[ゲームRev] 真 流行り神

PS3/PS Vitaのノベル系ADV「真 流行り神」の全シナリオ(隠しシナリオ含む)を一通りクリアしました。
全シナリオクリア時点のプレイ時間は20時間ほど。
音楽とイメージは100%取得、EDは30%ぐらい、Sランクは1シナリオでしか取得していません。
ちなみに、プレイしたのはPS Vita版です。

流行り神シリーズは、1~3プレイ済みです。
PS2、PSP版をプレイして、かつDS版までプレイして、既読率を全て99~100%にする程度には、好きな作品です。

シリーズ最新作となる本作は、「都市伝説」になぞらえたシナリオや一部システムこそシリーズ作品のものを踏襲していますが、登場人物も舞台もガラリと変えてきています。
新規シナリオの発生条件も異なっていて、これまでの章立て編成は廃止されました。
最初のシナリオを最後まで読むと、途中の選択肢に新たな選択が出現して、別シナリオに派生するという、「かまいたちの夜」方式が採用されています。

そのためか、序盤と分岐後のシナリオの整合性にムリが発生していたような気もします。
最初の事件がこじつけ感満載だったり、登場人物の性格がなんか違っていたり。

シナリオ分岐を探すこと自体は、分岐フローをよく見ればヒントがあるので、あまり困ることはありません。
何度も同じシナリオを読まずとも、総当りしなくても、分岐線の角度を見ればピンポイントで探り当てることができます。
ちょっと面倒な分岐は、1つだけでした。

また、「科学ルート」と「オカルトルート」という、1つのシナリオを2つの側面から見られる仕組みもなくなっていました。
この仕組みが結構好きだったので、ちょっと残念でした。

今回の舞台は、S県警C村分署という田舎の小さな警察署の窓際部署「特殊警ら課」(通称特ラ課)。
主人公は、そこに所属する若手の女性刑事・北條紗希。
過去シリーズ作品の主人公だった風海同様、正義感の強い不憫キャラでした。

ただ、プレイしていてつくづく感じたのは、「風海・小暮コンビは性格的なバランスがすごく良かったんだなぁ」と、「癒し系ヒロインが欲しい」でした。
本作主人公の北條の、強気でどんな悪にも立ち向かう、窮地でも最後まで諦めない姿勢は、ヒロインというよりはヒーロー的。
ただ、正義感が強過ぎて突っ走った挙句に解りやすい罠にハマるという展開が多く、ストッパー兼ツッコミ役が不在でプレイヤーがツッコミ役にならざるを得なくて、なんだか疲れました。

ちなみに、過去シリーズ作品に癒し系ヒロインなんていたっけ? と首を傾げるかもしれませんが、小暮さんのことです(きっぱり
見た目はともかく、あの性格と存在は癒されます。

シナリオは、前半に出現するものがかなりグロかったです。
自分はあまり怖さは感じなかったのですが、ひたすらグロくて気持ち悪かったです。
流血シーンどころか残虐シーン満載でした。
CERO Z指定は伊達じゃなかったです。
最初からCERO Z判定覚悟のシナリオになっています。

一方で、後半で出現するシナリオはそれほどでもなく。
後半のシナリオは比較的これまでの流行り神っぽくオカルト要素多めだったので、結構楽しめました。
ただし、芋虫・昆虫系が苦手な人は、一部シナリオに要注意。

なお、警察史編纂室メンバーの登場シーンはありませんでした。
匂わせる記述も、俺が読んだ限りではありませんでした。
匂わせるぐらいなら、ちょっとでいいから欲しかったなぁ。

システムは、これまでの「カリッジ・ポイント」、「推理ロジック」、「総合評価」、「F.O.A.Fデータベース」は継続採用。
「セルフ・クエスチョン」がなくなった代わりに、新たに「ライアーズアート」というシステムが導入されました。
端的に言えば、時間制限ありの選択肢の連続です。
この時間制限がクセモノで、選択肢の文言にざっと目を通すだけで大分時間を取られるので、悩むような余裕はありません。
とっさの判断が必要になります。

プレイしていて、この「ライアーズアート」がすごく苦手でした。
何度やっても良い方向に行かなくて、苦労させられたこともしばしば。
制限時間で焦らされて冷静でいられなくなるから、なおのこと上手くいかなかったのかも。

新たな装いで登場した「真 流行り神」でしたが、過去シリーズ作品がすごく好きなだけに、残念なポイントがちょっと目立った作品でした。
CERO Zなので18歳未満プレイ禁止ですが、その分かなりおどろおどろしい作品になっているので、背筋が寒くなるような感覚が好きな方ならイケるかも?

というか、「真 流行り神」プレイしたら、「流行り神」の1~3をプレイしたくなって仕方ないのですが。
UMDパスポートで買っちゃおうかな。

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