[本] 8.1

2006/12/03(日) 16:34:32 | カテゴリ:
山田悠介「8.1」(文芸社)読了。

舞は、時々夜中に抜け出しては、ネットで知り合った知人たちとお化けトンネル(バケトン)を訪ね歩いていた。ある日、そのネット知人の一人である黒木が、捨て子トンネルと呼ばれるバケトンの情報を入手する。舞たちは早速捨て子トンネルへ向かうことになった。
しかし、その捨て子トンネルは、これまで巡ってきたどんなバケトンとも明らかに違う雰囲気を漂わせていた。


あらすじだけは時々読んだり聞いたりしていたせいか、
俺の中で山田悠介さんと乙一さんがカブって見えてました。
両作者の作品を1作ずつ読んでみた今、以前以上にカブって見えます。。。
ホラーとスリラーが混ざったような作風といい、
最後の最後で読者の思い込みをひっくり返す展開といい、
どことなく似てるというか。
それぞれ1作ずつしか読んでいないからかもしれないけれど。


それはさておき。
今作は、表題作「8.1」を含む全4作品による短編集。
「8.1」、「写真メール」、「黄泉の階段」は、わりと普通にホラーとして楽しめました。
「黄泉の階段」はホラーというよりはファンタジーチックだけど。
ただ、「ジェットコースター」だけは、
気味の悪いモヤモヤした気分がしばらく残りました。
投げられっぱなしの複線と悪意を多く含んだ救いのない展開の作品を読んだときに
たまにこういう気分になるので、多分それかと。

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