[ゲームRev] STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム

PS3/Xbox360用ADV「STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム」を、トロフィー全取得でクリア。
プレイ時間は約37時間。

科学アドベンチャーシリーズの第2作目「STEINS;GATE」シリーズの新作。
本編ネタが多数散りばめられているけれど、本編どころか各キャラクターについての説明すら一切ないので、一見さんはお断り仕様です。
本作プレイ前に、少なくともゲーム本編はプレイしておかないと、高確率で置いてけぼりを食らいます。
アニメ版の視聴だけでは足りないので、ゲームプレイ済み推奨です。

本作は「比翼恋理のだーりん」と同じように、それぞれ独立したシナリオが全10本+隠しシナリオのオムニバス形式になっています。
ただ、「比翼恋理のだーりん」とは異なり、基本的にどれもシリアス路線です。
ものによっては、ものすごく重いです。
一見コメディのように見えて、終盤、精神的にクリティカルヒット級ダメージを食らうものもあります。
もっとも、ものによっては、最後までコメディにしか見えなかったシナリオもありましたが、そこはそれ。

今回、シナリオライターが各シナリオごとに異なるからか、趣もシナリオによって異なります。
本編に絡めたシナリオだったり、本編とはほぼ関係のないシナリオだったり。
これはこれで色々楽しめるから良いけれど、欲を言えば全シナリオを結びつけるような軸が1本欲しかったです。
おそらくその方が、シナリオにもっと入り込めたんじゃないかと。

シュタゲ本編は全て主人公・岡部倫太郎視点で描かれていますが、本作はシナリオごとに視点が異なります。
そのため、オカリンルート以外では、本編で描かれなかったオカリンの立ち絵を見ることができます。
プレイ前にその情報を得たときは、あまりインパクトを感じなかったのですが、実際に立ち絵差分を見たら意外と衝撃的で新鮮でした。
あと、オカリン以外の視点でリーディング・シュタイナー発動の瞬間を見られたのも、興味深かったです。
これは確かに「どしたんオカリン?」と言いたくなる。

でも、やっぱりオカリン視点が一番落ち着きます。
慣れてるというのもあるけれど、強力なリーディング・シュタイナー持ちのオカリンとプレイヤーのシンクロ率の高さが異常だからでしょうか。

公式サイト等で事前公開されていた各シナリオのあらすじを見た限りでは、一部シナリオは本編をオカリン以外の視点から描いたものになるのかと思っていましたが、わりとそうでもなかったです。
ほぼどれも、本編IFの物語でした。
本編をなぞらえているようでいて、でも結局どれも違うというか。
明らかに本編とは異なるシナリオなら問題なかったですが、一見本編に沿っているかのようなシナリオの場合、本編との矛盾を感じる度に居心地の悪さを感じて、なんだかちょっと気持ち悪さも感じました
いっそ全て本編IFの世界線だって言ってもらってた方が、戸惑わずに済んだかも。

唯一、本編との矛盾を感じることなくシナリオを追えたのは、隠しシナリオでした。
あれは、良いシナリオだったと思います。
本作で一番好きなシナリオかも。

楽しめたという点では、オカリンルート(1本目)、紅莉栖ルートも好きです。
この2本は、かなり一気に読み進めました。
たぶん、好きなキャラクターの追い詰められっぷりというかぶっ壊れっぷりが、俺のツボだったんだと思います。
次点で萌郁ルート。

おそらく分からなくてもプレイには問題ないと思いますが、TVアニメ版や各種スピンオフ作品の要素も本作にはちらほら取り入れられています。
分かっただけでも、哀心迷図のバベル、外伝小説三部作はあったかと。
現時点ではあらすじ以外読んだことがないけれど、遥遠のヴァルハラもたぶん入ってそう。
あと、ROBOTICS;NOTES的な要素も。

というわけで。
本作はSTEINS;GATEを全く知らない方にはオススメできませんが、STEINS;GATEが好きで、IF話もOKな方にはオススメです。

とかなんとか言ってたら、劇場版と相まって本編プレイしたくなってきた。
せっかくのGWだし、再プレイしようかなぁ。

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