[ゲームRev] 流行り神3 警視庁怪異事件ファイル

PSPのホラーAVG「流行り神3 警視庁怪異事件ファイル」クリアしました。多分。
総合既読率、DB収集率ともに100%達成+全シナリオSクラスクリアの時点での総プレイ時間は、約38時間。
2の時よりも時間かからなかったですね。

例によって例のごとく、言いたい放題ネタバレありまくりレビューは2周目おさらいプレイ後に投下するとして、ここではネタバレに触れない程度のレビューを。
※9/12追記:ネタバレありまくりレビューを、2つに分けてアップしました。
    前半(序章~第三話)後半(最終話+隠しシナリオ+薫編)


流行り神シリーズの最新作で最終作と銘打たれた本作。
セルフクエスチョンや推理ロジックなど、システム的には既に確立されてるので、大きな変更点はありません。
3でリニューアルまたは追加された機能については、体験版のレビューの通りなので割愛します。
そんなシステム面について、プレイした感覚では、
  • バックログジャンプ機能がすごく便利。セルフクエスチョンでミスったときとかに効果絶大。
  • 既読率100%にするのはそれほど難しくない。分岐フロー通りに埋めていけばいいような。
  • DB回収も2に比べれば楽。セルフクエスチョンの間違った選択肢の先にあるっていうこともないし。
  • 推理ロジックの難易度アップ。ある程度自分で推理しなくてはならない。特に第一話。
  • セルフクエスチョン後の分岐がちょっと少ない気がする。
て感じでした。

で、シナリオについて。
一言で言えば、おもしろかったです!
最終作と銘打たれているだけのことはあります。どのシナリオも、飽きることなく読み進められました。
ギャグとシリアスの緩急のテンポも良くて、読みやすかったし。
あまりに夢中になり過ぎて、毎日寝不足だったのは少々辛かったんですが、しかし後悔はしていません。
元々このシリーズ、シナリオの面白さについては定評がある――むしろ神シナリオが多いくらいなので、今回もプレイ前から期待していました。そして、見事裏切られることがありませんでした。
本当に、このシリーズのシナリオは秀逸だと思います。
取り扱いネタがオカルトホラー+ミステリのノベル型AVGだからか、世間的には本当に目立たない存在だけど、それが悔しく思えるくらいのゲームです。
もっと評価されるべきかと。

本編5話+隠しシナリオというオムニバス形式ですが、テキストの量も膨大なので、物足りないということはなかったです。
そのあたりは、プレイ時間にも反映されているかと。

ただ、ちょっと描写のグロさが気になりました。
といっても、テキスト描写というよりは絵の描写がグロいんですが。
ついでに、芋虫が苦手な人は、第零話と第一話に要注意。

あと、誤字脱字の多さはどうにかして欲しかったです。
助詞の使い方がおかしいのはこの際だから大目に見るとしても、あからさまな誤字脱字はちょっと。
ランスルーテストはやったんだろうか? と首を捻りたくなるくらいありました。
ついでに、第二話で風海がゆうかさんに対して敬語使ってるのはおかしい。あれはちょっと、ないなぁ・・・。

それと、シナリオの整合性が取れていないところもちらほら。
特に、序章と最終章のシチュエーションは明らかにおかしいです。
あれは物語としても重要なところだったので、もうちょっとちゃんとケアして欲しかった。
もっとも、序章と最終章が実は繋がっていなくて、序章への展開を明かすシナリオが後日PlaystationStoreで配信される、というなら話は別ですが。

怖いかどうかについてはノーコメントで。
ホラー慣れがひどいあまりホラー耐性90%が身についてしまい、大抵のホラーを怖いと感じられなくなってしまっているので、なんとも判断できないのです。
描写のグロさから、「流行り神って、ホラーだったんだ・・・」としみじみ実感していたくらい。
今まで何だと思ってたんだ?>自分

本編については、一応1, 2未プレイでもプレイできるようにはなっていますが、隠しシナリオはほぼ1, 2プレイ前提で作られています。
1, 2で語られた話が強く関係してくるので。
時間に余裕があるのなら、1, 2からプレイした方が良さそうです。

1, 2で残された謎はかなり回収されました。
が、まだいくつか回収しきれていない謎が残ってます。
そのへんも、きっと日本一ソフトウェアなら追加シナリオで回収してくれると期待しています。


キャラクターについて。
電撃オンラインの記事にもあったけれど、今回は主人公・風海純也がかなりクローズアップされています。
これまで主人公という立場上「無色透明」だった彼が、今回はかなり感情を剥き出ししてます。
第零話?第三話でもちらほらあったけれど、最終話で爆発してますね。
両親に対する彼の思いについて明かされていて、なんだかいろいろ切なくなりました。

本作追加キャラの羽黒薫は、かなり自分好みでした。風海の次に好きなキャラかもしれない。
# 流行り神の登場キャラクターの中では、風海がダントツトップで好きです。
かごめの毒舌を難なくかわせるほどの饒舌さを持ったオカルト大好きお調子者キャラで、どことなくペット的な存在だけど、彼のおかげで編纂室メンバーのバランスが良くなった気がします。
科学派のかごめ、オカルト派の羽黒、中庸で決定権持ちの風海、力仕事とヒロインの小暮、とそれぞれ役割がはっきりしたというか。

編纂室メンバーや他の重要キャラが増えたためか、準レギュラーキャラである霧崎兄さんやゆうかさん、人見さんの登場機会が減った気がします。特に人見さん。
でもまぁ、話の展開上、仕方ないかなぁ。


流行り神シリーズは本作でラストらしいです。
が、総合既読率が100%になった今でも、実はあまり終わった感触がありません。
1や2のときは、「あ、これでクリアなんだ・・・」ていう手応えみたいなものがあったんですが、今回はなぜか、最後のシナリオをクリアしたときも「クリアした」という実感がほとんどありませんでした。
エピローグ的なものがなかったからかと思ってるんですが。
なんか、もう一山あってもおかしくない気配がするんですよね。気のせいかもしれないけれど。

流行り神シリーズはキャラクターとシナリオが秀逸なので、ゲームという媒体でなくとも、小説など別メディアでこの先も展開してほしいなぁ、と密かに期待していたりします。
風海ら編纂室メンバーの活躍を、もっと見たいです。
あ、ドラマCDなんてのもどうですかね。1発売後に1本出したっきりだし。
さしあたって、サントラは欲しいです。あと攻略本と設定集も。

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