[ゲームRev] STEINS;GATE 0

科学アドベンチャーシリーズの第2弾「STEINS;GATE」(以下シュタゲ)の正統続編「STEINS;GATE 0」(以下シュタゲゼロ)を、トゥルーエンド+トロフィーコンプまでクリアしました。
プレイ時間は、何も見ずに1周目クリア時点で約13時間。
その後攻略サイトにあっさり屈して、それを頼りにトゥルーEDまで到達した時点で、約35時間でした。
ちなみに、1周目のエンディングはバッドエンドでした。

本作は、シュタゲ(無印)の終盤で描かれる某重要イベントから始まる物語になります。
公式でも散々言われていることですが、シュタゲプレイ済み、もしくはアニメ第23話まで視聴済みであることが必須条件です。
”推奨”ではなく、”必須”です。
ストーリーが、シュタゲを知っていること前提の作りになっています。
そのため、シュタゲのストーリーを知らないと、冒頭から置いてけぼりを食らうと思います。

また、頭からシュタゲの重大なネタバレが全開です。
シュタゲを知らない方は本作をプレイしてはダメだし、そもそもシュタゲゼロに関する公式からの情報の一切に触れることも避けた方が良いレベルです。

なお、シュタゲのスピンオフ作品(「変移空間のオクテット」、「比翼恋理のだーりん」、「線形拘束のフェノグラム」)は、知らなくても問題ありません。
シュタゲ以外の科学ADVシリーズも同様です。
知っているとより楽しめる要素が少しある程度です(特にカオチャと劇場版シュタゲ)。

そんなわけで。
ちょっとでもストーリーに触れようものならシュタゲのネタバレが炸裂する危険性があるので、正直レビュアー泣かせな作品だと思います。
一応、シュタゲおよびシュタゲゼロのネタバレには触れないようなエントリにしようと考えていますが、あんまり自信ありません。
嫌な予感がしたら、即座にブラウザをそっと閉じてください。

本作のストーリーは、2012~13年にかけて発売された公式外伝小説三部作「閉時曲線のエピグラフ」、「永劫回帰のパンドラ」、「無限遠点のアルタイル」がベースになっています。
外伝小説をシーンごとに分解して再構築し、そこに新キャラのバックボーンを詳細に描いた個別ルートを新たに差し挟んだような感じです。
全体の半分弱ほどが外伝小説からの流用、残りは新規追加分、といった感じでした。

それにしても、まさかあの外伝小説をベースにしたゲームが出るとは、小説を楽しく読んでいた当時は思いもしませんでした。
確かに、小説読了直後、「これのボイスドラマ出ないかなぁ・・・」なんてちらっと望みはしましたが。
まさか本当にボイス付きで、しかも新作ゲームとして発売されるとは。
なんだか、自分の願いが公式に届いたようで、うれしかったです。

ただ、外伝小説読了済み故に、一部のシナリオは展開を知ってしまっていたので、その分だけ面白みが減少。
まぁ、その失われた面白みは、外伝小説を読んでいたときに未来から前借りした分なんだと思えば、納得できなくもないのですが。
とはいえ、正直なところ、外伝小説の記憶を消して、まっさらな状態でシュタゲゼロをプレイしたかったです。
外伝小説を知らずにシュタゲゼロをプレイできる人が、正直うらやましいです。ぐぬぬ。

そんなわけで、先の展開が読めてしまっていた分、シュタゲ(無印)ほどのカタルシスは感じられず。
その点は、なんとなく悔しい気分になりました。
外伝小説の記憶を消して、再プレイしたいです、本当に。

ただ、新たに追加された個別ルートのシナリオは、非常に楽しく読めました。
どこへ帰着するのかわからないスリリングな展開が、楽しかったです。
「まさか、そこに繋げてきたのか・・・」と唸らされるシーンも度々あって、シュタゲ(無印)から追い続けてきたシュタゲ好きにはたまりませんでした。
特に、あの「歌」のシーンは、本当に鳥肌が立ちました。

「歌」といえば、今回もBGMが素晴らしかったです。
メインテーマの「Messenger」は、今秋の科学ADVライブで初めて聴いたときに一目惚れして以来、CHAOS;CHILDの「WORLD」と並んで今一番生オケで聴きたいゲーム音楽になっています。
また、「Messenger」から「GATE OF STEINER」に繋がる曲「Re-awake」は、この曲が流れるシーンと相まってたぎらざるを得ない名曲。
この2曲で特に刺激されたのか、ゲーム音楽好きとして俄然OSTが欲しくなったので、俺の中でC89は初日始発参加が決定しました。
インフルエンザとか胃腸炎とかにならない限りがんばる所存。

それにしても、「Messenger」っていう曲名が上手いなぁと、トゥルーまでクリアした今、しみじみ思います。
シュタゲゼロがあって、シュタゲのあの展開に繋がることを考えると、素晴らしいネーミングではないかと。

「音」繋がりで、声優さんたちの熱演についても。
シュタゲから続投の方はもちろんのこと、シュタゲゼロで初登場のキャラの中の方も、みなさん一様にすごい熱演でした。
でも、やっぱり一番の功労賞は、オカリン役の宮野真守さんかと。
あまりの熱演っぷりに、喉壊していないか少し不安すら感じるような、そんな演技でした。

それと、ダル。
シュタゲ(無印)より喜怒哀楽の多かったダルだけど、あのダルの声質のまま喜怒哀楽+αをちゃんと表現されているところが、さすがというか。
ついでに、ダルが本当に良いキャラだなぁ、とシュタゲゼロで再確認しました。

外伝小説読了済みだと先の展開が読めてしまうという点には、残念というより悔しい想いがしましたが、新規追加シナリオやトゥルーに至る流れはすごく楽しめました。
外伝小説を読んでいないシュタゲ好きの方にはオススメです。
外伝小説読了済みの方は・・・・・・割り切るしかないかも。

とりあえず、シュタゲゼロのアニメ化が既に決定しているとのことですが、これがアニメでどのように描かれるのか、今から楽しみです。

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