[GMEV] Music 4Gamer #1 「聖剣伝説」25th Anniversary Concert

3月24日(金)に聖剣伝説シリーズのオーケストラコンサート「Music 4Gamer #1 「聖剣伝説」25th Anniversary Concert」が開催されたので、行ってきました。
会場は、Bunkamuraオーチャードホール。
19:00開演で、21:00頃に終演しました。

演奏は、東京交響楽団。
指揮は、柴田真郁氏。

■聖剣伝説25周年記念としてシリーズ初の公式オーケストラコンサート
2016年、聖剣伝説シリーズは発売25周年の記念イヤーでした。
今回のオーケストラコンサートはそれを記念して、ゲーム情報サイト「4Gamer」とタッグを組んで企画されたものです。
開催時点で2017年なので、正確には今年で発売26周年なのですが、まぁ細かいことはいいのです。誤差の範囲内です。

聖剣伝説シリーズはナンバリングタイトルだけでなく派生作品も数多くあるのですが、今回の演奏会では「聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-」(以下、1)、「聖剣伝説2」、「聖剣伝説3」、「聖剣伝説 Legend of MANA」(以下、LOM)、「聖剣伝説4」の曲が演奏されました。
演奏された曲は、4Gamerで募集したリクエストをもとに選曲されたそうです。
このラインナップは、個人的には正直なところありがたかったです。
自分の聖剣シリーズ作品プレイ歴が、

・1(GB版+Vitaリメイク版)、2、3、LOM、「聖剣伝説 CHILDREN of MANA」クリア済み
・4は開始30分で挫折(でもOST持ってる)
・「新約・聖剣伝説」は途中までプレイした(でもOST持ってる)
・「聖剣伝説 HEROES of MANA」、「聖剣伝説 RISE of MANA」はOST持ってるけれど未プレイ
・他は未プレイで曲も全く知らない

という状態だったので。
やはりナンバリングタイトルとLOMは、格別に思い入れが強いです。

コンサートにはどうしても演奏時間に上限があり、無制限にあれもこれもと演奏することはできないため、シリーズの中からこの4作品に絞ったのは正解だと思います。

■過去の名アレンジを生かしつつ、オーケストラを生かした編曲
編曲は、原曲に対してそこそこ加えられていました。
これまでプロ・アマ問わず様々な楽団の演奏会で何度か聖剣シリーズの演奏を聴いたことがありますが、それらよりも比較的編曲が強かったように思います。
ただ、原曲がそもそも演奏することを想定して制作されていないので、それを人の手で演奏できる形にした程度です。
原曲の雰囲気や空気感はほぼ残されていました。

一部、既にオーケストレーション化されているものは、それをベースにリアレンジ、あるいはそのまま演奏されていたりもしましたが。
特に下村陽子さんの「drammatica」に収録されているLOMの曲は、そのまま再現されていたことが多かったように思います。
他にも、1は「想いは調べにのせて」バージョンをベースにアレンジされているような曲もありました。
メドレーの都合上、オリジナルのアレンジになっている部分もありましたが、過去の名アレンジを生かしてくれていたところにも、25年もの長きに渡って愛されてきた作品への敬意を感じました。

その上で、オーケストラによる生演奏という付加価値を最大限に生かすような、ダイナミックなアレンジになっていたと思います。
激しい曲は熱く壮大に、泣ける曲はしっとりと、時にはソロを交えつつ、メリハリの付いたとても良いアレンジでした。

少し余談ですが、「drammatica」版が多く採用されているのは、「drammatica」のオーケストラアレンジが最強だからなんだと思います。
先日開催された「キングダムハーツ」のオーケストラコンサートでも、「drammatica」収録曲はそのまま演奏されることが多かったですし。
あのスコアがあることで編曲にかかる負荷が下がっているのであれば、「drammatica」は色々な意味で名盤ではないかと。
演奏とアレンジの質の高さという意味だけでなく、貢献度的な意味でも。
もう、あれが公式スコアで良いと思います。

■編曲の素晴らしさに見事に応じた演奏の素晴らしさ
今回演奏された曲の中には、いくら考えても人の手で演奏できる曲じゃないと思われた曲もありました。
2の「危機」や「子午線の祀り」はどんなにオーケストレーションしても、あれを再現するのは難しいだろうと、開演前は思っていました。
それがプロの業によってどんな風に料理されるのか、楽しみでもあり不安でもありました。

