[GMEV] PRESS START SYMPHONY OF GAMES 2015

8/8に開催されたファミ通主催のゲーム音楽コンサート「PRESS START SYMPHONY OF GAMES 2015」の昼の部に行ってきました。
会場は、池袋の東京芸術劇場 コンサートホール。
14:00に開演、16:30頃に終演しました。

今年で10回目の開催となるPRESS START。
そして、今年でフィナーレ。最後のコンサートでした。

演奏された曲は、過去に演奏された曲がほとんど。ひょっとすると全部。
そして、そのどれもが名曲揃いでした。
アンコールまで、名曲揃いでした。

演奏は、端的に言ってしまえば「素晴らしかった」の一言に尽きます。
全てのPRESS STARTを鑑賞したわけではないのですが、俺の知っている過去のどのPRESS STARTよりも、今回が一番楽しかったです。
神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏はもちろんのこと、コーラス隊のみなさんや、他のゲスト奏者さんの演奏による一体感が、素晴らしいハーモニーを響かせていました。
東京芸術劇場の音響効果もあるのかもしれませんが、絶妙なハーモニーに包まれて、聴いていて心地良かったです。
終始、耳が幸せでした。

あまりに素晴らしい演奏だったので、今回のコンサート音源をぜひメディア化して販売して欲しいです。
今回も著作権管理がたいへんだったろうと思いますが、たいへんついでにメディア化を。
今回の演奏をもう一度聴きたいです。
終演した後に、強くそう思ったぐらい、素晴らしい演奏でした。

最後ということもあってか、登壇されたゲストの方々も豪華でした。
光田康典さんは体調不良で急遽欠席でしたが、甲田雅人さん、近藤浩治さん、小林啓樹さんが登場され、企画者の方(主に桜井正博さん)と軽いトークを披露。
また、下村陽子さんからは映像メッセージが届き、PRESS STARTに関する思い出が語られました。
下村さん、過去のコンサートは観客もしくはゲストとして毎回来られていたそうです。

今年でPRESS STARTが最後ということですが、正直、寂しいです。
古今東西、有名無名問わず、様々な名曲をプロオケによる高品質なオーケストラで演奏してきたPRESS START。
確かに、1つのゲーム音楽を掘り下げて演奏するオーケストラやアマオケなど、この10年でゲーム音楽の演奏会は爆発的に増えたように思います。
が、ゲーム会社の垣根を越え、無名でも良曲であれば幅広くピックアップし、アラカルト的にプロオケで演奏する企画は、PRESS STARTだけだったと思います。
PRESS STARTで初めて知り、改めてOSTで聴き直した曲も、たくさんありました。
それだけに、来年から無いのかと思うと、本当に寂しいです。

まぁ、今回で一度区切りを付けた事情もなんとなくわかるような気がするので、仕方ないかなと思わなくもないですが。
選曲して、著作権管理して、編曲して、奏者をアサインして・・・・・・と考えると、本業で多忙な中、毎年開催していたことの方がすごいと思いますし。
逆に、よく毎年開催していたなぁ、という尊敬の念もあります。

今回で最後のコンサートとなったPRESS START。
フィナーレに相応しい、本当に素晴らしいコンサートでした。
都合により行けなかった年もありましたが、10年間ありがとうございました。お疲れ様でした。

・・・・・・でも、コンサート音源のメディア化は、ぜひとも検討してほしいです。わりと、切実に。


これより下の追記は、今回のコンサートのセットリストと、印象に残った曲ごとの雑感になります。


セットリストは以下の通りです。
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[第1部]
01. ファイナルファンタジーVIII
Liberi Fatali
02. ゲームで使われたクラシックメドレー2015Ver.
03. スーパーマリオブラザーズ
地上BGM/水中BGM/地下BGM/ゲームオーバー
04. ゼルダの伝説
メインテーマ
05. ワンダと巨像
異形の者達~巨像との戦い~/甦る力~巨像との戦い~
06. エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー
ZERO
07. 聖剣伝説 Legend of Mana
Legend of MANA~Title Theme~/ホームタウン ドミナ/滅びし煌めきの都市/彩りの大地/Song of MANA~Opening Theme~

