[本] バグ

2006/09/30(土) 00:50:00 | カテゴリ:
松岡圭祐「バグ」(徳間文庫)読了。

人気ゲームシリーズの最新作「アクセラ4」が発売された。その直後、子供たちの間で奇妙な事件が同時多発的に発生する。子供たちは一様に「黒いコートの男を見た」と証言した。
アクセラシリーズの開発会社であるフォレストは、事件を受けて調査に乗り出さざるを得なくなる。そこで浮上した開発部長の津久井の謎の行動。フォレスト社長の桐生は彼を信じようとするが、その矢先、彼のスキャンダルが週刊誌に掲載され、津久井自信が行方をくらましてしまう。


松岡さんって、TVゲーム(ビデオゲーム)否定派なんですかね。
作中に出てくるフォレスト社のゲーム機「プロシード」は売れないと思います。
どんな人間であれ動物であれ、殺生シーンは絶対禁止って、
そりゃ、サードパーティはやり難くって逃げるのでは?
サードに逃げられたら、ハードだって売れません。
ちょうどこの本がハードカバーで刊行された1998年前後に、いい例があったのに。

俺にとってゲームをプレイすることは、読書するのと同じ感覚です。
ストーリー性のあるゲームにしか興味ないですから。
なので、ゲームをプレイすることを否定されることは、
俺の中では読書を否定されることと同じだったりします。

ので、途中で出てくる桐生とライバル会社社長の神埼の将棋シーンでの会話は、
神崎意見に賛成でした。
それ以外のシーンでの神崎は全く好きになれなかったですが。


そんなこんなで。
ゲーム好きとしては受け入れ難い描写が多々あったんですが、
まぁそのへんに目を瞑れば、後半は結構おもしろかったです。
前半はひたすら暗中模索状態だったのが、
ある境を越えると一気に話が回転し始めるので、
その後は一気に読みました。
話が進み始めたところの桐生社長がいい感じでした。
特に神崎社長に対する嫌味っぷりがw

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