[GMEV] Bard Concert Lv.3

FFをこよなく愛し、FFの曲を演奏したい! という情熱で結成された楽団「Bard」の演奏会「Bard Concert Lv.3」に行ってきました。
会場は、ティアラこうとうの小ホール。
13:30開場、16:00頃終演でした。

「Lv.3」ということからわかる通り今回で3回目コンサートのようですが、Bardのコンサートは初でした。
それ以前に、こういう楽団があることも、TwitterのTLで初めて知りました。
チラシは見たことがないので、専らTwitterと口コミによる宣伝がメインの模様。
フォローさんに情報を流してもらっていなかったら、今も楽団の存在を知らなかったと思います。
情報を流して下さったフォローさんに感謝。

そんなわけで、ティアラこうとうの小ホールという小規模な会場でしたが、それでも座席は半分埋まったかな、というくらい。
俺の座席の周りから聞こえてきた会話から、結構メンバーの知り合いが多かったような気がします。
もちろん、メンバーとは無関係の人もいたっぽいですが。自分もそうですし。

そのためか、全体的に手作り感が満載で、アットホームな雰囲気を感じました。
進行が多少もたついても許せるような、客席側からはそんな緩い雰囲気がありました。

とはいえ、ステージ側の演奏はビシッと決めてきていて、どの曲も非常に格好良かったです。
FFの曲に含まれる格好良さを、創意工夫で引き出していたように思います。

演奏の編成はすごく特徴的で、これまで観賞したどの演奏会とも被ることのないくらい変則的でした。
ピアノがメインで、曲によってはそこに歌唱(ボーカルやコーラス)や、フルート、アルトサックスなどの木管、パーカッションが追加。
なんというか、不思議な編成でした。新しい世界を垣間見た気分です。
パンフレットに「全員が吟遊詩人」とありましたが、演奏会が終わった今、そのフレーズになるほど納得。

奏者(コーラス含む)は全員で10人ほどと小規模。
各々が得意とする楽器(歌唱)と、曲によってはパーカッションなどを兼任。
楽器の中にはカスタネットやソプラノリコーダー、フィンガーシンバル、鈴、鍵盤ハーモニカといった、小学校でお馴染みの楽器も登場。
歌いながら、カスタネットやフィンガーシンバルをリズミカルに鳴らす様は、すごく格好良かったです。
鍵盤ハーモニカもいい感じに曲に溶け込んでいました。
小学校の音楽のイメージが強くて、誰でも使える簡易な楽器と軽く見ていましが、これからは考えを改めます。
使い方次第ですごく格好良いということを知りました。

そのような編成ですが、アレンジは原曲重視。
オリジナルのフレーズやアドリブは少なかったように思います。
それだけに、すんなり演奏を楽しめました。

演奏された曲はFFオンリー(アンコール除く)。
ただし、ナンバリングタイトルだけではなく、FFTやFFCC、レジェンズ、零式のような派生作品まで幅広く選曲されていました。
そのバリエーションだけでも、十分過ぎるほどのFF愛を感じました。

演奏からも、そこかしこからFF愛がこれでもかっ!というくらい伝わってきました。
本当に好きなんだなぁ。

演奏技術力や歌唱力は無料コンサートとしては結構高く、どの曲も安定していました。
時々トチってるところがありましたが、全体を見れば微々たるもの。
特にピアノの演奏が迫力あって、良かったです。

あえて難点をあげるなら、ちょっと音のボリュームが不足していたこと。
ピアノソロ演奏ではそういうことは感じなかったのですが、木管やコーラスが入った曲で音圧不足を感じました。
編成を考慮すれば、仕方のないことなのですが。
なんかこう、音に圧倒される感じが欲しかったなぁ、と。

とにもかくにも、FF愛にあふれた本演奏会。
創意工夫と情熱が満載で、認知度の低さが勿体ないと感じるものでした。
次回Lv.4が開催されるなら、引き続き行ってみたいと思いました。


これより下の追記には、本演奏会のセットリストと、印象に残った曲の雑感になります。


セットリストは以下の通りです。
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[プレコンサート]
P1. FF零式より「開闢の刻」
P2. ピアノと踊りのおけいこ~FFクラシックメドレー~
ハノン1番/4羽の白鳥の踊り/剣の舞/情景/皇帝演舞曲/アラベスク第1番

[第1部]
1-1. We are "GAME MASTER" 【FF6~10, レジェンズ】
愉快な街角/ゴールドソーサー/雷平原/獣ヶ原/Shuffle or Boogie/Vamo'alla Flamenco
1-2. Circle of Sixth Fantasy 【FF6】
墓碑銘/永遠に、レイチェル/運命のコイン/エドガー、マッシュのテーマ/ロックのテーマ/セッツァーのテーマ
1-3. Mystery Train 【FF6】
迷いの森/魔列車
1-4. Decisive Battle 【FF1, 6, T】
死闘<VI>/ボスバトルA/ボスバトルB/橋上の戦い/中ボスバトル/決戦<VI>
1-5. Opera Maria and Draco 【FF6】
序曲/アリア/婚礼のワルツ~決闘
1-6. 妖星乱舞 【FF6】

[第2部]
2-1. Fantasia Parade 【FF7, 8, CC】
ルーファウス歓迎式典/年に一度のお祭り/FITHOS LUSEC WECOS VINOSEC
2-2. Hero's Theme Medley 【FF2~5, T】
勇者の帰還/暁の戦士/赤い翼/主人公のテーマ/反乱軍のテーマ
2-3. Dear Tidus 【FF10】
ユウナのテーマ/素敵だね
2-4. Dear Lagna 【FF8】
Julia/Eyes On Me
2-5. Noel~Yeul~Caius 【FF13-2】
ノエルのテーマ~最後の旅~/ユールのテーマ/カイアスのテーマ
2-6. Last Dungeon 【FF1, 3, 8】
The Castle/海底神殿/クリスタルタワー/闇のクリスタル
2-7. Last Battle Lv.3 【FF3, 4, 7, 10】
決戦<X>/最後の死闘<III>/片翼の天使/最後の闘い<IV>
2-8. ゼロ 【FF零式】

[アンコール]
E1. Our Favorite 【SQEX】 Things
ドーガとウネの館(FF3)/花が散る世界(BDFF)/ホームタウン ドミナ(聖剣LOM)/風の憧憬(クロノトリガー)/CHRONO CROSS-時の傷痕-
E2. Rising Sun(聖剣伝説)~Ending(FF4)
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これより下は、印象の強かった曲ごとの感想になります。

P2. ピアノと踊りのおけいこ~FFクラシックメドレー~
ピアノソロ演奏。
メドレーの冒頭で「ピアノのおけいこだー!」と思ったら、「ピアノのおけいこ」に収録された部分の先の部分まで演奏。
あの曲の先ってこういう展開だったのか、と言う曲がいくつもありました。
ピアノのおけいこのメドレーは多分聴いたことがなかったこともあって、面白い曲でした。

1-1. We are "GAME MASTER" 【FF6~10, レジェンズ】
全員登壇で合奏。
この冒頭の曲から、ソプラノリコーダーやら鍵盤ハーモニカやら、小学校でお馴染みの楽器が勢揃いしていて、その時点で一度驚愕しました。
そして、その後の演奏の素晴らしさに、再度驚愕。
もともとソプラノリコーダーとカスタネットは、別の演奏会やネット上の動画によって見る目を変えられていたのですが、今回、そこに鍵盤ハーモニカとフィンガーシンバルと鈴が追加されました。
楽器って、使い方次第で印象が変わるんだなぁ、としみじみ。
こういう楽しさを小学校の音楽でも教えられればいいのに。

1-5. Opera Maria and Draco 【FF6】
ピアノ+カホン+ソリスト、コーラスと、ミュージカル仕立ての演出。
ミュージカルの演者が全員女性だったので、なんとなく宝塚っぽかったです。
あと、ドラクゥの衣装が、FEのマルスっぽかったです。先週のFE祭の余韻がまだ残ってるからでしょうか。

ピアノとカホンの演奏も素晴らしかったのですが、なによりソリストの歌唱だけでなく、演奏殺陣ありダンスありという豪華さ。
今回の演奏会で、実は一番力が入っていたのではないかと言うぐらい、豪華でした。
ソリストの声量も素晴らしくて、耳に心地良かったです。
特にマリア役の方。高音もしっかり出ていて、聴き応えがありました。

決闘シーンは、公式の歌詞と譜面に、FF6の「決戦」のフレーズを混ぜ込んだアレンジ。
曲の組み合わせといい自然な混ぜ合わせ具合といい、「あぁ、なるほど、上手いな」と感嘆しました。