[第2部]
08. 俺の屍を越えてゆけ

09. リズム天国
忍者
10. エルシャダイ
エルシャダイのテーマ/悠遠なる天地~イーノックのテーマ/悲壮なる叫び
11. ゼノブレイド
メインテーマ/ガウル平原/機の律動/伝説の勇者リキ/燐光の地ザトール 夜/名を冠する者たち/敵との対峙
12. MOTHER
POLLYANNA(I BELIEVE IN YOU)/BEIN' FRIENDS/EIGHT MELODIES
13. クロノ・トリガー/クロノ・クロス
エピローグ~親しき仲間へ~/クロノ・トリガー/カエルのテーマ/魔王決戦/RADICAL DREAMERS~盗めない宝石~/遥かなる時の彼方へ/CHRONO CROSS~時の傷痕~

14. アンコール
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これより下は、印象に残った曲についての感想になります。

01. ファイナルファンタジーVIII
原曲に近いアレンジ。
入りは原曲と同じく女声コーラスから。
そこにオーケストラが加わった瞬間、早々に鳥肌が立ちました。
原曲通り、どこか妖艶さのある、けれど力強い演奏。
聴いていて気持ち良かったです。

02. ゲームで使われたクラシックメドレー2015Ver.
全体的にはオーケストラ+ロック。
ドラムが一定のリズムを刻んで、その上にオケとバンドの音色が乗ったような感じにアレンジされていました。
そのためか、全体的にどの曲も明るめです。
原曲が暗くても、どことなく前向きな感じでした。

どんな曲が含まれていたのか正確には覚えていません。
が、どの曲も耳馴染みの曲でした。
とりあえず、ショパンの「ピアノソナタ第2番第3楽章(葬送)」の後にメンデルスゾーンの「結婚行進曲」が来たときには、あまりの落差に「ちょっw」とツッコミを入れたくなりました。なんなんだその順番。どう考えても意図的だろ。
まぁ、面白いから全く問題ないですが。

個人的には、モーツァルトの「レクイエム」の第3曲「怒りの日」と、ベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章(歓喜の歌)が流れたときに、瞬間的にテンションが沸騰しました。
2曲とも、コーラスが入るとすごい迫力。
やっぱりCDで聴くのと生演奏で聴くのとじゃ違うなぁ、と実感。

03. スーパーマリオブラザーズ
これが公式譜なのかな。
あちこちのコンサートでよく聴くメドレーでした。
なんでも、94年のゲーム音楽のオーケストラコンサート(たぶん「オーケストラによるゲーム音楽コンサート4」のことかな)のために編曲されたものを、今回再現したとのこと。
てことは、それがそのまま公式譜になっているのでしょうか。

04. ゼルダの伝説
金管が超絶に格好良かったです。
金管のために入れたんじゃないかと思ったくらい、金管が格好良かったです。

06. エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー
PRESS STARTで演奏を聴くのは2回目です。
ただ、原曲を知った上で生オケで聴くのは初めてでした。
原曲よりもパーカッションとギターが強めだったような気がします。
そのためか、原曲より攻撃的な印象が残りました。

カスタネットがすこぶる格好良かったです。
原曲でも印象的なカスタネットを、トチることなく完璧に再現。
さすがプロ、見事でした。

後半のちょっと長めのカスタネット連打が終わったときに、カスタネットを叩いていた方が「疲れた・・・」と言わんばかりに少し腕を振っておられたのが、ほんのり微笑ましかったです。
いくら腕が資本のパーカスとはいえ、あれは疲れたことと思います。本当にお疲れ様でした。

この曲が演奏される前に、作曲された小林啓樹さんが登壇されて、エースコンバット5の話をちょっとされていました。
5の台本に「良い曲」指定があったという話、確かGame Symphony Japanの第2回演奏会でもされていた話じゃないかと。
てことは、たぶん「良い曲」=「THE UNSUNG WAR」のことかな。

08. 俺の屍を越えてゆけ
2009年のPRESS STARTで「花」を聴いて、その曲の良さに衝撃を受けて、その勢いでOST買った、個人的には非常に思い出深い曲。
またPRESS STARTで生演奏を聴けると思ってなかったので、その時点で感激ものでした。
しかも、作詞作曲をされた樹原涼子さん直々のピアノ弾き語り(ピアノ+ボーカル)。
今回のコンサートに行けて良かったと、軽く昇天しかけました。

