[GMEV] MUSICエンジン 第二回演奏会

4月1日にMUSICエンジンの第二回演奏会が開催されたので、行ってきました。
会場は、清瀬けやきホール。
開演は14:00で、終演は15:50頃でした。

■メジャー路線から少し外れたゲームタイトル
昨年11月に第一回演奏会が開催され好評を博した、MUSICエンジンの第二回演奏会。
第一回のときにそのハイレベルな演奏技術と編曲で一気に魅了されたため、今回の演奏会も楽しみにしていました。
しかも、個人的なイチオシである「ルドラの秘宝」の曲を演奏するとあれば、もはや行かない手はありませんでした。

今回演奏された楽曲は、「ルドラの秘宝」(以下、ルドラ)と「ブレス オブ ファイア」(以下、BoF)の2本立て。
ともにSFC時代のゲームです。
ゲームタイトルとしての知名度は、中の中ぐらいでしょうか。
SFC時代のコアなRPG好きだったら大抵の方は知っている、逆に言えばそうでなければ大抵の方が知らないタイトルかもしれません。
BoFは今もシリーズの続いている作品なので知っている方も多いかもしれませんが、ルドラは単発作品なので知らない方が多いかも。

前回の「エストポリス伝記2」のときにも感じましたが、そのメジャー路線からあえて少し外れたゲームタイトルが選ばれている点も、この楽団の魅力の一つだと思います。
たくさんのメジャーな作品の中に埋もれてしまっている良曲を拾い上げてくれているようで、昔からのゲーム音楽好きとしてはとても嬉しいです。
なんというか、気付いてくれたんだ!という感激みたいなものでしょうか。
マイナーな作品なので集客的には不利であるけれど、それを振り切ってでも演奏会を企画し開催してくれた関係者の方々に、感謝の念を抱いています。

ちなみに、ルドラもBoFも、他の演奏会では聴いたことのないゲームタイトルです。
かれこれ何十というゲーム音楽の演奏会に足を運んできましたが、自分がこれまでに行ったことのある演奏会では、たぶん一度も聴いたことがありません。
むしろ、今回の演奏を聴いて、何故これまで演奏されてこなかったのか、逆に不思議に思いました。

■プロの演奏者によるガチの演奏
ゲーム音楽、それもSFC時代の作品なんて、そもそも人の手で演奏されることは想定されていないので、ピロピロした旋律が多分に含まれている難しいものばかり。
音楽素人の自分の耳で原曲を聴いていても「これ、一体どうやって人の手で演奏するんだ?」と思うような曲ばかりです。
が、ステージで演奏されていた奏者の方々は皆プロの演奏者なので、演奏技術は折り紙付き。
その高い技術力でもって、一見難しそうなフレーズも見事に華麗にこなされていました。

それに加えて、プロの演奏者でありながらゲームあるいはゲーム音楽が好きな方々ばかりなので、曲への情熱もすごかったです。
プロの技術にゲーム音楽への情熱が加わると半端ない化学反応が起こる、という現場には過去に何度か居合わせたことがありますが、今回もその例に漏れることはなく。
演奏中だけでなく曲と曲の合間からすらも、とてつもなく大きな熱量をステージ上から感じました。
その熱量に、終始圧倒されていました。
プロの技術に情熱が加わると、本当にすごいです。すごいという言葉しか出てこないくらいにすごいです。

■中規模編成ながら、バランスの良い組み合わせ
今回の演奏会の編成は、弦楽器+木管楽器(フルート、オーボエ、クラリネット)+金管楽器(トランペット、ホルン)+パーカッション(ドラムセット含む)+ピアノ(シンセサイザー含む。
総勢20人という編成でした。
少なくはないけれど、多くもないという人数です。

ただ、バランスはすごく良かったです。
各パートの音のバランスが絶妙で、どこかのパートの音が突出して前に出過ぎることもなく、逆に弱くて埋もれてしまうこともなく。
パートごとに全体のバランスを互いに常に調整し合っていて、結果的にちょうど良いバランスになっていました。

