[本] 教室の亡霊

2011/01/16(日) 13:45:52 | カテゴリ:
内田康夫「教室の亡霊」(中央公論新社)読了。

高崎市内の中学校で教鞭をとる梅原彩の元に、刑事が尋ねてきた。某中学校の教室で澤吉博の死体が発見され、そのポケットから澤と彩が2ショット写真が見つかったためだった。しかし、彩には写真に心当たりはない。澤とも直接的な面識はなく、澤が病気療養する代わりに赴任したのが彩だったというくらい。
しかし、その写真の存在に、彩は不安を隠せない。
その不安を察知した彩のクラスの生徒・竹内は、彩を心配しつつ、ある伝を利用して浅見に事件捜査を依頼する。


昨年春に3ヶ月連続で刊行された浅見光彦シリーズ3作のうち、1番最初に発売された作品です。
昨年の10月末頃から読み始めて、ようやく読み終わりました。
一体、何ヶ月かければ気が済むんだ俺。

今回の舞台は群馬県高崎市周辺。
テーマは、タイトルからも推測できる通り、「教育」です。
少し前に実際にあった教員採用試験の贈収賄事件をモチーフに、今のモンスターペアレントの問題も絡んでます。
テーマがテーマなためか、あまり旅情的な話はありませんでした。

社会人になって早○年だし、学校と言うものから縁遠くなって久しいし、俺が小中学生の頃はそんな人いなかったので、モンスターペアレントというと遠い世界のことのように感じてしまいます。
まぁ、生まれ育ちが、隣近所の繋がりの密接な――というか、密接じゃなかったら暮らしていけないような山間のド田舎地区だったので、モンスターペアレントの出にくい風土だったのかもしれませんが。
ただ、この作品にもモンスターペアレントの話が少し出てくるのですが、このあたりの逸話は、きっと取材で知った実例を基にしてるんじゃないかと。
それくらい、あってもおかしくなさそうな話でした。

昨今は特に目立ってるように見えますが、そういえば教育現場の問題は昔からあったような気がします。
俺が小中学生の頃、地元の県では「閥問題」がニュースや新聞で大きくクローズアップされることがありました。
あれって、今どうなってるんだろう?

そんな感じで、教育に関する最近の諸問題が取り上げられていて、考えさせられることが多かったです。

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