぁ、とか、エログロはちょっと、とか、そういうことがどうでもよくなるくらい面白いので、是非もっと広まって欲しいです。

イベント内容の構成比についてはともかく、イベント自体はすこぶる楽しかったです。
トークも面白かったし、演奏パートも格好良かったです。

イベントの構成は、ライブ→トーク→ライブ、というサンドイッチ形式。
全体で2時間強ぐらい時間のうち、トーク(生アフレコ含む)は45分~1時間ほどでしょうか。
ちゃんと計ってないので、ライブの曲数+感覚的で算出したひどく曖昧な値ですが。
思っていたより長かったです。

ライブの曲演奏は、意外と普通に楽しめました。
自分は、バンドサウンド(特にロック)は音質的にも身体を動かすことにも苦手意識が強く働いてしまう性質持ちです。
曲は座ってじっくり聴く方が好きだし、電子楽器や爆音はあまり得意ではないです。
そのため、どちらかと言えば音楽ホールで静かにオーケストラや吹奏楽などのアンサンブルを嗜む方が好みです。
じゃぁ、なんで行ったし!っていうツッコミが入りそうですが、単純に科学ADVの曲(特にいとうかなこさんの曲)が好きだったのと、トークが楽しみだったこと、何か特報かサプライズ情報ないかなという思惑があったことからです。
でも実際にライブハウスで演奏を直接聴いたら、そんな自分の好みの問題が吹き飛ばされるぐらい、曲演奏も楽しめました。
ノリの良い曲が多かったことと、ボーカリストのみなさんの力強く迫力ある歌声のおかげでしょうか。
今回のイベントで初お披露目の曲もちらほらありましたが、それらも含めてノリノリで楽しめました。

演奏された曲の中で一番驚いたのは、あの「GATE OF STEINER」に歌詞がついたこと。
ピアノとストリングス、そこにバンドサウンドが乗ったようなアレンジに、佐々木恵梨さんの低音から高音までの力強いボイス。
圧倒的な迫力でした。
特に、サビ終盤の高音の伸びが素晴らしかったです。
あんな高音よく出るなぁ、という感心とともに、その素晴らしい歌声に心底痺れました。
このアレンジはアリだと思います。
今回歌われたのと同じバージョンでメディア化されたら、欲しくなるレベルでした。

あ、可能ならば、「SYMPHONIC REUNION」に収録されてるオケ版「GATE OF STEINER」をバックに歌ったバージョンも聴きたいです。
基本的に、オケ大好き人間なので。

ついでにもう一点不満点をあげるとしたら、特報について。
Live5pb.の開催決定は確かにうれしいけれど、本音を言えばシュタゲ・ゼロもしくはカオチャのアニメ化の話が聞きたかったです。
まだあまり発表できる情報がないから、Lve5pb.またはシュタゲ・ゼロ発売日まで待てってことでしょうか。
シュタゲ・ゼロの発売延期は、作品のクオリティアップのためというより、12/10に発売した方が面白いことができるからって話のようですし。

ちなみにシュタゲ・ゼロですが、「シュタゲを知らない人は絶対にプレイしちゃダメ!」と、志倉千代丸氏が夜公演で力説していました。
「シュタゲを知っている人にとってはとにかく面白いけれど、知らない人は絶対にプレイしちゃダメ」とも。
ゲームでもアニメでもいいので、シュタゲのことを知ってからプレイすること、という会長直々の厳命が下りました。
シュタゲ・ゼロは冒頭からシュタゲのネタバレ満載っぽいので、確かに納得の厳命と思います。
でも、ということは、制作決定しているシュタゲ・ゼロのアニメも、シュタゲを知らない人は鑑賞厳禁ってことでしょうか。

そんなわけで、科学ADV好きとはいえバンドサウンドは苦手な自分でしたが、それでも非常に楽しめたイベントでした。
ただ、今回みたいな歌メインのライブハウスイベントも良いけど、今度はまたぜひ2012年のイベントのような、科学ADV全作をクロスオーバーしたようなイベントを企画してほしいです。
もし歌メインのイベントであれば、箱はもう少し大きめのものを用意してほしいです。
なにはともあれ、定期的に科学ADVでイベントを開催して、某テ○ルズ オブ フ○スティバルみたいに育てていってほしいなぁ、と一ファンとしてはそう願いたいです。