冒頭のピアノソロ+ボーカルは、原曲より溜めの長い、しっとりとした演奏。
そこに続いてフルオケの大合奏が加わり、迫力が一気に増大。
原曲よりもドラムや低音が強めで、力強く男性的な格好良い演奏でした。
こういうアレンジもいいなぁ。

10. エルシャダイ
「エルシャダイのテーマ」では、ハンドクラップも見事に再現。
その曲だけでなく、全体的に「あ、これ良い曲だなぁ」と瞬間的に感じた演奏でした。
そういえば、昨年末頃だったかな、無料配布されたエルシャダイの音源、まだ全曲ちゃんと聴いていなかったなぁ。
ちゃんと聴き直そうかな。

「エルシャダイのテーマ」の途中で、ルシフェルが映像出演。
「今回でファイナル」と言っていたので、今回のために録り下ろされた模様。

ちなみに、演奏前にエルシャダイのBGMを作曲された甲田雅人さんが、桜井正博さんとともに登壇。
そのときに交わされた会話、

甲:「そんな選曲で、大丈夫ですか?」
桜:「大丈夫です、問題ない!」

には、観客から拍手喝采でした。

11. ゼノブレイド
今回のコンサートで最大の編成。
オケ+バンドにギター+ダブルボーカル。
そのためか、曲によっては爆裂ロック調でした。
でも、苦手なタイプのロック調ではなくて、引き込まれる感じのロック調。
エレキギターが前に出過ぎることもなく、オケとのバランスが絶妙。
すこぶる格好良かったです。

12. MOTHER
前2曲が明るい曲なのに、3曲目の「EIGHT MELODIES」で雰囲気を見事に引っくり返されて、涙腺崩壊しかけました。
しっとりした泣きメロディの魅力を最大限に引き出すオーケストラの演奏は、もちろん素晴らしかったです。
そこに、子供のような可愛らしい声色のボーカルと、さらに胸を打つ歌詞が追加。
思わず涙が出そうになりました。
今回のコンサートの本編のうち、一番好きな演奏だったかも。

14. アンコール
なんとかメドレーという名前が付けられていましたが、すみません、忘れてしまいました。

2006年から2014年のコンサートで演奏された曲のうち、各年2, 3曲ずつピックアップして、メドレーにしたもの。
10年間の集大成に相応しい、本当に素晴らしいメドレーでした。
どこを切り取っても名曲揃い。
曲と曲の繋ぎも上手くて自然な流れ。
そして、曲によって喚起される、様々な思い出の数々。
PRESS START皆勤賞ではないのですが、どの曲も懐かしくて、「この曲も演奏してたなぁ」「そういえば、この曲を聴いたときに感動したんだったな」などなど、色々な感情が込み上げてきました。

メドレーにあった曲は、覚えている限りでは以下の通り。
順番は、たぶん合っていません。
カッコ内は演奏された曲です。わかる範囲で記しておきます。
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ICO(ICO-You Were There-)
ポポロクロイス物語(ピエトロの旅立ち)
Ys I & II
キングダムハーツ(光)
スペースインベーダー
大乱闘スマッシュブラザーズX(メインテーマ)
サクラ大戦(檄!帝国華撃団)
ワイルドアームズ セカンドイグニッション
スペランカー
FINAL FANTASY IX(Melodies Of Life)
ペルソナ4(Reach Out To The Truth)
FINAL FANTASY X(ザナルカンドにて)
大神(「Reset」~「ありがとう」バージョン~)
NewスーパーマリオブラザーズWii
朧村正
428(メインテーマ)
NieR Replicant/NieR Gestalt(イニシエノウタ)
ゼノギアス(飛翔)
FINAL FANTASY XI(Ronfaure)
新・光神話 パルテナの鏡
イーハトーヴォ物語(イーハトーヴォ賛歌)
ポケットモンスター赤・緑
討鬼伝
FINAL FANTASY XIII(閃光)
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本当にPRESS STARTって、色々な曲を演奏してきたんだなぁと思わせられたメドレーでした。
個人的なツボは、「イーハトーヴォ物語」。
PRESS STARTで初めて曲を知って、すぐにOSTを買いに走ったのは、今でも良い思い出です。
今年で終わってしまうのが、本当にすごく寂しいです。

著作権管理がたいへんでしょうが、本当に今回のコンサート音源をCD化してほしいです。
せめて、アンコールだけでも、また聴きたいです。

もっとも、そのアンコールの音源化が最大の難関のような気もしますが。数が数なだけに。

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