[本] テイルズ オブ ヴェスペリア 竜使いの沈黙(下)

2012/01/14(土) 18:01:04 | カテゴリ:
奥田孝明「テイルズ オブ ヴェスペリア 竜使いの沈黙(下)」(ファミ通文庫)読了。

バウルとともにヘルメス式魔導器を破壊する日々を送るジュディス。彼女はいつしか「竜使い」と呼ばれるようになっていた。
そんなある日、バウルがエアルの大きな乱れを感知した。ヘルメス式魔導器によるエアルの乱れであるならば、その原因である魔導器を破壊しなければならない。急ぎ駆けつけたジュディスだったが、そこで見つけたのはヘルメス式魔導器ではなく、一人の少女だった。


Xbox360/PS3のRPG「テイルズ オブ ヴェスペリア」のジュディススピンオフ小説の下巻、ようやく読み終わりました。
昨年末の冬コミの待機列中とかにがっつり読んでいたのですが、思いのほか時間がかかりました。
1冊前に読了した本と並行に読み進めていたのが悪かったのかなぁ。自重しよう。

ちなみに、上巻のレビューはこちらにあります。

上巻では、ミョルゾを離れてバウルとともに新型魔導器を破壊する決意を固めたあたりまでが描かれていましたが、下巻はそれから5年後、竜使いジュディスが19歳になったあたりからの物語が描かれています。
19歳ということから分かるように、最初の40ページを除くと、ほとんどゲームのストーリーと重なっています。
ゲームのストーリーを、ジュディス視点で見ているような感じです。
途中、ジュディスがPT離脱したあたりと下巻ラストの展開に、小説だけのオリジナルな展開が多少入っていますが。

奥田氏の前作「虚空の仮面」とのリンクは、一切なかったような。
せっかくなので、少しぐらいネタのリンクがあった方が面白かったような。ちょっと残念。
とはいえ、逆に「虚空の仮面」を知らない人にとっては、何の気兼ねもなく楽しめるんじゃないかと。

ただ、下巻のシナリオの大部分がゲームと重なっているからか、ゲーム本編をプレイ済みでないと理解の難しそうな描写が多数あります。
たぶん、ゲームプレイ済み推奨。それも、ラストダンジョン突入直前まで進めていることが推奨かと。

それと、展開が非常に早いです。
第二部中盤~終盤にかけての、アレクセイが特に大活躍する部分は、ある意味小気味いいくらいばっさり省略されています。
それはもう、あまりにもばっさりとやられているから、逆にアレクセイが不憫に思えてくるくらい。
個人的には、レイヴンの魔導器について、ジュディスの感想が聞きたかったです。
ジュディスが父親のことを慕っていればいるほど、きっと、あっさり片付けられるようなものではないと思うので。

話自体は、ジュディスの性格と、小説オリジナルの小道具(文箱とか)がうまく絡んでいて、感心させられながら読みました。
ジュディスのあの性格がどうやって作られていったのか、という点は、うまくまとめたなぁと思います。
それと、上巻のときからずっと思っていたのですが、バウルが健気で可愛い。
可愛いといえば、巻末に掲載されている、イラスト担当の岩本氏による幼少ジュディスのイラストも非常に可愛いです。
なんだあれ、あの可愛さは反則だろw

TOVのスピンオフ小説は、矢島さら版も含めると、これでひとまず完結なんでしょうか?
残りは、PS3版から本格的に参加したフレンとパティしかいないし。もしくは、ラピード?
ラピードのスピンオフ小説は、それはそれで読んでみたい気もします。

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