[ゲームRev] ブレイブリーセカンド

3DSのRPG「ブレイブリーセカンド」(以下BSEL)をクリアしました。
第2章あたりから難易度を一番簡単なものに変更してプレイして、クリア時のプレイ時間は80時間超え。
クリア時のLvはカンストの99、JobLvは各PTキャラ半分弱ほどMAXまで到達していました。

前作「ブレイブリーデフォルト」(BDFFまたはBDFtS)の続編にあたる本作。
シナリオ的にも完全に続編なので、事前にBDFFかBDFtSをプレイしていることが推奨されます。
序盤はともかく、話が進むにつれて、前作の話がかなり絡んできます。

前作が多少の余韻を残しつつも、かなり綺麗にまとめられていたので、BSELのシナリオはプレイ前かなり不安でした。
前半はちょっと不満な要素があってなかなかゲームに集中できないことが多かったのですが、後半への転換点以降の展開は非常に面白かったです。
最終的には「前作のあの流れから、ストーリーを上手くまとめたなぁ」というのが、クリア時点での感想でした。
前作同様にプレイヤーも巻き込んだ熱い展開で、後半はひたすら先の気になる展開が続きました。
BDFtSやBSELで追加された「SP」という要素を自然に取り入れられていて、シナリオの転換点でのギミックや最後の最後でのイベントでは、見事にやられた気分。
特にラスボス戦はドキドキさせられました。色々な意味で。
あのギミック、頭ではわかっていたけれど、本当に怖かったです。
制作陣は、古くから続くRPGプレイヤーのウィークポイントをよく解ってると思いました。うん。

BDFFの最大の目玉であったシナリオ上のギミックについては、BDFFの続編となれば当然あるものと思ってプレイヤーは身構えるでしょうし、制作側もそれはわかっていたでしょう。
BSELはそこに真正面から挑戦していて、そして見事にそのハードルを上手に乗り越えていたと思います。
2番煎じのようでいて、そうではない形に昇華させて。
後半では「これもギミックの一つだったのか」と驚かされることが多かったです。
タイトル画面も含めて、シナリオ上無駄なものがほとんどないゲームでした。

ちなみに、前半の”不満な要素”は、主にサブイベント絡みで2点ほどあります。

BDFFで登場したジョブのアスタリスクはサブイベントで入手できるのですが、1つのサブイベントで登場するジョブが2つあり、どちらか一方しか入手できないことが、1つ目の不満点。
ジョブをフルコンプするには周回プレイ必須なのかよ、と気勢を削がれた気分でした。
この点については、実は周回プレイしなくても、メインシナリオの転換点を超えた先で残りを回収できると知ってからは、それならまぁアリかと考えを改めました。

2つ目の不満点は、どちらのジョブを選択しても、サブイベントの終わり方がすっきりしないこと。
大体、気が滅入る方向で終わります。
最初の1, 2個については「まぁそういうこともあるか」で済ませられたのですが、さすがに似たような終わり方のサブイベントが5, 6個も続くと、次第にサブイベントを消化するのが億劫になってしまって。
前半、なかなかゲームに集中できなかったのは、このサブイベントが原因だったような気がします。

これも、後半で再発生するサブイベントで好転するので、前半での後味の悪さは布石だったと後でわかるのですが。
でも、後半までプレイしないとそれがわからないので、ちょっとうーん、という気分です。

メインシナリオも、前半は結構粛々と進める感じで、あまり先の気になる展開ではなかったです。
あっち行って、次こっち行って、と作業的に進めてる感じがしました。
いろいろ判明する後半から一気に面白くなっただけに、前半はちょっと勿体無い気がします。

キャラクターですが、主人公のユウは、前半は弱気な彼になかなか感情移入できなかったのですが、後半で成長してから急に好感を持てるようになりました。
マグノリアは、最初からいい感じでした。ルクセンダルクの常識からちょっとズレたところとか。
でも、どちらもBDFFのPTキャラよりはアクが少ない感じです。
良く言えば無難なキャラ設定、悪く言えばそれほどキャラが立ってないというか。
キャラメイクに関して言えば、BDFFはよくできていたなぁと、しみじみ実感しました。

BSELで新規追加の他のキャラも、BDFFのキャラほどは印象が強くない感じです。
新アスタリスク所持者のバックグラウンドには複雑なものがあるけれど、性格的にはそれほどでも。
むしろ、BDFFから続投のアスタリスク所持者に食われていた感もあります。

BDFFから続投のPTキャラであるイデア、ティズは、あまり変わってなくて安心しました。
ティズは見た目がワイルドになったけれど、中身はBDFFのときのまま。
無個性が個性な彼だったけれど、BDFFの真EDというバックグラウンドがあるからか、PT加入時点でBDFFのときより好感度が高かったです。

余談ですが、個人的にはアルタイルさんが割と好きです。
飄々とした感じとか、野菜ネタとか、テ(禁則事項)とか、好みのキャラでした。
まぁ、中の人繋がりで、彼が喋るとT○Vのアレク○イ(白かった頃)に変換された映像が脳内再生されてましたが。

音楽についてですが、新曲がすごく頑張っていたと思います。
大絶賛されたBDFFの曲に負けず劣らず、結構良曲が揃っていました。
しかも、BDFFの曲の雰囲気に寄せつつ、ちゃんとゲームを盛り上げる曲になっていて。
終盤は特に熱い曲が多くて、OSTが聴きたくなるレベルでした。
# OSTもう持ってるんですが、まだ聴けてない。。。

街の曲や旧アスタリスク所持者戦、魔王戦などの曲は、BDFFの曲がそのまま使われています。
そこはBDFFの曲好きとしては嬉しい配慮でした。
特に街の曲は、BDFFの時点でイメージができていたので、同じ曲が流れたときは「そう、これこれ!」と嬉しくなりました。
そんな中であっても、新曲は浮くことなく溶け込んでいて、違和感はなかったです。

また、タイトル曲は新曲なのですが、BDFFのテーマ曲のフレーズが曲の終盤に組み込まれていたり。
BDFFの曲の雰囲気を踏襲しているところもそうですが、あちこちからBDFFへの敬意を感じました。
そこも新曲に好感を持てた一因かと。
BSELで音楽を担当されたsupercell(ryo)さん、相当苦労されただろうなぁ。
BDFFの曲が良過ぎたからプレッシャーは当然あっただろうし、でも本当に良い仕事をされたと思います。

そんなわけで、前半はちょっとフラストレーションがたまりつつも、後半の熱い展開には一気にハマったRPGでした。
クリアまでちょっと時間はかかるけれど、さらっと流すだけのプレイもできるし、逆にやり込み要素もあるので、BDFF同様にRPG好きならば万人に勧められるゲームではないかと思います。
最後の最後で次回作を匂わせる演出があったのは気になりますが、続編が出るなら出るで、今度はどんなギミックで驚かせてくれるのか楽しみでもあります。

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