[ゲームEV] 逆転裁判15周年 特別法廷

2017年1月22日(日)に、逆転裁判15周年記念のイベントである「特別法廷」が、昼と夜の2回開催されました。
そのうち昼公演に参加してきましたので、ここにその感想を記します。

会場は、舞浜アンフィシアター。
開演は13:30で、終演は16:10頃でした。

2001年にGBA用の法廷アドベンチャーゲームとして誕生した逆転裁判が、ついに15周年を迎えました。
自分は2発売直後(2002年)に2をプレイしてハマり、2→1→3以降はナンバリング順にプレイ。
そんなわけで、シリーズ作品をプレイし始めてから14年以上経過したことになります。
もうそんなに月日が過ぎていたのか。早いなぁ。

今回の特別法廷は、歴代の「特別法廷」でおなじみの特別映像(フルボイス)だけでなく、キャスト・スタッフトーク、ミニゲーム、バンド演奏と目白押し。
出演者の非常に多いイベントとなっていました。
MCは、アメリカザリガニの柳原哲也さんと平井善之さん。
テンポのよい進行とキレ味鋭いツッコミ、そしてちゃんとネタを拾ってくれる良いMCでした。

今回のイベントはカメラ撮影が入っていたらしいです。
昼公演か夜公演かわかりませんが、後日、イベントの模様を収録した円盤が発売されるかもしれません。

来場者特典は、過去の「特別法廷」の全映像を収録したDVDでした。
2008年に開催されたオーケストラコンサートや、2012年の10周年記念特別法廷も入っていました。
まだ全部見ていないけれど、オーケストラコンサートは会場でしか見られなかったし、これはうれしい特典です。


これより下は、今回のイベントのネタバレを多分に含みます。
また、ゲーム本編のネタにも触れると思うので、ゲーム未プレイの方はご注意ください。


■開演前
「逆転裁判 蘇る逆転」以降に発表されたゲーム用PV(「逆転検事」シリーズ、「大逆転裁判」含む)が、正面の巨大モニターで再生されていました。
古いものから新しいものへ順番に再生されていたので、その映像に時代の流れを感じました。
主に、演出と画質とアスペクト比に。

初期のころのPVは、今の時代から見るとものすごく手作り感が強いというか、低予算っぽさを感じるというか。
それが、ナンバリングが進むにつれて画質が向上し、演出が洗練され、そこにカプコン社内で重要IPの一つへと成長していく様が見えました。
また、従来3:2だったアスペクト比が、「逆転裁判5」あたりから16:9に変わったあたりにも、月日の流れを感じました。

どのPVも一通り見たことのあるものばかりで、「蘇る逆転」あたりのPVは本当に懐かしさたっぷりです。
「そういえば、こんなPVあったなぁ」と懐かしさを感じながら、鑑賞していました。
そうか、15周年だもんなぁ。しみじみ。

歴代PVの中では、4が一番好きです。
演出がすごく凝っているし、BGMに使用されているオーケストラ風「王泥喜法介 ~新章開廷」が格好良いしで、4発売前後に何十回と繰り返し見た記憶があります。
ちなみに、4のゲーム自体も、個人的には結構好きです。

開演直前の13:20頃にPVが途切れて、カゲアナ(場内アナウンス)が流れました。
担当は、成歩堂と御剣。
「こういうのは慣れていない」らしくたどたどしく喋る成歩堂と、「私の方が慣れている」と流暢に喋る御剣の対比が面白かったです。
まぁ確かに、法廷で立証責任がある分キャラ的にもそうだし、中の人的にも御剣の方が慣れていそう。
ただ、御剣の台詞に「ペンライトや”アクアリウム”の使用は禁止」云々というものがあって、見事な天然ボケっぷりを発揮。
そこへすかさず、成歩堂の「アクアリウムじゃなくて、サイリウムだろ」というツッコミが炸裂していました。
アクアリウム・・・随分デカいものを持ってきたなぁ。

