[GMEV] 4starオーケストラ2015

5/3~5に八王子で開催された、4年に1度のゲーム音楽コンサート祭「4starオーケストラ2015」
このうち2日目の「4star ensuite Orchestra Concert」と、3日目の「4star Primal Orchestra Special Concert」に行ってきました。

「4starオーケストラ」は、リンク先を見てもらえるとわかるように、いくつものゲーム音楽のコンサートで構成されたイベント。
「オーケストラ」と付いていますが、オーケストラに限らずアンサンブルやピアノ独奏など、色々な演奏形式のコンサートが開催されました。
「4starオーケストラ」というよりは、「4starゲーム音楽祭」と言った方が近いような。
クラシック音楽の祭「ラ・フォル・ジュルネ」(熱狂の日)みたいに、もういっそ「オーケストラ」を取って「4star」でいいんじゃないかとすら思います。

2011年以来2回目の開催となる今回は、公演数や内容が前回よりもパワーアップ。
そのため、本当は他にももっと行きたい公演があったのですが、懐事情により2つに絞込まざるを得ませんでした。
今年のGWは、コンサートがいくつも重なり過ぎです。
おかげで、5/2から4日連続でどこかしらのコンサートに出かけていました。

そんなわけで、GWはこれ以上ないというほどの音楽充をしたため、コンサート1つずつ別エントリにするほどの体力が残っていないので、まとめて1つのエントリで投下します。

まずは、5/4に開催された「4star ensuite Orchestra Concert」。

率直に言って、非常に面白かったです。
有志の公募による一回限りの編成ということで、開演前は「グダグダになるんじゃないかなぁ」と不安視していたのですが、全くの杞憂でした。
有志連合であることを感じさせない一体感。
そして、最初から最後までゲーム音楽愛に溢れたエネルギッシュな演奏で、非常に迫力がありました。
演奏者の方々の全力投球っぷりがすごかったです。
また、大きく見せるところは見せ、それでいて控えるところは控えてと、緩急の付いたダイナミックさも素晴らしかったです。
1曲目から最後まで、どこを取ってもクライマックスでした。

若干、勢いの波に乗って強引に押し切られたような、荒削りに感じた部分もありました。
そういう点では、表現力の幅が乏しかったようにも思います。
でも、チケ代を考えたら、かなりのコスパの良さでした。
満足度は、余裕で100%を吹っ切りました。

時々音の外れたところや和音の響きにズレを感じたところもありましたが、まぁそこはそれ。
「そういうこともあるよね」で済ませられる程度でした。

セットリストは、上記のリンク先から辿ってもらえるとわかると思います。
アンコールは、FF8の
  Don't be Afraid
  Force Your Way~The Man with the Machine Gun
でした。

次に、5/5に開催された「4star Primal Orchestra Special Concert」について。

こちらはオーケストラオンリーではなく、オケ+バンド+コーラスという編成。
ゲーム音楽のスタジオ録りでよくある編成なのではないかと思います。
そのため、「ensuite」よりも楽器の種類は多彩だけれど、人数的には小規模でした。

エレキギターやシンセサイザーなどの電子音、コーラスなどがあったためか、スピーカーを使用していました。
スピーカーを通すと高い周波数と低い周波数の音が削り落とされてしまうので、正直なところ、スピーカーを通さない生音で聴きたかったです。

演奏は全体的に素晴らしかったです。
楽器も多彩だったけれど、編曲や表現も実に多彩でした。
ただ、時々盛大に音を外していたのは、少し気になりました。

それよりも、これまであまりコンサートで聴いたことのない曲が目白押しだったことが、個人的には感動ものでした。
まさかあの曲が!? という曲が、ここぞとばかりにあれもこれもと勢揃い。
昔からのゲーム音楽好きにはたまらない選曲でした。
選曲された方、よくやった。

セットリストは、こちらも上記のリンク先を参照してください。
アンコールは、
  ペルソナ4より「Never More」
  ルナ シルバースターストーリーより「風のノクターン(Lunar's Boat Song)」
  聖剣伝説 LEGEND OF MANAより「Song of Mana ~Opening Theme~」
  ファイナルファンタジーより「チョコボのテーマ」
  ファイナルファンタジー ヴォーカルコレクションズより「Pray」
でした。
今見返すと、アンコールがすごい豪華。

どちらのコンサートも、4starという大掛かりなイベントだからこそできたもののように感じました。
隠れた名曲を拾い上げてくれて、これまで「なんでこの曲、どこも演奏してくれないんだろう」というフラストレーションが、今回の4starで一気に解消された気分です。