なお、トークやその他諸々の雑多な感想は、若干ゲーム内容のネタバレを含みそう(特にシュタゲ本編)だし、とてつもなく長くなりそうなので、これより下の追記にざかざかっと書き殴ります。

[GMCD] 聖剣伝説 LEGEND OF MANA Arrangement Album -Promise-

PSのRPG「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」(以下、聖剣LOM)のアレンジアルバム「聖剣伝説 LEGEND OF MANA Arrangement Album -Promise-」をゲット。
収録曲数は12曲。
再生時間は、トータルで56分ほど。

作曲家・下村陽子さんの曲のアレンジアルバムは、過去にも何作品か発売されていますが、本作は聖剣LOM縛りのアレンジアルバムになります。
しかも、過去に発売された下村さんのベストアルバム「drammatica」や「memoria」とは、大きく趣が異なります。
2枚のベストアルバムは全体的にオーケストラ寄りだったのに対して、本作はラウンジ・ミュージックで統一。
カフェで薄く流れている様な、そんな落ち着いた曲調です。
「集中して聴く曲」というよりは、「流れているものをふと耳にする曲」といった感じ。
そのためでしょうか、構えることなく気軽に聴ける印象を持ちました。

封を切るまではベストアルバムのようなものを想像していたので、最初こそは面を食らいました。
「あれ、なんか、期待していたものと違うぞ」と。
でも、何周か聴いて、これはこれで良いアレンジなんじゃないかと思い直しています。

確かに落ち着いた雰囲気の曲ばかりなので、インパクトはそれほど強くないです。
曲に感動したり、たぎったり、熱くなったり、というような、心を大きく揺さぶられることはありませんでした。
ただ、聴いているとすごく心地良くなってきて、気が休まります。
曲に引きずられる形で、気分が落ち着くと言うか。
演奏形態がすこぶるシンプルで、激しさも切なさもあまりない、優しい曲が多いからでしょうか。

とはいえ、曲の底の方からは、何か熱いものが感じられました。
優しさだけじゃない、曲に対する情熱のようなものが。
そういう意味では、作業用BGMにすごく適していると感じました。

しかし、作業用BGMとして流すだけでは勿体無い感じもしました。
BGMとして流すだけじゃなく、じっくり聴くのもまた楽しかったです。
一曲一曲の完成度は、かなり高いのではないかと。
そのためか、原曲やゲームを知らなくても十分に楽しめる良さもあります。

それに、聖剣LOMの世界観を考えると、ラウンジ・ミュージックって結構合っているような気がします。
あのほんわかしたゆるい雰囲気(シナリオはともかく、世界観やグラフィック的に)を壊さない、という点で。
制作の過程でアレンジの方向性はきっと様々考えられたと思いますが、その中からラウンジ・ミュージックを選択して、その方向性で統一したのは、わりと妥当だったのではないかと。

そして、なんでもかんでもオケやロックにアレンジすれば良いってもんじゃない、と一石を投じている挑戦的なアルバムとも言えます。
そりゃ俺自身の好みを言えばオーケストラが大好物ですが、こういう試みもアリだと思います。
まぁ、なんだかんだ言いつつも、オケにしろラウンジ・ミュージックにしろ、やっぱり曲の完成度が高いっていう点が大きいです。

本作は、ぱっと見は地味なんだけど、繰り返し聴いてるとじわじわ心に染み込んでくるような聴き応えがありました。
どの曲も完成度を高く保ちつつ、しかも全体を一貫した軸のようなものがあって、意外と色々楽しめた作品でした。
好みを言えばインパクトの強い「聴き入らせる曲」の方が好きですが、たまにはこういうアレンジもアリではないかと。
時々引っ張り出して聴きたくなるような、そんなアルバムでした。

[GMEV] コスモスカイオーケストラ創立10周年記念 リバイバルコンサート

10月12日に、ゲーム音楽を始めとする劇伴音楽を演奏するオーケストラ楽団「コスモスカイオーケストラ」のコンサートに行ってきました。
会場は、オリンパスホール八王子。
17:00開演で、20:00に終演しました。

会場が八王子と都心からは大分遠いところで、終演時間も遅い時間、さらに翌日平日というトリプルパンチ。
最初は行こうかどうしようか、かなり迷いました。
無料とはいえ、翌日のことを考えると二の足を踏まざるを得ませんでした。
でも、散々迷った挙句、行かずに後悔するより行って後悔した方がマシだろうという、実に後ろ方向に前向きな思惑に後押しされた形で、とりあえずチケットをゲットした次第です。

でも、そんなネガティブな思惑はどこへやら。
演奏会後は、東京都の地の果てで本当に満足した気分に浸れました。
遠かったけれど、遅かったけれど、足を運んだ甲斐がありました。
本当に最初から最後までクライマックス。素晴らしい演奏でした。

コスモスカイオーケストラの演奏会に足を運ぶのは、今回で4回目。
2011年の「4star」を含めると5回目になります。
そのため、演奏技術力が高いのは知っていましたが、今回も相変わらずの高水準。
セットリストの豪華さもあってか、無料コンサートであることに、鑑賞している身でありながら申し訳なさを感じるぐらいのレベルでした。
演奏開始直後から度々、「振り込めない詐欺」という単語が頭を過ぎっていたくらい。
いやほんとに、適切な対価を取っていいと思います。
払いますよ、喜んで。むしろ払わせてほしいです。応援したいから。

今回のコンサートはこれまで開催された定期演奏会とは異なり、10周年記念の「リバイバルコンサート」。
これまでコスモスカイオーケストラで演奏された曲の再演がメインでした。
過去に演奏された曲の中から選び抜かれたもので構成されたセットリスト。
メジャーな曲ばかりが揃っていて、非常に豪華なセットリストでした。

アレンジの強さはそこそこ。どちらかといえば、原曲重視。
公式譜面のまま演奏された曲もありましたが、基本的には原曲にさらに音を重ねて厚みを持たせたようなアレンジが多かったように思います。
そのため、原曲の雰囲気が色濃く残っていて、すごく聴きやすかったです。
聴きやすくて、それでいてより壮大なアレンジ。そして壮大な演奏。
聴き応えが抜群で、すごく楽しいひと時でした。

その壮大さをさらに強固にされていたのが、「Chor Crystal Mana」(以下CCM)と「東京滝野川少年少女合唱団」によるコーラス。
CCMの歌声はあちこちのゲーム音楽コンサートで耳にしたことがあるので、安定の完成度の高さでした。
そこに、児童合唱団が加わったことによる衝撃が、もうすごかったです。
「MOTHER」メドレーといい、アンコールのクロノ・クロスといい、子供のコーラスがこれほどの破壊力を発揮するとは、これまで気付きませんでした。
選曲の妙もあると思いますが、どちらの曲も児童合唱団のコーラスがすごく良い味を出していました。
これは素晴らしかったです。

一点だけ気になったところをあげるとすれば、体力の配分ぐらいでしょうか。
最初からクライマックスなセットリストだっただけに、最初から激しい曲のオンパレード。
一息つけるような曲もあまりなさそうでしたので、演奏者にとっては最初からずっとHPをガリガリ削られていったのではないかと。
そのためか、本編最後のクロノクロスメドレーで瀕死になりかかっている演奏者が多数おられたような気がしました。
開始直後に比べて、本編最後からアンコールにかけて音の張りが弱くなったというか、ちょっとしたミスが目立つようになったというか。
創立10周年てことは、初代楽団員も10歳年取ってるということでしょうから、そろそろ年齢を考える頃ではないでしょうか。

今回は10周年記念ということで、右も左もメジャータイトル目白押しのコンサートでした。
でも個人的には、コスモスカイオーケストラは、他ではあまり演奏されないゲーム音楽(それもわりと最近の曲)を発掘して演奏してくれるところにも魅力を感じています。
「今回はこの曲を演奏するのか!」という意外性が楽しみというか。
次回は2017年春開催を予定されているそうなので、どんな曲が演奏されるのか今から楽しみにしています。


これより下は、今回の演奏会のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[GMEV] ノルエンデ交響楽団 -地平を廻る希望の旋律-

10月11日に、「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー」(以下BDFF)の楽曲を演奏するアマチュアオーケストラ「ノルエンデ交響楽団」のコンサート「ノルエンデ交響楽団 -地平を廻る希望の旋律-」に行ってきました。
会場は、所沢市民文化センターミューズ アークホール。
17:00開演で、19:15頃に終演しました。

