[本] 弥勒の掌

2010/01/16(土) 19:58:48 | カテゴリ:
我孫子武丸「弥勒の掌」(文春文庫)読了。

教え子との不倫が発覚して以来、家庭内別居状態が続いていた妻が行方不明になった高校教師・辻。
警察官でありながら汚職に手を染めつつ、ある日再婚した最愛の妻を殺された刑事・蛯原。
各々の妻の絡む事件を追う2人は、やがて一つの宗教団体にたどり着く。人類救済を唱える新興宗教団体「救いの御手」。
事件を追う過程で出会った2人は、共同で捜査を行うことで手を組む。蛯原は警察から辻の妻の情報を引き出し、辻は「救いの御手」に仮入会し事件の手がかりを探ることに。


我孫子氏の作品を読むのは久しぶりですが、相変わらずです。
一筋縄には行かないだろうと思っていたのですが、やっぱりでした。
我孫子氏の一見推理小説”風”な作品は、「殺戮にいたる病」を読んで以来、どうしても最後のオチを期待してしまいます。

そんなわけで。
最初から9.5割ほどまでは純粋に捜査小説・警察小説です。
が、残りの0.5割で、それまで築き上げてきた捜査部分をものの見事に全部ぶち壊していますw
このあっと驚く大どんでん返しが、この作品の売りだと思います。鮮やかです。
悔しいというよりも、ものすごく納得しました。我孫子氏らしい作品です。

オチの手口は鮮やかですが、読後感はあまりさっぱりしません。
事件は解決するんですが、なんだろう、すこぶる後ろ向きです。
一歩間違うとホラーに片足突っ込みかけてそうな。
まぁ、そんな作品でした(どんなだ

コメント

この記事へのコメント

こんにちは。同じ本の感想記事を
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お気軽にどうぞ。
2010/08/19(木) 13:47:22 | 藍色 #-[ 編集]
Re:
こんにちは。
うちのブログは貼ったり剥がしたりが基本自由なので、トラバもリンクもご自由にどうぞ~。
あ、先ほど、こちらからもトラックバックいたしましたので、ご確認ください。
2010/08/20(金) 00:33:39 | ふゆき #-[ 編集]

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