[本] 半落ち

2006/01/12(木) 23:37:04 | カテゴリ:
横山秀夫「半落ち」(講談社文庫)読了。

W県警察本部警部の梶が、アルツハイマー病の妻を殺害したと警察に出頭した。妻殺害の経緯については全面自供した梶だったが、殺害から自首までの2日間については全く口を割ろうとはしなかった。その謎の「空白の2日間」を、刑事、検事、事件記者、弁護士、判事、看守らが、彼ら各々のやり方で迫ろうとする。


実は、映画化された方に大いに興味があったのだけど、
TVで放映されたにも関わらず結局見ず終いなので、
このままだときっと、面倒くさくなって映画版見ないだろうと察して、
原作本読みました。

小説を読み終わって感じたことは、
「空白の2日間」の真実が解ってしまったら、映画見る意味が半減してしまうかも、
といったところ。
最初から最後まで「空白の2日間」が本書の大部分を占めていて、
登場人物の身の回りの逸話等も出てくるが、
それらもやはり「空白の2日間」を際立たせる要素でしかないっぽいので、
映画も小説も、どちらか一方を鑑賞なり熟読なりできれば
それで事足りてしまうような気がする。
もっとも、映画版と小説版の「空白の2日間」が同じものならば、
という前提が必要だけど。

横山さんの作品は今回初めて読んだけれど、
そこそこ読みやすいです。テンポもいいし。
人間ドラマも多分に含まれているので、
「最近のミステリは小難しくて・・・」
という方でも楽に読めるんじゃないかと。

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