そんな思いの中、蓋を開けてみたら、とんでもない超絶技巧が披露されました。
演奏を聴いている最中ずっと、「え、これ、人の手で演奏できるの? え? え??」と感嘆しか出てきませんでした。
プロの本気がガチで本気で、半端なかったです。脱帽ものです。プロすごい。

バトル曲のような熱い曲は熱く情熱的に、イベント曲のような切ない曲は情緒豊かに、ゲームを想起させるのに十分な熱量の含んだ演奏でした。
今回ステージで演奏に参加された東京交響楽団の方々全員が聖剣伝説をプレイされているとは思えないけれど、譜面からそのへんを汲み取って演奏されているところも、さすがプロだなと感心しました。

まぁ、原曲を知らないことが原因と思われる音のズレも、多少ありましたが。
全体的な完成度の高さから言えば、些細なことです。

■開演前トークショー(作曲家編)
開演前の18:30から30弱ほど、伊藤賢治さんと菊田裕樹さんをゲストに招いたトークショーが開催されました。
トークの内容は、かなり濃いものでした。
濃過ぎて、実はあまり覚えていません。
かろうじて覚えているのは、

・人が演奏することを想定した曲ではないので、(演奏者に対して)ドSな曲ばかり。特に菊田さんの曲が。
・発注を受ける際の指示は、大体「通常バトル」「ザコ1」「ザコ2」「ボス戦」「ラストバトル」など、とてもアバウト。
・菊田さんは曲が降りてくるタイプ。イトケンさんは曲が降りてくることもあれば、悩み抜いた挙句に気分転換しようとしたタイミングで閃いたりするタイプ。

というぐらい。

今回会場に来ることができなかった下村陽子さん(キングダムハーツのワールドツアーでイギリスに行っていたのではないかと思う)からは、音声コメントが届いていました。
その中で、会場にいないことを良いことに、イトケンさんと菊田さんへ「デモを提出するときはどんな心境ですか?」という質問に続いて、「きっと自信満々に提出されていたと思います!」と半ば挑発とも取れる爆弾発言を投下されていきました。
今回の演奏会の中で、下村さんが一番の地雷踏みでした。
ただ、その質問に対して漫才みたいな回答を和気あいあいとするイトケンさんと菊田さんから、コンポーザー陣の仲の良さも感じられました。

ちなみに質問に対する回答は、イトケンさんが「提出とリテイクを繰り返して曲を仕上げていく」、菊田さんが「できるだけデモは出したくない、出すときに完成形を出したい」とのこと。
ただ、お二人とも「発注元が期待しているものを予測して作曲している」という点は共通していました。

開演前トークショーの最後に、イトケンさんが「いっぱい喋れた!」と喜んでいたのが印象的でした。
おそらく昨年のサガオケと比較しての発言だと思いますが、あのときはトークの時間がものすごく短くて物足りなさそうでしたしね。

■休憩中トークショー(制作スタッフ編)
第一部終了後に20分ほど、再びトークショーが開催されました。
今度のゲストは、聖剣伝説の生みの親である石井浩一さん、2, 3の制作に関わられた田中弘道さん、現・聖剣伝説プロデューサーの小山田将さん。
聖剣伝説について、主に石井さんが当時の思い出を熱く濃く語られていました。
トークの内容としては、

・発売された1は、実は三代目の聖剣伝説。
・「聖剣伝説」という商標を取得した初代は、FFよりも前に開発に着手していた。
・今の聖剣伝説とは全く異なるシステムで、3DダンジョンRPG(ウィザードリィのようなもの)だった。
・しかも、ディスクシステムで3部作という構成だった。
・三代目にあたる1を制作する初期段階では、RPGにする想定だった。
・が、石井さんが参加され、石井さんの意向によりアクション要素が追加されて、今の1のような形になった。
・マナの樹を女性、剣を男性に見立てて、樹に守るようにその根元に突き刺さっている剣のイメージが石井さんの中に思い浮かんだ瞬間に、「これはいける!」と直感した。
・FFが物質世界なら、聖剣伝説はそのアストラル(精神)世界。だから精霊が見える。
・モンスターの色にも理由があり、ラビの色が黄色なのは太陽の光を受けたから。他のキャラの色もそれぞれ理由がある。
・2は、企画当時、任天堂とソニーがCDをメディアにした新しいハードを出すという話があり、それ用に開発していた。
・開発段階でキャラデザを鳥山明さんに依頼していた。
・が、いくら待っても新しいハードの話が進まず、結局SFCで出した。
・鳥山明さんの要素は、クロノ・トリガーに引き継がれた。
・2, 3がマルチプレイに対応しているのは、家族で楽しめるようにするため。
・LOMのシステムが2, 3からガラリと変わったのは、石井さんが同じもの(似たようなもの)を作りたくなかったから。

