[ゲームRev] アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~

PS3のRPG「アルノサージュ ~生まれいずる星へ祈る詩~」をクリアしました。
クリア時のプレイ時間は・・・あ、確認してなかったけど、たぶん60時間ぐらいでしょうか。
難易度はNormal。
クリア時のLvは、デルタ側が85、アーシェス側が80で、ラスボス余裕でした。
むしろ、ラストダンジョンの雑魚の方が辛かった・・・。

アルトネリコシリーズの流れを汲む「サージュ・コンチェルト」の2作目である本作。
1作目の「シェルノサージュ」の直接的な続編にあたります。
アルノサージュの主要キャラのほとんどがシェルノサージュからの続投で、話の繋がりもめちゃくちゃあります。
特に前半は、シェルノサージュで描かれた(描かれる?)話題がぽろぽろ出てきます。

まぁ、そんなことを言っていますが、俺はシェルノサージュは未プレイです。
OSTは全部買いましたが、シェルノサージュの話の内容は本作をプレイするまでほとんど知りませんでした。
なんか、記憶喪失のイオンと交流するゲームだったな、という程度の認識しかなかったです。

そんな自分でしたが、アルノサージュは普通に楽しめました。
いや、普通じゃないな。かなり楽しめました。

アルトネリコシリーズによく似た、SFとファンタジーが融合したような独特の世界観に魅かれて買ったのですが、予想以上に自分のツボ突きまくりでした。
話が緻密かつ壮大で、よく練られていて、シナリオを進めれば進めるほどグイグイ引き込まれました。
プレイ時間が20時間に達したあたりから先が気になって、残りの40時間ぐらいを1週間で一気にプレイしたくらい。

まぁ、ちょっとシナリオに触れただけで、アルノサージュだけでなくシェルノサージュのネタバレにも触れてしまいそうなので、シナリオに関する細かい感想は追記に書くとして。
とにかく、非常に上手く出来てるゲームだと思いました。

前述の通りシェルノサージュの正統続編で、そこで描かれた話題が出てくるので、可能であればシェルノサージュからプレイした方が、より一層楽しめると思います。
とはいえ、シェルノサージュをプレイしていなくても、重要単語には解説が付いているので、シェルノサージュを知らなくてもあまり困らないかも。

俺は当初、予備知識なしでアルノサージュをプレイしていたのですが、過去ネタが多くてちょっとついていけなくなりつつあったので、Wikipediaでシェルノサージュのざっくりとした知識を仕入れてプレイしました。
そのおかげで、それ以降、あまりシナリオでつまずくことは無くなりました。
とはいえ、いずれシェルノサージュをプレイする予定であるならば、Wikipediaに頼るのはオススメしません。
ネタバレ満載っぽい感じだったので。

そんなわけで、アルノサージュプレイ中にシェルノサージュにも興味が沸いてきたので、今になって少し前の自分の所業を若干悔やんでます。
ちょっと早計だったかなぁ・・・・。

全体的な作りは、アルトネリコシリーズっぽいです。
なので、アルトネリコシリーズのどれか1作でもプレイしていれば、あまり困らないのではないかと。

戦闘システムは、多少のアクションセンスがあると楽に進められそうですが、難易度が高くなければ基本的にボタンを連打でなんとかなります。
特に前半は、闇雲にボタン押しているだけでも雑魚程度ならばノーダメージで殲滅できます。
後半はさすがにそうも言っていられなくなるけれど、その頃には戦闘システムに慣れてます。

アルトネリコで言うところのコスモスフィアみたいなジェノメトリクス。
パートナーの心の中にダイブして探索しながら新たな詩魔法を紡ぎ出すという点で、仕組みはコスモスフィアとほぼ同じです。
そして、心の奥底に近付くにつれて、描かれる内容が苛烈になっていくのも同じです。
メインヒロインであるキャスもイオンも、どちらも結構「うわぁ・・・」っていう展開が待っています。
特に強烈だったのは、イオンかな。
CERO D判定の理由は、主にイオンのジェノメトリクスではなかろうかと思っているのですが、それくらいの精神ダメージを食らいました。

ガスト作品ではお馴染みの調合システム。
たぶん、全アイテム調合したはずですが、今回も調合できるアイテムが多くて、調合だけで10時間ぐらいかかっています。
調合自体に時間がかかったというよりは、調合にまつわるイベントに時間がかかったという感じですが。
でも、調合イベントはどれも面白く、ツッコミどころ満載だったり、時々ほろりとさせられたりと、結構堪能できました。

忘れてはならないのが、劇中BGM。
どれも本当に素晴らしかったです。
バトルやフィールド曲も良かったし、後半のイベント用詩魔法はどれも鳥肌もの。
アルトネリコシリーズのときも思ったけれど、アルノサージュの音楽ももっと世の中に認知されていいと思います。

当初の想定以上にハマってしまったので、今、再プレイしようか迷っているのですが、初めから始めると調合とかジェノメトリクスとかも、また最初からなんでしょうか。
できれば強くてニューゲームが欲しいなぁ。あるのかな?