ちょうどBDFF発売3周年の記念日に合わせて企画された本コンサート。
BDFFのゲームも曲も好きな自分にとっては、演奏会開催が決定されたことを知ったときから、ずっと楽しみにしていたコンサートでした。
初めて知ったのは、1年ぐらい前でしょうか。それから長かったような、あっという間だったような。

BDFFのOST収録曲46曲のうち、30曲以上が演奏されました。
BDFFの楽曲好きにはたまらないコンサートでした。

ちなみに、「ブレイブリーデフォルト フォーザシークウェル」(以下BDFtS)や「ブレイブリーセカンド」(以下BSEL)で追加された曲の演奏は、”本編では”ありませんでした。
アンコールで、BDFtSの曲が1曲だけ演奏されましたが。

演奏曲の流れは、ゲームの流れに沿った感じです。
OPから始まって、フィールド曲や街のテーマ、戦闘曲、イベント曲が続き、最後は怒涛のラストバトルからのEDという流れ。
大半が単曲演奏ではなく、メドレー形式でした。
各曲基本的に1ループのみの演奏で、曲によっては2ループ。
個人的に好きな曲が1ループだけだったりすると多少物足りなくも感じたのですが、曲数と尺を考えると仕方ないか。

アレンジはほとんどなく、ほぼ原曲そのままでした。
稀にオリジナルフレーズが1, 2小節分入ったりしていましたが、その程度。
エレキギターやアコーディオンなどがなかったので、多少原曲と音色の違いはあるものの、違和感は全くありませんでした。

編成は、弦楽器、管楽器、パーカッションにピアノ、パイプオルガン、ハープ、さらにコーラス隊と、かなりの大規模。
あまりの規模の大きさに、コーラスはステージ上に入りきらず、ステージ奥の客席(パイプオルガン下)で歌われていました。
特定のゲーム限定のアマチュア企画オケはこれまでにも何度か見てきましたが、その中でも最大レベルとも言えるくらいの大所帯でした。

演奏技術面は、アマチュアの有志によるオケという性質を考えると、まぁこんなもんかな、というレベル。
手放しに「上手い」と言えるほどではありません。
早弾き部分では上手く弾けているようでいて若干誤魔化しているようなところもあったり。
主に金管楽器(その中でもトランペット)は一発で正確な音が出なくてヒョロってたり。
特に第一章でそれらが目立っていて、そのときは鑑賞している身としてもハラハラさせられました。

ただ、元々BDFFの曲は演奏するには難しそうな曲ばかりだし、アマオケで無料コンサートであるという諸々の点を考慮すると、かなり音を合わせてきていた方でした。
個々の楽器の音外れはあちこちで散見されたけれど、音の出だしのタイミングがズレるとか、どこかのパートだけが先に走り過ぎるというようなことは、ほとんど感じられませんでした。
曲によっては原曲が拍抜け・転調・変拍子が目白押しであるにもかかわらず、そこは息をぴったり合わせてきていました。
そのためか、そのから醸し出される一体感は飛び抜けていたと思います。
曲が身体に染み付いているくらい、本当にBDFFの曲が好きな人ばかりで構成されているんだろうなぁ、と感じさせられました。

しかも、第一章で不安定だった音が、第二章以降は安定してきて。
指が温まってきたのか、緊張が少しずつほぐれてきたのか、それとも自分の耳が慣れてきたからなのかはわかりませんが、第二章、終章、アンコールは落ち着いて音に集中できたような気がします。
音が安定するとともに、熱量も徐々に高まってきて、終章とアンコールでそれが爆発していましたが。

今回のコンサート、個人的にはパーカッションに一番感心しました。
リズム感がすごく良かったこともありますが、引き立て役としての自覚があるのか、音の大きさが絶妙でした。
ドラムはよく前に出過ぎて耳障りに感じることが多かったのですが、今回はここぞというところでは前面に大きく出ることはあったけれど、それ以外では控えめで、他の音色の邪魔になることがなかったです。
他のパーカッションの音色も、良い感じに曲に溶け込んでいて、本当に縁の下の力持ちという感じで。
力の入れ方の切り替えが、たいへん上手かったです。

そして、指揮の後藤正樹氏の手腕も素晴らしかったです。
実際に演奏するには難しい曲ばかりのBDFFを、どの曲も途中で崩壊することなく、鮮やかにまとめていました。
「4star2015」で「この指揮の人、有志の楽団なのにしっかりかっちり綺麗にまとめててすごい」と思いましたが、今回もやはりすごかったです。
なんだろう、理性と感性のバランス感覚が良いのかな。
ゆったりした曲は演奏者の奏でる音の流れに任せてるような感じもあり、かと思えばテンポの速い曲は勢い任せにせずかっちり締めてる感じもしました。

演奏内容とは関係ないのですが、今回、スクエニ公式が意外と協力的だったのが印象的でした。
アマチュア楽団のコンサートに作曲者の方がお忍びで来られていたり、時にはゲストとして登壇されたりということは何度かありましたが、企業名を出して協力しているのは初めて見たケースかも。
Twitterでコンサート開催の情報を流してくれたことも驚きだったのですが、会場内に書き下ろしお祝いイラストを提供されていたことには本当に驚きました。
この件で、自分の中のスクエニの株(というかブレイブリー開発チームの株)が上がりました。
もっと堅い企業かと思っていたけれど、チームによっては粋な計らいをしてくれるんだなぁ。
なんだか、すごく好印象を抱きました。

記念すべき発売3周年の日に開催されたBDFFのオーケストラコンサート。
最初こそ演奏に不安を感じることがありましたが、後半の演奏は素晴らしくて、最終的には非常に満足しました。
一回で終わらせてしまうには、ものすごく勿体無いコンサートではないかと。
企画・運営する側はものすごくたいへんだと思いますが、ぜひ定期的にコンサートを開催して欲しいです。
BDFFの曲が好きな身としては、生オケで聴ける機会があるのなら何度でも聴きたいと思いました。


これより下は、セットリストと印象に残った曲ごとの感想になります。

[音楽] 霜月はるか / SHIMOTSUKIN 10th Anniversary THE BEST

2015/10/10(土) 10:39:37 | カテゴリ:音楽
霜月はるかさんのメジャーデビュー10周年記念ベストアルバム「SHIMOTSUKIN 10th Anniversary THE BEST」の「PREMIUM BOX」を、ようやく一通り聴き終わりました。
本編CD4枚だけでもボリュームたっぷりなのに、PREMIUM BOXということで特典がてんこ盛り。
そのため、全部聴くのに結構な時間がかかりました。
収録曲などは、特設サイトを見たほうが早いかと思います。

霜月さんのことは、2002年頃にmuzieで「Maple Leaf」名義で楽曲を発表されていた頃から知っていました。
それから数年後にメジャーデビューされたことも。
あれから10年経つんですか。
10年があっという間だったような気もしますが、まだ10年しか経っていないのかという気もします。
ゲーム・アニメ界隈のあちこちでお名前を見かけるから、もっと経過しているような感じもしてました。

ベスト盤というだけあって、どの曲もとても良かったです。
本当に選りすぐりの曲が集まっています。
霜月さんの曲を熱心に追っていない身なので、収録曲のほとんどは初めて聴くものでしたが、すごく耳当たりの良い曲が多いと思いました。
霜月さんの透明感のある真っ直ぐな声が、熱いメロディラインや伴奏と融和して強化され、ガラスの刃みたいにグサグサと心に刺さるというか。
なるほど、ベスト盤に嘘偽り無しでした。

4枚発売されたCDのうち、一番の目当ては「ANIME GAME CD SONGS」(以下、緑盤)でした。
そこは、基本的にゲーム好き(かつゲーム音楽好き)なので。
知っている曲が一番多かったのはこの緑盤でした。4, 5曲ぐらいかな、知っていたのは。
が、知っている曲のうち「my home」と「-HISTORIA-」が収録されているのは意外に感じました。
特に「-HISTORIA-」。
「ラジアントヒストリア」のOSTで聴いたときから良い曲だと思っていたし、今でも時々引っ張り出して聴くことがあるのですが、そもそもゲームがマイナーだから埋もれた名曲だとばかり思っていました。
ファン投票上位だったのか、制作サイドの推薦なのかわかりませんが、今回のベスト盤に収録されたことは何気に嬉しかったです。

その一方で、「ネプトリュード」と「schwarzweiβ ~霧の向こうに繋がる世界~」は、そりゃ収録されるよね、という印象。
なんでも「schwarzweiβ」は、ファン投票でダントツ1位だったとか。
それは、なんか分かる気がします。
自分も何かの機会でこの曲を聴いて一発で虜になり、ついうっかり「イリスのアトリエ グランファンタズム」のOST買っただけじゃ飽き足らず、フルバージョンが聴きたくて「霧の向こうに繋がる世界」まで買ったくらいなので。
# ちなみに、Revoさんのお名前を知ったのも、この曲からだったと思います。

これまで聴いたことのなかった曲も、かなり好きです。
特に「life」のサビの部分は、自分のどこに刺さったのかわからないのですが、初めて聴いたときに思わず泣きそうになりました。
この曲を、今まで知らなかったことがちょっとショックでした。

収録曲といえば、「流行り神2」の「聴いteハ逝ケなイ唄」が入っていなかったのが少し残念。
あの曲がすごく好きで、PSPとPCをライン接続して録り込んで、いつでもPCで聴けるようにしたぐらい思い入れの強い曲だったので。
まぁ、仕方ないか。たぶん、聴く人を選ぶ曲だし。

ゲーム繋がりで「PC GAME SONGS」(以下、赤盤)について。
PCゲームはほとんどプレイしないので、どれもほぼ初だったのですが、良い曲揃いでびっくりしました。
メロディも力が入っているけれど、特に歌詞が印象的でした。
ゲームの世界観に合わせた歌詞なのでしょうが、どの歌詞もエグさ炸裂でグサグサきます。
そのネガティブさがまた良いというか、わりと自分好みでした。

一番印象に残ったのは、「SilentFlame」。
アコギとパーカッションのリズミカルな音色、ヤンデレっぷりが炸裂している歌詞の暗さ、サビの高音部分の伸びが三位一体になって襲い掛かってくるようなイメージが浮かびました。
でも、こういう曲大好物です。

次、「ORIGINAL FANTASY SONGS」(以下、青盤)について。
muzieでサンプルを聴いたことのある「ユラグソラ」と、イラストレータさんが好きでジャケ買いした「グリオットの眠り姫」の収録曲は知っていましたが、それ以外はたぶん初。
それでも、どの曲もファンタジー系の物語調なので、ゲーム曲を聴き慣れている身としては聴きやすいCDでした。

「お姫様と道化師」が収録されていたのは、思わず納得。
あの曲、初めて聴いた時から強烈に印象に残ったので。

それと、青盤用に書き下ろされた「ジルフェの子」が、個人的にはスマッシュヒットしました。
2サビ後の中間部から大サビにかけてが、特に鳥肌モノでした。
あの中間部の力強さったら、もう。
その流れからの大サビの爆発っぷりが、たまりませんでした。
曲を聴き終わった後に「なにこの刺さる曲、作曲誰?」と思って調べたらZABADAKの吉良知彦さんと知って、なんだか色々腑に落ちましたりもしましたが。

最後、「MESSAGE SONGS」(以下、灰盤)について。
正直、他3枚が強烈過ぎたためか、この灰盤だけあんまり印象に残っていないです。
曲名はよく見たことのあるものばかりなんだけど、他が強力過ぎました。

PREMIUM BOX特典の「SACRED DOORS vol.1」のリマスタリング盤について。
同人音楽サークル「Maple Leaf」の1枚目のアルバムだったかと。
これが発売された当時は貧乏学生で、買えるほどの経済的な余裕なんて全然無くて、泣く泣く見送ったCDが、10年以上経ってこうして聴くことができるとは思いもしませんでした。

仮想RPGのOSTをイメージしているためか、インスト曲が多め。
ボーカル曲は数えるほどしかありません。
ただ、聴けば聴くほど、光田康典さんの曲の影響を強く受けていることはわかりました。
クロノトリガー、クロノクロス、ゼノギアスっぽさが、すごくあります。

そんなわけで、とにかくボリュームたっぷりのベストアルバムでしたが、その分かなり楽しめたCDでした。
これまで霜月はるかさんの曲に1曲でもピンときたことがある方なら、結構ハマるのではないかと思います。
今まで知らなかった良曲もまとめて聴けるPREMIUM BOXがオススメですが、お値段的に優しくないので、とりあえず単品で好きなところから攻めるのもアリかと。

