[本] 夜行快速えちご殺人事件

2006/11/04(土) 22:13:47 | カテゴリ:
西村京太郎「夜行快速えちご殺人事件」(ノンノベル刊)、10日ほど前に読了。

新宿のパチンコ店に勤める三宅修は、店長に500万円の前借を頼む。それは、中越地震で被災した実家の喫茶店を建て直すために必要な費用だった。しかし、店長はそれを拒否する。三宅は勢いで店長を殴り殺してしまい、金庫にあった500万円を奪ってムーンライトえちごに乗り込む。
一方、大学生のうちに目標の1,000万円を貯めた江見はるかは、実家のある新潟へ帰郷するため、三宅と同じムーンライトえちごに乗り込んだ。しかし、新潟駅に彼女の姿はなかった。
パチンコ店の殺人事件を捜査する十津川らは、その過程で江見はるか失踪事件を知る。一見全く別々の事件のように見える2つの事件だが、十津川は2つの事件に接点があると見当をつける。


「夜行快速」は「ムーンライト」と読みます。
というわけで、今回の列車はムーンライトえちご。
青春18きっぷと合わせて、信越線・上越線沿線に住む貧乏学生御用達です。
俺も、新潟に住んでた頃に2, 3回利用したことがあります。
でも、どっちかといえば高速バス派。

この作品中では、学生が春休み中とはいえ平日に事件が起きてるので、
3日前でも予約できたことになってるけれど、
実際のところ取れるかどうか微妙なラインかと。
俺が学生の頃は、長期休暇期間中は、
1ヶ月前に予約入れないと切符取れませんでした。
その辺が、利用者としてはちょっと気になったところ。


事件は二重構造になっていて、
それぞれ単独の2つ事件が、妙な具合で重なり合ってしまい、
その片方の事件を十津川警部ら警視庁の面々が捜査するという感じです。
片方の事件の犯人は冒頭で明かされているし、
もう片方の犯人も割と早い段階で判明するので、
全体的には、犯人探しというよりは犯人を逮捕するまでの過程を楽しむタイプかと。
もっとも、十津川警部シリーズって、
いつも犯人は早い段階でわかるっていうイメージがあるので、
そこは意外でもなんでもないかも。

中心となる舞台が新潟県というか長岡なので、
多分に漏れず中越地震が絡んでます。
これまでも別の作家で中越地震絡みの小説はいくつか読んでるけれど、
地震がらみになってしまうのは、もはや長岡の宿命のような気もする。

ちなみに、片方の事件の犯人。
作中では同情の余地ありっぽく書かれていたけれど、
個人的には全く同情できませんでした。
なんというか、あまりに一方的過ぎるというか。。。うーん。
もう片方の事件は、あからさまに同情の余地なしなので、どーでもいい(ぁ

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