難点が一つあるとすれば、会場が都心から遠かったこと。
八王子という東京都の南西の果てへ連日通うのは、さすがに体力的に辛かったです。
次回は、もうちょっと都心よりの会場を希望します。
理想は、東京国際フォーラム。

次回は2019年開催とのことですが、今回非常に楽しかったので、次回もまた楽しみです。
とりあえず、今回の4starに関わられた方々全員に、感謝の念を込めて「お疲れ様でした」と言いたいです。


これより下の追記に、2つの公演で印象に残った曲の雑感を記します。


■5/4 4star ensuite Orchestra Concert

『STEINS;GATE』(STEINS;GATE SYMPHONIC REUNION)より
M01. GATE OF STEINER
M04. OPERATION SKULD

本当に心の底から、「選曲してくれてありがとう!」と言いたいです。
この曲を生演奏で聴けるまで死ねない、と思っていましたが、本当に聴ける日が来るとは思っていなかったので。
「GATE OF STEINER」の冒頭の不穏なピアノのメロディからずっと、鳥肌が止まりませんでした。
大サビに至っては、本当に胸熱で。
そして、「OPERATION SKULD」の格好良さと言ったら、もう感動で言葉になりません。
オーケストラも、谷岡久美さんのピアノも、どれも素晴らしかったです。

これを機に、いろんな楽団で演奏されたら良いなと思います。
演奏されたら良いなと思いますっ!(大事なことなのでry

それにしても、「SYMPHONIC REUNION」に収録された数ある曲の中から「OPERATION SKULD」を選曲された点は、選曲された方、さすがわかってる!

『無限回廊』(坂本英城オーケストラ作品集)より
M05. prime #919

原曲知らないのですが、普通にオーケストラとして格好良かったです。
スマートな格好良さで、思わずCDが欲しくなりました。
ちょっと検討しよう。

『逆転検事2』メドレー ~華麗なる組曲~
作曲者からコメントいただけて、作曲者自ら編曲した組曲を、作曲者自ら指揮をするって、確かによく考えればすごいことだと思います。
これを聴きながら、そのことをしみじみ実感していました。
5/3にクラシック音楽のオケの鑑賞をしたばかりで、クラシック音楽も当時は作曲者自らピアノ演奏したり指揮したりしてたんだよなぁとふと考えたら、この曲の一音一音が非常に貴重に思えてきました。
この時代で、ゲーム音楽好きになって良かった。

逆転検事2は未プレイなのですが、それでも十分楽しめたほど迫力満点な演奏でした。
出だしの御剣のテーマ曲の変奏から、もう、圧倒されっぱなしでした。

途中の全員「異議あり!」の演出も良かったです。
手首の角度は、みなさん練習したのかなぁ。演奏の一体感もすごかったけれど、「異議あり!」の演出も見事に揃っていて、かなりの見ものでした。

『ファイナルファンタジー零式』より
M12. 我ら来たれり

演奏者の力の入りようがすごかった曲でした。
不退転の強い意志が如実に表現された、力強い演奏。
すごく勇ましくて格好良くて、これOST欲しいです。

『ニーア ゲシュタルト|ニーア レプリカント』より
M15. 光ノ風吹ク丘~カイエ 救済~イニシエノウタ 運命

原曲が好きな上に、これをEmi Evansさん本人によるボーカル付きという贅沢仕様。
感動しないわけがありませんでした。
Emi Evansさんの透き通ったボーカルの響きが綺麗で、心地良かったです。

『ファイナルファンタジーVIII』より
M16. Ending Theme

「Eyes On Me」は、Emi Evansさんによるボーカル付き。
フェイ・ウォンさんの幼さを感じさせる歌声とはちょっと違いますが、Emi Evansさんの歌声はオーケストラの音色を溶け合っていたので、これはこれでアリだと思いました。
そして、やっぱり「ファイナルファンタジー」は国歌でした。

■5/5 4star Primal Orchestra Special Concert

『グランディア』より
M07. グランディアのテーマ ~ スー走る ~ パームの街 ~ うみねこ亭リリィ ~ ニューパーム・わが心のフロンティア ~ ガンボの砂浜 ~ グランディアのテーマ