開演前に若干不安視していたドラムセットも、実際に演奏が始まったら、そんな不安はあっという間に消し飛んでしまいました。
ドラムセットというと、これまでの経験上、前に出たがる演奏者の方々が多かった印象が強くて、今回もそうだったらどうしようと思っていたのですが、完全に杞憂に終わりました。
他の楽器の音色の溶け込むような絶妙なボリュームで、主旋律を盛り上げる裏方に徹する一方、インパクトを効果的に与えるべきところでは与えていたところには、すごく好感が持てました。
絶妙なバランスだったと思います。
ドラムスの方、本当に素晴らしい力加減でした。

■長年の念願がようやく叶った「ルドラの秘宝」
まず、前半に演奏されたルドラについて。
自分のルドラ歴は、まずゲーム雑誌で情報を入手したことがキッカケでした。
言霊システムと世界観に興味を持って、漠然とプレイしたい欲求を抱いた覚えがあります。
ただ、当時ゲーム禁止家庭の実家住まいだったためゲームをプレイすることは叶わず、さりとてマイナー作品故にOSTを入手する機会もなくて、消化不良な日々を過ごしていました。
そんな日々の果てに、独り暮らしを始めたことによりようやくゲーム禁止の制約から解放されて、まずやったことはOSTのゲット。
そこで聴いた曲がどれもとてもツボにハマり、それによりゲームへの興味が再燃して、とある機会にゲームもクリアしました。
そんな紆余曲折のある思い出深い作品が、ルドラです。

そのルドラの楽曲を演奏すると知った時点で、もうチケットゲットは確定でした。
OSTを入手して魅了されて以来、ずっと生演奏で聴きたかったルドラの曲を、今回ようやく聴けたわけです。
それだけでもう感謝感激雨あられ。
自分の悲願を成就してくださって、本当にありがとうございますMUSICエンジンさん!

そんなわけで、今回の演奏会の目当ての大半は、ルドラの曲でした。

編曲は、原曲をそのまま素直に管弦楽に落とし込んだような感じでした。
原曲重視というよりも、原曲再現と言った方が近いかも。
とはいえ、元の音源がSFCなので、そっくりそのまま同じというわけにはいきません。
また、多少のアレンジも加わっていたと思います。
が、原曲をがっつり聴き込んだ上で今回の演奏を聴いても、違和感はほとんどありませんでした。
むしろ、原曲に近い感じで再現してくれた分、OSTを聴いていた当時やゲームをプレイしていた時の懐かしさがぶわっと湧き出してきて、ゲームのシーンをちらちらと思い出しながら聴いていました。
ルドラは、ゲームも音楽も、本当に夢中になったなぁ。
懐かしい、とても懐かしいです。
懐かしさのあまり、曲が進むにつれて感動が積み重なって、最終的には涙腺が崩壊しました。
それくらい、素晴らしい演奏でした。

■今回の演奏会のために原曲の音源を購入して予習して臨んだ「ブレス オブ ファイア」
後半はBoFの楽曲を演奏。
BoFは、GBA版をプレイしたようなしていないような曖昧な記憶しかなく、そのためBGMの記憶はほとんどありませんでした。
とはいえ、原曲を全く知らないまま演奏会に突撃するのも無謀かなと思い、演奏会が開催される10日ほど前にiTunesでサウンドコレクションを購入。
一応曲だけでも予習しておくか、という軽い気持ちで、ざっくり聴き込んでから今回の演奏会に臨みました。

ゲームはほぼ未プレイ(プレイしていたとしても、もはや記憶にほとんど残っていない状態)だったので、開演前はついていけるかどうか不安がありました。
が、蓋を開けていたら、意外と本気で聴き入っていました。
予習が功を奏したのか、原曲や今回の演奏が素晴らしかったからなのかは不明ですが、意外と楽しく演奏を堪能できました。

編曲の方針はルドラの時とは少し違っていて、SFC音源の原曲からクラシカルな楽器で広がりのあるクリアなサウンドにしつつ、メリハリを少し強調させたような感じになっていました。
もしBoFが最新ハードでリファインあるいはリメイクされることがあれば、きっとこんな感じになりそう、という感じです。
むしろ、そのような機会が生まれたら、BGMは今回の演奏会のもので良いのではないかとすら思ったくらいです。

多少アレンジが加わっていたとはいえ、基本的には原曲重視。
雰囲気を十分に残しつつも、音の広がりや幅、場の臨場感を拡張させたような感じです。
原曲を知らなくても楽しめたかもしれませんが、原曲を知っていても違和感なく楽しめました。

