[GMEV] Game Addict's Music Ensemble 4th concert

ゲーム音楽専門のアマチュア吹奏楽団「Game Addict's Music Ensemble」(通称GAMEバンド)の第4回演奏会「世界を救うのはもうやめた」へ行ってきました。
会場は、越谷サンシティホールの大ホール。
1,700弱ある席のうち、7割ほどが埋まっていました。

開演は16:30で、終了は19:30頃。
演奏時間が長くなるという話をどこかで聞いていたので、てっきり20時過ぎるかと思っていましたが、そうでもなく。
とはいえ、普通に考えたら3時間でも十分長いわけですが。

GAMEバンドの演奏会に足を運ぶのは、今回で4回目。
前回の「Extra Concert」とは異なり、今回は「3rd Concert」のように演出がっつりの演奏会でした。
と言っても、3rdに比べると演出が抑え目だったような。
3rdのときのような、とんでもなくデカい道具が出てくるほどの大掛かりな演出はなかったです。
でも、その分、一つ一つの演出や道具の作りが丁寧だったと思います。
特にP4のクマの着ぐるみ。
頭の部分が取り外せるだけでなく、簡単に表情を変えられるという工夫に、制作者の執念を感じました。

演出と言えば、何気に毎回楽しみなのが演奏者のコスプレ。
第一部、第二部で演奏者は何かしらのゲームのキャラクターのコスプレをしているのですが、今回はさらに磨きがかかっていたような気がします。
クォリティが高かったです。
そして、ペルソナ3, 4率がやたら高かったのが印象的でした。人ではなくペルソナのコスプレしている人もいました。

演奏は、ぶっちゃけてしまうと”完璧”からはほど遠いです。決して上手くはないです。
音が乱れることはままありましたし、金管楽器の細く長い音がブレるのも、結構頻発していました。
特に、第一部および第二部の1発目の曲では、それが如実に出ていました。

ただ、曲や原作ゲームに対する熱意が凄まじいため、そのうち多少のミスがあまり気にならなくなります。
演出もそうですが、本当にゲームも曲も好きなんだなぁと感じさせられるものが、そこにありました。
その最たるものが、第三部の「LIVE A LIVE」だったと思います。
あの愛情の迸り方は、圧倒されるというか、飲み込まれます。

今回の演奏会では、ゲーム音楽のコーラス団体「Chor Crystal Mana」(略称CCM)と共演。
コーラスが入ったことにより、表現の幅がかなり広がっていたように思います。
コーラス一つで、曲の雰囲気が随分変わったような。
コーラス、すごい。

聴いて楽しい、見て楽しい、GAMEバンドの第4回演奏会。
今回も楽しませてもらいました。
次回は、開催時期未定ですが、「SP Concert」なるものを企画されているとのことで、楽しみにしています。


これより下は、セットリストと曲ごとの雑感になります。

セットリストは以下の通りです。
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[開演前]
・FINAL FANTASY 6 より「Aria Di Mezzo Carattere」
・ペルソナ3 より「Mass Destruction」

[第一部]
1. 英雄伝説VI 空の軌跡 より「空の軌跡」
2. マリーのアトリエ メドレー
3. SUPER桃太郎電鉄DX メドレー
4. アクトレイザー

[第二部]
5. ファイアーエムブレムのテーマ
6. ICO より「ICO -You Were There-」
7. ペルソナ4 メドレー

[第三部]
8. 組曲 LIVE A LIVE

[アンコール]
9. サクラ大戦 より「檄! 帝国華撃団 GRAND FINALE」
10.スーパーマリオワールド より「Super Mario World Ending Theme」

[お見送りBGM]
11.ポケットモンスター ブラック&ホワイト より「サヨナラ」
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以下、印象に残った曲ごとの雑感になります。

FINAL FANTASY 6 より「Aria Di Mezzo Carattere」
スウィングアレンジ、と言い表せばいいんでしょうか。
原曲とはかなり趣の異なったアレンジでした。
むしろ、原曲の名残がメロディラインにしかないくらい、アレンジが加わっていたアレンジでした。
あの「Aria」がこんな風になってしまうのか、と新鮮な気分で聴きました。アレンジャーさん、すごいな。
少人数のアンサンブルだったからか、音のバランスが少し悪くて空中分解しかけていたところが、少々残念。

ペルソナ3 より「Mass Destruction」
演奏云々よりも、P3の主要キャラクター(のコスプレ奏者)が全員揃っていたことに感動しました。
コロマルもいました。一応。

2. マリーのアトリエ メドレー
演奏よりも、ステージ前方で繰り広げられた演出(というか寸劇)の方に気を取られていました。
「マリーのアトリエ」がどんなゲームなのかを、演奏と絡めて説明されていて、非常にわかりやすかったです。
合成って、やっぱり最初は失敗しやすいのか。