作曲者の岩垂さん自ら編曲し、指揮までされていました。
「ensuite」でもそうでしたが、岩垂さんマルチ過ぎる。

「パームの街」では、岩垂さん自身が指揮台の後ろに用意された帽子を被り、リズムに合わせてハンマーで鉄の塊を叩くという、弾き振りならぬ”叩き振り”をしていました。
曲が始まる前に小道具が用意されたときに「何事か?」と思ったら、そういう演出で驚きました。
面白い演出でした。

『ペルソナ4』より
M10. Signs Of Love ~ Your Affection ~ Reach Out To The Truth ~ Period

ゲストボーカルに平田志穂子さんが登場。
ペルソナライブは2回ほど行ったことがありますが、平田さん+オケという珍しい組み合わせによる貴重な演奏を聴けました。
川村ゆみさんとLotus Juiceさんも一緒に登場されたらなお良かったのですが、それはさすがに欲張りか。

ただ、平田さんがボーカルをされていたからかわかりませんが、「Your Affection」でペル空耳の呪いが発動して、脳内制御がたいへんでした。
あれは、本当にヒドい呪いです(褒め言葉

どの曲も原曲やライブよりは落ち着きがあったものの、ノリは原曲通りでした。
聴きながら、ライブの時のノリを思い出して、腕振りや指差しをしたくてたまりませんでした。
「Reach Out To The Truth」はマトモにオケアレンジすると、「Reach Out To The Truth」というよりはラスボス戦曲「The Genesis」の後半になってしまうのですが、今回はそんなことはなく。
オーケストラで演奏されながらも、ちゃんと「Reach Out To The Truth」でした。

『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』より
M12. 夢想う日々~セイレーンの歌~
M13. 港町 ポルポタ ~ 海へ

カニバッシング!

「夢想う日々」はコーラス付きだったのですが、あの高音域の歌声を見事に再現されていました。
歌声の迫力がすごかったです。圧倒されました。

『魔界塔士Sa・Ga』より
M15. プロローグ ~ 街のテーマ ~ 禁断の塔 ~ 怒闘 ~ エピローグ

俺得キターーーーーッ!! な気分で聴いていました。そんな魔界塔士Sa・Ga好き人間です。
オーケストラアレンジと言うよりはバンドアレンジだったので、半月ほど前に開催されたシュデンゲン室内管弦楽団の全曲演奏会とは、まるで趣が異なっていたので、これはこれで新鮮な気持ちで聴けました。
バンドメインのアレンジだったので、こちらの方が激しさ5割増といった感じ。
ただ、尺の問題からか、各曲1~1.5ループしか演奏されなかったのが残念でした。
もっと色んなパターンで聴きたかったです。

『ペルソナ3』より
M20. 全ての人の魂の戦い

コーラス付きでした。
前述の「夢想う日々」と同様、コーラスの高音がすごかったです。
これ、人の声で出せるんだ、という驚きしかありませんでした。

『ファイナルファンタジーIX』より
M21. Melodies Of Life

白鳥さんではなかったですが、ボーカル付きで演奏されました。
ボーカル付きだったためもあり、終盤の大サビの盛り上がりが凄まじくて、瞬間的に鳥肌が立ちました。
ホール内の音の響きの一体感が半端なかったです。

『ペルソナ4』より 「Never More」
4starでこの曲が聴けると思っていなかったので、アンコールでこの曲が始まった途端、「ふおおぉぉぉぉ!」と感動しました。
今回、結構P4推しが強くて、個人的にはすごくうれしかったです。

『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』より 「Song of MANA~Opening Theme~」
この曲を生で聴ける日が来るなんて!
選曲された方に足を向けて眠れません。
尺八の神永さんが登場されたときは「何事?」と思いましたが、それもこの曲のためと思えば納得。
尺八とは思えない音色で、この曲との親和性が非常に高く、ボーカルも演奏もどれも素晴らしかったです。

『ファイナルファンタジー ヴォーカルコレクションズ -Pray-』より 「Pray」
最後の最後で、この曲が来るとは!
そもそも、この曲が選ばれていたとは!
完全なる不意打ちに、たやすくノックアウトされました。
「ファイナルファンタジー」ではなくて「Pray」の方を演奏されるとは、やるな主催様。

アルバムが発売されたのはもう10年以上も前なので、生で聴く機会なんてきっと一生ないと諦めていました。
でも、拾ってくれる神は世の中にいるものなんですね。
この曲に限らず、このコンサートはレア曲ばかりだったので、かれこれ20年以上のゲーム音楽好きにとっては、どこもかしこもご馳走でした。
本当に、ありがとうございました。

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