今回の演奏会でBoFの原曲をじっくり聴く機会に巡り合えたのですが、生演奏で聴いたBoFの曲もとても格好良かったです。
原曲を聴いたときは、率直に感想を言えば良くも悪くも「あ、ゲーム音楽だ」で完結してしまっていたのですが、生演奏によって格好良さがより一層引き立てられていたように感じました。
「この曲、こんなに格好良かったっけ?」のオンパレードで。
それにより、原曲の良さが再認識できて、また一つお気に入りのゲーム音楽が増えました。

■中規模ながらも利便性の高いしっかりしたホール
会場である清瀬けやきホールは、キャパシティ500人ほどの中規模の音楽ホール。
初めて足を運んだホールでもあります。
それほど大きなホールではないのですが、意外と音響はしっかりしていたと思います。
そして何より、観客席の傾斜が結構急で、前の席との高低差がかなり大きく、そのおかげで前の席の方の頭でステージが見えない、ということがなかったのは好印象でした。
交通の便はあまりよくないけれど、このホール、結構良いかもしれません。
個人的には、前の方の頭が邪魔にならずに、ステージの全景を見ることができた点を、大いに評価したいです。
このホールを見つけてくれた方、とてもGJでした。

■感想まとめ
プロの演奏者によるマイナー楽曲のゲーム音楽専門の管弦楽団「MUSICエンジン」の第二回演奏会でしたが、第一回に負けず劣らずの素晴らしい演奏の数々でした。
演奏を聴いていて、胸が熱くなったり、たぎったり、切なくなったり、楽しくなったり、興奮したりと、色々な感情が沸き起こって、それすらも思う存分楽しめました。
次回演奏会の予定はまだ決まっていないようですが、ぜひ第三回目も期待しています。


これより下の追記は、今回の演奏会のセットリストと、印象に残った曲ごとの感想になります。


セットリストは次の通りです。
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[第1部] ルドラの秘宝
M01. The Quest for Rudra's mines/Begining for the End
M02. Sword of the Valiant (Theme of SION)/Earth bound/Battle for the Fields/Strange Encounters(SION)
M03. The Mysterious Stone/Between Two Worlds(Theme of SURLENT)/The Spirit Chaser(SURLENT)/The Nightbreed
M04. Holiday in the Village/Crime of the Heart(Theme of RIZA)/Sanctuary/The Flame and the Arrow(RIZA)/Evil Eyes
M05. Take the Gold and Run(Theme of DUNE)/Blazing Impact(DUNE)/Edge of Darkness/Battle of the Last Enemy
M06. Change of Mind/Beyond the Rising Moon

[第2部] ブレスオブファイア
M07. 血脈/夭折
M08. 命運/旅立~ブレスオブファイア~
M09. 哀惜/喪心/高楼/遺墟/緒戦
M10. 微風/堅城/深林/危急
M11. 暗渠/梟将
M12. 小庵/日夜/遠望
M13. 街路/営利/窃都/砂宮
M14. 暁/遊泳/商都/楽都/遠征
M15. 強皇/戟戦
M16. 記憶/神蹟/飛遊
M17. 帝国/終域/黒竜
M18. 帰還/偉業

[アンコール]
M19. ブレスオブファイアより「竜の戦士」
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これより下は、印象に残った曲ごとの感想になります。

M01. The Quest for Rudra's mines/Begining for the End
「The Quest for Rudra's mines」は2ループ演奏。
2ループ目は壮大さと重厚さを原曲の2倍にしたような、そんなアレンジでした。
それがルドラの世界の宿命を表現しているようで、初っ端から胸が熱くなりました。

M03. The Mysterious Stone/Between Two Worlds(Theme of SURLENT)/The Spirit Chaser(SURLENT)/The Nightbreed
サーレントの章メドレー。

唐突な告白ですが、ルドラの中で自分の一番好きな楽曲は「Between Two Worlds(Theme of SURLENT)」です。
OSTを初めて聴いた時からこの曲が大好きで、他の曲と桁が違うくらい何回も繰り返し聴いています。
それくらい大好きな曲を、ついに生演奏で聴けて、その点だけで既に感動モノでした。
感動のあまり、曲が始まってからずっと興奮で一杯になっていました。
興奮が限界突破すると言葉が出て来なくなるし感情がまとまらなくなるし頭の中が真っ白になる、というのを久しぶりに体感したような気がします。
その上、めちゃくちゃ素晴らしい演奏と編曲で、もはや感謝の念しかありません。
ありがとうございます! 本当にありがとうございます!