[GMEV] Final Symphony II music from FINAL FANTASY V, VIII, IX and XIII

スクウェア・エニックス公式のFINAL FANTASYシリーズのオーケストラコンサート「Final Symphony II music from FINAL FANTASY V, VIII, IX and XIII」の横浜公演昼の部に行ってきました。
会場は、横浜みなとみらいホールの大ホール。
13:00頃に開演し、15:40頃に終演しました。

ちなみに、会場ではCD・パンフレットの販売も行われていました。
開場30分ほど前に行ってみたのですが、長時間並ぶことなくスムーズにレジ前まで到着。
ついうっかり、イベント限定販売のCD2枚、買ってしまいました。
今月、金欠確定してるのに。
イベント怖いわー。

それはさておき。
日本における近年のスクエニ公式オーケストラコンサートは、2012年の「Symphonic Fantasies Tokyo」、2014年の「Final Symphony」に続いて、今回でたぶん3回目でしょうか。
2014年の「Final Symphony」は行きたかったけれど別件と被ってしまって断念したこともあり、今回はぜひとも行きたいと思っていました。
しかも、演奏はロンドン交響楽団(以下LSO)。
クラシック音楽はにわか程度にしか聴かない自分ですら知ってる、超名門の海外オケ。
これは、行かない手はありません。

実際、LSOの演奏は素晴らしかったです。
初っ端の第1音から、なんというか、次元が違う感じがしました。
表現の幅がとてつもなく広い、と言うか。一音一音が奥深い、と言うか。
艶のある音も、軽快に跳ねる音も、陰鬱な音も、どれもこれも見事な表現力でした。
自分の語彙力の足りなさのあまり申し訳なくなるくらい、本当に素晴らしかったです。

しかも、結構大きな編成で、微かに聴こえる程度の弱い音から爆音まで奏でているにもかかわらず、どの音もものすごく綺麗。
意図的な不協和音ですら心地良く感じたくらい。
テンポのズレも全くなくて、息の合わせ方が半端なかったです。
これが、LSOか。すごい。
非常に耳が幸せな一時でした。

その一方でアレンジについてですが、結構どころの話ではなく、相当強めのアレンジでした。
これまで聴いたことのあるFFの演奏の中でも、最高レベルのアレンジ強度だと思います。
原曲を数曲ピックアップして、フレーズ単位に分解、ベースとなるメロディを敷いて再構成したらこうなった、というようなアレンジです。
その融合っぷりに、数曲を一つにまとめた曲だけれど決してメドレーではなく、これで一曲の曲なんだ、という勢いを感じました。

その分、ゲームも原曲も知っている身からすると、あまりのアレンジっぷりに驚かされるばかり。
「このフレーズ聴き覚えあるけれど、こんなんだったっけ?」という箇所が数多くありました。
というか、そういう箇所ばかりでした。
良く言えば斬新、一歩間違えると悪い意味でトリッキー。

おそらく、あのアレンジの中に編曲された方の意図が表れていると思うのですが、俺にはほとんどわかりませんでした。
音楽知識なんて小中レベル+少々の独学程度しか持ち合わせていないので、アナリーゼできるほどの能力はありません。
それができたら、また違った感想を持てたかもしれません。
なので、ド素人としては今のところ「ちょっとアレンジし過ぎじゃね?」というのが率直な感想です。

それくらいアレンジが強かったので、評価は人の好みによって大きく分かれるかもしれません。
または、何回か聴けば、印象が変わってくるかもしれません。

選曲は、メジャーどころも突いてはいるけれど、他の演奏会であまり演奏されないようなマイナーな曲も揃っていて、随分ニッチな印象を受けました。
そこを持って来たか! という驚きを感じることもしばしば。
日本における「この曲は外せないよね」的な暗黙の了解から解放された、海外の方との感性の違いみたいなものが感じ取れて、興味深かったです。

個人的にはアレンジのクセが強くて、一回聴いただけではすんなり受け入れられないところはありましたが、とにかくLSOの演奏が素晴らしかったです。
あまりに心地良い音色だったので、高くて買ってなかったけれど「Final Symphony」のBlu-rayディスクが欲しくなりました。
Blu-rayディスクで発売された意義が、今回その音色を直接耳にしたことで、身に染みてわかった気がしました。
それくらい、良かったです。


これより下は、今回の演奏会のセットリストと、曲(作品)ごとの感想になります。