[GMEV] コスモスカイオーケストラ 第5回定期演奏会

ゲーム音楽を中心とした映画・ドラマ曲など劇伴音楽(実用音楽)を演奏する管弦楽団「コスモスカイオーケストラ」の、第5回定期演奏会に行ってきました。
会場は、文京シビックセンター 大ホール。
16:10開場、17:00開演。終演は20:45。

20時過ぎるとは聞いていたけれど、まさか21時近くになるとは思いませんでした。
座席の影響か、長かった割には腰や背中が痛くなることはなかったですが。

コスモスカイオーケストラの演奏会は、第3回演奏会に続いて2回目になります。
前回の第4回演奏会は別件と完全にブッキングしてしまい、泣く泣く見送りました。
今思い返しても、あれは悔しかった。

というわけで、およそ3年ぶりのコスモスカイオケの定演でした。

久しぶりにコスモスカイオケの演奏を聴いたのですが、やっぱりレベルが高いです。
第3回演奏会や4starの時よりも、さらにレベルアップしていたような。
演奏の安定感、ハーモニーのバランスの良さは、以前聴いたときよりも更に磨きがかかっていて、安心して聴けました。
これでチケット0円(実質、手数料のみ)って、もはやお得感しかない。

それでいて、プロオケのゲーム音楽演奏会にはない熱意やノリの良さも感じられて、最初から最後まで本当に楽しかったです。

今回の演奏会は、全3部構成(+α)。
様々なゲームの曲を多数演奏する第1部。
ゲーム音楽だけでなく、映画やドラマ、アニメの曲も織り交ぜて、指揮者も演奏者もはっちゃけた第2部。
ゲームを2つに絞って、メドレー形式に濃厚に演奏する第3部。

個人的には、第1部が一番楽しめました。
第一部は、最初からクライマックス、かつ最後までクライマックスでした。
どこを切り出しても聴きどころしかなくて、冒頭から第1部終了までたぎりまくりでした。

アレンジは、全体的に強めな方かな。
「ピアノ協奏曲第1番”蠍火”」のように編曲の余地の少ない曲など、モノによっては比較的そのままだったものもありましたが。
ただ、強めとはいえ、原曲破壊の著しいものはなかったので、どれも違和感なく楽しめました。

コスモスカイオケは、選曲もユニークだと思います。
映画やドラマの音楽も入れてるからユニークだ、というわけではなく、ゲーム音楽の選曲もユニークだなぁと。
第3部にかなりメジャーなタイトルを持ってくるのはともかく、第1部はあまり広く知られていないマニアックな曲がちらほら。
マニアック過ぎてほとんど誰も知らないというわけではなく、ゲーム音楽好きのある一角ではよく知られている(と思われる)絶妙なラインの曲が選ばれているような。
色々なゲーム音楽を聴きまくってる身からすると、セットリストだけでいい感じにツボを刺激されて、聴く前からニヤニヤが止まらなかったりします。
コスモスカイの選曲担当の方とは、いいゲーム音楽仲間になれそうな気がしますw

最初から最後まで、ひたすら楽しかった今回の演奏会。
次回も行けたら、ぜひ足を運びたいです。
チケット取れたら、ですが。


以下、今回の演奏会のセットリストと、曲ごとの雑感になります。


セットリストは以下の通りです。

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【プレコンサート】
Pre-1. Final Fantasy Landscape Medley
FF1 Prelude ~ FF1 マトーヤの洞窟 ~ FF2 反乱軍のテーマ ~ FF3 古代人の村 ~ FF4 街のテーマ ~ FF5 古代図書館 ~ FF6 仲間を求めて ~ FF7 メインテーマ ~ FF8 Tell Me ~ Final Fantasy Main Theme
Pre-2. 幻想水滸伝IVより「罰の紋章」


【1st Stage】
1-1. みんな大好き塊魂より「塊オンザスウィング」
1-2. ビーマニ セレクションズ
ピアノ協奏曲第1番”蠍火” ~ Echoes ~ Tree in Lake~消えたチチカカの木 ~ The Sky of Sadness ~ The Least 100sec.
1-3. I.Q Intelligent Qube より「黄道」
1-4. 大乱闘スマッシュブラザーズDXより「大乱闘スマッシュブラザーズDX オープニングテーマ」
1-5. キングダムハーツ、キングダムハーツ2より「ワールド・オブ・キングダムハーツ」
1-6. Perfect World~完美世界~より「祖龍の城」
1-7. Perfect World~完美世界~より「パーフェクトワールド」