4. アクトレイザー
アクトレイザーがどんなゲームかも知らないし、曲も初めて聴きましたが、カッコいい曲でした。
アレンジが良かったのかな、吹奏楽にアレンジされていてもあまり違和感なく聴けて、しかも迫力のある曲になっていたと思います。
緩急の展開も上手で、最後まで飽きることなく聴けました。

5. ファイアーエムブレムのテーマ
GAMEバンドの演奏もCCMのコーラスも予想通りで、逆にうれしくなった曲でした。
「FEのテーマでコーラス付きと言えば、やっぱこうだよな!」という感じで。

6. ICO より「ICO -You Were There-」
オケ版や弦楽合奏版は何度か聴いたことがあるのですが、吹奏楽版は初めてだったかな。
吹奏楽でも、遜色なく普通にしみじみ聴けました。
CCMのコーラスに拠るところが大きかったような気がします。
この曲は、本当にボーカル(コーラス)が命だと実感。特にソプラノの高音域。

7. ペルソナ4 メドレー
演奏された曲は、たぶん
 1) 時価ネットたなか
 2) JUNESのテーマ
 3) Pursuing My True Self
 4) 全ての人の魂の詩
 5) Like a dream come true
 6) そこにいるのは誰?
 7) Reach Out To The Truth
 8) The Genesis(終盤部)
 9) Never More
だったかな。抜けてる曲があるかも。

今回聴いていて感じたのですが、P4の曲って意外とオケより吹奏楽の方が合っていそうな気がしました。
原曲のグルーヴ感を出そうにも、オケだと大人しくなり過ぎてしまうけれど、吹奏楽だといい感じにはっちゃけた爆裂感、疾走感を出してくれそうで。
「Like a dream come true」や「Reach Out To The Truth」を聴いた時に、強くそう感じました。
まぁ、アレンジ次第だと思いますが。

P4のメドレーでは、特に「Reach Out To The Truth」から「The Genesis」への展開に感動しました。
どちらもメインフレーズは同じだけど、演奏では原曲通りの違いが丁寧に表現されていて、その展開の妙にひたすら感心しました。

8. 組曲 LIVE A LIVE
今回の演奏会のメインディッシュ。
全4楽章構成で、LALの頭から終わりまで一通り演奏されました。
先に感想から述べてしまうと、全編通してすごく熱くたぎる演奏でした。
吹奏楽に合った上手いアレンジだったし、演奏やコーラスのバランスも程よく。
なにより、メインだけあって、熱の入れ方が他よりも強かったと言うか。
今回の演奏会で一番良かったです。
LALの曲好きとして満足しました。

第一楽章はタイトル曲の「LIVE・A・LIVE」で始まり「SELECT・A・LIVE」へと、LALのメインテーマを使った曲が続きます。
それから、第一楽章~第二楽章にかけて、現代編、古代編、幕末編、西部編、SF編、功夫編、近未来編の曲を演奏。
各シナリオから最低でも1曲以上演奏されていました。
どの曲が演奏されたのか、あまりはっきりと覚えていないのですが、
 ・最強-VICTORY ROAD-
 ・いいお天気でしょ!
 ・WANDERER
 ・CAPTAIN SQUARE
 ・星屑のキャプテン
 ・鳥児在天空飛翔 魚児在河里游泳
 ・GO!GO!ブリキ大王!!
あたりが演奏されたのは記憶にあります。
さすがに「Unseen Syndrome」は無かったです。
怖いもの見たさで、ちょっと聴いてみたかったのですが、あの不協和音。

シナリオによって曲の雰囲気ががらりと変わるので、メドレーにするには繋ぎが難しそうでしたが、それほど違和感は無く。
ゲームプレイ済みだと、各曲に応じたゲームシーンを思い出せて、それもまた楽しかったです。

続いて、第三楽章で中世編に突入。
中世編の通常戦闘曲「凛然なる戦い」とフィールド曲「届かぬ翼」が演奏された後、「CRY・A・LIVE」「魔王への叙曲」「魔王オディオ」「MEGALOMANIA」と怒涛の展開。
ゲームでも一番面白いところなだけに、ここの盛り上がりは半端無かったです。
どの曲も演奏者の熱意が伝わってきて、聴いているこちらもたぎりました。
「届かぬ翼」は超好きな曲なので2ループ欲しかったところですが、まぁ、個人的な希望です。

そして、ラスト第四楽章は「ILLUSION…」「PURE ODIO」から開始。
最初から恐怖で縛り付けるような迫真の演奏で、一気に緊張が走りました。
そんな演奏の後の「Live over Again」は、本当に癒しでした。これは良い展開。
〆はもちろん「Live for Live」。
今でも原曲でこの曲を聴くと、「届かぬ翼」のフレーズが入るところからゲーム場面を思い出して、胸がしめつけられる想いを抱くのですが、今回の演奏では少し泣きかけました。

実は、ほんのりハルマゲドンEDを期待していたのは秘密です。

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