カゲアナの〆は、力強い「準備完了しております」でした。
これが前振りだったなんて、当時の俺は予想だにしていませんでした。。。

■逆転裁判1~3
まずは、逆転裁判1~3をふまえた「特別法廷」から開始。
脚本は、巧舟氏による書き下ろし。
登場人物は、成歩堂、真宵ちゃん、御剣、糸鋸刑事、矢張、裁判長。
逆転裁判1~3を振り返りつつ、矢張殺人事件(?)を解決する、という内容でした。

時間設定は、イベント開催日の2017年1月22日。
2001年に発生し、15年後の2016年12月28日に解決したDL6号事件の裁判から、およそ1ヶ月後。
というわけで、冒頭から御剣がものすごく疲れていました。
そして、倉院の里に帰ったはずの真宵ちゃんが法廷にいるという超設定。
まぁ、特別法廷ではいつものことです。深く考えてはいけません。
きっと、ゲーム本編とは違う世界線なんだよ。

特別法廷ではいつものこと、といえば、準備がさっぱり完了していないのもいつものことです。
つか、カゲアナであんなに力強く「準備完了しております」って言ってたの、あれはなんだったんだっ!?
ツッコミ待ちか? ツッコミ待ちなのか??

1~3の振り返りでは、「時代が我々に追いついた」という御剣の台詞を受けて、「時代が追い抜いていった」と訂正する成歩堂のやり取りが印象的でした。
そして、おもむろに取り出されるガラケー。着信音は言わずもがなのチープなアレです。
あ、確かに時代が追い抜いていってる。あんなガラケー、今時骨董品ですね。

事件発生の報せを届けに駆け付けたイトノコ刑事が持っていたのが、タブレット端末。
あー、時代の流れを感じますね。。。
そして、尻ポケットネタでいじられる御剣。一番最初の特別法廷(2005年TGS)のネタでしょうか。

事件の顛末は、いつものドタバタな感じ。
成歩堂の「異議あり!」に真宵ちゃんが被ってくるという、3の名シーンを思い起こさせる展開もありました。
そして、「事件の裏にはヤッパリ矢張」は今年も健在でした。

「特別法廷」の映像後は、キャストとスタッフによるトークコーナー。
キャストとして登場されたのは、成歩堂役の近藤孝行さん、御剣役の竹本英史さん。
スタッフは、プロデューサーの江城元秀氏、ディレクター・脚本の巧舟氏、イラストレーターの岩元辰郎氏。
この5人で開発当時のことを振り返りながらトークを繰り広げていました。

役が決まったときの感想を訊かれて、あまりゲームをプレイされない近藤さんは、電車内の吊り広告で作品を知っていて、「すごい髪型だな」と思ったとのこと。
逆にゲーマーな竹本さんは既にゲームプレイ済みだったそうで、フリーダム過ぎる登場人物の中で唯一真面目キャラの御剣をどう演じようか悩まれたそうな。
元々ゲーム版の御剣の声は岩元さんのもので、それに近づけようか迷ったりもしたそうです。
が、実は御剣の声はサウンド担当の方の一存で実装されたもので、巧さんの承認は得られていなかったという新事実を、岩元さんから暴露。
正規の手続きを経ていない声に似せようと悩んでいた竹本さんが撃沈していました。

また、巧さんの当時のメモには、「(『異議あり!』が)一発で来た!」と書かれていたことに対して、近藤さんや竹本さんからリアル「異議あり!」。
何十回とリテイクを重ねて、大阪から東京へ帰る新幹線の中で凹んでいたそうです。
あまりに凹んでいて、新幹線内でいくらビールを飲んでも酔えなくて、ビールがすごく捗ったと語られていました。

[GMCD] 消滅都市 - Remix works -

スマホゲーム「消滅都市」のBGMをリミックスしたアルバム「消滅都市 - Remix works -」をゲット。
収録曲数は全13曲。

「消滅都市」のゲーム自体は、昨年末よりプレイし始めたニワカです。
BGMの評判の高さから曲に興味を持ってOSTを聴き始め、その流れで昨年末に開催された「消滅都市FUTURE CONCERT」(以下、消滅都市FC)に足を運び、それがキッカケでゲームをプレイしてみようと思いたってタブレットにDLしてプレイし始めて、現在に至ります。
なんというか、一般的な流れから完全に逆行していますね。

そんなこんなな理由で消滅都市FCに行ってみたところ、会場で見つけたのがこのアルバムです。
消滅都市FCでの告知によると「一般販売未定」とのことだったので、今(2017年1月現在)のところ、消滅都市FC会場限定販売CDになります。
たぶん、今後ノイジークロークの参加するイベントでは販売されるのではないでしょうか。近いところでは、東京ゲームタクト2017とか。あくまで予想ですけれど。

アルバムタイトルにある通り、収録曲は「消滅都市」のBGMのリミックス曲になります。
リミックスのため、原曲のイメージを大きく残したアレンジになっています。
原曲とは違うことはわかるけれど、あまり原曲から離れた感じにはなっていません。
原曲の疾走感、浮遊感は、リミックスでもそのまま残っています。

リミックス元の原曲には、結構偏りがあります。
「I miss you baby」や「Eternity」、「世界の終わりと最後の言葉」は、リミックス違いで2曲収録されています。
どれも人気のありそうな曲なのでわからなくはないのですが、ちょっと偏り過ぎではないでしょうか。

リミックスを担当された方の中には、ネット動画で見かける方の名前もあります。
八王子Pさんのリミックス曲が一番多いのかな。
初音ミクを使ったリミックスが結構あります。

また、曲目リストを見る限りでは、収録曲のうちいくつかは「ニコニコ超会議 2015」用にリミックスされたもののようです。
「ニコニコ超会議 2015」で「消滅都市」の曲を演奏してたのか、知らなかった。

個人的には、リミックス具合に「なるほど、そう来たか」と思うものもあれば、「・・・・・・うーん?」と感じたものもありつつも、総じて感じたのは「原曲が一番良いな」でした。
自分はそれほど原曲至上主義者ではないと思っているのですが、今回のリミックス版に関しては原曲の方が好きです。
聴き慣れているから、という理由かもしれませんし、ヘビロテに耐えられるのは原曲の方かな、とも思います。

ただ、原曲を知らずにこのリミックスを聴いても、特に問題ないような気がします。
曲は曲として原曲からもゲームからも独立している感じなので、このアルバムから「消滅都市」に入るのはアリだと思います。
普通にテクノ色強めの音楽CDとしても楽しめます。

収録曲の中で妙に印象に残ったのは、八王子Pの「I miss you baby」のリミックス。
初音ミクならではの利点を上手く使っていて感心しました。
原曲にはない歌詞が追加されているのですが、人の発声では到底難しい早口な部分があって、そこはボーカロイドならではの聴きどころかと。
テンポよくミクの歌声がリズムを刻んで流れて、なんだか気持ちが良いです。
でもやっぱり、原曲の方が好きです。

なんだかんだ言いつつも、原曲の雰囲気を色濃く残したリミックスになっているので、原曲至上主義でなければ楽しめるアルバムではないかと思います。
1枚あたりの値段はそれほど高くないので、少しでも興味があれば聴いてみるのもアリだと思います。
また、テクノ調の曲が好きな方であれば、原曲を知らなくても結構オススメかもしれません。

[ゲームRev] テイルズ オブ ベルセリア

2016年秋頃に発売された「テイルズ オブ」シリーズの最新作「テイルズ オブ ベルセリア」(以下TOB)をクリアしました。
クリア時点でのプレイ時間は、サブクエストをそこそこ消化しつつプレイして、約86時間。
難易度はほぼずっとNORMALで、ラスボス撃破時点でのLvは72ぐらいでした。

前作「テイルズ オブ ゼスティリア」(以下TOZ)が個人的にはイマイチだったので、TOBは発売後しばらく様子見をしようと思ったのですが、巷の評判が良さそうだったり色々と機会が重なったりしたので、プレイしてみました。
率直に言うと、結構面白かったです。
TOZでストレスや不満を感じた点は概ね改善されていて、最後まですんなり楽しむことができました。

まずはシナリオについて。
世界観はTOZと同じで、TOZよりも遥か昔の時代の話らしいです。
とはいえ、ストーリーに繋がりはほぼありません。
TOZを知らなくても、十分に楽しめます。
TOZで既出の単語や種族が出てくるので、TOZを知っているとより楽しめる程度です。
TOBの流れの遥か先にTOZがあるという感じなので、むしろTOZの方がTOBの続編なんじゃないか、というくらいです。
TOBをクリアした今、改めてTOZをプレイしたら、色々なものの見え方が変わりそうです。

舞台は、TOZとは別のエリアっぽいようです。
地形が全く違うので、TOZと同じ星の別の国だと思います。

種族を指す「人間」「業魔(TOZの憑魔)」「聖隷(TOZの天族)」の関係や「聖主」「導師」「災禍の顕主」などはTOZで既出で、その設定はTOBにもほぼ引き継がれていましたが、これが上手く活かされていました。
TOZのあの設定を踏まえつつ、よくここまで昇華したシナリオにできたものだと、感心しました。

メインストーリーは、「復讐」がテーマであるため全体的に重く暗いです。
「テイルズ オブ」シリーズのマザーシップタイトルの中では、かなり異質な暗さを放っています。
ただ、その一方で、がっちりしっかり骨太な造りになっています。
敵味方とも背景や経緯が丁寧に描かれていて、話の流れが分かりやすかったです。
また、話の説得力がしっかりあったので、共感もしやすかったです。
中盤から終盤にかけての盛り上がりでは先が気になって、プレイの止め時がなかなか見つからなかったくらいに楽しめました。

メインキャラクターは、わりとどのキャラも好感が持てました。
好感が持てるというか、個々人の持つ意志信条が理解できるというか。
どのキャラも背景がしっかりしていて、時代の流れや自身の境遇に翻弄されながらも、己の信念に従って強く前に進んでいく姿が格好良かったです。

とはいえ、PTメンバーの仲があまり良くなかったのは印象的でした。
お互いの利害が一致したから行動を共にしているだけ、といった感じで。
PTメンバーの仲の悪さはTOAに匹敵するか、それ以上かもしれません。
でも、ある意味それが現実に則しているように見えて、それはそれで好感が持てました。
まぁ、実際はこんなもんだよね、ていう。

PTメンバーのうち、ベルベット、ライフィセット、マギルゥ、エレノアは、旅の過程で互いを認め合うように姿勢が変わっていくところが良かったです。
一方、ロクロウとアイゼンは最初から最後までぶれなくて、変わっていく他の4人を支えつつ背中を押すような立ち位置だったのも、バランスが良かったように思います。

それと、プレイ中に何気に思ったのですが、途中で長期離脱するキャラがあまりいない点もありがたい配慮でした。
過去シリーズ作品や他のRPGでもそうなのですが、あるキャラに思い入れがあって重点的に強化していたのに、途中で長期間離脱されると代替キャラを一から強化しなければならず、それが何気に鬱陶しく感じることがありました。
TOBではそれがあまりなくて、一度PTインするとほぼずっと居続けてくれるので、心置きなくキャラ強化できると思います。
ちなみに、自分の戦闘メンバー構成は、ベルベット・ロクロウ・ライフィセットがレギュラーで、残りの1枠は気分で入れ替えていました。

システム面ですが、バトルシステムは大幅に改善されていました。
TOZで実装された移動と戦闘がシームレスで切り替わる処理はなくなったけれど、バトルフィールド内の障害物が減り、カメラワークでストレスを感じることが激減しました。
キャラクターがフレームアウトして見えなくなるということが、あまりなかったです。

バトルシステムはTOZから一新。
今回追加された新機能は、実はどれも自力操作できませんでした。
「ソウルってなに? BGと違うものなの? ブレイクソウル? スイッチブラスト? 秘奥義ってどうやって出すの? え? え??」となって、最初の10時間で戦闘に挫折しました。
それ以降、戦闘は常にAUTOプレイでした。ラスボスもAUTOプレイで撃破しました。
おかげで、戦闘中はコントローラを放置して、自分の休憩時間にあてていました。

AIがそれほど馬鹿ではなかったので、AUTOプレイでも結構なんとかなりました。
自分にはできない防御や回避のアクションを、AUTOでは容易にやってくれていたので、自分で操作するよりAIの方が上手かったくらいです。
AIに対して軽くイラッとしたとすれば、常にヒット&アウェイを繰り返すため、敵をスタンさせて畳みかける絶好タイミングを作りつつも、余力が残っているにも関わらず畳みかけることはせずに前線から離脱するところ。
「そのまま畳みかけろよ」と思うことが何度もありました。
まぁ、AIだから仕方ありませんが。

TOBのシナリオは知りたいけれど、最近の「テイルズ オブ」シリーズは戦闘にいろいろ機能を盛り込み過ぎていてついていけない、という方でも、AUTOでラスボスまでなんとかなるのでオススメです。
もっとも、「テイルズ オブ」シリーズの面白さの半分をドブに捨てている感はありますが。
TOVあたりからずっと思ってることなのだけど、バトルシステムはもっとシンプルにしてほしいです。

武器の強化システムはTOZの時にもあったけれど、それよりは解りやすくなっていたような気がします。
ただ、ほとんど活用しませんでした。
「どうせそのうち強い武器が出てくるんだろう、素材が勿体ない」と貧乏性を発動した結果、武器強化をほとんどせずに最後までクリアしてしまいました。
難易度を上げたら武器強化は必修だったかもしれませんが、NORMALだったら武器強化なしでもなんとかなります。

ダンジョンはTOZよりもシンプルになっていて、面倒くさいパズル要素はそれほどなかったです。
多少はあるけれど、それでストレスを感じることはありませんでした。
なので、ダンジョン探索はサクサク進められました。

それと、BGMについて。
TOBのBGMは桜庭統さんの一人担当に戻っていますが、結構良曲が多いように感じました。
TOZとは方向性の違う良さというか。
初期の「テイルズ オブ」シリーズ作品や「バテンカイトス」っぽさがあったり、オーケストラ調の曲は「トラスティベル」っぽかったり。
「このBGM、結構良いな」とふと思うことが結構ありました。
特にベルベットのテーマっぽい曲が印象的で、その曲のためだけにOSTが欲しくなりました。
ちょっと探してみようかな。

あと、随所で入るアニメーションの質の高さが、相変わらず異常です。
ufotableの作画が半端なく綺麗です。
アニメにそんなに詳しいわけではないけれど、あの絵の美麗さは頭一つ抜けているレベルだと思います。

そんなわけで。
当初はあまり期待せずにプレイし始めたTOBですが、説得力のしっかりついた骨太のストーリーを最後まで楽しめました。
システム面もかなり改善されていて、さほどストレスを感じることなくプレイできました。
最近の「テイルズ オブ」シリーズの中では、素直に推薦できる作品の一つだと思います。

[GMCD] FINAL FANTASY Record Keeper オリジナル・サウンドトラック

スマホゲーム「FINAL FANTASY Record Keeper」(以下、FFRK)のOSTをゲットし、一通り聴き終わりました。
全21曲収録で、再生時間は約77分。

FFRK自体は、例によって例の如く未プレイです。
ただ、BGMは歴代のFF楽曲のアレンジという話を耳にしていたので、FF楽曲好きとしては気になっていたOSTでした。
とはいえ、経済的余裕があまりなくて、いつか買おうと思いつつもズルズルと先延ばしに。
そんな時に、今年の正月にふらっと立ち寄った中古CDショップで、このOSTを発見。
正月早々に出会ったのも何かの縁かな、と思い、そのまま購入しました。

後で調べてみたら、中古で買った値段とDL配信の値段にそれほど差がなかったので、大人しくDL配信版を買っておけば良かった、と思わないでもなかったですが、それはさておき。

話に聞いていた通り、収録曲は全て歴代FFの楽曲のアレンジでした。
と言っても、ナンバリングタイトル(11, 14含む)とFFTだけで、その他の派生作品の曲は入っていないと思います。
それと、自分の探し方が悪いだけかもしれませんが、ナンバリングタイトルのうち12の曲だけ見当たりませんでした。
また、9と10の曲はあるにはあるけれど、メドレーにこっそりいるという程度です。
9と10の曲が少ないというのは、少々意外でした。

逆に、4, 5, 6, 7が優遇されている印象を持ちました。
4~7は、やっぱり人気があるのかな。

FFの中では比較的メジャーな曲ばかりが揃っているので、それほどヘビーなプレイヤーでなくても「あぁ、あの曲か」と思い当たるものが多いと思います。
稀に渋い選曲もありますが、そこはガチプレイヤー層へのファンサービスみたいなものかと。
FC、SFC時代の曲と7の曲が多いので、昔ながらのFFサウンド好きにとっては懐かしみながら聴くことができます。

収録曲数は21曲ですが、メドレーが多いので、原曲数に換算したらもっと多いです。
1つのメドレーにつき、3~5曲ぐらいの原曲が含まれています。
ただし、原曲は同じだけどアレンジの異なる曲もいくつかあるので、「この曲、さっきも聴いたぞ」ということがしばしばあります。

BRA★BRA FF(1枚目)のときにも感じたことなのですが、ちょっとメドレーが多いように感じました。
あの曲もこの曲もと欲張るとメドレーにせざるを得ない、という事情はわからなくはないのですが。
ただ、原曲の一部分だけを切り出してメドレーに組み込まれていたりすると、その原曲が好きな場合に少々泣きを見ることがありました。
主に「ティナのテーマ」とか。あれはさすがに「・・・え、それだけ?」と思ってしまいました。
そんなわけで、個人的にはメドレー形式よりも、1曲をじっくりアレンジしてもらった方が好みだったりします。

とはいえ、じっくりし過ぎるのも少々考えモノかなとも思ってみたり。
というのも、「ビッグブリッヂの死闘」3連続はさすがにクドかったからです。
違いはコーラスの有無もしくは強弱だけで他はほぼ同じなのに、2ループ×3トラック連続はいくら名曲でもさすがにちょっと飽きを感じました。
むしろ各トラックを1ループにして、空いた尺に別の曲を収録してほしかったです。

そういえば、「ビッグブリッヂの死闘」のコーラスのある部分が「ブレイブリーセカンド」で聴いたことのあるフレーズに似ていたのですが、あれは音素材なのかな。

全体的な曲調は、管弦楽を意識したクラシカルテイストなものと、電子楽器をバリバリ使ったロックテイストのものとが混在。
ただ、どちらかといえば前者寄りの曲が多いような気がします。
比率的には7:3か8:2ぐらいでしょうか。
自分はクラシカルな曲調の方が好みなので嬉しかったのですが、ロックテイストが好みの方にとっては肩透かしになるかもしれません。

というわけで。
作品にやや偏りはあるものの、古今東西のFF楽曲のアレンジ詰め合わせとも言えるOSTですので、FFサウンドはアレンジ版も好物という方にとっては一聴の価値があるかもしれません。
今後もFFRKが続けば追加BGMもあると思うので、第二弾、第三弾の発売も期待します。

[GMCD] Caligula-カリギュラ- オリジナルサウンドトラック

PS VitaのRPG「Caligula-カリギュラ-」のOSTをゲットし、最近一通り聴き終わりました。
CD2枚組で、全55曲収録。

ゲームの方は初回限定版をゲットして、とりあえずクリア済みです。
その初回限定版にボーカル曲(フルバージョン)を収録したCDが付いていて、それでわりと満足していたので、OSTは当初しばらく様子見するつもりでいました。
2016年秋~2017年冬にかけて欲しいCDや映像ディスクが目白押しの上、イベントやらコミケやらで散財するのは既にわかっていたので、懐に余裕が出たら買おうと思ってAmaz○nの「欲しいものリスト」に放り込んでおいてしばらく放置していました。
ところが、ある日そのリストをチェックしていたときに事態が一変。
どうやらAmaz○nの在庫がなくなったらしく、発送日が1~2ヶ月ほど先に設定されているのを目撃し、「あ、これ、今買っとかないと半年後に廃盤になるヤツだ・・・」と焦らされた結果、即効でポチッた次第です。
ここ数年の間に、「後で買えばいいや~」と悠長に構えていたら売り切れたCDが何枚もあり、その度に血涙を流すことがあったので、今回は先手を打つことにしました。
マイナーなゲーム音楽のCDはあっという間に廃盤になるから、買えるうちに買っておかないと後悔する羽目になるんですよね。うん、知ってる。

ちなみに、現時点(2017年1月初旬)では、まだAmaz○nに在庫があるようです。

このOSTには、ノーマルなボーカル曲の他にボス戦用のRemix版、ダンジョンクリア後に流れるInst版も収録。
また、汎用BGMやイベント用BGMなど、増子津可燦氏の曲まで網羅されています。

ボーカル曲は、主題歌を含めて全10曲。
聴き比べていないけれど、初回特典CDのものと同じものだと思います。
当然、フルバージョンで収録されています。

久しぶりに聴いてみて、「やっぱり旋律も良いし、歌詞も良いなぁ・・・厨二に病んでる方向へのぶちまけっぷりが」と感じました(誉め言葉
ポップやロックやテクノなどの一見明るくノリノリな伴奏の上で、病んでる歌詞とボーカルが踊り狂ってます。
ツンデレというかヤンデレというか、むしろ闇しかないというか。
曲によっては超絶上から目線でドン引き事案だったりしますが。
まぁ、ゲーム内容やタイトルからして現代病理や心の闇に満ち溢れているのだから、仕方ないですよね。
むしろ、その闇の部分も魅力の一つですし。

そのRemix版も9曲収録されていて、どれも結構好きです。
ノーマル版をボスバトル曲っぽく激しく格好良くアレンジした曲になっています。
ゲームをプレイしていた時から、ノーマル版よりもむしろこのRemix版の方が気になっていました。
今回OSTを購入しようと思った動機の半分は、このRemix版をちゃんと聴いてみたかったというのもあります。
それくらい、好きです。

ほとんどの歌曲のボーカルを上田麗奈さんが担当されているのですが、歌唱力が凄いです。
「Orbit」以外の曲では、ボイスからも心の闇が強く感じられて、聴いていてゾクゾクしました。
絞り出すような限界ギリギリっぽい高音ボイスも、むしろこのゲームでは良い方向に作用しています。
また、ノーマル版とRemix版でも違いがあって、そのちょっとした違いの差も凄かったです。
加工しているからか、それとも別録りしているからかわかりませんが、Remix版の方がより一層闇が深くなっています。
「sin」の声のニュアンスがノーマル版とRemix版でちょっと違ってるし、曲によっては別録りしてるのでしょうか。

ノーマル版もRemix版も含めて、一番好きなのは「sin」かな。
特にRemix版の病的に闇っぽいボーカルは、一聴の価値があるのではないかと。
聴いているだけで、心が蝕まれるような気分になれます。

次点で「Distorted†Happiness」。
ウィスパーボイスが、結構クセになります。トリップできそう、という意味で。

例外的に「Orbit」だけは前向きな曲ですが、この曲も結構好きです。
他の病んでる曲も結構好きですが、この曲の壮大な雰囲気もすごく好みです。
特にRemix版のオーケストラアレンジなんて、自分のツボ直撃でした。
むしろ、自分が惚れない理由の方が見当たらないくらい。

話は変わって、増子津可燦氏の曲について。
増子氏の曲は、数はそこそこありますが、最近の曲にしては一曲あたりの尺が短いので、全体的にはなんとなく少ない印象。
ですが、印象的な曲が多くて、「そういえば、こんなBGMが流れていたなぁ」と思うことがよくありました。
このゲームはボーカル曲のインパクトがとても強いので、他にどんな曲があったのか、OSTを聴く前までは咄嗟に思い出せなかったのですが、OSTを聴いてみたら意外と覚えていました。
どの曲も聴く度に、「そういえば、あのシーンでかかっていたなぁ」とゲーム内のシーンが思い浮かんだくらい。
派手さはないけれど、地味にしっとりと耳に馴染む曲が多かったです。

ボーカル曲のInst版は、歌詞やボイスに含まれる闇の要素が抜けている分、普通にノリのいい曲として聴けます。
若干物足りなさもあるにはあるけれど、これはこれで聴きやすくて良いです。

そんなわけで、ボーカル曲もインスト曲も良曲揃いだった本OST。
特にインパクトの強いボーカル曲(の歌詞とボイス)に闇がたっぷり詰まっているので、そういう曲が好みの方にはオススメです。
初回特典CDを持っている方でボーカル曲目当ての場合はノーマル版が被るけれど、Remix版もなかなか聴き応えがあるので、ノーマル版で興味を持った方はぜひRemix版も聴いてほしいです。