[本] 長野殺人事件

2007/08/10(金) 23:56:19 | カテゴリ:
内田康夫「長野殺人事件」(光文社)読了。

税金の督促のため岡根を訪ねた直子は、その岡根から得体の知れない封筒を手渡される。その数日後、岡根が長野県飯田市で死体となって発見された。
岡根はかつて、長野県知事の秋吉の側近として活躍していたが、何らかの理由で秋吉知事の下を離れた経緯がある。岡根が秋吉知事の下を去るときに賑わせていたのは、長野オリンピックの使途不明金問題。その秘密文書を所持していたために何者かに殺されたのではないか、長野県警より飯田署へ出向した竹村警部はその線で捜査を始める。
一方、岡根の封筒を気味悪がり始めた直子を気遣って、夫の正享は大学の同期だった浅見に相談する。とりあえず浅見が封筒を預かることになり、中身を確認すると、それは長野オリンピック招致委員会の経理文書だった。


今回は、98年の長野冬季オリンピックの使途不明金がテーマ。
長野五輪というと、俺には酸っぱい思い出しかありませんが。。。
# 長野五輪真っ最中だった当時、こっちは大学受験真っ最中。。。orz
# しかも、当時住んでた場所が長野の隣。。。o,,,rz



表題の通り長野が舞台ということで、
「軽井沢」「沃野」に続いて、浅見さんと竹村警部の共演作になってます。
前半は竹村警部マターで、後半は浅見さんマターな構成。
そのためか、おいしい所は浅見さんが全部掻っ攫っていった感も否めない。
けど、そこはそれ。

今回は純粋に”推理モノ”というよりは、
”いかにして犯人を誘き出すか”という駆け引き合戦の色が強いです。
犯人の狙いは分かっているのに、
肝心の犯人がわからない、そのもどかしさにやきもきさせられました。
そういう点では、ミステリーというよりはサスペンスに近いかな。

去年の時事ネタが多数取り込まれているので、
当時のニュースを思い出すと、本当にこういうことがあったのかな、と思わせられる。
こういうことは内田作品じゃよくあることとは言え、さすがだなぁって感じました。

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