[本] 霧の訪問者 薬師寺涼子の怪奇事件簿

2006/10/22(日) 18:40:50 | カテゴリ:
田中芳樹「霧の訪問者 薬師寺涼子の怪奇事件簿」(講談社ノベルス)読了。

アメリカの大富豪マイラ・ロートリッジのパーティに招かれた薬師寺涼子警視は、部下の泉田警部補をお供に初夏の軽井沢へ。そのパーティの最中、マイラの娘アーテミシアがパーティ会場のホテルもろとも焼身自殺を図る。
アーテミシアの自殺後、ハンカチに書かれたアーテミシアの遺書が泉田のポケットから見つかる。それは、マイラの野望を告発する文面だった。


涼子の口調が変わってる、というか、
マンガのイメージを逆輸入しているように感じたのは気のせいだろうか。
さすがに読み始めの頃は違和感を感じたけれど、
そのうち慣れました。

それはともかく。
これまで以上に泉田サンが憐れでなりませんでした(←誉め言葉のつもり
今作ほど「泉田警部補の受難」という言葉がぴったりの作品もないのでは。
最初から最後まで振り回されっぱなしというか、
意思決定権がまるでないというかw

今作もまた、いつも通り
勧善懲悪(?)でお涼サマが悪を討ってめでたしめでたし
かと思ったらそーでもなく。
ラストはちょっとしんみり。
薬師寺涼子シリーズにしては珍しい終わり方でした。


垣野内成美さんのイラストは、相変わらず素晴らしいのだけど、
通勤電車の中で挿絵のあるページに出くわすと周囲の視線が気になる。。。

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