[本] 極限推理コロシアム

2008/12/22(月) 00:01:54 | カテゴリ:
矢野竜王「極限推理コロシアム」(講談社文庫)読了。

強制的に「夏の館」と「冬の館」に閉じ込められた各館7名ずつ、計14名の人々。「主催者」は、コンピュータを使って彼らに指令を出した。「これから館の中で起こる殺人事件の犯人を二人当てよ」
その指令の通り、1日経過する毎に1人ずつ殺されていく。犯人を早く見つけないと、次に殺されるのは自分かもしれない。2つの館を舞台にサバイバルゲームが始まる。


第30回メフィスト賞受賞作、だそうです。
とはいえ、俺がこの小説を手に取った理由は「メフィスト受賞作だから」ではなく、解説が貴志祐介さんだったから、なんですが。それもどーよ。
ちなみに、この小説、ノベルス版が刊行された翌月にドラマ化されたそうですが、そっちは見てません。というか、ドラマ化されたことすら知りませんでした。

メフィスト賞らしく、本格推理モノです。
主人公は、夏の館に閉じ込められた会社員の駒形。彼の視点で物語が進んでいきます。
という時点で、彼が最後まで生き残る、かつ探偵役ってところは王道ですな。
閉鎖空間内での連続殺人というのも、王道と言えば王道。
違うのは、自分の居る館の情報だけでは犯人はわからない、もう一つの館の情報も必要というところか。
犯人は誰か、次の犠牲者は誰か、という推理部分の他に、館間の駆け引きにも結構ドキドキさせられました。

犯人当ての推理部分はそれほど小難しくないので、本格モノに慣れていない方でも十分読めそうです。
それに、本格モノの王道をちょっと捻ってあるので、本格推理に読み飽きつつある方でも楽しめるんじゃないかと。

コメント

この記事へのコメント

自分も読みました
ものすごいお久しぶりです。
自分も読みました。めちゃめちゃ面白かったっす。
最近読んだ普通の小説では、自分のなかでかなり上位ランクです。
どうやら続編もある感じですよね。はやく文庫版で発売されないかなぁ・・・
2009/01/13(火) 00:37:51 | 三段腹 #-[ 編集]
お、お仲間発見!
物語終盤の怒涛の展開はちょーっと詰め込み過ぎな感じもしましたが、全編通して一気に読んだ気がします。
メフィスト系の本格推理にしては分かりやすいトリックだったし、文体も読みやすかったですし。

でも、あんな極限状態のシチュエーションに放り込まれたくはないなぁ。。。(ぼそ
2009/01/13(火) 23:52:50 | ふゆき #-[ 編集]

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