[GMEV] Melodies of Crystal 第一回演奏会 第一部

Melodies of Crystalの第一回演奏会が開催されたので行ってきました。
会場は、練馬文化センター 小ホール。
第一部と第二部の2回の公演がありましたが、ここでは第一部について感想をば。
第二部については、たぶんこの後に感想を投下します。

昼開催の第一部は、FF3づくし。
FC版OST収録曲のうち、演奏されなかったのは「クリスタルルーム」と「生きている森」のみという徹底っぷり。
パンフレットに記載されていた企画人・大澤久氏の編曲解説によると、ジングルやSEも盛り込みたかったそうですが、本公演ではそれらはほぼなかったです。
大澤氏の別団体「Ensemble Game Classica」では、時折ジングルやSEが盛り沢山な曲を演奏されていたりしたので、きっと不可能ではないと思います。
いつかジングルやSEも加えた完全版をやりたいとのことなので、それはそれで聴いてみたいです。

会場の席数は約600弱と、演奏曲のタイトルに比べてあまり大きくないホールでしたが、今回の演奏様式が弦楽のみの合奏と小規模だったので、むしろちょうど良いくらいでした。
弦楽のみということで、音に多少の物足りなさはあったものの、それでもそれらを跳ね除ける力強さが十分にありました。
今回の演奏者の演奏技術が平均的にかなりハイレベルだったため、強弱のメリハリはもちろん、演奏全体の安定感が半端なかったです。
ピアノぐらいの音量でも不安定になることが無かったのは、地味に感動しました。

それより何より、演奏者から「FF3大好き」感を強く感じました。
一番それが強かったのは、指揮をされていた大澤氏だったような気がします。

曲はほぼ全曲にかけて、かなり強いアレンジが入っていました。
これまで聴いたどの演奏会も遥かに上回るアレンジっぷりです。
1ループ目は大人しいアレンジでも、2ループ目でどっさりアレンジを盛り込んだり。
ある曲とある曲を混ぜる、いわゆる「混ぜるな自然」的なアレンジもあったり。
オリジナルフレーズも少なくありませんでした。
クラシック風に言い表すなら、全編まとめて「FINAL FANTASY 3の主題による大弦楽合奏組曲」と言った感じ。
あまりにアレンジが強いので、今回がゲーム音楽演奏会初参加の方、原曲通りに演奏されることを期待していた方、原曲重視の方にとっては、全編通して「ぽかーん」という感じだったかもしれません。

個人的には、こういう演奏会ならではの編曲も大好きなので、非常に楽しめました。
「ここであの曲とこの曲を混ぜるのか」とか「この展開は反則だろ。くっ、涙腺が」とか、次にどんなアレンジを仕掛けてくるのか、内心でワクワクしながら聴いてました。
こういう、各演奏団体ならではの編曲の妙が楽しいから、演奏会巡りを止められないのかも。

1回こっきりの演奏会かと思っていましたが、どうやら次回の演奏曲ネタを検討中のようなので、次回もあるならぜひ参加したいです。
とはいえ、編曲ががっつり入るということがわかったので、耳に馴染みのある曲だったら、という条件付ですが。


これより下は、第一部のセットリストと印象に残った曲の雑感になります。


セットリストは以下の通りです。

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<前半>
第一楽章
プレリュードおよびFF3の断片による序奏 - バトル1

第二楽章
オープニング・テーマ - 故郷の街ウル - 悠久の風 - 小人の村トーザス - 古代人の村

第三楽章
ギザールの野菜 - チョコボのテーマ - でぶチョコボあらわる

第四楽章
山頂への道 - ネプト神殿 - オーエンの塔 - ハインの城

第五楽章
ジンの呪い - バトル2

第六楽章
レクイエム - エンタープライズ海を行く - エンタープライズ空を飛ぶ - 果てしなき大海原 - 水の巫女エリア

<後半>
第七楽章
アムルの街 - 4人組みじいさんのテーマ - 隠れ村ファルガバード - 巨大都市サロニア - 勇者の帰還

第八楽章
ドーガとウネの館 - 潜水艦ノーチラス - 海底神殿 - ノアのリュート - ウネの体操

第九楽章
巨大戦艦インビンシブル

第十楽章
クリスタルのある洞窟 - クリスタルタワー - 禁断の地エウレカ - 最後の死闘 - 闇のクリスタル

第十一楽章
エンディング・テーマ

<アンコール>
ピアノのおけいこ1 - ピアノのおけいこ2 - スイフト・ツイスト
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これより下は、印象的だった曲の雑感です。

第一楽章
プレリュードおよびFF3の断片による序奏 - バトル1

プログラムを見る前に開演してしまった自分が悪いのですが、「プレリュード」に続いて聴こえてきたフレーズが「禁断の地エウレカ」だったところにまず驚きました。
順当に行けば「プレリュード」の次は「クリスタルのある洞窟」だろうと思い込んでいたので。
プレリュードの出だしが軽く乱れていたのがちょっと気になったけれど、コンバス~チェロ~ヴィオラ~第二ヴァイオリン~第一ヴァイオリンと流れるアルベジオを表現していたので、合わせるのが難しかったのでしょうか。

第四楽章
山頂への道 - ネプト神殿 - オーエンの塔 - ハインの城

ダンジョン曲メドレー?
「オーエンの塔」の荒ぶるヴァイオリンと、「ハインの城」の力強さがものすごく印象的でした。
「ハインの城」は、低音が妙に印象的だったためか、聴いていて脳内で「悠久の風伝説」版の音が再生されました。
原曲より、あっちの曲の方がイメージが似てたような。

第五楽章
ジンの呪い - バトル2

ジンの呪いがしぶといな、としみじみした曲でした。
流れとしては、「ジンの呪い」~「バトル2」(3拍子アレンジ)~「ジンの呪い」~「バトル2」(通常版)だったので。
「バトル2」の3拍子アレンジが斬新でした。こういうアレンジもあるんだなぁ。

第六楽章
レクイエム - エンタープライズ海を行く - エンタープライズ空を飛ぶ - 果てしなき大海原 - 水の巫女エリア

演奏というよりは、曲の終わりの演出が印象的な曲でした。
終曲の直前で緞帳が下り始めて、曲の終わりと緞帳の降り切るのがほぼ同時という。
曲の選曲や流れといい、「この続きは後半で!」みたいな演出といい、よくわかってらっしゃる。

第十楽章
クリスタルのある洞窟 - クリスタルタワー - 禁断の地エウレカ - 最後の死闘 - 闇のクリスタル

「最後の死闘」と「闇のクリスタル」の間で流れた、「勇者の帰還」「故郷の街ウル」「ドーガとウネの館」のフレーズが、これまでの長い冒険と、それを支えてくれた人々の想いが見え隠れして、自然と涙腺が緩みかけました。
その後にトドメと言わんばかりに「悠久の風」を織り交ぜてきたときには、もう、反則技としか思えませんでした。

第十一楽章
エンディング・テーマ

隠しキャラ:ピアノ+スネアドラム。
弦楽だけではなかったことにびっくり。

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