などなど、これまで聞いたことのないこともポンポン飛び出していました。
どのトークも非常に興味深かったです。

■丁寧なつくりのパンフレット
当日物販で販売されたパンフレットが非常に読み応えのあるものになっていて、面白かったです。
曲目解説もあり、インタビュー記事も豊富。
しかも、内容がどれも濃かったです。
巻末にはシリーズ作品の紹介記事が掲載されていたのですが、ガラケー作品まで網羅。
すごく丁寧につくられているパンフレットでした。
これは、聖剣シリーズ好きは一読の価値があるのではないかと。

そういえば、シリーズ作品のうちスマホ作品は2年ほどでサービス終了しているものもあって、そこにそこはかとない切なさを感じました。
聖剣って、スマホはあんまりパッとしないよね。。。

■感想まとめ
選曲、編曲、演奏にトークと、どこを取っても満足した演奏会でした。
演奏会の時間は休憩時間(30分)を含めて2時間とやや短めでしたが、トークがあったためか、それほど短くは感じませんでした。
最後の最後に、イトケンさんの煽りによって半強制的に全員スタンディングオベーションになったのですが、それが苦にならないくらいの満足感でした。
イトケンさんも菊田さんも、カーテンコール時のテンションが妙に高く見えたけれど、きっと演奏を聴いて興奮されていたのだろうなぁ。うん、わかります。

というくらい満足度の高い演奏会だったので、これ1回で終わらせてしまうのは勿体ないと思います。
今回は平日開催ということもあって、来られなかった方も多かったと思うので、ぜひ土日に再演してほしいです。

4Gamerでは今後も「Music 4Gamer」として、ゲーム音楽のコンサートを開催していくそうです。
1つの作品(あるいは1つのシリーズ作品)をプロの奏者でがっつり演奏するということは、GAME SYMPHONY JAPANと似た路線になるのでしょうか。
ただ、演奏形式はオーケストラに限らないそうなので、そこで差別化を図っていくのかな。
何にせよ、今回の演奏会がとても熱くて満足したものだったので、今後の展開にも期待です。


これより下の追記は、今回の演奏会のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。


セットリストは次の通りです。
-----
※()内は原曲収録作品のナンバーもしくは略称

[第一部]
1-01. Rising Sun(1)
1-02. 果てしなき戦場(1)/少年は荒野を目指す(2)/Swivel(3)
1-03. Legend of Mana~Title Theme~(LOM)/彩りの大地(LOM)
1-04. Mana's Tale(4)/危機(2)

[第二部]
2-01. 天使の怖れ(2)/Meridian Child(3)
2-02. 滅びし煌めきの都市(LOM)
2-03. 哀しみのなかで(1)/想いは調べにのせて(1)

[第三部]
3-01. Pain the Universe(LOM)/Black Soup(3)
3-02. 愚者の舞(4)/最後の決戦(1)
3-03. 子午線の祀り(2)

[アンコール]
E-01. ホームタウン・ドミナ(LOM)
E-02. Hightension Wire(3)
E-03. 天使の怖れ(2)
E-04. Rising Sun(1)
-----

これより下は、印象に残った曲ごとの感想になります。

1-02. 果てしなき戦場/少年は荒野を目指す/Swivel
イトケンさん作曲の「果てしなき戦場」と、菊田さん作曲の「少年は荒野を目指す」「Swivel」で曲の雰囲気が全く異なるところが面白かったです。
「果てしなき戦場」は、金管楽器フル稼働でガンガンいこうぜのような勇ましさ全開であるのに対して、「少年は荒野を目指す」と「Swivel」はどことなく土着的で民族的な泥臭い演奏で、そのへんの対比が面白かったです。
同じシリーズ作品で、同じフィールドの曲なのに、作曲者が違うとこうも変わるのかと、目から鱗がボロボロでした。
聴き所は、「果てしなき戦場」のトランペットと、「少年は荒野を目指す」と「Swivel」のマリンバ。
トランペットはここぞとばかりに勇壮にかき鳴らしていて、曲を盛り上げる上で欠かせない存在でした。
そしてマリンバは、超絶巧の早業で見事に叩きまくっていて、良いアクセントになっていました。

