[本] 狼花 新宿鮫IX

2009/03/01(日) 01:26:37 | カテゴリ:
大沢在昌「狼花 新宿鮫IX」(カッパノベルス)読了。

新宿中央公園で傷害事件が発生。被害者のナイジェリア人から、大麻が見つかった。彼はナイジェリアから大麻を密輸していた「運び屋」で、密輸入した大量の大麻を別のナイジェリア人に奪われたらしい。本人は認めないが、鮫島はそう当たりを付けて、麻薬ルートの解明の捜査にあたる。
日本での外国人犯罪者の暗躍は、暴力団以上に厄介な事件として目立ってきた現代。警察にとっても、暴力団にとっても、彼らの存在は見過ごせない状況になりつつあった。新宿で起きた傷害事件は、やがて警察組織、暴力団、外国人犯罪者らを巻き込む事件に発展する。


一体何ヶ月かけて読んでんだよ、っていうくらい、読み終わるのに時間かかりました。
内容が難しいってわけでも、ページ数が膨大ってわけでもなく、単に読書時間(=通勤時間)が減ったというだけですが。

新宿鮫シリーズの現時点での最新刊、ですかね?
このシリーズももう9作目かぁ。高校生の頃に4→1→2→3と一気に読んで以来、新刊がノベルスで出る度に買ってますが、気がつけば次は10作目。早いなー。
もっとも、出れば、の話だけど。
そいや、一作目から続いてる複線がいくつもあるけれど、一体どこへ向かおうとしてるのか、そもそも終わらせる気が作者にあるのか、最近ちょっと不安。

今作は、いつも以上に後半がハードボイルドしていた印象が残りました。
組織と個人、謀略と裏切り、そして人の感情が入り混じった「食うか食われるか」的な展開に、これまでのシリーズ作品以上に先が気になりました。
ほんと、なんかすごーく「ハードボイルド読んだ」って気分になりました。
というか、今までどんだけハードボイルドって意味を把握してなかったのかを、思い知らされました。
あー、こういうのをハードボイルドっていうのか。

これまでわりと重要な立ち位置にいたある登場人物が、最後の最後で「なんだってー!」な行動を起こして終わってるんですが、この展開はシリーズ完結に向けたフラグですかね。
それとも、新キャラ登場フラグか?

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