[本] そして、警官は奔る

2008/10/27(月) 23:05:12 | カテゴリ:
日明恩「そして、警官は奔る」(講談社文庫)読了。

蒲田署管内の通報により、監禁され虐待を受けていた少女が保護された。
少女はアジア系の外国人で、密入国した母親に売られた子供であることが判明。後日、その母親が死体で発見された。
少女の人身売買事件を追う武本は、同じ署の小菅の紹介で、羽川のぞみと出会う。彼女は不法滞在の母親から児童を預かる、非合法の託児所を運営していた。


以前読んだ「それでも、警官は微笑う」の第二作。
・・・・・・あれ、続編じゃなくて第二作ってあらすじに書いてあるってことは、これシリーズ化するつもりなのか?

前作の銃密輸と麻薬事件もすごかったけれど、今回の人身売買や児童虐待もすごい。
派手さはないし、扱いも難しそうな事件だけど、最初からぐいぐい引き込まれた。
あと、作者の学習量も結構なもんなんじゃないかと。
虐待を受けている子供に日本国籍を与える方法とか、説得力があったし。
個人的には、なぜ不法滞在が罪なのかっていう説明は、目から鱗だった。

主人公は前作と変わらず武本刑事。
前作で相棒だった潮崎も結構出てくるが、さすがに今回は別行動が多い。
それよりも、武本の相棒役の和田がすごくかっこよくて惚れた。
普段はやる気なさそうな風に見えて、いざ犯罪者を目の前にすると情け容赦なく奈落に叩き落すっていう変貌っぷりがたまりません。
二面性あるキャラに弱いので、冒頭50ページだけで一発KOでした。
次回作があるんなら、ぜひ出て欲しいキャラだけど、アクが強過ぎて出なさそうな予感。。。

第三作も出るのかなぁ。
武本は主人公で不動だろうけれど、潮崎の扱いに作者が困ってそうな雰囲気。。。

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