[本] 薬師寺涼子の怪奇事件簿 水妖日にご用心

2008/02/10(日) 16:51:08 | カテゴリ:
田中芳樹「薬師寺涼子の怪奇事件簿 水妖日にご用心」(ノンノベル)読了。


歴史上黒い噂の耐えないメヴァト王国の第二王子カドガ殿下が、東京ザナドゥ・ランドにやってきた。薬師寺涼子がパーティーの招待を受けたため、その他大勢を含む計5人でザナドゥ・ランドに乗り込む。
警察による万全の警備体制の中、貸切のザナドゥ・ランドにカドガ王子が現れた。涼子と同様に招待された多数のメディア関係者がカドガ王子を取り囲む。その最中、ザナドゥ・ランドのキャラクターである半魚姫のコスチュームをまとった女性が、カドガ王子を襲撃する。


このシリーズ、刊行がノンノベルだったり講談社文庫だったりと、
どちらかと言えばおカタいところから出てるけど、
全般的なノリはライトノベルに近いと思うのです。
祥伝社も講談社も、性別問わない一般向けライトノベルのブランド持ってないから、
こういう形で出さざるを得ない状況なんだろうけれど。

今作は、いつもよりノリが軽い印象を受けました。
最初から犯人は判明済み。
ストーリーにはひねりがほとんどなく、かなりストレート。
登場キャラがいつにも増してバカばっか(一部除く)w
もうちょっとストーリーに転換がほしかったかなぁ、とも思うけれど、
まぁ、たまにはいっか。

創竜伝と同じように、社会風刺を満遍なく振りかけた伝奇アクションものだけど、
こっちの薬師寺涼子シリーズの方が読みやすいです。
創竜伝の方は、社会風刺の毒の強さがストレートに読み手に伝わるのに対して、
こっちは薬師寺涼子が決して「良い人」ではないので、
それがフィルタ代わりになってるのだろうか、やや緩和されて伝わってくる気がする。
毒をもって毒を制してる、というか。


この薬師寺涼子シリーズ、今年中にTVアニメ化されるそうな。
垣野内さんのイラストでアニメ化されるそうなので、
小説のアニメ化というよりはむしろ、小説のマンガ化のアニメ化?
でも、ちょっと期待してます。
動く涼子よりは、良いようにコキ使われ右往左往する泉田警部補が見たい。

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