ちなみに、ナレーターが持っていた台本が、BDFFの「Dの手帳」を模した「Bの手帳」でした。
「・・・B?」とちょっと考えてしまいましたけれど、「あ、BardのBか!」と気付いたのは曲が中盤に差し掛かった頃。遅過ぎですね。
しかし、これがまさかアンコールへの布石だったとは、このときの俺はまるで気付いていませんでした。

1-6. 妖星乱舞 【FF6】
ピアノソロ。第1段階から第4段階まで全て演奏。
PIANO OPERA版とも違っていたような気がするので、オリジナルアレンジでしょうか。
ピアノのみの演奏でしたが、力強く格好良かったです。

2-2. Hero's Theme Medley 【FF2~5, T】
曲が進むに連れて暗く重くなっていくメドレーでした。
最底辺は、たぶんFFTの主人公のテーマ。
こんなに暗い曲だっけ、と思うくらい暗かったです。
帰宅後に原曲聴きなおしたら意外と暗かったので、原曲重視だったっぽい。

反乱軍のテーマは、前半が交響組曲FFを意識したようなスローテンポ。
それが後半に一転してアップテンポになり、力強さが増して勇ましく。
原曲のようなテンポも、交響組曲FFみたいなスローテンポも、どちらも大好物なので、前半も後半もどちらも格好良くてウマウマでした。

2-5. Noel~Yeul~Caius 【FF13-2】
演奏が始まるまで原曲が全く思い出せなかったのですが、演奏が始まったら「あ、あの曲か」と意外に覚えていた自分に驚きでした。
そして、同時にゲームのシーンを思い出して胸が詰まりました。
FF13(続編含む)の曲はピアノとの相性が良いのでしょうか、3曲とも表情豊かですごく良かったです。

2-6. Last Dungeon 【FF1, 3, 8】
2-7. Last Battle Lv.3 【FF3, 4, 7, 10】

ラストダンジョンメドレーからラストバトルメドレーへ直結。
これは、演奏がたいへんだったろうと思います。
ピアノなんて、3人で連弾されていましたし。
奏者のみなさん、お疲れ様でした。

個人的にはFF10の決戦を生で聴けたのがうれしかったです。
FF10の曲の中では2番目か3番目ぐらいに好きなので。(ちなみに不動の1番は「いつか終わる夢」)
あの曲、変拍子の嵐の上に妙にピロピロしているから演奏難しそうですが、本当によく演奏しきったなぁ、と思います。

ラストダンジョンとラストバトルのメドレーは全体的に繋ぎの部分が絶妙だったと思います。
ブツ切りではなく、そして違和感もなく、気が付いたら次の曲に変わっているという上手い繋ぎ方でした。

2-8. ゼロ 【FF零式】
ゼロを生演奏で聴く日が来るとは思っていませんでした。
思ったより早く実現したな。

オープニングバージョンではなく、フルバージョンで演奏。
ピアノ+ソプラノという構成のため原曲とは趣が異なり、より一層厳かな感じでしたが、素晴らしかったです。
特に、サビの部分で鳥肌でゾクゾクしました。
同時に、ゼロを聴けてホクホクしました。

冒頭に「我ら来たれり」のフレーズが挟み込まれていた点が、構成面で原曲と大きく異なるところでしょうか。
あと、間奏でファイナルファンタジーが聴こえたような気がしたのですが、気のせいかな。

E1. Our Favorite 【SQEX】 Things
スクエニの人気曲を集めたらこうなりました的な、スクエニアラカルトとも呼べるようなメドレー。
BDFFの曲が始まった瞬間に、内心が「ふぁっ!?」と驚きに染まりました。
某BDFFオンリー楽団のチケット販売が始まった直後だっただけに、そのタイミングの良さにより一層驚きが増しました。

そして、そこから続く、スクエニの名曲の数々。
まさかアンコールにこんな隠し玉を持っていたなんて、いいぞもっとやれ! と心の中は拍手喝采でした。

E2. Rising Sun(聖剣伝説)~Ending(FF4)
FF4のエンディングテーマでは、「愛のテーマ」と「オープニング」の部分でそれぞれ「Vocal Collections -pray-」の「光の中へ」と「Pray」の歌詞をソリストが歌唱。
この時に、この楽団は本当にカバー範囲が広いな、と心の底からしみじみ実感しました。
スピンオフだけではなくアレンジCDの要素まで組み込んでくるとは、本当にFFの曲が好きなんだなぁ、と。

それにしても、今年になって2回も「Pray」を聴くことになるとは思いませんでした。
これまでほとんど触れられたことがなかったので、嬉しすぎて大喝采です。いいぞ、もっとやれ。

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