[本] 劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ

2013/06/09(日) 01:16:03 | カテゴリ:
浜崎達也「劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」(角川スニーカー文庫)読了。
上下巻ともに読み終わりました。

あらすじは、劇場版アニメと同じです。
ここに掲載しても今更感満載なので、割愛。

劇場公開されたアニメ「劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」のノベライズにあたる本作。
ノベライズと言いながら、上巻の最初の4分の3は、劇場版のストーリーに触れていません。
上巻の冒頭から4分の3には、本編後の後日談、アニメ版STEINS;GATEの未放送エピソードである第25話、第25話と劇場版の間の話が入っています。
第25話を絡めてくるとは思っていなかったので、これにはちょっと驚きました。

劇場版の部分は、上巻の残り4分の1から下巻にかけて描かれています。
上巻では岡部の最初の消失まで、それ以降は下巻。
上巻の発売日が劇場版公開直後だったので、本作発売当時は「このタイミングでネタバレ満載になるであろうノベライズを発表していいんか? 早過ぎだろ?」と思っていましたが、蓋を明けてみたら劇場版部分は触りだけだったので、「まぁ、これならいいか」と思い直しました。
軽く、タイトル詐欺じゃないか?って頭を過ぎりましたが、それはそれ。

劇場版アニメだけでは分かり難い部分が補完されていたりして、その辺はなるほどと唸らせられました。
岡部消失の原因であるRSの暴走について、劇場版アニメではイマイチ理解できていなかったのですが、本作を読んで疑問が晴れた気がします。
もっとも、この小説で補完された点のどこまでが実際の公式設定で、どこまでが作者の独自要素なのか、ちょっと判別付かないので、どこまで鵜呑みにしていいのかわかりませんが。
まぁ、少なくとも公認ではあると思うので、ある程度は信用していいのかな。

あと、登場人物の心情が掘り下げられていて、劇場版アニメよりも胸を打たれるシーンもありました。
特に自分がヒットしたのが、下巻で綴られる岡部の孤独感の描写。
劇場版でも精神的に痛かったシーンだったけれど、ノベライズでは更に輪をかけて痛くて苦しかったです。
読んでいて本当に切なくて、劇場版の結末を知っていても「オカリン、超幸せになるべき!」と改めて思わずにはいられませんでした。

ノベライズとして良かった点の多い本作ですが、ちょっと文章表現が分かり難くて、情景がうまく頭に思い描けない部分もちらほらありました。
第25話や劇場版を見ずに読むと、そのあたりは苦労するかもしれません。
個人的な感覚では、第25話や劇場版鑑賞後に補完のために読んだ方がいいと思います。

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