EDがキレイにまとまってしまっているので、サージュ・コンチェルトはこれで完結なのかが気になります。
サージュ・コンチェルトの続編でなくても良いので、この世界観がすごく好きなので、同一世界観の作品をまた出してほしいです。
あと、設定資料集が欲しい。世界観をもっとよく知りたいので。

アルトネリコシリーズが好きな方はもちろん、SF要素の強いRPGが好みという方にもオススメです。


これより下の追記は、シナリオに関する細かい感想になります。
アルノサージュのネタバレに触れるかもしれないので、読まれる際には注意を。


世の中のアルノサージュプレイヤーの多くがイオンらヒロインズに傾倒しているであろうと思われますが、自分は最初から最後までデルタがお気に入りでした。
デルタかっこいいよデルタ。熱血バカだけど、不憫な立ち位置がたまらん。

エンディングは2種類見ました。
イオン&ネロ残留ルート(キャス編)と帰還ルート。
シェルノサージュと連動していると、帰還ルートEDのその後が見られるらしいですが、残念ながらシェルノサージュ未プレイなので未確認です。ちょっと見てみたい。

アルノサージュで一番ハマった要素は、このゲームが『ゲーム』であることを逆手に取った設定でした。
主人公=プレイヤーキャラクターであることを最大限に生かした設定とザッピングシステム、そしてシナリオ展開は、RPGではあまり経験がないだけにより一層ドキドキさせられました。
まぁ、その設定のおかげで、アーシェスはともかく、デルタ(とプリム)はかなり不憫な目に合ってたようですが。

その設定が特に生かされていたのが、中盤のデルタがプレイヤーに向かって画面越しに敵意を持って訴えてきたときかと。
あれは、衝撃的でした。
プレイヤーがデルタの身体に不法占拠して好き勝手に操ってるようなものだから、そりゃ確かにやられた方はたまったもんじゃないよなぁ、とその時になってひしひしと実感。
と同時に、世の中のRPGの主人公も似たような状態だったのかなと思うと、少し申し訳ない気持ちになりました。
まぁ、だからといってゲームはやめないけど。

また、こちらがゲームとしてアルノサージュの世界にアクセスしていることを認識しているゲーム内キャラクターもいて、彼女らが発した皮肉も精神的にぐっさり刺さりました。

でも、こういう設定や展開があるから、登場人物たちがより一層生き生きしているように見えました。
第三者的な俯瞰した立場ではなく、よりゲームの世界に入り込んで当事者意識を強く持ててプレイできたような。


ラスボス戦は、BGMのラシェール・リンカーネイションといい、徐々に形成される惑星といい、バトルしながら感動しました。
ラシェール・リンカーネイションの混声合唱は、本当にもう、胸を打たれるばかり。
気がついたら、攻撃ボタン押しながら謳ってました。
また、背景の惑星の形成は「謳う丘 ~Ar=Ciel Ar=Dor~」の歌詞の一部を視覚化したような感じで、それだけで星の慈しみを感じられて感動もひとしお。
あれは良いラスボス戦でした。

それにしても、プリムの中の人側のゲームってどんなものだったんだろう。
惑星を潰してでもネロを帰還させることがゲームのコンプ条件だったとして、俺がプリムの中の人と同じ立場だったら、プリム(の中の人)と同じことやっていたかもしれないなぁ。ゲーム内キャラの心情を考えずに。
・・・・・・ちょっと反省。


ちなみに、アルトネリコ1との繋がりは、思っていたほどなかったです。
アルトネリコ1を知っていると楽しめるけれど、知らなくても全く問題ないレベル。
星が大激怒する前のアルシエルが拝めるので、それはそれで嬉しかったですが。


最後に一言。
リア充(主にデルタとキャス)は末永く爆発しろ!
イオンは俺たちの嫁だから許す。

コメント

この記事へのコメント


コメントを投稿する


トラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック