[GMEV] Ensemble Game Classica 第十回演奏会

ゲーム音楽を室内楽で演奏する団体「Ensemble Game Classica」(以下EGC)の演奏会があったので行ってきました。
会場は、亀戸文化センター カメリアホール。
17:30開演で、終演は20:30頃でした。

活動を始めてから4年、演奏会は10回目を数えるEGCですが、今回をもって活動を休止されるとのこと。
いつもクォリティの高い演奏を聴かせてくれるので、内心贔屓にしていただけに、少し残念です。
悩んだ上の休止宣言と思われるので、あまりとやかく言いませんが。
再開される日が来ることを、淡く期待しています。

そんなこんなで、(一応)最後の演奏会となった今回。
いつも通り、弦楽三重奏~五重奏+ピアノという小規模編成での演奏でした。
ここ数回の演奏会では、ピアノってなかったような。
それだけに、ピアノの存在はちょっと新鮮でした。

今回演奏された曲は古いゲーム曲が多くて、そのため楽器演奏に向いていない曲も多いはずなのですが、一人ひとりの演奏技術がすこぶる高いため空中分解することはなく。
早い奏法でもブレることがほとんどなかったのはさすが。
おかげで、曲が作り出す空気感に浸るのは容易でした。

そして、相変わらずのゲーム愛が感じられる熱演。
弦楽器特有の重厚さと、原曲のドラマティックさも相まって、どの曲も聴き応えがありました。

今回、一点だけ残念だったところをあげるなら、演奏会場がどどーんと大きくなったためか、なんとなく音が薄く感じられた点。
これまでの演奏会はサロンぐらいの大きさの部屋だったため、音が凝縮されて押し寄せてくる感じがしたのですが、今回はあまりそういう感じはしなかったです。
あのぐわっと音に包まれる感じが良かったんだけど、そこは小規模編成の限界でしょうか。

これまでのEGCの演奏会では、あまり知らないゲーム音楽の曲を聴くことが多かったんですが、上質な演奏のため原曲を知らなくても楽しめたし、「こんな良曲もあったのか」と気付かされることも多かったです。
今回で休止されてしまうのが本当に寂しい限りなのですが、もしいつかどこかの機会で演奏会が開催されることがあれば、ぜひとも足を運びたいところ。


これより下は、セットリストと曲ごとの雑感になります。


セットリストは以下の通りです。

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1. moon
2. ミスティックアーク
(休憩)
3. 聖剣伝説 ~ファイナルファンタジー外伝~
4. ロマンシングサガ3
アンコール. ロマンシングサガ3より「怪傑ロビンのテーマ」
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これより下は、曲ごとの雑感になります。

1. moon
ゲームは未プレイ、曲は演奏会直前に某所で1回聴いただけという、ほぼ初見状態だったのですが、一番最後の曲「KERA-MA-GO(full version)(REAL)」だけは聴き覚えがあって、聴いている最中なんだかワクワクしました。
原曲は、確かボーカルが入ってる曲だったんじゃないかと。
他の曲は、ごめんなさい、あまり印象に残っていないです。

2. ミスティックアーク
ミスティックアークの曲を全10楽章にして演奏。総演奏時間は、約50分だったとか。大曲です。

このゲーム、未プレイかつ曲もほとんど知りませんでした。
が、メロディがはっきりしていて初見でも聴きやすく、すごく面白かったです。
というか、熱かったです。たぎりました。
特に戦闘曲。その中でもラスボス戦(?)曲を演奏した9楽章が胸熱でした。
他に、テーマソング(?)っぽい「母なる神の霊座」を演奏した1楽章も、ドラマティックな感じが良かったです。

曲があまりに良かったので原曲OSTが欲しいけれど、Amazonで検索かけたら中古でも5桁するんですね。ムリぽ。

3. 聖剣伝説
新約ではなくGB版の方を、弦楽三重奏でほぼ原曲のまま再現。
OSTに収録されている曲を全曲演奏・・・と言いたいところですが、3曲(ゲーム未収録曲を含めると4曲)ほど抜けているようです。
演奏されなかったのは、「ドワーフのテーマ」「モーグリ」「ジュリアスの野望」「街(ゲーム未収録)」かな。

原曲に近い形で演奏されていたので、演奏する方はかなりの体力を使ったのではないかと。
GB版なので、音の刻み具合や跳ね具合が半端ないですし。
よく空中分解せずに演奏しきったなぁ、と感心せざるを得ません。

ほぼ原曲と言いましたが、若干アレンジも加わっていたような気がします。
「Rising sun」の2ループ目は、アレンジ盤「想いは調べにのせて」のフレーズが入っていたようでした。

4. ロマンシングサガ3
「怪傑ロビンのテーマ」を軸に、「怪傑ロビンを主人公にした架空のアニメーションの最終回を音で表現する」というテーマで編曲されました。
時報で始まり、オープニングテーマあり、CMあり、アイキャッチあり、エンディングテーマありと盛り沢山。
なんというか、すごかったです。いろんな意味で。
大作というよりは、怪作。
きっと、こんなにも(良い意味で)遊ばれたロマサガ3は、他のどこへ行っても聴けないだろうなぁ。

とにかく「怪傑ロビンのテーマ」づくし。
「オープニングタイトル」風味の「怪傑ロビンのテーマ」があったり、「ラストバトル」風味の「怪傑ロビンのテーマ」があったり。
言葉では言い表せない衝撃でした。混ぜるな自然。

もちろん、演奏した曲は「怪傑ロビンのテーマ」だけではありません。
「幻城バトル」や「アビスゲート」などもしっかり演奏されていました。
「オーロラ」(かな?)や「いざ戦場へ……」、「きょ・う・じゅのテーマ」なども演奏されていて、ロマサガ3の中でも比較的マニアックな選曲だったような。

編成は弦5人(ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1、コントラバス1)+ピアノという、今回の演奏会では一番大きな規模での演奏でした。
そのためか、トリを飾るのに相応しい重厚さがありました。
それ以上に、曲のアレンジがすごかったですが。

ロマサガ3で一番好きな「ラストバトル」をEGCの演奏で聴けたので、個人的には大満足です。
確かに、欲を言えば「四魔貴族バトル」も聴きたかったところ。
アンコールで1か2のどちらか一方を演奏して欲しかったと、ちらっと思いもしました。

そういえば、CMらしきところで「オープニングタイトル」が2回流れたのですが、あれはロマサガ2版の「オープニングタイトル」と3版「オープニングタイトル」でしょうか。

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