1-03. Legend of Mana~Title Theme~/彩りの大地
どちらの曲もベースはdrammatica版かと思いきや、メドレーの特性上ちょっと違っているところもありました。
特に「彩りの大地」は転調がてんこ盛り。
3ループ演奏されたのですが、3ループとも調が異なっていて、色々な空気感の「彩りの大地」を楽しめました。
1ループ目は原曲キー、2ループ目は下がって、3ループ目はdrammatica版に近付けるためにキーを少し上げたような。
これはこれで転調大好きなので、聴いていて「次のループではこうきたか」という衝撃の連続でした。

1, 2ループ目は、今回の演奏会独自のアレンジだったためか、独特の空気感を放っていました。
そのためか、原曲は全力で前向きな曲なのですが、今回演奏された曲はどこか不穏な空気を強く感じられる演奏でした。
「彩りの大地」って、こんな不穏な空気感も出せる曲なのかと、その点は新鮮に感じました。

1-04. Mana's Tale/危機
しっとりした「Mana's Tale」から、一気にテンションMAXへ急上昇の「危機」。
ギャップの激しいメドレーでしたが、これが意外と違和感なく聴けました。
むしろ、そのことに驚きました。
さながら、穏やかなシーンから突如訪れた異変を表現したかのような、そんなイメージを抱きました。

それに加えて、人間技を超越したかのような「危機」演奏も驚きでした。
あの鬼畜曲を果たして人の手で演奏できるのか? と開演前は不安半分期待半分という心情だったのですが、演奏が始まったら不安が吹っ飛びました。
なんというか、プロってマジですごいんだなぁ、と改めて実感した瞬間でした。
原曲よりも若干テンポは遅めではあったけれど、人が演奏することを考えていない原曲を人の手で完璧に演奏して見せるという、なんだかすごい現場に立ち会ってしまった気分です。

同時に、編曲もすごいなと思いました。
人の手で演奏できるように多少は音数を減らしていたように感じました、どこも違和感なく聴けました。
原曲の雰囲気をしっかりがっつり残しつつ、人の手で演奏できるように編曲されている点は、本当にすごいと思いました。
プロの本気の仕事って、本当にすごい。

2-01. 天使の怖れ/Meridian Child
「天使の怖れ」の後半、難易度を急上昇させているあのピロピロしている部分は、ほぼ原曲テンポのまま見事に演奏しきっていました。さすがプロオケです。
「天使の怖れ」はプロアマ問わず何度か聴いたことがあり、大体どこの楽団の演奏でも後半の盛り上がるところで若干グダグダになることが多いのですが、今回はそんなことはなく。
演奏ミスはもちろんのこと、違和感も引っ掛かりもなくて、すんなり演奏されていました。
本当にプロオケってすごい。

多少、音を間引きしていたような気もしましたが、違和感はほとんどありませんでした。
演奏できるような形で編曲されていたのかなと考えると、編曲者の本気も感じました。

で、「天使の怖れ」に続いての「Meridian Child」は、もう! もうっ!!という感動でいっぱいでした。
聖剣3の中で一番好きな曲を、こうして生演奏で、しかも壮大に大盛り上がりで演奏してくれて、感無量でした。
しかも、イントロ(というには長いけれど)後から終盤のループに入る直前までの、一番熱く盛り上がる部分は、豪勢に2ループも演奏してくれて、俺大歓喜です。
人間って、感動が限界突破すると「ふぉぉぉぉぉ!」と言葉にならなくなるんだな、と実感した瞬間でもありました。

2-02. 滅びし煌めきの都市
下村陽子さんのベストアルバム「drammatica」版をそのまま演奏。
drammatica版がある意味完成形なので、もうこれが公式スコアとして認められて良いと思います。
というか、drammaticaとmemoriaは偉大だと再認識しました。

この曲をこのアレンジで、しかもプロオケの生演奏で聴ける機会なんて、そうないだろうと思っていたので、今回演奏してくれたのがすごくうれしかったです。
やっぱり音響のしっかりしたホールでの生演奏ともなると、臨場感が桁違いです。
CDでは味わえない生音ならではの迫力が、たまりませんでした。

2-03. 哀しみのなかで/想いは調べにのせて
「哀しみのなかで」から「想いを調べにのせて」は、オーケストラアレンジアルバム「想いは調べにのせて」の第五章の後半がベースでしょうか。
「哀しみのなかで」で切なさのどん底に叩き落された後の「想いは調べにのせて」は、まるで救いのように感じられました。
「想いは調べにのせて」のハープの調べがとても心に染み入る演奏で、心地良かったです。
切なさがありつつも、それを乗り越える前向きさも含みつつ、のどかな平穏も混ざっているような、そんな様々な心境を反映した演奏になっていました。

3-01. Pain the Universe/Black Soup
オーケストラ版「Pain the Universe」は、聴く前はイマイチピンと来なかったのですが、これがすこぶる格好良かったです。
特に、ここぞとばかりに高らかに鳴り響く金管楽器がすごく迫力がありました。
原曲のエレキギターのパートはほぼ金管に置き換わっていたのですが、これがものすごく相性が良くて。
オーケストラの表現の幅の広さに、純粋にすごいと思いました。

原曲がバリバリのロックだったから、オーケストラだとどうなるのだろうという一抹の不安を演奏前は感じていたのですが、実際に聴いてみたらそんな不安は余裕で吹っ飛ばしてくれました。
これはよい演奏+アレンジだったと思います。

3-02. 愚者の舞/最後の決戦
「愚者の舞」が、文字通りまさに舞踏曲でした。
原曲以上に踊れそうな曲になっていて、自然と身体が揺れそうになるのを必死で抑えていました。
エキゾチックさも原曲以上に加味されていて、なんだかサガシリーズにこの曲が混ざっていても違和感なさそうな気がしました。
聖剣4はあまりBGMが耳に馴染んでいなかったので、この曲は記憶に残っていなかったのですが、これ良い曲ですね。気に入りました。

で、舞踏曲からの「最後の決戦」。
これがまた、とにかく熱い! 熱すぎる!
これでたぎらないとかあり得ないくらいに、熱い演奏でした。
金管楽器と弦楽器が張り合っていて大爆発状態で、もう熱量が半端なかったです。
これはとても良いラストバトル曲でした。

と同時に、演奏者の方々のHPがガリガリ削られていく様も見えました。

3-03. 子午線の祀り
この曲って、人の手で演奏できる曲なんですね。本当にプロってすごい。
ほぼ原曲テンポのまま演奏。冒頭のピロピロしている部分も含めて、です。
そこの部分の弦楽器の指の動きが人の指のそれではないように見えるくらい、なんだかとんでもないことになっていました。
が、そんな難易度激高な部分も見事に演奏しきっていて、やっぱりプロってすごいな、と思うしかありませんでした。

E-01. ホームタウン・ドミナ
ほぼdrammatica版をそのまま再現。
あのdrammatica版を生演奏で聴けることに、まず感動しました。
というか、drammaticaにしろmemoria!にしろ、今回の演奏会でも先日のKHのコンサートでも、貢献度高過ぎですね。
これまでにも何度も言及していますが、もはやdrammatica版やmemoria!版が公式譜面で良いと思います。

E-02. Hightension Wire
最初聴いたとき、「ものすごく聴き覚えがあるんだけど、何の曲だっけ・・・」とずっと考え込んでいました。
帰宅後に検索かけて、ようやく原曲が「Hightension Wire」だと知ったのですが、それまで帰宅するまでずっと「あれ、何の曲だったっけ?」とずっと記憶をほじくり返していました。
言われてみて初めて「あぁ、そうだ」と思い至った次第です。
それくらい、原曲とオーケストラ版は雰囲気が異なっていました。
おそらく、今回演奏された曲の中で、原曲と演奏されたものが大きく異なっていた唯一の曲だったのではないかと。

E-04. Rising Sun
オーラスは、イトケンさん直々の「Rising Sun」ピアノソロ演奏。
この時点で大号泣レベルの事案です。
実際、あちこちから鼻をすする音が響いていました。

この時ばかりは、2階席、3階席の方々がうらやましいと思いました。
自分の席は1階席の中ほどよりやや前方だったのですが、ステージを見上げるような位置だったため、イトケンさんの演奏姿が全く見えなかったのです。

プロの演奏者に比べると確かに拙い感じはしましたが、とても情感の込められた演奏でした。
何よりも、作曲者のイメージする曲を、作曲者自身の手によって再現されるということ自体が、貴重な体験です。
とても貴重で有意義で、それだけに感動的な場に居合わせられたことに、企画してくださったみなさんには目一杯の感謝をしたいです。

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