[ゲームRev] テイルズ オブ ゼスティリア

PS3のRPG「テイルズ オブ ゼスティリア」(以下TOZ)を、とりあえずクリアしました。
難易度は、序盤セカンド、中盤ノーマル、終盤シンプルと少しずつ段階を下げながらプレイ。
結果、クリア時のLvは平均67ぐらいでした。
クリアまでのプレイ時間は、サブイベントを気が向いたらこなしながら進めて、約55時間。
DLCシナリオは未プレイです。

テイルズ オブシリーズのマザーシップタイトルは、なんだかんだで2作除いて全てプレイしてきていたのですが、最新作のTOZは前情報を聞いてもピンと来るものがなくて、発売日購入を見送ってました。
そうしたら、発売日以降あちこちのレビューが大炎上。
ただ、OSTの評判はすこぶる上々で、つられてOSTを買って聴いてみたらものすごく良曲揃い。
何故あんなに大炎上したのかと、曲がどんな風に使われているのか、それと今年のテイルズ オブ フェスティバルがTOZ押しなのが目に見えていたので、手頃な価格に下がった頃合を見計らって中古で購入してプレイしました。

炎上した理由は、プレイしてみてなんとなくわかった気がしました。

まずはシナリオについて。
当初ヒロインと目されていたキャラクターが序盤で途中離脱したきり戻ってこない、というのは、炎上したレビューで知っていて心構えができていたので、それほど抵抗はありませんでした。
「あー、これが炎上した理由の一つかー」という程度の感慨。
確かに、あまりに唐突で、かつそれほど深い理由があっての離脱ではないので、不満を持った人の気持ちもわからないではないですが。

それよりも、シナリオが全体的に薄いのが気になりました。
先の気になるストーリーでは全くなくて。
導師の試練は過酷だと序盤で脅されていたわりには、全然過酷な感じがしなくて、正直物足りないです。
ストーリーを流し見しつつ、作業的に「次はあっちか」「今度はこっちか」と進めていました。
ひたすらストレートな話で、なんかもうちょっとこう、二転三転する人間ドラマが欲しかったです。

そして、そのシナリオの薄さを、ダンジョンの広大さかつ複雑さで時間稼ぎして誤魔化していたように感じました。
ダンジョンの数はかなりありましたが、メインストーリーには関係のないダンジョンも数多かったです。

また、何かというと「人間が悪い」「スレイはすごい」の連続には、さすがに胸焼けがしました。
さらに、ラスボスに関しては、色々それっぽい理屈を言っていたけれど、どう考えても自業自得の逆ギレにしか見えなくて。
けれど、それに対して慈悲を与えるスレイには、「すごい」を通り越して違和感しかありませんでした。
なんか、納得いかない。

テイルズ オブシリーズの特徴の一つであるバトルシステムですが、そこそこ爽快感はあったと思います。
神衣化システムも、面白い仕組みだと思いました。
ただ、TOVのあたりから特にそうなんですが、戦闘でいろいろやれることが多過ぎです。
全然覚えられなくて、とりあえず○ボタンと×ボタン連打しかできませんでした。
自力での秘奥義の出し方すらわかりませんでした。
とはいえ、条件を満たせば自動的に秘奥義を発動してくれるスキルがあったので、そこのケアには助けられました。

他に気になった点が2つほど。
1つ目はカメラワーク。
時々カメラがバトルフィールド内の障害物にめり込んで、操作キャラがフレームアウトしてしまい、何がなんだかわからなくなってしまうことが、かなりの回数ありました。
今回は、通常フィールドがそのままバトルフィールドにシームレスに移行するので、通常フィールド上の障害物がそのままバトルフィールドにも反映されて、結果的にバトルフィールド上の障害物が多かったことが原因ではないかと。
シームレスに移行するようにした点は評価したいですし、テストプレイでこの弊害は製作側でも気付いていたと思うのですが、きっと気付いた時にはもうどうしようもなかったんでしょう。たぶん。

2つ目はダメージ値の表示。
連続ヒット分の累計表示になっていることに気付くまで、かなり時間がかかりました。
敵の残りHPが1000ぐらいで、20ヒット目のダメージ表示が1000以上なのに、敵が倒れなくて「なんで?」と中盤まで混乱していました。
一撃ごとのダメージ表示に慣れているので、これは正直解り難かったです。どうしてこうなった。

と、不満点ばかりが募った本作ですが、音楽はやっぱり素晴らしかったです。
音楽の力で最後までプレイできたような気がします。
特に水の神殿は、あまりにもイラッと来るギミックがあちこちにあって、音楽が良くなかったらコントローラ投げつけていたと思います。
また、「Rising Up」と「Journey's End」を聴きたいがために終盤までプレイして、その延長でクリアまでプレイしたような気がします。
TOZは、すごく音楽に助けられた箇所が多かったです。

これまでのテイルズ オブシリーズのシナリオに魅力を感じている人には、TOZは正直あまりオススメできません。
バトルやり込みタイプの方も、やればやるほどストレスが溜まると思うので、ちょっと控えた方がいいかも。
キャラクターに魅力を感じる傾向が強い方であれば、プレイしてもいいんじゃないかなと思います。

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