[GMEV] THE LEGEND OF RPG COLLECTION 第二章 伝説の盾とハーモニー

株式会社JAGMO主催のゲーム音楽コンサート「THE LEGEND OF RPG COLLECTION 第二章 伝説の盾とハーモニー」の昼公演に行ってきました。
会場は、新宿の明治安田生命ホール。
開演13:05で、終演は15:00頃でした。

演奏形式は弦楽八重奏。
ヴァイオリン4、ヴィオラ2、チェロ2でした。

日本BGMフィルハーモニー管弦楽団がすったもんだの内部事情を経て新生してJAGMOとして再稼動したという経緯を、風の噂でちらちらと耳にしていたので、正直なところ今回の演奏会は不安を感じずにはいられませんでした。
演奏者の入れ替えも結構あったという話も聞いたことがあったので、マトモな演奏会になるのかなぁ、と。
が、全て杞憂に終わりました。
最初から最後まで、どの曲も本当に楽しかったです。

演奏者の技術力の高さ、チームワーク、そしてアレンジのクオリティの高さ。
全てが揃ったことによるハーモニーが、聴いていてすこぶる気持ちよかったです。

アレンジについては、どの曲も本当にうまいアレンジだったと思います。
アレンジ強度は強くはないけれど、かといってないわけではない、といった絶妙なバランス。
弦楽の魅力を最大限に引き出しつつ、時折アクロバティックな技巧も魅せながら、ドラマティックで迫力があって、終始魅了されました。

そして、そのアレンジに応えた演奏者の技術力、表現力。
残念ながらノーミスではなかったけれど(少なくとも2, 3回は音を外すことがあったような)、そんなことは些末なこと。
確かな力で弦楽器に歌わせた音色によって生み出されたハーモニーから、圧倒されるような迫力や、胸に染み入るような感動を感じました。

アレンジにも、演奏者にも、ゲーム音楽に対する愛情みたいなものを感じられたのも好印象でした。
アレンジからは、「どこからどう見てもこのゲーム好きなんだろ」ってツッコミを入れたくなるくらいの愛情が滲み出ていました。
演奏者の方がすごく楽しそうに演奏されているのが時折見えて、「この曲、好きなんだなぁ」と感じられました。

日本BGMフィル時代とは異なり、司会がいないため淡々と進行していった演奏会でしたが、余計なものがなかった分、曲に集中できたように思います。
これはこれで、アリではないかと。

6/1の第一章には別件で行けなかったので、今回がJAGMO主催コンサート初参加でしたが、行って良かったです。
次回、第三章が10月に開催されるので、そちらも今から楽しみです。
その前に、チケット発券してこなきゃ。

これより下の追記は、セットリストと曲ごとの感想になります。


セットリストは、以下の通りです。
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第1部 ポケットモンスター 赤・緑
「挑戦のメドレー」
サントアンヌ号~ロケット団のアジト~戦闘!ジムリーダー~ラストバトル(VSライバル)

第2部 クロノ・トリガー
「弦楽八重奏 クロノ・トリガー」
風の憧憬~隠された事実~ボスバトル1~魔王決戦

第3部 クロノ・クロス
「CHRONO CROSS ~時の傷跡~」
「運命に囚われし者たち」
「夢の岸辺に」

第4部 ロマンシング サ・ガ3
「弦楽組曲 ロマンシング サ・ガ3」
オープニング・タイトル~四魔貴族バトル1~四魔貴族バトル2

第5部 キングダムハーツ
「The Medley Of HIKARI」
Dearly Beloved~Ventus Theme~Vector to the Heavens
「光」

第6部 FINAL FANTASY
「プレリュード」 FINAL FANTASY
「更に闘う者達」 FINAL FANTASY 7
「ザナルカンドにて」 FINAL FANTASY 10
「妖星乱舞」 FINAL FANTASY 6

アンコール
「Vamo' alla flamenco」 FINAL FANTASY 9
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これより下は、印象に残った曲ごとの感想になります。

第1部 ポケットモンスター 赤・緑
ポケモンはどれも未プレイということもあって、原曲をほぼ知らないのですが、冒頭から「これ、いいなぁ」と思わせられました。
何よりもハーモニーが美しかったです。
「戦闘!ジムリーダー」に切り替わるちょっと前の、意図的な不協和音ですら美しいと思ったくらい。

第2部 クロノ・トリガー
このメドレーの目玉は、ボスバトル1と魔王決戦で奏でられた、ヒステリックなヴァイオリンではなかったかと。
あの頭に直接響くようなヴァイオリンの高音部分で響かせられたヒステリックさが、聴いていたこちらの危機感を煽ってくるようで、それがとても良かったです。
ボスバトル1の方がヒス感が強かったように思いました。
魔王決戦はヒス+艶かしさを感じました。

メドレーの構成として、「隠された事実」を組み込んでくるのが珍しくて新鮮でした。
そして最後は、今回メドレーで演奏された曲を1フレーズずつ組み込んだミニメドレーで〆。
このメドレーの編曲をされた方は本当にクロノ・トリガーが好きなんだなと感じさせられました。

第3部 クロノ・クロス
パーカッション無しのクロノ・クロスはどうなんだろう、と思いましたが、意外と迫力があって、しっかりした演奏でした。
まぁ、脳内でパーカッション補正がかかっていましたが。

「運命に囚われし者たち」~「夢の岸辺に」は、しっとりした曲が連続していたので、途中で飽きるかなと思っていましたが、最後まで魅了されっぱなしでした。
どちらも弦楽器と相性良いからか、寂しげなメロディのためか、放っておけない魅力がありました。

第4部 ロマンシング サ・ガ3
今回の演奏会で特に印象に残った曲の1つです。

「オープニング・タイトル」は、まぁ、弦楽によるド直球な王道アレンジでした。
が、問題はその後の「四魔貴族バトル」の1と2。
これまで、あちこちの吹奏楽団や管弦楽団の演奏会でこの曲のアレンジを聴いてきましたが、今回ほど”ロック”を感じた「四魔貴族バトル」はなかったです。
弦楽器だし、アレンジも結構王道なのに、演奏はすごくロックでした。
しかも、演奏者の方もすごく楽しそうでノリノリで。
鑑賞していて、自分も演奏と演奏者に引きずられる形で、すごく気分が昂ぶってくるのがわかりました。
これ、本当に聴いていて楽しかったです。

第5部 キングダムハーツ
生でドラマティックな「Vector to the Heavens」が聴けて、すっごく満足しました。
「光」は、真っ直ぐに弦楽アレンジしたような感じ。あまり奇をてらったところはありませんでした。
キングダムハーツの「光」というよりは、宇多田ヒカルさんの「光」というアレンジだったような。
これといってキングダムハーツっぽさは感じられませんでした。

第6部 FINAL FANTASY
「プレリュード」は、あの印象的なアルベジオを奏でるためのチームワーク力が見所でした。
ヴァイオリン2台+ヴィオラ+チェロで4音ずつ奏でて、あのアルベジオを表現していました。
楽器が切り替わるところで違和感を感じることはなくて、すごく滑らかなアルベジオでした。
あれ、普通にすごいと思う。

「更に闘う者達」は、聴いている最中にGSJの演奏会が脳裏にフラッシュバックしてきて、被って見えて仕方なかったです。
さすがにGSJのフルオケに比べるとやや音数の少なさによる迫力の欠如を感じましたが、しかし、聴き応えという点ではこちらだって負けていなかったと思います。

そして、「妖星乱舞」。
原曲は4部構成ですが、その全てが演奏されました。
まぁ、原曲では2ループだったところが1ループに端折られていたりはしましたが、しかし、まさか全部やるとは。
パイプオルガンらしい音から鐘の音の再現、果てにはケフカの高笑いまで、表現力が半端なかったです。

「Vamo' alla flamenco」 FINAL FANTASY 9
演奏者のみなさんが楽しそうで何よりでした。
見てるこちらもついニコニコしてしまったくらい、楽しそうでした。

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