[本] 朽ちる散る落ちる

2007/06/03(日) 22:07:09 | カテゴリ:
森博嗣「朽ちる散る落ちる」(講談社ノベルス)読了。

土井超音波研究所。かつて瀬在丸紅子たちも巻き込まれた殺人事件の舞台から、再び死体が見つかった。現場は研究所の地下。地下室の片隅に寄せられたゴミの上で、その死体は朽ち果てていた。
地下室が内側から封じられていた状態は自殺を匂わせるが、あたかも壁に叩きつけられたかのような死体の状況には他殺の疑いもある。自殺か他殺か、自殺だとすればどうやって、他殺だとすれば誰が。
研究所の事件と交錯する、NASAの事故と纐纈苑子。やがてその影は紅子たちの周辺にまで手を伸ばし始める。


ようやくVシリーズのテンポに慣れてきたのか、
これが一番楽しめたような気がする。
そして今にして思えば、「恋恋蓮歩の演習」を初Vシリーズに選んだのは、
ものすごーく間違っていたような気がする。

シリーズものは、最低でも第一作くらいちゃんと読めっていう教訓ですな。
・・・・・・以後、気をつけます。


本作はVシリーズの最後から2作目の模様。
第一作目の「黒猫の三角」文庫版のカバー折り返し見ると、多分。
さすがにこのまま第一作を読まずに最終作を読むのは危険だと悟ったので、
これから第一作読みます。つーか読んでます。

これまで読んだシリーズ作品よりもサスペンスフルな感じ。特に後半。
話のバックヤードは国家規模・世界規模だけど、
話の核はメインキャラたちの周辺に押し込めている。
うっかりすると規模が極端に大きくなってしまうところだけど、
そこまで話を広げなかったのは作者の意図なのかな。
それとも、この次で今作でちょっとだけ触れた部分が核になるんだろうか。。。

その前に「黒猫」読まないと。

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