[GMCD] 朧村正 音楽集

Wii/PS VitaのアクションRPG「朧村正」のOSTをゲット。
CD3枚組みで、収録曲数は全57曲。
再生時間は、トータルで3時間10分ほど。

先日、Vita版「朧村正」をクリアしたので、その勢いでOST(Amazon MP3版)を購入。
BGMが良いという話はずっと前から耳にしていたし、確かにプレイしていて「あ、BGM良いな」と思いました。
それに、アレンジ盤の「朧村正 音楽集 変奏ノ幕」はなぜか既に持っていたけれど、純粋なOSTを買っていなかったので、この機会に買ってみた次第です。

曲調は、一言で言って「和風」。
ゲーム自体が、歴史絵巻と言うか時代小説というか、そんな和風テイストだったので、曲もそれに合わせたような雰囲気です。
三味線や尺八などの和楽器の音色がそこかしこから聴こえてきます。
が、「雅楽」や「純和風」と言えるほどには、和に偏ってもいません。
古今東西の様々な楽器のうち、和楽器がちょっと目立っている、といった程度です。

アクションRPGだからか、思っていた以上に激しい曲(ロックやテクノ調)が多い気がします。
テンポの早い、急き立てられるような、そんな必死さの感じられる曲が多いです。
大人しい曲もないわけではないけれど、どちらかと言えば少数派。
激しい曲が多い中で、「合縁奇縁」(温泉BGM)や「粗酒粗餐」(食事処BGM)は癒しでした。

とはいえ、激しい曲も和楽器の音色のおかげか、音の刺々しさが緩和されていて聴きやすかったです。
さすがは崎元仁氏率いるベイシスケイプ。
いつも通り、とても良い仕事をされています。

ゲームはトゥルーEDまでプレイしているので、ゲーム中に流れる曲は一通り聴いているはずなのですが、OSTで改めて聴いていて「こんな曲あったっけ?」と思うこともしばしば。
そう思った曲の多くは、ボス戦のBGMぽいです。
そのことに気付いたとき、プレイ中の己の必死さをしみじみ感じました。
「あ、これ、曲に耳を傾けてる余裕なかったんだ・・・」と。
改めてOSTで曲を聴いて、こういう曲もあったのかと、ほんのり新鮮な気分を味わっています。

さすがにマップのBGMは、通常バージョンも戦闘バージョンも、どちらも聴き覚えがありました。
というか、マップ曲は耳にしていた時間が長かったためか、何気に好きな曲が多いです。
どこのマップの曲か忘れてしまったけれど、「清風明月」や「暮色蒼然」あたりが結構好きです。

そんなわけで、和風楽曲の多い「朧村正」のOSTでしたが、良曲揃いで良いOSTでした。
ゲームプレイ済み推奨ですが、和風の曲が好き・和楽器の音色が好きな方ならば、ゲーム未プレイでも楽しめるかも。

[ゲームRev] よるのないくに

PS3/PS4/PS VitaのアクションRPG「よるのないくに」をクリアしました。
プレイ時間は、1周目ノーマルED到達時点で約22時間。トゥルーED到達時点で約33時間でした。

ちなみに、プレイしたのはVita版です。
本当はPS4版を探していたのですが、行った店頭で見つからなかったので、Vita版で妥協しました。

購入前にちらっと見かけた評判で「すごく百合」という話は聞いていたのですが、ガストの独特の世界観や会話のテンポは好きだし、雰囲気が好みそうだったので、発売されてからずっと気になっていた作品でした。
ちょうど積みゲーが無くなって、予約済みの次のゲームが発売されるまで2週間ほど空いたので、ここぞとばかりにプレイしました。
まぁ、途中挫折しかかってるけれど諦めきれなくて燻ってる”詰みゲー”ならば、1本あるのですが。

シナリオは、事前情報通り、すごく百合でした。
それも、親友同士でベタベタしているなんて甘いレベルではなく、恋人同士で本気でイチャイチャしているレベル。
ネタとして「百合展開ktkr!」とか言ってる場合じゃないぐらい、ド直球で百合展開でした。

聖女として選ばれた親友を災いの元凶「夜の君」から助けたい主人公アーナスと、聖女としての責務を果たしてアーナスや世界を救いたいリュリーティス(愛称リュリュ)。
互いが互いを大事に思う気持ちが、この物語の主軸になります。
が、物語の掘り下げがちょっと浅くて、正直、アーナスにもリュリュにもあまり共感できませんでした。
百歩譲って、アーナスの行動はわりと単純明快でブレが少ないので、まだ理解しやすいです。
親友を守るために、障害となる邪妖や妖魔をぶっ飛ばす、という点は単純明快。
ただ、相方のリュリュのやりたいことが見えにくくて、彼女の行動が物語をややこしくしているように見えました。
「お前、とりあえず動くな何もするな」と思うこともしばしばありました。

ただ、脇を固める男性キャラ陣が良い感じの脇役で、ある意味癒しでした。
特に、空気読めないコメディ担当の有角教授とロイドの掛け合いが面白かったです。
なんだあの、犬猿の仲なのに息ぴったりな面白コンビは。

システムは、まぁ比較的オーソドックスな3DアクションRPG。
これまでに何本か3DアクションRPGをプレイしたことがあるのなら、あまり迷うことなくプレイできるかと。

このゲーム独特の特徴の一つ、従魔システム。
本来敵である邪妖を「従魔」として使役して、アーナスとともに戦うというこのシステムですが、面白い反面、邪魔になることもしばしば。
邪妖も従魔も姿形が似ているので、どれが敵か味方か咄嗟に区別が付かなくて、敵だと思って攻撃したら味方で、連打攻撃をスカることが頻発。
その間に、敵から攻撃を食らってダウンしてしまうことがよくありました。

また、Vitaの画面の小ささが災いしたのか、プレイヤーキャラを見失うこともよくありました。
アーナスと従魔と邪妖が狭いダンジョン内でごちゃごちゃと動き回るので、キャラが埋もれてしまいがちでした。

そのごちゃごちゃした感じがVitaに負荷をかけていたのか、プレイ中、かなりの頻度でコマ落ち・処理落ちしていました。
ボタンを押してもレスポンスがないこともしばしば。
そして、プレイ開始からトゥルーED到達までの間に、2回フリーズしました。
そのうちの1回はラスボス戦中に発生して、そのときはさすがにVitaを壁に投げつけたい衝動に駆られました。

また、カメラワークがあまり良くなくて、カメラがオブジェクトにめり込んで、アーナスらがフレームから外れてしまうことが頻発。
「テイルズ オブ ゼスティリア」が叩かれていた理由の一つと同じ現象です。
同じライブラリを使ってるのかな、現象が全く同じように見えました。

そんなこんなで、総じて操作性はあまり良くありません。
PS3版やPS4版では問題ないかもしれませんが、Vita版は結構ストレスが溜まりました。

難易度は、1周目ノーマルEDまでなら、攻撃ボタン連打だけでなんとかなるレベルでした。
が、トゥルーEDまで到達するには、2周目プレイで発生させられる「エクストラシナリオ」のクリアが必須条件なのですが、そのシナリオのボス戦の難易度が高かったです。
エクストラシナリオのボスは、ラスボスより強かったです。
アーナスと従魔のLvを最大まで上げて、装備もそれなりに強いものを身に着けて、その状態で10~20回ぐらいボス戦に挑戦して、ようやく倒せました。
今にして思うと、アクション下手な俺がどうやってあのボスを倒せたのか、何気に不思議でなりません。
よく倒せたな俺。

とはいえ、苦労したわりには、トゥルーEDは必ず見なければならないというほどドラマティックなものでもなく。
確かにノーマルEDよりはすっきりするけれど、そんなに大きな違いはないので、正直10時間追加プレイしてまで見る価値があるかというと、ちょっと疑問です。

ガスト作品は好きだけど、今回のゲームは粗が目立って、正直「う、うーん・・・」と首を捻らざるを得ませんでした。
ガスト作品がめちゃくちゃ好きで、百合展開に抵抗がなくて、多少の操作性の悪さも許容できる人ならば、試しにプレイしてみるのもアリかもしれません。

[GMCD] BRA★BRA FINAL FANTASY / BRASS de BRAVO

FINAL FANTASYシリーズの吹奏楽アレンジアルバム「BRA★BRA FINAL FANTASY / BRASS de BRAVO」のAmazonミュージック配信版をゲット。
収録曲数は、全11曲。
再生時間は、約52分。

発売から随分日が経ってしまいましたが、来月開催予定の「BRA★BRA FINAL FANTASY」ツアーの東京公演に行く予定だけど、「そういえばまだCDを聴いてなかった」と思い出し、予習も兼ねてそろそろ聴いておきたいなぁと思いこうして手に取った次第です。
発売されからずっと気になっていたアルバムでしたが、他の欲しいCDと発売日が被り、こちらを先送りにしたままそれっきりになっていました。
忘れないように、Amazonの欲しいものリストには入れていたのですが。

ちなみに、今回聴いたのは最初に発売された1の方です。
最近発売された2も、他の欲しいCDと発売日が被って先送りにしたまま、まだ購入すらしていません。
近いうちに買って聴く予定ではあります。
ていうか、2016年3月は欲しいゲーム音楽CDが出過ぎだったんですよ。なんだったんだあの発売ラッシュは。とても懐と時間が追い付きません。

FFのアレンジアルバムと言えば、オーケストラアレンジは数多くあれど、公式による吹奏楽アレンジはこれが初でしょうか。
ゲーム音楽好きの有志による吹奏楽団で演奏されたものならば、数多く聴いたことがありますが。
ただ、これまでFFの曲を演奏するには、まず自分たちで吹奏楽用に編曲しなければならないという、「演奏したいけれど編曲はできない」という吹奏楽経験者にとってはちょっと高めの敷居がありました。
それが公式譜面ができたことによりその手間を省けるようになり、演奏の敷居が下がったのではないかと。
かといって、FFは「公式譜面以外は認めん!」という姿勢ではないので、「自分はFFをこう表現したいんだ!」という思いで独自に編曲したいと思えばできるし。
個人的には、各々のスタイルで演奏や表現を楽しむことのできるFFのような立ち位置は、好感が持てます。

選曲は、なんというか、マイナーなメジャーどころを揃えてきたなぁ、という印象。
「メインテーマ」やFF10の「ザナルカンドにて」、FF6の「アリア」など、FFをプレイしたことがなくても一度は耳にしたことがあるかもしれない有名な曲もあります。
が、「ダンジョンメドレー」や「バトル2メドレー」のような、ゲームプレイヤーにとっては耳慣れた曲だけれど、これまであまり注目されなかったやや日陰の存在だった曲も盛り沢山。
まぁ、有名どころは「Distant Worlds」やSQシリーズなどで様々な形にアレンジされまくっているので、あえて特徴を出すためにそのような選曲にしたのかもしれません。

植松伸夫氏が監修に入っているためか、収録曲はFF10以前の作品の曲のみです。
11以降の曲はありません。

アレンジは、吹奏楽らしい力強さに溢れた感じです。
学校の吹奏楽部に所属したことはないのですが、放課後に音楽室から聞こえてきた吹奏楽部の演奏の音ってこんな感じだったなぁ、という懐かしさを感じました。

基本的には、原曲を素直に吹奏楽に落とし込んでいる曲ばかりですが、中にはちょっとトリッキーというか、原曲と随分毛色の異なる曲もあります。
その筆頭が「ザナルカンドにて」。
サックス五重奏のためか、原曲にあった神秘的で静謐な雰囲気はなりを潜め、躍動感のあるJazzっぽい感じになっています。特に後半。
人によってかなり評価が分かれそうな、大胆なアレンジです。
俺としては、ゲームシーンを思うと首を捻らざるを得ないところはありつつも、それを考慮せずに曲単体として聴けば面白いアレンジだなと思いました。
でも、やっぱり原曲の方が好みです。

「アリア」も一風変わったアレンジでした。特に後半。
遠く離れてしまった想い人に対する憂いを秘めつつも一縷の望みを乗せた原曲とは異なり、前半はともかく後半はかなり前向きな雰囲気になっています。
ポジティブというか、アグレッシブというか。
まぁ、そういうアレンジも面白いとは思います。
けど、やっぱり原曲の方が(ry

ややトリッキーなアレンジになったのは、選曲もそうだけど、FFの曲がアレンジされまくってるからのような気がします。
このアルバムならではの独自性を出すには、選曲か編曲で特徴を出すしかないのだろうし。
FFの曲は有名になり過ぎて、却って難しくなっているのかな。

総括すると、ゲームシーンを思うと「ん?」と感じなくもないけれど、面白いアレンジの多い吹奏楽アルバムだと思いました。
生演奏を聴いたら、また印象が変わるかもしれません。
なにはともあれ、近いうちにあるコンサートツアー、楽しみにしています。

[ゲームRev] 朧村正 PlayStation Vita the Best

PS VitaのアクションRPG「朧村正」をクリアしました。
2人の主人公のどちらのシナリオも、エンディング3種類全て制覇しました。
なお、DLCは未プレイです。

「朧村正」は、ずっと前からWii版をプレイした友人に「面白いし、アクション下手でもできるから」とオススメされていた作品でした。
確かに面白いという評判はあちこちで耳にしていたし、BGMが良いという話も聞いていたので、ずっと気になっていました。
が、”アクション”という点がどうにも引っかかって、ズルズルと先延ばしになり。
そんなところへ、Vita版がPlayStation Plusの2016年3月期フリープレイとして配信されたので、ここぞとばかりにDLし、プレイし始めた次第です。

プレイ時間は、1つ目のEDに到達した時点で約27時間。
全てのEDを制覇した時点で、約35時間でした。

難易度は、もちろん簡単な「無双」を選択。
スーパーマリオブラザーズの1面もクリアできない俺に、高難易度の「修羅」なんて到底無理です。
簡単な「無双」ですら、Lv99MAX+最強の武器装備でラスボス戦に挑んで1回やられてるぐらいなので、そのへんはお察しください。

そんなアクション下手な自分でしたが、それでもなんとかクリアできました。
ひたすら攻撃ボタン連打、時々ジャンプしてみたりしつつ、そういえばアイテムってどうやって使うの?つーか奥義ってなにそれ美味しいの?それより攻撃ボタン連打し過ぎて右手の親指つりそうなんですけどっっ! というレベルのガチャプレイでも、なんとかなりました。
個人的には「オーディンスフィア」(無印)より簡単だったと思いました。
「テイルズ オブ」シリーズの一周目を難易度ノーマルでクリアできるなら、たぶん問題ないのではないかと。

仮に途中のボス戦で行き詰っても、雑魚をザクザク狩っているだけでLvがサクサク上がるので、経験値を稼いでLvを5~10ぐらい上げればどうにかなります。
道中の雑魚やボスにやられても、デスペナルティはありません。
最後のセーブポイントまで戻されることもなくて、最終到達マップに移動した直後から再開されます。
また、やられたバトル中に得た経験値は再開時に引き継がれるので、バトル中にLvアップしたら、アップ後の状態でコンティニューされます。
これが、アクション下手には非常にありがたいシステムでした。

シナリオは2つあり、それぞれ主人公が異なります。
ただ、主人公によって特性が異なることは多分なくて、どちらも同じように操作できます。
個人的には、百姫の方は雑魚戦楽勝だったけれどボス戦で苦労させられ、逆に鬼助はボス戦楽だったけれど雑魚戦で苦労させられたような気がします。

2人の主人公各々のシナリオは、ほぼ完全に別物。
クロスオーバーするところも多少あるけれど、基本的にあまり接点はなく。
ただ、どちらのシナリオも面白かったです。
まぁ、好みを言えば、鬼助シナリオの方が面白かったかな。

どちらのシナリオも、歴史絵巻風に進んでいきます。
シナリオの展開や台詞回しからすると、時代小説が好きな人にはハマるのではないかと。
時代小説をほとんど読んだことのない身としては、単語が難しくて「これは、何を言っているんだ?」というところが何回かありましたが、それでもシナリオを把握する上ではさほど問題はなく。
まぁ、雰囲気でどうにかなります。

それとBGMもすこぶる良かったです。
雅楽とオーケストラとバンドサウンドが合わさったような、そんな独特な空気感を持った曲でしたが、それらが良い味を出していました。
正直、バトル中はBGMに耳を傾けている余裕がなかったので、ボス戦の曲はほとんど覚えていないのですが、フィールド曲はすごく良かったです。
また、フォール曲から雑魚バトル曲へシームレスに切り替わるところも、「お!」と思わされました。
これ、OSTすごく欲しいです。
クリアした勢いで、DL配信されているOSTを買ってしまいそう。

シナリオも良かったしBGMも良かったけれど、何よりもバトルの爽快感を味わえたゲームでした。
低難易度を選択すれば、俺のようなアクション下手でも爽快感を十分楽しめると思います。
また、高難易度にすると敵の攻撃を一発受けただけでやられるという鬼畜仕様らしいので、アクションに自信のある人でも楽しめるのではないかと。
そんなわけで、「朧村正」は幅広いプレイヤーにオススメできる、良いゲームでした。

[GMCD] サガオケ! The Orchestral SaGa -Legend of Music-

サガシリーズの楽曲をオーケストラで演奏したアルバム「サガオケ! The Orchestral SaGa -Legend of Music-」が発売されたのでゲットしました。
CD2枚組で、収録曲数は全14曲。
再生時間は、トータルで75分。

サガシリーズファン待望のオケアレンジCD。
サガシリーズのOSTは全作品持っているし好きだし、ロマサガ以降の原曲が比較的オーケストラ寄りだっただけに、本当に待望でした。
発売決定を耳にした瞬間に、心が躍ったのは言うまでもありません。

収録曲の詳細は、公式の特設サイトに掲載されているので、そちらを参照ということで。
一部楽曲は試聴もできます。

原曲からの変化はさほど強くなく、どの曲も非常に王道でストレートなオーケストレーションでした。
原曲をほぼそのまま、オーケストラの音色に落とし込んだような感じです。
ロマサガ以降の曲はそもそも原曲がオーケストラっぽいものだったので、違和感はまるでありません。
クセがない分、すごく聴きやすかったです。

ただ、生演奏の録音音源だからか、原曲より臨場感と迫力が増しているように思いました。
演奏会で感じられるような、張り詰めた空気を感じられるというか。
選曲された曲の多くがバトル曲なので、その空気感が程よいエッセンスにもなっているようでした。

また、オーケストラの音色の特徴である厳かな重さも、原曲より如実に表れています。
これは原曲を考えると、むしろ良い方向に作用していると思いました。

このアルバムの収録曲の多くは、バトル曲です。
通常バトル曲、中ボス戦曲、ラストバトル曲、サガシリーズのバトル曲で有名どころは一通り押さえられています。
ちゃんと数えていないのであくまで感覚的な印象ですが、バトル曲とそれ以外で半々、もしくはややバトル曲の方が多いです。
バトル曲は派手な分耳に残りやすいから多く感じるのかもしれませんが。
でも、OSTにおけるバトル曲と非バトル曲の比率を考えると、やはりこのアルバムはバトル曲が多いと思います。

それくらいバトル曲が多いので、すごくアグレッシブな熱がアルバムのどこからも感じられます。
とにかく、全体的にどこも熱いです。熱量が多いです。
このアルバムの曲を実際に演奏会で演奏したら、体力の消耗が激しくて、終わる頃にはたぶんオーケストラが虫の息になっていると思います。
そんなオーケストラの体力的な限界を試すような熱量があります。

ただ、聴いている方としては、耳がすごく幸せです。
いくつもの音が重なり合って一つの調和を生むオーケストラの音色で、大好きなサガシリーズの曲を聴けるというのが、幸せでなりません。
聴いていると、非常に気持ちが良いです。

欠点といえば、GBのサガシリーズ、特に「魔界塔士SaGa」と「SaGa3 時空の覇者」の扱いが雑、というところでしょうか。
ロマサガ以降の作品は何曲もたっぷりと演奏されているのに、この2作品については第1トラックのメドレー内で1曲ずつだけ。
そもそも「魔界塔士SaGa」の「プロローグ」は、GBサガシリーズのどの作品でも使われてるし、ロマサガ2でもアコースティックな五重奏があるしで、「魔界塔士SaGa」固有の楽曲ではないし。
「涙を拭いて」も含めれば「魔界塔士SaGa」の曲は2曲になるけれど、これもあちこちで使われてるから固有曲ではないし。
そんなわけで、サガシリーズの中では「魔界塔士SaGa」が一番好きで、世間の評判のわりに「SaGa3 時空の覇者」もかなり好きな身としては、「もっと良い曲があるのにっ!」と歯痒い思いがしました。
「魔界塔士SaGa」の「禁断の塔」とか「Hurry Up!」とか「魔界塔士」とか、「SaGa3 時空の覇者」の「異次元のテーマ」とか、超格好良いじゃん。なんでないんだよ!(ダンダン

まぁ、認知度や人気度的にGBサガシリーズとロマサガ以降の間には越えられない壁があるとわかっているので、「あーやっぱりか」という諦観もありますが。
でも、「魔界塔士SaGa」以来のプレイヤーとしては、なんだか釈然としないというか、もやもやしました。

ただ、「SaGa2 秘宝伝説」のメドレーは、きっちりツボを押さえているなと思いました。
ラストバトルメドレーになっているあたりがゲームを踏まえた構成になっていて、ド定番とはいえすごく盛り上がりました。
やっぱり「SaGa2 秘宝伝説」と言えばコレ。外せないよなぁ。

発売決定して以来、楽しみにしていたサガシリーズのオーケストラアルバム。
想像以上に熱量があり、その熱量から発せられる迫力に圧倒されながら、非常に堪能しました。
サガシリーズはまだまだ名曲があるので、ぜひ第二弾もお願いします。

[GMEV] 教会で奏でる時空を超える音の調べ シュデンゲンアンサンブル第三回演奏会

4月2日(土)に、ゲーム音楽を演奏するプロジェクト「Melodies of Crystal」(以下、MoC)が抱える楽団のうちの一つ「シュデンゲンアンサンブル」の第三回演奏会「教会で奏でる時空を超える音の調べ」に行ってきました。
会場は、ルーテル市ヶ谷センター ホール。
開場17:15で開演18:00、終演は20:30頃でした。

今回演奏された曲は「ゼノギアス」と「クロノクロス」。
両方とも光田康典氏が作曲された作品で、どちらもいくつもの楽団で演奏されている人気の高い作品です。
それらが、今回は教会のホールという、通常のホールとは違った環境で演奏する試みが為されました。

教会のホールだからでしょうか、反響音が通常の音楽ホールに比べて、かなり強かったように感じました。
音がステージからだけでなく、反響音も加わって、全方向から降ってくる感じ。
ホールが狭い(キャパシティが200人ほど)ので、直接ステージから飛んでくる音と反響音にタイムラグはなく。
弱い音も強い音も、穏やかな音も緊迫感のある音も、どの音にも包まれている感じがしました。

演奏とは関係ないのですが、ホール内のステージ上の照明がユニークだったのが印象的でした。
明りの周囲に奇妙な形のオブジェが取り囲んでいる感じで、それ自体は一見すると意味のないものにしか見えませんでした。
が、ステージ奥の大理石(かな?)を見ると、その明りが十字架のように並んで見えて、ちょっとした感動を覚えました。
今回演奏される曲目(特にゼノギアス)を彷彿とさせるそれも、演奏会を彩る演出の一つになっていたように思います。
がっつり作り込まれている感じだったし、あれ、元からこの教会のホールにあったものだよなぁ、たぶん。。。

演奏技術は、相変わらず激高でした。
安定のMoCクオリティです。
後半の方で、ちょっと音のバランスが悪かったり、楽器の調子が悪かったのか音がピロッてたりしていた箇所もありましたが、両手で数えられる程度の頻度。

そして、技術力だけではなく、表現力も相変わらず素晴らしかったです。
演奏による表現力の高さは言わずもがな、編曲による表現の高さもハイレベルでした。

今回の演奏会でようやく気付かされたのですが、MoCは「演奏したい曲を演奏する」というよりは「表現したいゲームを表現する」をモットーにしていることに思い至りました。
他の楽団ではどちらかというと前者のニュアンスの方が強いけれど、MoCは後者を強く押しているような気がします。
ゲームをプレイしていて感じた想いや感動を、音楽に変換して表現し、伝え、共有したい、という意思で活動されているのかな、と。
それで、単曲演奏はほとんどせず、どの演奏会でも1~2つの作品を取り上げて、深く掘り下げるということをされていたのですか。なるほど納得。

ただ、「このゲームはこうして音楽で表現したい!」という想いを演奏者全員に浸透させるには、小規模編成でないと難しいのかも。
だから、MoC(特にシュデンゲン)はいつも小規模編成だったのか。

それにしても、MoC主催の演奏会には今回で8回目になるのに、気付くのが遅過ぎました。
うぅ、俺、全然思慮が足りてないなぁ。反省。

演奏曲目は、第一部にゼノギアス、第二部にクロノクロス、という構成。
編曲の担当は、ゼノギアスが大澤久氏、クロノクロスが橋本慎一氏でした。

ゼノギアスの曲構成は、キャラクターごとに楽章を編成し、さらにそれを時系列に並べたものでした。
OPムービーで描かれたイベントが入っていない点だけ少し引っかかりましたが、ゲーム内世界の時間軸を過去から未来へと追っているような気分になりました。
あの膨大で壮大な世界観を、上手くコンパクトにまとめられていたと思います。

編曲は、安定の大澤氏アレンジでした。
原曲がかなり破壊されたアレンジもいくつかありましたが、思っていたほど強いアレンジとは感じませんでした。
楽器の編成や特性に合わせた、演奏に無理のない程度のアレンジは当然ありましたが、それ以外の大胆なアレンジは、一部を除いてそれほど強くなく。
それでいて、ゲームの世界観やシナリオ、曲の魅力を引き出すのには、十分な編曲でした。
編曲よりも、選曲と曲構成の勝利という印象です。

一方、クロノクロスの曲構成は、シナリオ順というよりは事象発生順、といった方が正確でしょうか。
そもそもゲームで描かれた一連の顛末に至った経緯は、過去(未来?)でこういったことが起こってこうなって・・・というところから描かれていました。
クロノクロスのシナリオをゲームプレイ中はほとんど理解できなくて、1年ほど前にWikipediaを読んで初めて全体像を理解した自分が言うのもなんですが、クロノクロスのシナリオを理解していないと曲順の把握は難しかったのではないかと。
ただ、ある程度理解していると「あー、なるほど」と納得できる曲順でした。
そういう曲の並べ方があったかと、内心で膝を打ちました。

ちなみに、楽章の名前が軽くネタバレです。
まぁ、もうリリースされてから10年以上は経過しているゲームなので、もう解禁してもいいだろう、とも思いますが。

編曲は、大澤氏に比べるとかなり原曲重視というか、シンプルというか、素直というか。
あまりガツガツと練り込んだ感じではありませんでした。
原曲重視なアレンジが好み方にとっては、聴きやすかったのではないかと。
ただ、原曲に寄り過ぎて、演奏に苦労されていた様子がちらちらと垣間見えました。
それと、和音の一体感の薄さが少し気になりました。特に1, 2楽章。
音がバラバラな方向に飛んでいってるというか、反発し合って混ざりきっていないというか、そんな感じがしました。
そのためか、ゼノギアスに比べると、曲への感情移入や感動がやや弱かったです。

そういう意味では、第一部と第二部の順番は逆の方が良かったような気もします。
ゼノギアスの第6楽章があまりに素晴らしかったので、クロノクロス→ゼノギアス(1~6)→アンコールでゼノギアス(7曲目)+今回のアンコール曲、という流れの方が、終演後により大きな満足感が得られたような。
まぁ、クロノクロスでは機材(ドラムセットなどの打楽器)があったから、それらの搬出入を考えて今回のような曲構成になったのかもしれませんが。

いつも素晴らしい演奏を聴かせてくれるMoCの演奏会。
多少の不満はないわけではないけれど、それでも十分に満たされた気分になれました。
演奏を鑑賞しているときに沸き起こるあの感動は、何物にも代えがたいものだと思っています。
しかも、今回の演奏会ではいくつか新しい試みが見られて、それらが今後どのように進化していくのかも楽しみです。


これより下の追記は、今回の演奏会のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。

[ゲームRev] ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち

3DS版「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」をクリアしました。
クリア時のプレイ時間は、約78時間。
クリア時のLvは40前後で、ラスボス戦はそれほど苦労しませんでした。
むしろ、ラストダンジョンの雑魚戦の方に苦労しました。

自分にとってはおよそ15年ぶりになるDQです。
俺のDQ歴は1~4で止まっていて、5以降は未プレイでした。
5は一度やっておきたいと思いつつも先延ばしにしがちで、その他のナンバリングタイトルはさほど魅かれるものを感じずで、今日に至ります。