【2nd Stage】
2-1. ベートーヴェン「交響曲第9番」第四楽章より合唱部+終曲部
2-2. コスモメドレー・シーズン3

[第1部] 日本が誇る、アニメ・ゲーム音楽メドレー for Contrabass and more...
1.ミラクルペイント
2. カウボーイビバップ&ルパン3世 featuring Brass Section
3. スタジオジブリメドレー featuring Wind Section
4. サマーウォーズメドレー

[第2部] 世界の映画・ドラマ・ゲーム音楽メドレー
5. がんばれゴエモン2~奇天烈将軍のマッギネス~より「マツの廊下を駆け抜けて」
6. リベルタンゴ
7. 映画「サウンド・オブ・ミュージック」より「私のお気に入り」
8. テレビドラマ「JIN-仁-」より「JIN MAIN THEME」
9. スーパーマリオブラザーズ3より「スーパーマリオブラザーズ3 BGM」
10. パラッパラッパーより「Romantic Love」
11. 映画「天使にラブ・ソングを2」より「JoyFul, JoyFul」

2-3. FF9より「CCJC TVCM 15」

【3rd Stage】
3-1. ファイナルファンタジー9
3-2. ファイナルファンタジー10&10-2メドレー -終わらない夢の物語-

【アンコール】
Enc-1. FF3より「悠久の風」
Enc-2. FF6より「妖星乱舞」

【お見送り曲】
・Final Fantasy X-2より「久遠」
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これより下は、印象に残った曲ごとの感想になります。

Pre-1. Final Fantasy Landscape Medley
開演前のプレコンということで、弦楽五重奏+ピアノというアンサンブル形式。
FF1~8の曲を1曲ずつセレクトして、前後を「プレリュード」と「メインテーマ」で挟み込むという構成。
選曲が、ところどころが通好みでした。
FF1の「マトーヤの洞窟」やFF2の「反乱軍のテーマ」、FF6の「仲間を求めて」はともかく、FF3の「古代人の村」やFF5の「古代図書館」でセレクトしたところに、選曲者のこだわりを感じます。

シンプルな構成ながらも、しっとりと聴かせる曲に仕上がっていました。
ただ、プレコンだったため周りが結構うるさくて、しっかり聴けなかったのが残念でした。

1-2. ビーマニ セレクションズ
選曲が俺好みで、本当にもう、なんというか、ありがとうございましたっ!

まさか「蠍火」を生オケで聴ける日が来るとは思っていませんでした。
最初の「ダーン!」っていうピアノの和音が鳴り響いた時点で、ぞわぞわっと鳥肌が立ちました。
ピアノの超絶技巧はもちろんのこと、全く空中崩壊せず終始安定した演奏だったその他のパートの方々の技術力もすごかったです。
残念ながら、というか、当然、というか、演奏時間はゲームサイズでしたが、いつかLong Ver.で聴きたいところ。
wacさんのアルバム収録版が生オケらしいので、きっと不可能ではないはず。
・・・・・・と言っておけば、きっと中の人が拾ってくれると期待してる(ぇ

さらに猫叉Masterさんの「Tree in Lake~消えたチチカカの木」も聴けて、この時点で正直死んでもいいと思えたくらいに耳と脳内が幸せでした。我が人生に悔いなし。
こちらもゲームサイズでしたが、いつかLong Ver.で(以下略
前回の定演で「サヨナラ・ヘヴン」を演奏されているので、きっと不可能では(以下略
・・・・・・ここまでフリを入れておけば、きっと中の人が(以下ry

5曲中、唯一全く知らない曲だった「The Least 100sec.」ですが、やはりピアノの超絶技巧がすごかったです。
手の動きを見てるだけで迫力があるというか。
どんだけ練習すれば、あんなに弾けるようになるんだろう。

BEMANIの曲はテンポが速くてオケ向きではないと思うのですが、それをグダグダにならずにきちっとまとめて演奏されているあたり、コスモスカイオケのレベルの高さを感じました。

1-5. キングダムハーツ、キングダムハーツ2より「ワールド・オブ・キングダムハーツ」
キングダムハーツ1, 2から4曲をメドレー形式で演奏。
その内訳は

1. Dearly Beloved
2. Roxas
3. Hikari
4. Hand in Hand
(5. Dearly Beloved)

ちなみに「Hikari」は、原曲ではなく「Orchestra Instrumental Version」に近い形でした。

シンプルなピアノソロから始まった「Dearly Beloved」が、いろんな楽器の音が重なって、音の洪水を形成していく様が素晴らしかったです。
原曲がシンプルな曲なので、色々なアレンジが楽しめました。
一部、「March Caprice for Piano and Orchestra」の要素も入ってたような。
次の「Roxas」は、もうメロディラインだけで涙腺を刺激されてヤバかったです。
他の曲に比べてちょっと短かったような気がしますが、「The Other Promise」じゃないからでしょうか。
そして、オケ版「Hikari」は、言わずもがなで圧巻でした。
ここまででかなり豪勢な感じだったので、ちょっと「Hand in Hand」の影が薄かったような。
「Dearly Beloved」と「Roxas」の間あたりが良かったような。

