[GMCD] 志方あきこ / 謳う丘 ~Ar=Ciel Ar=Dor~

志方あきこさんの「謳う丘 ~Ar=Ciel Ar=Dor~」をゲット。
ちなみに、初回限定版です。小冊子付きでDVDサイズ。

本作は、PS3のRPG「アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く」のイメージCDと銘打たれています。
が、聴いた印象と小冊子の解説からすると、アルトネリコ3単体というよりは、アルトネリコシリーズ全体のイメージCDと言った方が近いと思います。
3の世界観だけでなく、アルトネリコシリーズ全体の世界観に触れられています。

曲調は、ほぼ民族音楽調。
アルトネリコ1?3で多く見られた曲調です。
ただ、志方さんが手がけているので、より一層重厚です。
バックで奏でられる楽器の音色も、ボーカルの多重エスノも。
曲を構成する全てが積み重なって、深い厚みを醸し出してます。

アルトネリコシリーズのヒュムノス全般に言えることですが、やはりこのCDの曲も、日本語の部分が少なくてヒュムノス語の部分が多いので、歌詞カード見ないと何言ってるのかわかりません。
メロディだけでも十分楽しめるので、それはそれで問題ないのですが。
ただ、歌詞カードを読みながら曲を聴くと、より曲の世界観に入り込むことができます。
さらに限定版の小冊子では、それら歌詞の元になった神話や世界観が綴られていて、曲が形作る世界観に広がりを与えます。
曲(メロディやハーモニー)を楽しみ、歌詞を楽しみ、世界観を楽しむという、三段階で楽しめる曲だと思います。

曲や歌詞は、アルトネリコシリーズを知らなくても楽しめると思います。
が、世界観になると、ゲームプレイ済み+設定資料読了済み推奨かもしれません。
俺の場合、アルトネリコシリーズの世界観の設定はWikipediaで仕入れた程度しか知らないので、正直なところ、小冊子に書いてあった解説の全部を理解することはできませんでした。

アルトネリコシリーズのヒュムノスコンサート、もしくは志方あきこさんの曲が好きな方にはオススメです。


以下、曲ごとの雑感になります。

1. 謳う丘 ~Ar=Ciel Ar=Dor~
表題作。アルトネリコ3の「謳う丘~Harmonics TILIA~」のロングバージョンです。
ロングバージョンですが、かなりアレンジが入っています。半分別物です。
歌詞も、「Harmonics TILIA」の方は宇宙創成からグラスノインフェリアまでの歴史を綴ったものであるのに対して、こちらの「Ar=Ciel, Ar=Dor」は惑星意志から生きとし生けるものへの想いを謳ったもの。
星の懐の深さがあちこちから滲み出る歌詞は、壮大以外の何物でもありません。

2. 烈獅皇記 ~雷哭の天子~
完全オリジナルでしょうか。冒頭はともかく、全体的に激しい曲調の曲です。
最初に聴いたときに咄嗟に感じたことは、「なんだか、beatmaniaのZektbachさんの曲みたいだなぁ」でした。
曲調が途中でがらっと変わる箇所の多い曲構成や音の使い方がなんとなく、ですが。

3. シャラノワールの森
これも完全オリジナルかな。志方さんのアルバム「RAKA」や「Harmonia」にありそうな曲調です。
サビのメロディラインで、特にそんな印象を持ちました。
そのためでしょうか、4つの神話の曲の中では、一番最初に馴染んだ曲です。

4. Infelious Rhaplanca. 天の祷り ~Rhaplanca~ / 地の贖い ~Maoh~
やたら長いタイトルですが、再生時間もこの作品の中では一番長いです。
1曲の中で、「天の祷り ~Rhaplanca~」と「地の贖い ~Maoh~」の2部構成になっています。
「Rhaplanca」の方はひっそりとした静かなものであるのに対し、「Maoh」の方は躍動感のあるものです。
どちらかと言えば、「Maoh」の部分の方が好きです。
なお、「Rhaplanca」の中で、ほんの少しだけ、2の「METHOD_IMPLANTA/.」のメロディが使われています。

初回版同梱の小冊子によると、ラプランカ伝承の最終章にあたるものだとか。
他の伝承と同様に、やはりラプランカとマオの物語が綴られています。
と言っても、この曲のマオは他の伝承とは異なり、かなりのヘタレでしたが。。。

5. Afezeria HARVESTASYA.
小冊子の解説によると、どうも「謳う丘 ~EXEC_HARVESTASYA/.~」の続編のような。
そっちの歌詞と合わせて聴くと、ハーヴェスターシャの東奔西走っぷりには頭が下がります。
ミュウのために、本当に健気な子です。
そして、ミュウは病にかかったり浚われたりと、一体どこのヒロインなのかと小一時間(ry

曲はそれほど激しくもなく、かといって静かなだけでもなく。
力強いメロディラインにはハーヴェスターシャの強い決意が、時々現れる密やかなメロディは秘めた祈りが、うまく表現されていると思います。
なお、終盤ほんの少しだけ、1の「謳う丘-Harminics EOLIA-」のアレンジ・・・・・というよりは、むしろ「謳う丘 ~EXEC_HARVESTASYA/.~」のアレンジが使われています。

6. Ec Tisia ~Tarifa~
ゲームのラストバトル曲・・・・・・・こんな曲でしたっけ?
もっとおどろおどろしい曲だったような記憶もあるのですが。
攻撃したときの恨み言のイメージが強過ぎるのかな。。。

「Ec Tisia」のアレンジというか、姉妹曲という感じ。
かなり印象が似ています。
ただ、こっちの方が若干暗いです。手放しに歓喜できない雰囲気があります。

ゲームプレイ済みで、アルトネリコシリーズの世界観に関する知識も多少仕入れた後で、1曲目の「謳う丘 ~Ar=Ciel Ar=Dor~」に続いてこの曲を聴いたら、心底「ごめんなさい」っていう気分になりました。
あんなに包容力のある星に対して、なんてことやってんだよ! みたいな。

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