[ゲームRev] 428~封鎖された渋谷で~

チュンソフトのサウンドノベル「428~封鎖された渋谷で~」(PS3版)をクリア。
1周目、攻略サイト等を見ずにノーマルエンドでクリアしたときのプレイ時間は、約18時間。
その時点でのBAD END数は44でした。

思っていた以上にあっさりとクリアできてしまったので、Twitterでそのことをぼそっと呟いたら、フォロワーさんから「その先に隠し要素がある」という返信をいただいたので、一念発起して先を進めてみました。
一念発起と言っても、1周目プレイ時とは異なり、攻略サイトを表示させたノートPCが傍らに鎮座してましたが。
で、ついさっき虹の栞ゲット。
その時点でのプレイ時間は、約27時間でした。

システムは、ザッピングを取り入れたサウンドノベル。
時々現れる選択肢を選びつつ、ひたすら文章を読み進めるタイプのAVGです。

主人公となる登場人物は複数人いて、ある誘拐事件にまつわる出来事を、各主人公視点で描かれたシナリオが用意されています。
そのシナリオ中に登場する選択肢の選択が、他のシナリオに影響を及ぼしたり及ぼさなかったりします。
その影響を利用しつつ、登場人物たちを誘拐事件の真相に導くのが、このゲームの命題となります。

ある人物の選択が他の人物に影響を及ぼし合う様は、「街」や「かまいたちの夜3」を髣髴とさせられました。
ただ、ゲーム内時間の1時間ごとに話が区切られていて、ある人の選択が他の人に影響を及ぼす範囲がその1時間以内に限定されているので、「かま3」より難易度がやや下がり、遊びやすくなっていたんじゃないかと。
バッドエンドになっても、どうしてバッドエンドになったのかヒントが出ますし。
ノーマルエンドまでなら、攻略サイトに頼らなくてもクリアできそうです。

あるシナリオから別のシナリオへ移るザッピングシステムは、「街」をプレイしていたときから薄々感じていたことなのですが、やっぱり俺の肌に合わなかったです。
システムや演出としては非常に面白いと思うのですが、途中で話をぶった切られるとそこで集中力がぷっつり切れてしまうので、それがどうもダメっぽいです。
立て続けにザッピングしないと話が進まないところだったりすると、特に。

本編は、サスペンスタッチで描かれる誘拐事件を軸に、コメディと人間ドラマを振りかけたを加えたようなシナリオでした。
渋谷駅前から始まった誘拐事件が、グローバル規模の大きな事件に発展していく展開には、すごく燃えました。
夕方以降は畳み掛けるような伏線回収が始まり、怒涛の勢いでサスペンスが止まらない。
思わず一気にプレイしてしまいました。

ただ、前半はコメディ色が強くて、やや食傷気味でもありました。
御法川編とタマ編は、ちょっと辛かったです。

隠し要素は、あくまで隠し要素という感じでした。
本編の補完シナリオが2本、他は本編とはほぼ関係ない内容です。
「本編クリアしたら見るべき!」とまでは思いませんでしたが、某シナリオのスタッフロールで流れたメイキング映像は一見の価値があるかも。

ボーナスシナリオのカナン編は、虹の栞を出した今でも浮いて見えます。
他のシナリオは実写画像なのに、カナン編だけはアニメ絵+アテレコ付きです。
その時点で浮くの確定です。
さすがに中東+アクションのロケは難しかったということでしょうか。
それと、シナリオがすごく奈須きのこさんでした。
奈須さんの作品は「空の境界」しか読んだことないのですが、登場人物たちの台詞が中二っぽかったり、漢字とルビでダブルミーニングにしたりと、文章のクセがまんま奈須作品でした。
若干「どうしてこうなった」感が拭えないのですが、「428」のシナリオだと思わなければ楽しんで読めたかも。

不満な点が全くないわけではないのですが、シナリオは十分楽しめました。
本編のシナリオがよくできているので、サウンドノベル好き、AVG好きならオススメです。

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