[本] STEINS;GATE 閉時曲線のエピグラフ

2012/08/27(月) 00:09:53 | カテゴリ:
たきもとまさし「STEINS;GATE 閉時曲線のエピグラフ」(MAGES.)読了。

小説レビューを書くときは、いつもあらすじみたいなものも書いてるんですが、今回は割愛。
初っ端からゲーム本編のネタバレみたいなものなので。
あらすじを知りたい方は、公式サイトをご覧ください。

ゲームのネタバレに触れるレビューは、追記に書きます。
本文は、なるべくゲーム本編のネタバレにも触れないようにしますが・・・暴露してたらすみません。

本作は、5pb.より発売中のADV「STEINS;GATE」の公式外伝小説になります。
一般販売は11/9の予定ですが、夏コミの5pb.ブースで「C82『STEINS;GATE』セット」に同梱という形で先行発売され、オンライン販売も開始されたので、一足先にゲットしました。
予定では夏コミでゲット予定でしたが、事情により急遽夏コミそのものに参加できなかったので、今回は5pb.のオンラインショップで注文して入手。
22日に注文して、25日には届きました。一週間ぐらい待たされるかと思ったら、意外と早かったです。

まぁ、当初予定の8/31に一般販売されるのであれば、C82セットを買うつもりはなかったんですが。
だって、C82セット高いし。
ただ、発売延期後の11/9一般販売はさすがに遥か遠くて、正直我慢できませんでした。
5pb.の策略にまんまと嵌められてます。自覚はあります。

なお、11/9に一般販売されるバージョンは、小説にTipsが追加され、ドラマCDが付くそうです。
そっちはそっちで予約済み。
5pb.の掌の上で踊らされてます。自覚はあります。
でも、こればかりはどーしようもない。

文章量はそれほど多くありません。
薄いラノベ1冊分に少し足らない程度。
一般販売で同梱されるドラマCDに、小説で語られたエピソードまるまる全部収録できるんじゃないか、というくらいの量です。
かなりさっくり読み終わります。
遅読な俺でも、3時間ほどで読み終わりました。

話の内容は、いたってシリアス。あまりコミカルなシーンはありません。
全三巻予定の第一巻なので、事件の入り口付近までしか到達してないと思われる展開でしたが、すこぶる俺好みで、一気に読みきりました。
これは、先が気になる!

一応、ラボメン全員登場します。
が、メインはオカリン。あとダルと鈴羽が多め。次点でまゆり。
他のラボメンはチョイ役です。

他人の口から語られる紅莉栖像は多数ありますが、紅莉栖本人の出番はほとんどないです。
まぁ、これは仕方のないことですが。

まゆりのコスプレ仲間や阿万音由季など、ゲーム本編ではほとんど語られなかった人たちが、結構はっきりと登場します。
というか、チョイ役のラボメンより重要な役目を与えられて、出番が多かった気もします。

あと、オリジナルキャラがちょこちょこ。
紅莉栖の同僚の真帆は、今のところ好感の持てるキャラです。なんか、可愛いね。

読んでいて気になったことが一点。
文章力がイマイチなところが、少し引っかかりました。
1センテンスの中で視点があちこちにブレるので、ちょっと読み難かったです。
シナリオが申し分ないだけに、少し残念。

第二巻がいつ発売されるのか分かりませんが、先の展開が気になるので、ぜひとも早急に発表して欲しいです。
っと、その前にドラマCD同梱の一般販売が先か。
小説をほぼそのままドラマCD化されるなら、かなり期待大です。オカリンの演技に超期待。


なお、これより下はゲーム本編のネタバレを含みます。たぶん。
未プレイの方は要注意。
また、本作の内容にも多少触れているので、そういったものを極力排除したい方は注意してください。

本作の舞台は、オカリンがα世界線からβ世界線に戻ってきて、1回目の紅莉栖救出に失敗し、そこで心が折れた後の話になります。
世界線変動率を見る限り、ドラマCDβ「無限遠点のアークライト」も考慮されてるっぽいです。
話の時期を考えると、「無限遠点のアークライト」で語られなかった空白の約1年の話になるのかな。
あのドラマCDβの結末を考えると、オカリンが哀れで仕方ないんですが、いったいどういう結末に持っていくんだろう。

そして、作中のオカリンがものすごく痛い人です。厨二病的な「イタい」ではなく、精神的に「痛い」の方。むしろ痛々しい。
ひどいメンヘラになってて、序盤から「うっわ・・・・」と切なくなりました。
SG世界線でのその後を描いた「災厄降誕ホーリー・ディ」(『カオスヘッド&シュタインズ・ゲート 科学アドベンチャーシリーズ マニアックス』に収録)ですらPTSD発症してるっぽかったので、報われる要素のないβ世界線上であれば悪化していてもおかしくないんですが。
オカリンが終始不安定で脆く感じられて、読んでるこっちも辛くなりました。
β世界線の話だからあまり期待はできませんが、オカリン幸せになれ。超幸せになれ。

でも、テニスサークルは、正直ないわぁ・・・。
テニスサークルと合コンのリア充と聞いて、ふと、某市販アンソロ収録ネタが脳内で再生され、そこで描かれた絵的に違和感ありまくりなオカリンを思い出して吹きました。
まさか、元ネタがそこだったりしないよな・・・。

ダル&鈴羽の親子コンビは、なんというか、和むんだけど不思議な感じ。
でも、19歳にして一足飛びに未来の嫁と娘をネタバレされ、更にタイムマシン開発を半ば強制されているダルの心情を思うと、ちょっと複雑。
作中でも少し触れられていますが、過程を楽しむことができなくなってなければいいけど。

そういえば、冒頭の「ダル・ザ・スーパーハッカー」(DaSH)はROBOTICS;NOTESネタ?

ラストは陰謀くささがひしひしと漂っていて、次巻「永劫回帰のパンドラ」が楽しみで仕方ないです。
次巻、早く!早く!

コメント

この記事へのコメント


コメントを投稿する


トラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック