[本] 三毛猫ホームズの茶話会

2008/03/08(土) 22:25:40 | カテゴリ:
赤川次郎「三毛猫ホームズの茶話会」(カッパノベルス)読了。

大手電機メーカー「BSグループ」のオーナー・笹林宗祐が事故死してから1ヶ月。新たなオーナー・笹林彩子が、自宅に刑事の訪問を受けた直後、拳銃自殺した。
笹林宗祐・彩子の遺言により、新たなオーナーとして選ばれたのは、宗祐が彩子と結婚する前に授かった娘、川本咲帆。彼女はドイツに留学し、そのまま現地でアルバイトをこなして生計を立てていた。
ドイツから帰国し空港に降り立った彼女を出迎えたのは、片山と石津、秘書の唐沢恵美とジャーナリストの菊池、そして大量のマスコミ関係者。
川本咲帆を空港ロビーで迎えたその時、マスコミ陣から一人の女性が飛び出し、咲帆めがけて突進した。それをかばおうと咲帆の前に立ち塞がった石津が、ナイフで刺され負傷する。


最近の三毛猫ホームズ作品は少しずつ雰囲気が変わってきたけれど、
今作はまた随分趣が違うというか、異色というか。
「公安」や「バズーカ砲」あたりは
これまでの三毛猫ホームズにはあまり出てこなかった単語だっただけに、
新鮮というよりもむしろ違和感。
もっとも、それよりも個人的には、
晴美が片山に「結構もてる」と発言したところに時代を感じました。
本作で三毛猫シリーズも44作目、
これまで1話につき最低でも一人の女性から好かれてるんだから、
確かにモテるには違いないが。
しかし、第一作目で語られた「モテなかった故に女性恐怖症」の構図が頭から離れなくて、
あまり「モテる」って明言されるとピンとこない。。。
「長身」「なで肩」っていう身体的特徴はいまだに健在だけど、
「血を見ると貧血を起こす」「女性恐怖症」っていう内面的特徴が消えかけてる気がする。
あと、妙にクールというか淡白になってるのも気になる。いやま、カッコいいんだけどさ。。。

まぁ、第一作の頃と比べて一番変わったのは晴美だけど。
一番変わってないのはホームズだと思われw

ストーリーはいつものようにドタバタしつつも淡々と進行。
いつもより登場人物が多いかな、というくらい。
だから、キャラクターの味付けが徐々に違ってきてるだけなんだけど、
それだけでストーリーの雰囲気もなんだか違ってみえるような。

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