特に「Between Two Worlds」からの「The Spirit Chaser」の流れが、好きな曲補正もあるかもしれませんが、たまりませんでした。
静かに始まる「Between Two Worlds」が原曲同様に中盤で盛り上がっていき、その勢いのまま「The Spirit Chaser」に繋がるところが、もう本当に見事でした。
原曲好きとしても大満足です。ありがとうございます。

M04. Holiday in the Village/Crime of the Heart(Theme of RIZA)/Sanctuary/The Flame and the Arrow(RIZA)/Evil Eyes
リザの章メドレー。

「Evil Eyes」は原曲がバリバリのロック調だったので、それをクラシカルな楽器でどのように料理するのか、開演前から気になっていました。
が、そんな素人の心配は全くの杞憂で、見事な編曲+演奏でした。
原曲の雰囲気や勢いを、管弦楽器+パーカッションで鮮やかに再現されていました。
プロの手にかかればここまで表現できるのかと、脱帽しました。

M05. Take the Gold and Run(Theme of DUNE)/Blazing Impact(DUNE)/Edge of Darkness/Battle of the Last Enemy
デューンの章メドレー。

「Battle of the Last Enemy」は「in the Mirror」「Damned」「Evolution」「Final Conflict」と、4曲全て演奏されました。
「in the Mirror」のパイプオルガンと「Damned」のエレキギターの音色は、シンセサイザーで出していました。
他にシンセサイザーを使っていた場面を見なかったので、「Battle of the Last Enemy」のためだけに用意したのでしょうか。
どうやら、どうしてもパイプオルガンとエレキギターの音色は外せなかった模様です。

ルドラのバトル曲で総じて言えることですが、「Battle of the Last Enemy」に限らずどのバトル曲でも、トランペットがすこぶる格好良かったです。
ここぞとばかりに猛々しく鳴り響くトランペットに、何回熱くなったことか。
トランペットが、良いところを片っ端からさらっていっていたように思います。

M06. Change of Mind/Beyond the Rising Moon
一番最初に演奏された「The Quest for Rudra's mines」と同じフレーズを使用した「Change of Mind」のしっとりした演奏で、ラストバトルが終わったことを実感。
そこからの「Beyond the Rising Moon」が、曲の構成としても演奏としても、とにかく素晴らしかったです。
「Beyond the Rising Moon」が原曲から各章の主人公のテーマ曲がメドレーなのだけど、そもそもその時点で(良い意味で)ズルい。
それがものすごく感動的に演奏されたものだから、もはや聴いている側もとしても感動しかありませんでした。
最後の一音が鳴り響いた瞬間、あまりに感極まって涙が出ました。
休憩時間に鼻をグスグスさせていた人がいたら、たぶん俺です。

・・・と思ったけれど、周りに同じような方が何人かいました。
花粉症の可能性も否めませんが、それくらいの大きな感動を与えてくれた演奏だったと思います。

M07. 血脈/夭折
「夭折」の木管組の指の動きがなんだかすごいことになっていた印象が強く残りました。
主旋律の陰でピロピロ動いているフレーズを再現しようと頑張っている様子が、すごく伝わってきました。
特にオーボエ。
さすがにプロの音楽家でも難しいフレーズだったらしく、徐々に追いつけなくなって、曲の終わり際に崩壊してたような気がします。
まぁ、あれはちょっと仕方なかったと思います。
原曲と同じテンポであれを完全に再現していたら、逆に人間の指かどうか疑いたくなるレベルですし。
途中まで食らいついて頑張ってたところだけでも、さすがプロ音楽家と感心しました。