そんな俺が今になってDQ7をプレイしようと思ったのは、自宅に遊びに来た友人が勝手にソフトを置いていったことがキッカケ。
5以外はあんまり興味ないけど、そんなんやられたら(ヌル)ゲーマーとしてはプレイするしかないじゃん。
という、たいへん後ろ向きな義務感に駆られたからでした。

まぁ、正直なところ、1周プレイするのに70時間以上もかかるとは思っていませんでしたが。
そういえば、PS版出た頃に「長い」って評判だったっけ。すっかり忘れていました。

そんなわけで、ここから下は珍しく辛口レビューになると思います。
嫌な予感がしたら、迷わずバックしてください。

とりあえず一言。
エンディングを最後まで見た直後の感想なのですが、

「ラスボス倒したら、まず真っ先に家族に無事を報告しろよお前ら」

というわけで。
前述の通り、俺のDQ歴は4で止まっていました。
結構長い空白期間があったのですが、最後にDQをプレイした頃と操作感がほとんど変わっていなくて、すごく懐かしかったです。
良い意味でも、悪い意味でも。

良い意味については、何よりも操作に戸惑うことなくスムーズにプレイできた点。
昨今のゲームは、色々なことができる代わりに色々な操作方法を覚えなければならない欠点がありますが、DQ7ではそれがほとんどありませんでした。
フィールドもバトルも、昔なじみのウィンドウ表示+コマンド選択式なので、DQ4までの知識だけでもエンディングまでたどり着けました。

ただ、やり込み要素までコンプリートしようとすると、結構手間がかかるかもしれません。
小さなメダルを集めたり、モンスターを集めたり、街を作ったり、そういったメインシナリオと関係のないやり込み要素があります。
ただ、クリアに必須の条件ではなかったので、やり込み要素にはほとんど手を付けませんでした。
やり込みは基本スルーするタイプなのと、最初のシステム説明で何をどうするとどうなるのかが把握できなかったためです。
たぶん、そこまで手を出していたら、プレイ時間は余裕で100時間を超えていたと思います。

悪い意味については、あまりサクサク進まないこと。
時々Lv上げや熟練度上げが必要になるシーンがあるのですが、経験値などがなかなか上がらなくて、数時間ひたすら魔物を狩っていたことも。
それと、熟練度システムは正直ちょっと不満でした。
戦闘回数でカウント+弱い敵の場合いくら戦っても上がらない、というゼロサムな仕様はどうにかならなかったのかと。
弱い敵でも数をこなせば上がるような、ポイント制にしてほしかったです。

それと、シナリオについても、ほんのり不満があったりします。
自分がストーリー性のあるゲームを好む傾向にあるからか、シナリオがあまり面白くなくて、軽く挫折しかけました。
引き込まれるような魅力のあるシナリオではなかったので、中盤からはものすごく作業的にゲームを進めていました。
もっとも、DQにシナリオを求める方が間違っているような気もしますが。

作業的なところが全面的に悪いわけではないけれど、プレイ時間と天秤にかけると、なんとなくモヤモヤした気分になります。
シナリオがもうちょっと面白ければ、およそ70時間というプレイ時間も苦にならなかったかもしれません。

あとは、これは完全に個人的な好みの問題なのですが、グラフィックに対する抵抗感が、最初から最後までずっと拭えませんでした。
鳥山明氏の絵が苦手、というのが大きな理由です。
どれくらい苦手かと言うと、あのクロノ・トリガーですら、人から強く薦められながらも、同じ理由でしばらく避けていたぐらいです。
※その時は、最終的に「ステータス画面以外で、鳥山さんの絵の面影ないから!」と説得されてプレイしました。確かになかったし、面白かったです。

PS版はそれほど面影がなかったのですが、3DS版の方は鳥山氏の絵のタッチがそのままがっつりグラフィックに表れていて、あのタッチが苦手な自分にとっては何気に苦行でした。
だったらやめればいいじゃん、ていう話ですが、テクニック的な理由以外で放棄したらダメだ、という謎の義務感があって(ry

そんなわけで久方ぶりのDQでしたが、懐かしくありつつも、個人的には正直イマイチでした。
人から「初めてDQプレイしたいんだけど、どれからやったらいい?」と訊かれても、7は薦めないと思います。
あと、いい加減にそろそろ5をプレイしておきたいという想いを新たにしました。
うん、そろそろやっとこ。