[本] ブレイブ・ストーリー

2006/07/15(土) 00:54:09 | カテゴリ:
宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」(角川文庫:全3巻)読了。

何不自由なく平凡な家庭で育った亘。しかしある夏の日、父が家族を捨てて家を出ていき、悲嘆に暮れた母がガス自殺を図る。間一髪のところで助けられた亘は、「要御扉」を通じて「幻界」と呼ばれる異世界にたどり着く。そこで”旅人”となったワタルは、自らの運命を変えるため、見習い勇者となり旅を始める。


文庫本で3冊という超大作だけど、
テンポが良くて、読者をぐいぐい引き込ませるだけの引力もあって、
スムーズに読み進められました。

話の内容は、さすが文壇でも1, 2を誇るTVゲーム好きが書いただけのことはあって、
ものすごくTVゲームっぽいファンタジー。
ザコ戦闘やフィールドを移動する行程が省かれたRPGというか。
読んでいるときの感覚は、濃いストーリーのRPGをプレイしているときのようでした。

とはいえ、ファンタジー小説といえども、そこは宮部作品。
薄っぺらいストーリーであるはずもなく。
ストーリーのそこかしこで起こるイベントはどれも現実味があって、
喜びや楽しみ、怒り、悲しみ、全てが凝縮されていて、
それらがどれも大切なもののように感じられて。

ラスト付近はかなりシリアスになるので、
下巻の半ばあたりから、通勤・帰宅電車の中で読むのがキツかったです。
気を抜くとだばだば泣いてしまいそうで。
残り100pは、帰ってじっくり読みました。

まぁ要するに、すごくいい作品でした、てことです。


明日(もう今日か)、映画見てきます。極端に暑くなければ。

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