M09. 哀惜/喪心/高楼/遺墟/緒戦
確か「高楼」だったと思うのですが、コントラバスのピチカートが妙に印象に残りました。
シンプルな編成の中で、コントラバスの音色がすごく響いて、格好良かったです。
そこから「遺墟」を挟んでの「緒戦」。
曲名から察するにバトル曲だと思うのですが、すこぶる熱い演奏でした。
思わずヘドバンしたくなるような格好良さで、ゲームはよく覚えていないけれどたぎりました。

M11. 暗渠/梟将
思わせぶりな「暗渠」からの爆発する「梟将」がたまりませんでした。
なんだか想像以上に大爆発していました。
原曲はもうちょっと抑えめだったので、この爆発っぷりは完全に予想外でした。
その分、迫力満点の演奏に圧倒されてたぎりました。
編曲や演奏次第で、こんなに熱い曲に変貌するんだなぁ。すごい。

M13. 街路/営利/窃都/砂宮
陽気な「街路」、ノリが良い「営利」、ほんのりコミカルな「窃都」、特に前半がアラビアンな「砂宮」と、曲ごとに特色のある曲のメドレー。
曲ごとに個性があって、面白いメドレーでした。
どの曲も基本的に1ループぐらいだったので1曲1曲は短かったけれど、曲の切り替えがテンポよくて「お、次の曲はそうきたか」と新鮮さを感じながら聴いていました。

M14. 暁/遊泳/商都/楽都/遠征
「暁」でのヴァイオリンの高音の響きが印象的でした。
すごく真っ直ぐかつ遠くへ伸びる感じで、そのためか原曲以上に広がりを感じました。
なんというか、ホールの広さを超えるような広がりを心象的に体感するような、そんな感じです。
その音の広がりが、聴いていてすごく気持ち良かったです。

ちなみに、この曲の前にもどこかの曲で似たような印象を受けたのですが・・・どれだったっけ?
確か、「微風」か「堅城」か「遠望」だったと思います。

M15. 強皇/戟戦
「強皇」も「戟戦」も、ひたすら格好良かったです。
むしろ格好良さが際立っていて、その印象だけが強く残りました。
低音が格好良いし、金管も格好良いし、ドラムセットもGJだし、弦楽器も最高だし。
2曲だけのメドレーで他に比べると演奏時間は短かったのですが、その分魅力がぎゅっと凝縮されていて、良いところしかありませんでした。
なにこれ熱い。超たぎる。

M16. 記憶/神蹟/飛遊
「記憶」でのドラムセットのシンバルが、自分の知っているシンバルの音ではなかったです。
シンバルと言えばインパクト勝負の賑やかしという勝手な印象を持っていたのですが、「記憶」でのシンバルはズンッと心に響くような重みと深みのある音で。
その音からは、神秘性すら感じました。
ドラムセットのシンバルでこんな音を出せるとは、知らなかったです。
そういう点で、非常に興味深い演奏でした。

M17. 帝国/終域/黒竜
いかにもラストバトルといわんばかりの王道な曲構成。
ゲーム未プレイ(確か、ラストまでプレイしていないと思う)でしたが、敵地突入→バトル前イベント→ラストバトル、という展開が容易に想像できました。
そこまで想像したからには、RPG好きとしては熱くならないわけがありません。
むしろ大好物な構成でした。
心の中では「よっしゃキターッ!」と喝采を上げていました。
たいへん美味しくいただきました。ありがとうございました。

とはいえ、「黒竜」はラストバトルにしては少し影のある感じで。
一般的なRPGのラストバトル曲といえば「自分勝手なことばっかりしやがって張り倒してやる!」みたいな勢いがありますが、この曲はどこかに事情を含んでいるような、そんな影も感じる曲でした。
今回の演奏では、原曲以上にそんな印象を持ちました。
確かに格好良いし熱いけれど、それだけではない深さも感じて。
この「黒竜」の演奏で、すごく原作ゲームが気になりました。
どういう事情があって、ラストバトルにたどり着いてるんだろう。

M18. 帰還/偉業
「偉業」はいかにもなED曲。
それだけに、演奏会の本編最後を締めくくるには相応しい曲であり、演奏でした。
華々しく演奏された曲に、これで終わってしまうという一抹の寂しさを感じつつも、今回の演奏会も良かったという興奮をかみしめながら聴いていました。
第三回も開催されるなら、演奏されるゲームタイトル次第なところもあるけれど、前向きに検討したいです。

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