1-6. Perfect World~完美世界~より「祖龍の城」
一言で感想を言い表すなら、「ドラムかっけー!」。

篠笛と琴とのコラボ曲だったため、ほんのり和風テイストでした。
原曲を知らないので、元々こういう和風テイストなのか、それとも今回だけの特別アレンジなのかはわかりません。
この曲演奏後に特別ゲストとして登壇されたなるけみちこさんのコメントからすると、前者なのかな?

なるけさん作曲という割には、随分力強さを感じました。
俺の中のなるけ節は、曲のどこかしらにエスノ調というかエキゾチックな要素があって、そしてどこか柔らかいイメージだったので。
この曲は、重々しいドラム(というか太鼓?)のリズムの影響からか、そんなイメージよりも何倍も力強いものでした。
でも、格好良かったです。とにかくドラムが良かった。
あまりに格好良かったので、原曲が気になりました。

3-1. ファイナルファンタジー9
全3楽章構成。内訳は、

[第1楽章]
アレクサンドリアの空 ~ 嵐に消された記憶 ~ 決行~姫を探して ~ あやまちの愛
[第2楽章]
いつか帰るところ ~ この刃に懸けて ~ 守るべきもの ~ Vamo' Alla Famenco ~ 永遠の豊穣 Eternal Harvest ~ 独りじゃない ~ 銀竜戦 ~ 破滅への使者 ~ その扉の向こうに
[第3楽章]
Melodies Of Life~Final Fantasy

第1楽章がプロローグ、第2楽章が本編、第3楽章がエピローグ、ってところでしょうか。

多数の曲が含まれていますが、1曲1曲はかなり短くて、次から次へとあっという間に曲が変わって行く構成でした。
スピーディーで飽きませんが、若干「もうちょっとじっくり聴かせて欲しいなぁ」と思ったりも。

ただ構成に関しては「守るべきもの ~ Vamo' Alla Famenco ~ 永遠の豊穣 Eternal Harvest」と舞曲(っぽい曲)が続くところは、面白い構成だなと感じました。

そしてバトル曲2曲「銀竜戦」、「破滅への使者」からエンディング曲「その扉の向こうに」を挟んでの「Melodies Of Life」は、反則レベルの泣かせ演奏でした。
メドレーの展開も演奏も、全力で涙を誘う気満々でした。
最初の1フレーズだけで視界が滲んだのが、なんか悔しい。

3-2. ファイナルファンタジーX&X-2メドレー -終わらない夢の物語-
FF10の主人公・ティーダの軌跡を追うことをテーマにしたメドレー、だそうです。
その内訳は、

エンディング~また会う日まで~(X-2)
Otherworld(X)
ザナルカンドにて(X)
襲撃(X)
シーモアバトル(X)
Ending Theme(X)
祈りの歌(X)
エピローグ~再開~(X-2)

ティーダの軌跡がテーマなら、「シーモアバトル」ではなくてむしろ「決戦」じゃないかと思うのですが、人気度と難易度の問題でしょうか。
あと、個人的には「いつか終わる夢」も欲しかったです。流れの問題かな?

このメドレーも、FF9同様、1曲1曲が随分短かったです。
とはいっても、FF9ほどに短くはなかったですが。
「Otherworld」だけは随分長く演奏してましたが、他は基本1ループぐらいだったかな。
デスメタル調の曲が自分の趣味と根源的に合わないせいか、数あるFF曲の中でもダントツで苦手な「Otherworld」が結構長く演奏されて、個人的にはちょっと辛かったですが。
好きな人にはたまらなかったかも。

聴いていてやや気になったのは、この前に演奏されたFF9のメドレーもそうだったのですが、若干演奏に乱れがあったこと。
さすがに長丁場のラスト付近ということで、疲れが出ていたのでしょうか。
第一部がほぼ完璧な演奏だっただけに、余計に気になりました。

Enc-2. FF6より「妖星乱舞」
演奏前にホール内の照明を完全に落としたから、これから何が始まるのかと思ったら、指揮がケフカ(のコスを着た田中氏)でした。
ちなみに、演奏は第1段階から第4段階まで、各段階1ループ+ちょっとずつ、一通り演奏されました。

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