[本] 還らざる道

2007/01/02(火) 23:56:08 | カテゴリ:
内田康夫「帰らざる道」(詳伝社)読了。

岐阜県奥矢作湖で遺体が漂着した。遺体の身元は、白陽インテリアという大手企業の会長、瀬戸一弘。何者かに殴打後、絞殺されたものと見られた。被害者が恨みを買うような人物ではないことから、警察は早々に行きずりの犯行とみなして操作を進める。
しかし、瀬戸は岐阜へ旅立つ前に、孫の雨宮正恵宛に書類と木製の壷、そして手紙を託していた。その手紙には、「来た道に還ることはできても 来た道は二度と還らない」という文言で締めくくられていた。正恵は、祖父が何らかの目的があって岐阜へ行ったのだと考え、祖父の足跡を追って岐阜へ向かう。


最近の浅見シリーズ作品って、
政治家や大企業が絡む規模の大きな事件が多い気がする。
規模の大きな事件ものの方が好みなので、
その傾向に物言いがあるわけではないけれど、
たまには個人的な事情から発生する事件ものも読みたいなぁ、
とか思ってしまうのはファンの欲目だろうか。

というわけで。
今作に関しては、読み始めの頃は「規模はそんなに大きくならないのかな」と、
勝手にそんな印象を抱いていたけど、
過去の事情が一気に明るみに出てくる半ばあたりから
どっと規模が大きくなったような。
その勢いに乗ったまま迎えるラストのシーンは、じわっと感動しました。
浅見シリーズならよくある結末パターンだけど、
黒幕の一人と対峙したときの浅見さんの台詞がかっこよかったです。

コメント

この記事へのコメント

【還らざる道】を明日から読み出す予定!
今回も結構大げさっぽいのか?
政財界が絡んでくるのかな?
毎度お楽しみシーンもあるんだろぅなぁ~!
2007/01/04(木) 19:19:21 | 世詩絵 #-[ 編集]
お楽しみのシーンは、いつもの黄金パターンではなかったような。。。というか、警察との絡みが今回はかなり少なかった気が。
規模は「でかい」というよりは「深い」って感じでした。まぁ、読めばわかる。
2007/01/04(木) 22:28:22 | ふゆき #4hr1sXUc[ 編集]

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