[GMEV] Ensemble Game Classica 第9回演奏会

ゲーム音楽を室内楽形式で演奏している団体「アンサンブルゲームクラシカ」(以下EGC)の第9回演奏会に行ってきました。
会場は、前回と同じく、東京北区の北とぴあスカイホール。
観賞客は100人超といったところ。

演奏形式は、弦楽四重奏ないしは五重奏。
演奏曲目は、

 1. オホーツクに消ゆ
 2. 夢大陸アドベンチャー
 3. ガイア幻想紀
 4. ロマンシングサガ
 [アンコール]
 5. 聖剣伝説より「Rising Sun」(GB版→新約版)
 6. ICOより「You Were There」

で、演奏時間はおよそ2時間(休憩15分込み)でした。
劇場ホールのような柔らかい座席ではなく、固い椅子での観賞だったので、2時間はちょっと辛かったです。
辛かったですが、内容がそれを軽く凌駕していたので、全く問題ありませんでしたが。

前回第8回演奏会のときもマニアックな選曲だと思ったのですが、今回は更に輪をかけてマニアックな選曲。
アンコールを除いた本編4曲のうち、事前に曲を知っていたのはロマサガ1だけでした。
レトロゲームはあまり詳しくないので。

事前公開されていた「オホーツクに消ゆ」、「夢大陸アドベンチャー」、「ガイア幻想紀」は、前日~当日午前中かけて軽く予習
をしたものの、耳に慣れたのはテーマ曲のみ。
そんな状態で臨んだのですが、それでも非常に楽しかったです。
そもそも原曲が良いからでしょうか。
どれもこれも、良曲揃いでした。

それにしても、世の中には魅力的なゲーム音楽がまだまだあるもんだなぁ。
というか、EGCのメンバーはゲーム音楽に詳し過ぎると思います。
メジャーからマニアックまで、どんだけたくさんの引き出し持ってるんだ?

そして、EGCのメンバー一人ひとりの技術が高いので、演奏された曲のクォリティが半端なく高かったです。
市吹や区吹を含むアマチュアの音楽団体の演奏会って、ほんの少し「曲が空中分解しないだろうか」という不安を感じつつ観賞することが多いのですが、EGCの演奏会ではそれを感じることはまずありません。
安定したハイクォリティ故に、安心して観賞できます。
しかも、演奏曲目がゲーム音楽だからでしょうか、胸が熱くなる曲が多くて夢中になること必至です。

一点気になったのは、ちょっと音外れが多かったこと。
まぁ、全体的なクォリティが半端なく高いので、観賞に支障の出ることはありませんが。
若干、前回に比べて多いような気がしました。

次回、第10回演奏会は2012年11月3日、会場は亀戸文化プラザカメリアホールで決定しているそうです。
EGCの演奏会は無料だけど完全予約制だから、見逃さないようにしないと。


以下、演奏された曲ごとの雑感になります。

1. オホーツクに消ゆ
ギリギリになって予習した付け焼刃で観賞したので確かなことではありませんが、わりと原曲に忠実だったような気がします。
軽くしか予習していなかった俺ですら「あ、そういえばこんな曲、昨日聴いたなぁ」と、容易に思い出せたくらいなので。
原曲の矩形波に近い音色を、弦楽器で再現されていました。
「追跡(終盤 ばしょいどう 紋別~etc)」が、やはり熱かったです。

2. 夢大陸アドベンチャー
「オホーツク」同様、たぶん原曲に忠実だったと思います。
タイトル曲の甲高い音色は、弦楽器の高音域で表現されていました。
さらに、SEまでヴァイオリンで忠実に再現。
内心「そこまでするか!Σ」と驚いたのですが、次にどんなSEが入るのかと楽しみでもありました。

3. ガイア幻想紀
前2曲に比べると、たぶん多少のアレンジが入っていたんじゃないかと。
軽い予習のときに、このゲームのテーマ曲に一発で魅かれただけに、今回生で聴くことができたのは幸いでした。
この演奏会がなかったら、しばらく「ガイア幻想紀」の曲に触れることもなかったかもしれない。

4. ロマンシングサガ
「オーバーチュア」から始まって、キャラクター曲を8人全員分を、途中「バトル1」を挟みつつ演奏。
そして「迷いの森」、「ダンジョン1」、「下水道」とダンジョン曲が続いて、「バトル2」へ。
「ラストダンジョン」の後、ようやく「決戦!サルーイン」。
そして、「涙を拭いて」でしっとりした後、「オープニングタイトル」で大団円。
なんかもう、全てが胸熱でした。

前半の中盤の「バトル1」を聴いたときに、「あ、俺もう、このまま気絶しても本望だ」というくらい、鳥肌立つほど興奮したのですが、「下水道」~「バトル2」はそれ以上でした。
鳥肌レベルじゃ収まりきらず、思考回路が吹っ飛ぶレベル。
もう本当に、筆舌し尽くせないほどに素晴らしかったです。
「世界一かっこいい下水道」(←パンフレットより抜粋)は、伊達じゃなかった。
「バトル1」で気絶しなくて良かったよ俺。

「クローディア」の直前に挿入されたヴァイオリン独奏も、格好良かったです。
早弾きのヴァイオリンソロって、それだけですごく魅かれるものを感じます。

5. 聖剣伝説より「Rising Sun」
GB版「Rising Sun」の後に、続けて新約版「Rising Sun」を演奏。
新約版は1小節追加されているそうです。そーだったのか。
原曲が原曲なので弦楽器とはとても相性良く、無条件で感動ものでした。
それにしても、アンコールで「Rising Sun」を拝めるとは。
演奏会行って良かった。

6. ICOより「You Were There」
「古いゲームの曲ばかりだったから」ということで演奏されました。
しかし、まさかのICOがラストで来るとは、誰が予想できようか。
EGCメンバーは、選曲のセンス良過ぎです。

あのしっとりとしつつも感動的な旋律を弦楽五重奏で表現しきった演奏力には、ただただ「ありがとう」と言いたいです。
EGCの演奏会でICOとか、興奮するしかありません。
なんかもう月並みですが、すごく良かったです。
ロマサガ~聖剣~ICOのコンボを聴けた俺は、すごく幸せ者だよ。

コメント

この記事へのコメント


コメントを投稿する


トラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック