[本] GOTH

2006/02/28(火) 23:46:26 | カテゴリ:
乙一「GOTH 夜の章」と「GOTH 僕の章」(ともに角川文庫)読了。

人の本質は全て手に宿る。手が人の全てであり、他の部位はオプションにすぎない・・・・・・。
手に魅せられた篠原は、ありとあらゆる手を本体から「解放」するため、ついに行動を起こす。人形から始まり、ぬいぐるみ、猫、乳児、成人女性・・・あらゆる手を切断し、自宅の冷蔵庫でそれらをコレクションにしていた。
しかし、ある日自宅に何者かが侵入し、手のコレクションだけが全て盗まれた。篠原は、何よりも大事な手を盗んだ犯人に復讐を誓う・・・。(リストカット事件)
猟奇的な事件と「死」に対してのみ興味を抱く少年と少女の6編の物語。


やっぱり短編集のあらすじって難しい。。。

文庫で2分冊にする必要があったのか?
という疑問は地平線の彼方に放り投げておいて(ぇ
「乙一の小説がおもしろい」という友人の薦めに加え、
暗黒系小説として本屋に平積みされていたのを見つけたことと、
たまたま読む本が手元になかったこととが重なったため、
気が付いたら買っていました。。。まぁ、ホラー好きですから。

後日、薦めてきた友人にGOTHを買ったことを報告したら、
「なんでよりによってGOTHを最初に選ぶかなぁ?」と怒られました。。。
なんでも、GOTHは乙一さんの作品の中で最もグロいから、らしいです。

実際のところどうだったかと言えば、
乙一さんの一作目として選んじゃいけないと怒られるほどには
グロくはなかったように思うです。
(元)活字中毒(ホラー・ミステリ・ファンタジー限定)をナメちゃいけないw
綾辻行人さんの「殺人鬼」2作品や、
平山夢明さんの「SINKER -沈むもの」が読めれば、大丈夫かと。。。多分。

グロいグロくないという話はともかく、
ストーリー展開にホラー的要素はあまりなく、
むしろ完全にミステリの範疇だったけれど、結構おもしろかったです。
不思議な雰囲気の中で展開する不思議な話のラストには
必ず二転、三転するオチがあって、
それが各話で非常に楽しみでした。
ダマされるのが楽しいというか。
ダマされないぞと身構えつつ読み進めて、
ラスト付近で自分の思惑が当たったと喜んだ先でどんでん返しがあったりして、
それが逆に心地いいというか。
結構楽しみながら読めたです。

あと、主人公の少年に共感持てたてのも、楽しめた理由の一つかと。
自分の考えが、あの主人公にわりと近いかもしれないです。
# 同じではないけれど。

乙一さんの作品、他のも読んでみようかな。

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